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3月11日が誕生日の人たち [震災]

のことを思った。

正直自分の誕生日が今後延々とこの311と抱き合わせになってしまう。

特に著名人は人目を気にしてなかなか賑やかにやるという、
それがしづらい状況が続くのではないだろうか。

この日が誕生日だという人は以下のリンク先に一覧がある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/3%E6%9C%8811%E6%97%A5#.E8.AA.95.E7.94.9F.E6.97.A5

特に横綱白鵬は今年30回目の誕生日だ。

じつは311のとき大相撲は八百長問題で春場所が中止という、
前代未聞のことが起きた。

だからこのときもやはり誕生日は盛大というわけにはいかなかっただろう。
おそらく25才時の2010年が何にも気兼ねすることなく祝えた、
今の所最後の誕生日になっているのかもしれない。

白鵬にしてみればそれ以来311となると、
まずは被災者のことという部分もあっただけに、
いつかはそういうこと抜きにして、
当日に盛大に祝ってあげてほしいところです。


他にもいろいろな人たちがいろいろな形で
311に自らの誕生日を迎える。

ぜひ3月11日やその前後が誕生日の人たちが、
心から笑顔でこれからも誕生日が迎えられるよう、
一日でも早く復興復旧、
そして精神的肉体的ケアを、
より迅速かつ丁寧に行っていってほしいものです。




余談ですが、
先ほど留守中に配達届の来ていた荷物を取りに郵便局へ行った。

空をみると夜中なのにとても明るくはっきりと空に浮かんでいる雲も見えた。

だが今から四年前の311の夜。

横浜からの帰路、
空がとても深く暗くみえた記憶がある。

ほんとうに横浜はもう震災の影も形も無い。

だけど東北の津波被害を受けた地域、
そして福島原発付近はいったい今どうだろう。

廃炉作業は汚染水漏れなどによりけっして順調とはいえない。

仮設住宅でまだ生活をされている方もたくさんいらっしやる。

鉄道網もだいぶ復旧してきているが未だ不通箇所が点在している。

自分たち横浜市民あたりにとっては過去の事になりつつあるが、
未だ被災地の多くは震災は現在進行形なのだ。

はたしてこの現実が歴史となってくれるのはいったいいつのことなのだろう。
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311から三年がたちました。 [震災]

そういうわけでちょっとこの機会にいろいろと歩いてみました。

まず三年前に横浜から戸塚まで歩いたコースをもう一度歩いてみました。

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横浜駅東口をスタート。あのときはもう午後四時半をすぎてました。

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この橋で津波が上流に逆流していくのをみました。

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ここで当日地震に遭遇した万里橋手前の交差点。
ここでポールと信号機につかまって揺れに踏ん張ってました。

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地震直後、その横のこの通りの中央まで人が出てあたりを見回してました。

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あの日初めて歩いたコースでしたが、こういう案内板はものすごく役に立ちました。

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停留所も然り。しかもバスのルートや次の停留所からだいたの位置関係もわかります。

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こういう歩道橋のそれもいい目安。携帯がダメなときは大きな武器です。

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保土ヶ谷駅がみえる。当日はもうこのあたりでかなり暗くなってきてました。
JRはもちろん全線運行休止。

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この影になってる保土ヶ谷駅近くの停留所。
当日はここに大行列、車がまったく動かないため、
停留所に来ていた満員のバスもドアをあけたまま動けず。

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そしてここも大渋滞。信号が死んでたので警察の方が交通整理をしていました。
またパトカーがダメなのでやたら白バイが多かったです。

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こういう大きな建造物もある程度位置の目安になります。

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旧東海道が途中から国道1号に合流。
旧東海道沿いにはこういう場所を明記してくれるものが多く助かりますが、
夜間は暗くてまったく見えず役に立たないのが難点です。

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余談ですが、こういう粋なマンホールや、宿場跡を示すものもあります。
いつか旧東海道を歩いてみたいと思います。
因みに下のそれは戸塚宿跡のそれ。戸塚到着、横浜から約二時間半ちょっとです。

今あらためて歩くといろいろヒントがあったとはいえ、
よく間違えずに歩いたというのが正直なところです。
しかも保土ヶ谷すぎに、ひとつ間違えるとぜんぜん違う方向に行く道もあるので、
当日はそういうことがよくなかったと、運にも感謝です。

そして今年の311当日。大船から鎌倉まで歩きました。

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円覚寺。

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建長寺に行く途中に、なんと仏像盗難の手配書。
ああ、もう最高に罰当りです。なんとか戻るとよいのですが…、
国外に出ちゃうとみつかっても却ってこないケースがあるし…ほんとに心配です。

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建長寺

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鶴岡八幡宮

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この日は311の追悼復興祈願祭が行われたようです。

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八坂大神

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巽神社

二つとも小さな神社ですが長谷寺に行く途中こちらにもお参りしてきました。

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長谷寺。
ここには巨大な長谷観音があります。私がいちばん強く心を動かされ仏像です。

お参りして展望台に出たら、
「本日は311のおきた2時46分から一分間の黙とうをお願いします」
というアナウンスが境内に流れる。

そして2時46分、長谷寺の鐘もその間に数度ならされました。
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自分も海の方を向き黙とう。
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風が急に強くなる。
そしてさっきまで鳴いていたとびも急に鳴き声をとめた。

それにしても黙とう時の一分というのは意外に長く感じる。
だが311当日の揺れの時間は一分どこではなかった。
たしか三分以上は揺れていたとどこかで見た記憶がある。
いかに長い時間激しい揺れにみまわれたかあらためて痛感させられた瞬間だった。


それにしても復興も原発の収束もまったく終わりがみえてこない状況だ。
この間に政権が変わったが、こちらの期待とは遠い状況のようだ。

いまだ仮設住宅で不自由な暮らしを余儀なくされている方々が大勢いる。
しかも先に光がなかなかみえてこないという状況のままだ。

311でこれだけひきずっている現状をみると、
東南海や首都直下等の地震が起きたとき、
日本そのものが復興など果たしてできるのかと正直心配です。

首都直下型地震の発生確率はM7クラスで30年以内に70%。
そして東南海地震の30年以内の確率も70%。
つまり日本には30年以内に少なくとも二つの超巨大地震が70%の確率で来る。

