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なぜか今頃「結界師」の話 [アニメ(2006放送開始)]

じつはこのアニメ
本放送では一度もみていない。
(ファンや関係社の方すみません。)

最近ケーブルテレビで一挙再放送をしていたので
それでようやく見た次第。

で、感想としては
本放送時初っぱなから視聴率で苦労していたらしいけど
それがなんとなくうなづける作品ということがわかったということ。

別につまらない作品というわけではないし
出来も決して悪い作品ではない。むしろいい部類に入るというべきかも。

だけどいかんせん作品として少々地味。
原作にかなりオリジナルを含ませたというけど
それがどれだけ功を奏したのか
原作を読んでない自分にはわからない。

だけどそれにしてもむつかしい。
戦闘シーンが夜というだけが地味というわけではないし
服装が古風だからとか
四角い結界ばかりでは攻撃の軸が単調とか
そういうわけではない。

どうも一番の原因は
烏森でのディフェンシブな戦いというのが
地味にみえている原因なのかもしれない。

しかも黒芒楼相手の戦いとなってからは
攻めてきてる相手が決まっているにもかかわらず
それでもディフェンシブな戦いを強いられているのが
みている方にも状況が以前と変わらない
一種の単調さを感じる要因となり
それが地味という印象の原因のひとつとなっている
そんな気がみてて仕方なかった。

そのせいか舞台が黒芒楼に移ってからは
昼のような舞台設定もあいまって
俄然話しに勢いがではじめた。

だけど今度は黒芒楼の広さが生きてこない。
良守達の黒芒楼内での移動手段が限られているせいか
烏森での局地戦の拡大版みたいなかんじになってしまっている。

で、ふつうならここで不満タラタラになりそうなのですが
そこのところを敵味方多くのキャラクターが救っている。
というより黒芒楼では戦いより
各キャラの掘り下げが途中からかなりみられ
それが話にかなりの厚みを与えているため
このあたりから最後にかけては
かなり密度の濃い話になっていた。

しかも最後の三話あたりは
それまで感じられていた単調さみたいなものが
逆に話しから無駄を削いで
大きな見せ場を何度もつくることを手伝っていたのですから
このあたり何がうまくいくのかほんとわからない。

特に最終回は各人を上手く描きながら綺麗にまとめており
いろいろ紆余曲折あった全52話の最後を飾るにふさわしい
いい作品となっていました。

ただそれだけになんか上で述べたことも含めて
もったいない作品という気がしました。

まあエンディングをはじめ
雪村時音をよりブレイクさせようという努力もみられるので
いろいろと手をうってはいたようなのですが…。

とにかくいい作品ではあったのですが
あの時間帯としてはやや地味であり
そしてついてない作品という気がしました。

ただもし最初から深夜の時間帯でこの作品が放送されていたら
そのみている時の時間帯が与える感覚の差というものから
意外に化けていたかもという気もじつはしています。

声優もけっこういいメンバーを揃えていたので
あまり実現性は無いと思いますが
もし続編があったら今度は最初から深夜の時間帯でやってほしいと思った次第です。

そしたら自分も今度は最初から本放送につきあうつもりです。
といいますか
やりようによってはこれからがより面白くできそうな感じがするのですか。


最後に雪村時音役をやっていた斉藤梨絵さん。
最近アニメはご無沙汰のようですが
声がときおりちょっと小山茉美さんを思わせるなど
なかなか得難い雰囲気のある声優さんなので、
今後もまたアニメにもちょくちょく出て欲しいところです。

以上で〆です。

http://www.ytv.co.jp/kekkaishi/
(アニメ公式サイト)

結.jpg
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混沌のルルーシュ [アニメ(2006放送開始)]

http://www.geass.jp/
(公式サイト)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AE%E3%82%A2%E3%82%B9_%E5%8F%8D%E9%80%86%E3%81%AE%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5
(ウィキペディア(Wikipedia))

コードギアス…、じつに混沌とした作品となってきた。

相関図をみても
http://www.geass.jp/correlative.html
ずいぶんややこしいし
第一皇子は今のところ影が薄いようだが一応いることはいる。
だがそうなると第一皇女ってどうなってる?というかんじで
これで第一皇女がじつは影のなんたらで
しかもそれがCCの「中のもうひとり」の正体だった!なんてことになったらもうわからない。