それを思うと、今日の各社寺における自分の祈りも、
来るべき巨大地震に対して、
なんとか最小限の被害で収束できますようにという、
そちらの方も強く願わずにはいられなかった。

はたして来年の311を日本はどういう形で迎えられているのでしょうか。
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あれから二年がたちました。 [震災]

あの日から今日で二年がたった。

被災地では遅々としてなかなか復旧がすすんでいない所も多々ある。
自民党政権になったからといっても、
やはり予想通りそうは簡単にはいっていないようだ。

自分は横浜にいるのでもうそういう感覚は無いが、
茨城から青森にいたる多くの被災地では、
とにかくまだまだ苦しい日々が続いている。

とくに原発&放射能がらみのそれは、
当初のそれよりもはるかに根深く深い傷をのこしている。
しかもその傷が現在進行形であるにもかかわらず
それらを年々過小評価し、
まるで無かったかのように考えたい電力会社の姿勢には、
正直非国民という言葉をぶつけたくなるほどの怒りも感じている。

ただだからといって原発即廃止かというと、
それもどうなのかなあという気も正直している。
このあたりの現実がほんとうになんとも悩ましい。

あと今だから言えるが
自分はちょっと気持ち的にいろいろなものを抱えたまま、
この311当日の朝を迎えていました。
じつはこのちょうど一ヶ月前に身内を自分は亡くしています。

看病等いろいろあったけど
肉体的なものよりも精神的なその疲れの反動がけっこうあった。
四十九日を二週間後にすることを決め、
さあこれから気持ち的にどうなるのかなあということを考えながら、
昼過ぎの川べりで休憩がてらパンを食べながら空をみあげ、
自分にとってのこれからをいろいろと考えていた。
そして気持ちを切り替え職場へ戻ろうとしたときあの瞬間が来た。

以下は
http://orch.blog.so-net.ne.jp/2011-03-12
に書いたとおり。

翌日葬儀屋さんに行き位牌の相談をしにいく。
そのとき葬儀屋さんが
「あそこにあった大きな仏壇が倒れて壊れてしまった」
といっていた。
かなり大きなものらしかっただけにこれにはビックリ。
家の被害があまりなかっただけに、
場所によっては被害の度合いが違うことをあらためて認識したものでした。

それから生活は一変した。
主食探しや輪番停電が生活に影を落とした。
四十九日も二ヶ月延期した。

そして身内の死がまるで前年の出来事のように感じられるほど
311からの時の流れはとんでもない勢いで自分に押し寄せ
そして押し流していった。

だが自分のこれらのことよりも、
はるかに厳しく悲しい現実に多くの被災者の方々がみまわれた。

自分はまだ最期のお別れができたし、
そのときにいたるまでにある程度の心の備えができていた。
だが311で親族を失われた方々はそうではない。
いきなりがすべてを前触れもなく断ち切ったのだ。
その衝撃と慟哭は想像を絶するものがある。

そしてそれら被災者の方々には
これらのことによるいまだ癒しきれぬ精神的なものと向かいあいながら、
むしろこれからの方がさらに厳しいといえるかもしれない、
重い現実との生活が未だに続いている。

この二年ははたしてどうだったのか。
そしてこれからはいったいどうなるのか。

より早い復興と精神的復旧をのぞみます。

黙祷。
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鎌倉駅~江の島、津波が来たらどうするか。 [震災]

数日前(2012年9月)、鎌倉に東南海連動地震が起きた場合、
10m以上の津波が来ると算定された。
その前にも14.5mの津波が来るという、
そういう想定もあった。

とにかく最悪15mの津波が二十数分で来るという、
そういう考えで今回海沿いの道を歩いてみた。

これも東日本大震災の教訓からきた行動だろう。

はたして逃げ切れるのか。
因みに第三管区海上保安本部海洋情報部の資料では、
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/bosai/tsunami/htm/tokai.htm
相模湾には地震発生後23分で津波が来ると書いてありました。
 
まず鎌倉駅から21号を南下、
そのまま海へまず出てみた。滑川交差点のあたりだ。
このあたりはだいたい海抜6m。

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因みに鎌倉駅から鶴岡八幡宮まではだいたい海抜10m。
この滑川交差点から鶴岡八幡宮までは20分くらいだ。
この八幡宮入り口あたりはたしかに海抜10mだが、
八幡宮の奥、さらには脇の道から建長寺へ向かうと、
ここで海抜高度はいきなり10m以上あがり、
場所によっては20mを超える高さになる。
高いビルがあまり無い街なので、
もし高そうなビルが無い場合は八幡宮より山沿いに逃げるというのが
ひとつの手になるかもしれない。
時間的には厳しいがこのあたりは各々の判断というところだろうか。

ただ元禄地震の時は八幡宮の二の鳥居まで津波が来たというので、
ここまでは少なくとも来るという覚悟が必要だ。

ここから海沿いに歩くとみるみるうちに高度下がっていく。
由比ヶ浜四丁目交差点付近では4.2mまで下がった。
このあたり高いビルも無いのでほんとうにたいへんだ。

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そして由比ヶ浜のバス停付近ではとうとう3.7mとなった。
もし液状化が起きたらさらに厳しい状況になるだろう。

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そしてとうとう坂ノ下交差点付近で3.1mとなった。

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このあたり、じつは相模湾のいちばん奥まった場所にあたっており、
津波が来たとき、その波高が地形的に高くなりそうな場所にあたっている。

このあたりだと長谷寺か鎌倉文学館あたりの山に逃げるしかないかもしれない。
坂ノ下交差点からだとそんなに距離が無いが問題はどれだけの人が集中するかだろう。
鎌倉大仏のところへ逃げるという手もある。

ここの大仏にはかつて東大寺のように大仏殿があっものの、
明応地震の大津波(1498)で被害を受けたという説があったが、
その後これは誤りではないかと言われているので、
これにとらわれる必要はないと思う。
※もっとも自分も最近までここの大仏殿はその津波でやられたと思ってました。

ただ海抜高度が約14m前後となんとも微妙な高さなのだ。
坂ノ下交差点から大仏まで約10分。
できればもう少し奥まで逃げたいところだろうが、
山かそばまで迫っているので土砂崩れ等も心配だ。

このあと鎌倉パークホテル付近の海浜公園あたりにくる。

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かなり海抜は低そうだが、このあたりはすぐ背後に山が迫っている。
幸い道路もあるので、ここはそこを伝ってなんとか山のてっぺんへ逃げるという、
そういう手が残されているようだ。
ただ夜だと充分な明かりがはたしてあのあたりにはあるのだろうか?
(すみませんここ避難路になってました。完全な見落としです。すみません。)

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海側には波避けのようなものもあるが津波には無力だろう。
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鎌倉海浜公園坂の下地区付近
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※津波緊急避難に指定されている鎌倉海浜公園はここではなく、由比ヶ浜地区や稲村ケ崎にある鎌倉海浜公園の方です。稲村ケ崎の津波避難場所

(ただし個人的には由比ヶ浜の海浜公園も正直大丈夫?という感じです。)


稲村ケ崎へ。
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このあと稲村ケ崎の手前で4.6m。

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この付近は山が崖状態なので登れない。

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※稲村ケ崎

ここまできたら稲村ケ崎の道路のいちばん高いところに逃げるか
もしくは公園の階段の上まで行くしか手がないかもしれない。

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因みにマップでは稲村ケ崎を通る134号の最頂点付近は
一応15m以上あることにはなっている。
ただこれは賭けだし津波が来たら完全に四方を囲まれるため逃げ場がない。

もっとも山側の方は細い道路があり高台方面に抜けられるので、
ここを通ることでなんとか回避できそうです。
ただあくまでもドライバーさんのみでの移動でないと駄目だと思います。

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これがその入口。

奥は道が狭く場所もそれほど広くないので車で乗り入れは不可です。

また海側の歩道にいる場合は車道を渡るので要注意です。

あと車の混雑時は歩道が狭いのでここの通りに集中するものと思われますので、
もう少し別の通路がほしいところですが…。

※稲村ケ崎はちょっと以前事実を誤認していました。すみません。訂正しました。

片道一車線でしょっちゅう渋滞の起きている場所だけに、
人的被害を最小限にするためにも一考を要してほしいところだ。

稲村ケ崎公園横の自販の横には避難場所の説明があります。
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おそらく以下のリンク先の図がこれに近いものかと。
これは見ておいた方がいいと思います。
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sougoubousai/documents/29-30hinannjyomap.pdf

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※稲村ケ崎公園を出たところから稲村ケ崎をみる。

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※左端に江の島をみる。

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このあとまた下がっていく。
稲村ケ崎バス停付近は5.5m。ただこのあたりはここがいちばん低いところかもしれない。

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このあたりになるといくらでも山に逃げられるので。
ここで地震に遭遇した場合はそういう意味では多少気が楽な部分がある

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七里ヶ浜駅付近の行合橋交差点付近で7.2m。
このあたりだと鎌倉プリンスホテル一帯がけっこう20m以上の高さにある。

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さらに鎌倉高校前駅付近では9.2m。

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ここまでくると多少足を伸ばせば安全な高さになる。
鎌倉高校などは完全に海抜高度からみて安全だし
駅背後の病院もおそらく問題ない場所にあると思われる、

このあと小動神社入り口付近が8.4m。

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※小動神社入口付近から鳥居をみる。

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※小動神社。

さきほどの8.4m付近から神社まであがると15~20mはありそうだし、
実際マップにも20m以上の数字が出されている。
この神社の境内の端にこじんまりとした展望台があるが、
そこから江の島をみるとほぼ真横からみているような感じとなるため、
確かに高さはそこそこあるようだ。

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このあたりではこの付近が高い場所になるのかもしれない。

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このあと腰越海岸停留所付近で6.0m。そしてその次が6.7mとなる。

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あとは江ノ島まで一直線。

たしかに海岸線沿いのため津波の直撃はほぼモロ被りという、
最悪の状況になる可能性が高いが、
平地ではなく場所によっては背後に山が迫っているため、
なんとか逃げられる場所は予想よりも多かった。

ただ場所によってはけっこう綱渡り的なところもある。
特に稲村ケ崎付近のそれはなんとかしてほしいところ。

地元の人は避難訓練等でいろいろと逃げ方をご存じかもしれませんが、
自分のように土地勘の無い余所者はやはりなかなか難しいところがあります。

海沿いの看板には地震が来たらすぐ避難と書かれてはいますが、
具体的なそれは明記されていませんでした。
まさに「津波てんでんこ」といったところでしょうか。

あと最後にひとつ気になったのが江ノ電のこと。
決して安全な高さを走っているわけではないので、
はたして地震発生直後はどうするのか?
津波到達までは一刻を争うのでこのあたりもちょっと心配です。

因みに江の島付近にいたら、もうこれは江の島の頂上にダッシュで向かうしかない。
頂上部はおそらく展望灯台付近。
あそこは海抜60m、奥津宮付近も40m以上はあるはずなので、
このあたりから無理に動く必要はかえって無いかもしれません。

ただここの頂上へ上がるメインストリートはひじょうに狭い。
全幅で一車線程度の幅しかない。
もし人が殺到したらパニックになるのは必至で、
下手したら圧死者や身動きがとれないまま津波で溺死する可能性すらある。
別口に児玉神社付近へあがれる階段もあるようだが、
こことて二か所から合流するような形となっているため、
やはり下手をすると同じことになる可能性がある。

いちおう途中にある岩本楼本館の手前あたりが海抜15mくらいとのこと。
最悪の場合は非常事態としてお願いし、
この館の最上階に行くという賭けもあることはある。
ただどうなるか…。

とにかく備えあれば憂いなし。
しょっちゅう行くところなので、
このあたりはいろいろとこれからも調べていきたいと思います。


※鎌倉市「防災防犯」
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/bousai/index.html

※藤沢市「防災防犯」
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bosai/index.html

因みに東日本大震災時のような巨大津波が来た場合、
江ノ島あたりに来たそれは引地川や境川沿いに遡上し、
江ノ電の鵠沼駅あたりまでは来てしまうと考えた方がいいと思うし、
まさかとは思うけど小田急線の本鵠沼駅あたりも安心とはいいきれない。

とにかくこれ以上内陸へは行かないという保証などどこにもありませんから。

そういう意味ではとにかく海抜高度20メートルを超える場所というのを、
自分自身しっかり把握しておくとよいと思う。

以下のサイトの地図は場所を指定し、
地図上を右クリックすると海抜高度が出るという便利もの。
http://www.mapion.co.jp/map/japan.html

そして少し上にリンクした、
鎌倉、藤沢各市の防災頁にはハザードマップがあるので、
ぜひそれも参照してほしいです。

尚、神奈川県全体の津波に関しては
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f360944/
を参考にすることをお勧めします。

特に慶長型地震と明応型地震の所は必見です。


最後にまとめですが、
海岸沿いで地震にあったら、
とにかく最寄りの内陸に向かっている道路をみつけ、
そこをひたすら高い所まで逃げるという、
それにつきてしまうようです。

ただできれば高台へ逃げられる道の場所を、
「ここからだとここの道が近いです。」とか、
各交叉点にここの道から高台へ行けますみたいな、
そういう案内板がもう少しほしいというのが正直なところだ。
しかもできれば非常灯のようなものがあればベスト。

地震が来て

「逃げるってどこへ行けばいいの」とかならず観光の人はなってしまう。

できれば外国人に道を教えるレベルくらい、
分かり易いものをもう少し導入してほしいです。

それとやはり道がどこも狭い。

これはもうしかたないことなので、
とにかく車で逃げるのは極力避けてほしいものですが、
身体の不自由な方をどうするかという問題もありこのあたりはなかなかです。

江ノ電の避難路閉鎖の件もあり、
まだまだいろいろと問題があるようです。

江ノ電のこと。
以下の後半にあります。
http://orch.blog.so-net.ne.jp/2015-04-21

あと上にもリンクした避難場所等の地図の一部です。
クリックすると大きめに別ウィンドウで開きますます。
ka1.jpg
ka2.jpg
こちらにもその原本のリンク先を記しておきます。
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sougoubousai/documents/29-30hinannjyomap.pdf

※多少加筆改訂しました。(2015 4/20)

津波来襲時の避難建物・避難空地(2016:3/6現在)
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※クリックし別画面に出たあとさらにクリックすると大きくなります。
※腰越消防出張所は改築中のため、津波来襲時の緊急避難建築物としての利用を休止しています。
※下記リンク先にこれを含む他の避難所等の鎌倉市の情報があります。
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sougoubousai/260821open-data2.html

藤沢市津波一時避難場所(片瀬&鵠沼地区)
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※クリックし別画面に出たあとさらにクリックすると大きくなります。
※下記リンク先に藤沢市他地区津波一時避難場所および他の避難施設も掲載。
http://bosaiinfo.city.fujisawa.kanagawa.jp/index.php?module=bosai_shisetsu&gid=10005


(2016 4/6 追加)

神奈川県鎌倉市は実際の街並みの映像に津波を合成したシミュレーション動画を作成、今月からホームページ(HP)上で公開している。鶴岡八幡宮の一の鳥居(国指定重要文化財)や鎌倉駅など見慣れた光景が津波にのみ込まれる迫力ある映像で、津波対策の重要性を訴えている。

 動画は14分間で、県が昨年発表した相模トラフ地震のデータなどを参考に作成した。地震発生から8分で、最大14.5メートルの津波が発生するとの想定で、由比ガ浜、鎌倉駅、七里ガ浜、腰越の市内4カ所の様子(各75秒)や津波のメカニズムなどが盛り込まれている。

 津波の動画は平塚市でも作成しているが、濁流となって市街地に流入する生々しい様子を取り込んだ動画は県内初という。市民から「観光地のイメージを損なう」などの苦情が出ることも考慮したが「命を守ることの方が大事」と公開を決めた。

 市総合防災課は「怖いと思われる方もいるかもしれないが、動画を見れば、『津波が来たら、まず逃げろ』という教訓がよく理解できるはず。動画を見て、防災意識を高めてほしい」と話している。DVD版も作製しており、学校や自治会に貸与し、防災教育に役立ててもらう。【因幡健悦】

http://mainichi.jp/articles/20160405/k00/00e/040/184000c

8分

確かに上での本文のそれは、
東南海の巨大地震のそれを念頭に入れたもので、
相模トラフのことは意識していなかった。


やはりこのあたりのことももっと意識しておく必要があり、そこの欠落に反省です。


しかし8分だとかなり選択肢が絞られてしまうし、
より海側にいた人や江ノ電に乗ってる人はどうなるんだろうという、
そういう部分の危惧がものすごくある。

これがもし起きたら、
正直自分は場所によっては覚悟しなければならないと思っている。


8分かあ…。

相模トラフで起きると厳しいなあ。

ただ津波避難ビルへの誘導標識とか、
すべての避難ビルに、
よりハッキリとした夜間自動点灯照明付きの目印とかつくってくれると、
そういう最悪のケースでもなんとかなるかもしれないし、
観光客、特に外国人観光客は格段に避難しやすくなるだろう。

このあたり鎌倉市や藤沢市もなんとかしてほしいところ。


あと鎌倉市の津波ハザードマップって、
どこで配布してるのだろう。

あったら一部正式なものを手元に持っておきたいです。


因みにネットでは以下のページにあります。

https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sougoubousai/2503tshunamihazardmap.html
※鎌倉市
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bosai/bosai/hazardmap/index.html
※藤沢市


続・鎌倉駅~江の島、津波が来たらどうするか。
http://orch.blog.so-net.ne.jp/2016-04-23


(2016 11/26 追加)


因みに揺れが1分続くとなるとそこでマイナス1分となってしまう。

東南海で22分、相模沖の地震だと7分で津波が来ることになる。

そうなると、
例えばそのとき由比ガ浜海水浴場付近にいて地震に遭遇した場合、

道がかなり人で混雑すると考えると、
22分だと鎌倉駅の少し先までしか行くことができないと思うが、
津波は間違いなくそのあたりまで来てしまうので、
下馬の交差点を右折してカドキホールに行くか、
その手前の警察署近くの鎌倉女学院か、
市役所近くの市立第一小学校に行くしかない。

ただし学校は夜間や土日祝日はどうなってるのかがわからないので、
場合によっては機能しないのではないかという心配も。

また7分の場合は一の鳥居あたりまでしか逃げられないので、
鎌倉消防署かザ・パークハウス鎌倉若宮大路あたりの避難ビルに、
なんとか逃げ込むしかない。

由比ヶ浜コーポは周囲の住人で満員になっている可能性がある。

それ以上に、
地元の人口等を考えると、
土日の昼あたりにもし地震が発生した場合、
はたしてこれらの人たちが無事避難できるだけのスペースが、
全体で確保されているかというのがじつはものすごく不安。

藤沢あたりはかなりのビルがあるので、
まだなんとかできるかもしれないが、
鎌倉はビルの数が場所によって、
その絶対数が少ないのではないかと、
じつは自分は危惧している。

正直鎌倉全体が、
タイタニック号状態なのではないかと、
ほんとこのあたりは心配なのだ。

(2019 5/1 追加)

というわけで最後に、
神奈川県の「津波浸水想定図」から、
鎌倉~江ノ島のそれをここに添付したい。

鎌倉
鎌倉江ノ島津波2.jpg

江ノ島
鎌倉江ノ島津波.jpg

説明
鎌倉江ノ島津波3.jpg

参考
鎌倉江ノ島津波4.jpg

http://www.pref.kanagawa.jp/docs/jy2/cnt/f532320/p892444.html
より。


30年以内の発生確率、最大6%に上昇 相模トラフ地震
(神奈川新聞 | 2019年2月27日(水) 10:43)
https://www.kanaloco.jp/entry-150667.html
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首都圏に東日本大震災級襲来! 埼玉水没、千葉県が孤島に! [震災]

関東全域に水没の危険性
今年1月、4年以内に70%の確率で首都圏に直下型地震がやってくる、との予想を東京大学の地震研究所が発表した。地震による水没被害をシミュレートできるサイト「Flood Map」では、津波で海面が上昇すると、埼玉県などでも多数の街が水没する様子が確認できる。
水没の原因は利根川と荒川
同サイトでは、利用者が設定した津波の水位ごとに、水没地域がマップ上に示される。たとえば水位設定を5mにすると、江戸川区や葛飾区などの大半が水没するほか、内陸部の越谷市、春日部市などでも一部地域が水没する。

茨城県では、取手市、柏市など、海からかなり遠い地域でも水没がみられる。大きな川沿いには、海抜の低い地域が多いためだ。東京や埼玉は荒川、茨城県は利根川により、浸水地域が思いもよらぬ内陸まで広がる。

30mでは関東圏全滅、非難も困難
さらに水位を30mにまで上げると、関東平野のほぼ全域が水没し、北端は栃木県にまでおよぶ。千葉県は孤島と化し、鉄道や車での避難も不可能になる。

関東地方からの脱出ルートは限定される。東名高速道路、東海道新幹線などは相模川沿いに低地が広がる神奈川県の平塚付近で断絶されてしまう。

唯一、中央道は生き残りそうだが、車が集中すれば、渋滞で身動きがとれなくなることも予想される。逆に、救援物資の運び込みも困難になると考えられるため、自衛のため、食料や水の備蓄が求められる。

http://www.tax-hoken.com/news_9NJdzYIfG.html


うーん、ちょっとたいへんだなあとと思ってすぐに「Flood Map」にアクセス。

http://flood.firetree.net/

で、ためしにいろいろとやってみると、おいおいこれはヤバい!だった。

だがそのうちちょっと変なことに気付いた。

それは311での計測された津波の高さ
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4363b.html

これを重ねてみると、

「こんなにあのとき浸水したかなあ?」

というものがあった。

そのため銚子に実際きたという約4mのそれをインプットしたら

zzz001.jpg

こんなことおきてないよ…!

である。これがおきたらまさに史上まれにみる大水害だ。
でも実際はおきてない。

変だと思ってよく見るとFlood Mapsの但し書きに

>地球温暖化の結果、自分の住んでいる場所があと何メートル海面上昇すると水没するのかが分かります。

津波じゃなくて温暖化による海面上昇か!

たしかに海面上昇したら干満にも影響されるし、
高波等で当然こうなってもおかしくないような気がする。

だが津波はたしかに一時的には海面全体が隆起し
津波大地が押し寄せてくるということが311の多くの資料で確認できるが、
一年365日恒久的にそこに留まってるものではないし、
海全体の海水量増大による慢性的な海面上昇とはあまりにも違う。

実際東京湾には311時1.5メートルの津波が観測されている。
これをあてはめとみると当日こんなことあったかなあ?となってしまう。
特に1mで江東区や江戸川区をみるとさらに?だ。

このため正直今はこの記事に自分は少々懐疑的になっている。
間違ってるとは言わないけどどうなのだろう…と。

ただし

温暖化における海面上昇はじっさい起きている。
その場合はここでのデータはかなりはっきりと反映される可能性がある。
来るべき地震も確かに恐ろしいが
長期にわたりじわじわと蝕む温暖化の海面上昇は同様にかなり恐ろしいものがある。

そういう意味では原発はもちろん、
地球温暖化にも影響のある火力にも頼らない発電所の建設も急務だろう。
大地震にも温暖化にも耐えうる発電所を早急になんとかしてほしいものです。

それにしても「Flood Maps」て津波に使用してもOKなのだろうか。
なんかよくわからないなあ…。

だけど

備えあれば憂いなし!地震のときは火事と津波は常に念頭におき、
どこへ避難するかを考えましょう。
あとこの「Flood Maps」。
各場所の海抜高度もある程度反映しているので、
自分のいるところの「高さ」の現状掌握には有効ですのでぜひ利用しましょう。

しかし火事は高い所に火の手が来るし
津波は低い所に押し寄せてくるし…

どうしたらいいんでしょう。ほんとに。
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震災から半年 [震災]

震災から半年がたった。

この間にいろいろと見えないものも見えてきた。

復興は想像以上にすすんでいない。
それだけ巨大な被害だったということもあるが、
民主党政府のごたごたと
それにのっかって復興をとめている野党のエゴが
少なからず被災地を苦しめている。

ほんとうにありえないことだが
じっさい起きているのだから情けない。

そしてもうひとつ、
原発関係のことだ。

とにかくあまりにも情報が少ない、
しかもいろいろなところで今まで知らなかったおかしな出来事が、
嘘か本当かわからないが次々とあらわれている。

そして政府もマスコミも
これらに対して黙殺や無視をきめこんでいる。

本来ならそういうものを精査し、
風評なのかそうでないのかを選別し、
そして国民に知らしめる機関がなぜか機能していない。

これでは無理だ。
京都五山や福岡の福島商品購入拒否メールも、
送った人に対して情けないととてもこれでは言えない。

この原発が完全に安定状態となり、
そしてまわりの除染が完璧にできたとしても、
おそらくこの種のことは延々と続くだろう。

今回の風評は
政府と野党とマスコミが一体となって育てたようなもの。
しかもその根底にはすべてが明確化されていないということがある。
ほんとうにこれは根が深い。
しかも正直に言うと
自分もこれに一時ふりまわされたきらいがある、
この件については率直にお詫びをします。

よくよく考えたら信じた情報の出所が
いちばん信じられないところだったということになんで気づかなかったのか、
ほんとうに今考えると情けないものがあります。

ところで自分はかつて3月中になんとかならなければちょっとマズイと、
原発のそれをいったことがある。
実際はもう半月どころか半年たってもまだ収束していない。
しかも避難のそれもかなり拙劣で、
被害や被爆を拡大させるという酷いことも起きた。

これらのことが震災そのものの復興を
いろいろな意味で阻害していることは疑う余地がない。
本来なら他のことに使えるエネルギーの多くが
いまだに原発関係に注がれていることからみてもそれは明確だ。

とにかくここまでの半年はかなり無駄で
しかも危険な半年間だったといえる。
そしてそこには放射能差別という事態も生み、
人と人との間に小さくない亀裂を生んだ。

この震災で日本がひとつになった部分と
ひとつになれなかった部分が明確にでてしまったといえる。

はたしてこれからどうなっていくのだろう。
何が信じられ何が信じてはいけないのか、
かえってこの半年ですべてが混沌としてしまったような気がする。

しかしほんとうにあっという間の半年だ。
被災地にはこの半年はどう感じられたのだろう。
その方がより心配です。

次の半年がこれまでの半年のように、
無駄とエゴと風評と隠蔽に苛まれた半年にならないことを強く願います。
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とめないでください!自民党の皆様。 [震災]

 鉢呂吉雄経済産業相は10日夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎で野田首相と会談し、東京電力福島第一原子力発電所の周辺自治体を視察後の8日夜、着ていた防災服の袖を取材記者にこすりつけるしぐさをし、「ほら、放射能」と発言した問題などの責任を取って辞表を提出し、受理された。

(2011年9月10日20時39分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110910-OYT1T00622.htm?from=top


あたりまえでしょうね。
もう常識というものがこの人ないんでしょうか?
自分が風評撒き散らしているようで、ほんと不愉快でした。
(ただし「死の町」発言はちょっとこれとは内容も意味も違うと思っていますし、鉢呂さんのそのときの気持ちもわからないではないです。)

ですがその後ニュースで
自民党が首相の任命責任を追及するとかどうとか…。

あのね、
自民党は国会とめてどうしようというんでしょうか。
そんなに東北を復興させたくないてすか。

まさか民主党の手柄にしたくないという姑息な考えとかではないですよね。

これ以上自分たちの政権奪取に震災を利用してほしくないですよ。

野田首相と内閣にあれだけの支持率が出たのは、
別に期待がどうとかというわけではないんです。

自民党がことあるごとに
国会とめて復興を遅くする手助けばかりしているから
その反発がそこにも出ているんです。

自民党もいいかげんに任命責任にこだわらずに、

「自分たちが本気になったら民主より全然いいんです」

ということをもっと率先して行うべきで、
今回のそれも

「本来なら任命責任を問うところですがそんな時間はありません、
とにかく復興に全力を尽くしてください。我々も全力で協力します。」

と言ったら、どれだけ株があがることか。

それこそ次の総選挙のいい導火線にすらなるはずです。

そんなことすら考えない、
文字通りの野党に成り下がってしまった今の自民党。

少しはかつての与党のそれをみせてくれよ。と本気で思ってます。

とにかくもうこれ以上国会をとめることなく、復興を進めてください。

あと三ヶ月もしないうちに東北は雪の季節になります。

それわかってます?

民主党がとめる原因をつくってるのはわかりますが
でもそれにのっかってとめる自民党も同罪なんですよ。
被災者からみると。

ほんとうに冗談じゃありません。

とにかくとめないでください。
迷惑するのは民主党じゃなく被災者だということをわかってください。

お願いします。


(9/13追加)

本日の国会中継の首相の所信表明をみた。
正直に言って野党のヤジのタイミングに大疑問。
なんで首相の被災地での思いにヤジがとぶのだろう。

聞いていてちょっと解せなかった。
ようするに何も考えていない、
いつものヤジと同じパターンのそれなのだろうけど、
この姿勢が任命責任追及における野党の姿勢そのものを、
如実にあらわしているように感じられてしかたなかった。

どこまで被災者を蔑ろにすれば気がすむのだろう。
実行力があまりにも欠如の与党と最低の気構えの野党。

これでは来年の311までにどこまで復興するのか、
ほんとうに暗澹たるものがある。

今からでもいいから、
なんとかこのあたりを是正してほしいです。
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311翌日の「テガミバチ」放送とそれに関しての雑感。 [震災]

いつのまにかなのか、
まだこれだけなのかは、
ちょっと難しいところだけれど、
震災からとにかく二ヶ月がたった。

ここではほとんどのことを書いたが
ひとつだけ忘れていたことがあった。

それはあるイベントで聞いた話ですが、
テレビが震災一色になっていた3/12の夜。

テレビ東京がいつものごとく、
最初に通常放送にもどしたのだ。
夜の11時55分というからもうすぐ3/13のこと。

この局はかつて湾岸戦争のとき
「ムーミン」を放送して視聴率20%をとったという伝説をもつ局ですし、
ついには
「第三次世界大戦がはじまってもテレ東だけは絶対ゴルフ中継をやっている」
とまでいわれたのだから当然といえば当然だ。

そしていつものごとく抗議が殺到したという。

だがここで思った。「何故?」だ。

これがNHKが同じ時間に「鶴瓶の家族に乾杯」など放送したら、
それは回線がパンクするくらい抗議が殺到するだろうけど、
相手はテレビ東京だ。

しかも全国ネットがあるわけでもないし、
また民法各局が各々震災報道の内容を各種分担していたのならわかる。

だけどのあの大災害時、
震災のニュースでNHKなどそっちのけで、
まずテレビ東京をみようと考えていた人が
ほんとうにどれだけいたかとなると正直?だ。
また日本でテレ東しかうつらないという、
そんな地域も自分はちょっと記憶にない。

他のすべての局が放送しているのだから、
ということなのかもしれないけれど
こういう連帯責任的なものを
あの時点でテレビ東京にもとめるのは
はたしていかがなもかという気がした。

たしかにみんなで心配し
みんなでなんとかしようとする姿勢は大事だし、
ひとりでも助かってほしいという気持ちをもつのは大切だ。

だけどそれとこれとははたして同じかということもある。

どこかのそれが「みるテレビが無い人はレンタルに」
というふざけた広告とは正直違う気がする。

自分はこのとき徹夜で震災ニュースがあるのだろうと思い、
ほんとうに日本中がたいへんだという気持ちと、
なんか押しつぶされそうな気持ちを少し感じ始めていた。

そこであの「テガミバチ」を偶然みた。
このときほんとうに不謹慎かもしれないけれど
かなりホッとした気持ちになった。

前日夜四時間かけて帰宅してから、
かなり神経が鋭くなっていただけに、
この光景にちょっと日常のそれを感じたものでした。

たしかに不謹慎かもしれないし、
この非常時になんだというのも正論だろう。

ただなかにはテレビ東京のように
いちはやく日常にもどり
被害のない地域まで必要以上に緊迫させることのないようにするのも、
その後の復興等のことを思うとこれもまたありなのではないかと、
このあたりちょっと考えさせられるものがありました。

あのとき少なくとも地上波だけでも
NHKと大手民放四社の計五社が全国規模で中継していた。

もしこのとき
全体はNHK
津波関係は日本テレビ
避難状況はTBS
原発関係はフジテレビ
交通状況はテレビ朝日
東北以外での震災被害をテレ東

もしくは全体はNHK
岩手県は日本テレビ
宮城県はTBS
福島県はフジテレビ
茨城、千葉、はテレビ朝日
それ以外の地域をテレ東

みたいな分担をしていれば
情報をとる側もうまくすみわけができただろう。

だけどそうではなく、
似たようなニュースが各局入り乱れ放送していたわけだ、
このあたりは今後よくつめた方がいいだろう。

それができないのなら似たような情報がゴチャゴチャと放送されるよりも、
一局くらいは30時間以上経過したら
通常放送にもどるという局があっても、
それはそれで自分はいいと正直思う。

次の話はあまりしたくないが、
次に似たことが広域でおこり、
またゴチャゴチャとしていたら、
テレ東はやはり今回と同じことをすべきなのかもしれない。

今回の放送はたしかにクレームの嵐だったかもしれないが、
いろいろなことを考えさせることでもあった。

このことをただのテレ東の問題とするか、
それとも次のそれに備えて何か体制をととのえるかは
各局の姿勢次第だろう。

ただ少し前のあの酷い
ただ政府にクレームをつけるだけで、
被災者のために何をすべきを放棄したような放送を、
平然として放送している局があることを思うと、
正直そんなことはまず無いだろう。

また災害時に何十時間たっても
見る側どころか被災者もほったらかしにしたような、
そんなグチャグチャな放送がまた繰り返されることだろう。

人災をつくるマスコミと後々罵られないことを祈ります。
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貞観地震の後に起きた仁和地震のこと [震災]

貞観地震についてはすでにこのサイトでもいろいろと書いた。

けっきょくこちらが半ば不意打ち的にやられてしまった。
そんな大震災だった。

だけど宮城県沖地震がすでに叫ばれていたこともあり、
いくつかの準備や心構えができていたこともあるだろう、
また地震が明治三陸や昭和三陸のように
視界がきかなかった夜間でなかったこともあって、
たしかに途方も無い大災害とはなってしまったが、
それでも最悪の上をいく最悪にはならなかったと思う。

だけど何か事前にわかっていれば
もう少しなんとかなっていたのでは?という後悔がある。

そこでじつはすでに知られていることかもしれないし、
書き方を間違えるとたんなる混乱やパニックを助長するかもしれないので
あまり言いたくなかったのですが
ひとつだけ書いておきたいことがある。

それは西暦 887 年 8 月 22 日(仁和三年七月三十日)に
東南海中心でおきた連動型地震といわれている仁和地震とのこと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%81%E5%92%8C%E5%9C%B0%E9%9C%87

これはかなり巨大な地震であり、
大阪湾付近を大津波が襲い、
ほぼ当時の日本全域で大被害がおきたといわれる
貞観地震にも匹敵する大地震と大津波を起こしたといわれるもの。
貞観地震の18年後に起きたものだ。
一説にはM9クラスのものだったとか。

しかもこれもまた貞観地震同様
ほぼ約千年から千二百年周期でおきているらしい。
これは御前崎の異常隆起がほぼそれくらいの周期でおきており、
前回のそれがほぼその仁和地震の頃ではないかといわれている。

ひじょうに貞観地震とシチュエーションが似ている地震であり、
しかも貞観が仙台平野の千年ごとの大津波
仁和が御前崎の隆起が千年から千二百年ごとという
その部分まで酷似しているということだ。

ひょっとすると昨日の菅首相の浜岡原発の停止命令は、
東南海連動型地震というよりも
この仁和地震の再来を恐れてのそれだったのではないかとさえ
そう思われてしまったほどだった。

間隔からすると
早ければほんとうにこの二十年以内
遅くとも今世紀中に起きてもおかしくない。

あの東日本大震災規模のことが再度
今度は駿河湾から四国沖にかけておきることを考えると
正直冷静でいろという方が無理だろう。

だが自分達は東日本大震災でいろいろなことを経験した。
亡くなられた方や被災した方々のことを思うと、
ここで同じことを繰り返すのは絶対にあってはならないことだ。

ひとつ前に津波云々のページを書いたのは、
じつはこれのことがあったからだ。

正直次の地震までは千年どころかその1/50くらいしかないかもしれない。
だけど何かできることはあるだろうし、
心構えや準備があれば災禍は最低限に食い止められることは可能だと、
自分は確信するものです。

備えあれば憂いなし

まさにこれにつきると思います。

ただ意外と周りがこういうことがあったのに
津波が来たらどうするかということに鈍感なところがある。
横浜だって地震がおきたら、どう見積もっても20~30分で大津波が到達するだろう。
しかもそこから約数時間はそれの繰り返しとなる。
鎌倉や湘南なら三浦半島を回り込まない分もっと早いだろう。

焦ってはいけないが悠長なのはもっとまずい。
ある程度は自分で津波や火災が来たとき、
どこにいたらどうするかという大まかなシュミレーションはたててた方がいいと思う。

幸いにして東海域は
以前から日本でいちばん地殻変動を察知するためのシステムがかなり充実しており、
不意打ちの可能性は多少低い。
だけどそれでも地震が食い止められる装置ではない。
防波堤や防潮堤も完全無欠ではないこともわかった。

そうとなれば自分のやることは自ずと絞られてくるだろう。
時と場合によっては車から足に切り替える勇気も必要な時がくるだろう。
それらのことをとにかくいろいろと自分なりに皆考えてほしいところです。

いろいろな教訓が東日本の震災ででてきている。
それはYou Tubeの映像からもみてとれるものがある。
とにかくいろいろと、特に気持ちを備えてほしい。

貞観地震と仁和地震のそれぞれの再来。

違いはすでに起きた地震とこれから起きる地震との違い。

同じ大地震がきても
それが人的な意味での震災となるか大震災となるかは
まさに自分たちひとりひとりのそれにかかっているのです。

そういう意味での「がんばろう」なら自分は声を大にして言いたいです。


※関連ページ
「貞観地震とこれからのこと。」
http://orch.blog.so-net.ne.jp/2011-03-26
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津波のときはどこに逃げれば… [震災]

…という心配が震災以来たしかにある。

二十mという大津波といはいうが
市街地で波が抜けていく状況ならば
しっかりとしたビルであればビルの5階以上に行けばすむはずだ。

因みに津波が襲来した多賀城では
イオン多賀城の四階駐車場にいた方々は助かっていたが、
こういうところは一階部が通常より高くなっているので
やはり五階以上と考えた方が確実だろう。


最近朝日新聞で四階建てビルの屋上で身体が津波につかったという話がのっていた。これだと余裕をもって七階以上に避難しなければ駄目なのかもしれません。自分の考えがこれでもまだ甘かったようです。申し訳ありませんでした。

だがそういうところがない場合はどうしたらいいだろう。
その場合は海抜三十から四十メートル以上のところに
全力で駆け上がり逃げるしかないだろう。
(ただし三方が山に囲まれている場合は、
やはり最低四十メートル以上のところには逃げたい。)

だけどどこがそうなのかなかなかわからない。
そういう人が絶対多い。

そこで便利なのが

http://www.mapion.co.jp/m/35.6726252777778_139.760347222222_2/

という地図サイト。

ここで該当する場所を選択し右クリックをすると、
なんとその場所の海抜高度が表示されるという優れもの。

例えばこれで日本武道館のところを右クリックすれば
海抜21メートルという具合に表示されるのだ。

MAP.png

これで自宅、学校、勤め先、もしくは近辺の海抜高度等を、
事前に調べておくと万が一のことに備えられるというものだろう。

身近な逃げ場をある程度知っておくのもひとつの手というものだ。

ただし内陸部の場合は
火災となると火は高いところに行くという性質があるので、
逆にそういうところを避けなければならない状況もあるので、
一概にこれを安全マップとはいえないものがある。

だがとにもかくにも海沿いの方には
ある程度は力となってくれるサイトだと思う。

ぜひ事前に一度使用することをお薦めします。

震災関係は一度終了にしようと思ったけど大事なことなので急遽掲載です。
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