それにコードギアスの「ギアス」はともかく
「コード」が何を指すのか自分には謎となっている。

「はてなダイアリー」でみると
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A1%BC%A5%C9
①主に室内用のゴム被覆式の電線
②符号、暗号
③倫理規定、準則、法典
④楽器の弦
⑤和音
ということになっているようだが
なんか①と④以外はどれも被ってきそうで正直わからない。

しかも一部で互いの正体はわれるは
遺跡があらわれるは
記憶失って転がり込んでしまった人もいれば
じつは幼いときの力関係というか相性みたいなものがいまだに存在している二人とか
両方とも主人公が親族を手にかけてしまっているということや
じつはそれがどちらも取り返しというか引き返しがきかない自分にしてしまったりとか
とにかく設定というかいろいろな意味でかなり混沌としてきている。

おそらく最後はかなりしんどい展開になるだろうし
ひょっとするとほとんどのキャラが不幸な幕切れを迎える可能性すらあるので
正直ちょっと今後観るのが欝な部分がある。
(自分はあんまり最後悲惨で救いの無い、屍累々という類の作品は好きではない。)

このかんじでいくと第二次大戦で最後まで生き残った空母「エンタープライズ」みたいに、
何度なく危ない目にあいながらもその度にしっかり帰還しまくっている、
不死身のユフィこと、ユーフェミア第三皇女殿下くらいしか生き残らないかもしれない。

※ただこういうこと書くと案外あっさりレッドカードくって退場しちゃうんですよね
 しかも「#22 血染めのユフィ」「#23 せめて哀しみとともに」…
 というタイトルをみるとついに退場かな?

とにかく最初の頃の
ギアスを使用すればなんとかなるし
もし花粉症でルルが苦しんでもCCが助けてくれるだろうという
そういうお気楽なノリはまったくなくなってしまった。

話が進むたびに混沌とした
そしてちょっと息苦しさもきもち増えてきたような気がするコードギアス。
はたして混沌の先にあるのは光か闇か
それともたんなる最終回か。

スカッと終わってほしい気がするけど…無理でしょうね。

それにしても
ひょっとして今一番気持ち的に混沌としてるのは
主人公のルルーシュその人かもしれません。
だとしたらさらにこの先しんどい展開という気がするのですが…。

ところで余談ですが上の不死身のユフィとガンダムSEEDのラクスが似ているという
そういう意見をネットでみかけましたが、
たしかになるほどね、という感じがしたものでした。

もっともラクスにくらべるとユフィの方が
「おまえ、そんなことやってたらいつか死ぬぞ。」
という突っ込みがバカスカか入る分だけ天然かなという気がします。

深く考えて一番自分にとって有利に動く最善を考えているのがラクスなら、
深く考えずに自分が今できることが常に最善と考えているのがユフィといった感じでしょうか。

ただどっちも違った意味でおっかいないですけどね。みていると…。

(以下、3/10に追記)
 
 それにしてもユーフェミア皇女殿下の一撃。
 あそこで「私を好きになりなさい!」って…。ビアトリスでも身につけたんでしょうか。
 あれは真珠湾攻撃の真っ只中でクルージングをやるようなもの。
 正直ルルのギアスよりタチ悪いです。以上で〆。

(以下、3/24に追記)

それにしても想像以上のしんどい展開。
「#24 崩落 の ステージ」「#25 ゼ ロ」
で一応第一部終了。後はCDドラマ編を通して秋以降どういう形で出てくるか。
あと数人ご退場される方がいるようなのでなんともあれなのですが
ユーフェミアがあれというのは意外ではあっても想定ギリギリ内だったというところでしょうか。

ただこれだと収集のつかない
下手をすると今のイラク情勢と同じになりかねないものがあり、
登場人物のほとんどがなんらかの形で死なないと
決着というか筋が通らない可能性がでてきた。
いったいどういう形で終着点を迎えるのだろうか?

厳しい結末が最後に待っていそうな作品となりそうです。


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少年陰陽師徒然草 [アニメ(2006放送開始)]

少年陰陽師というアニメ。
YCTVに入っているため
週に2~3回このアニメをみているが
これがけっこう面白い。

おそらく実在の人物と架空の人物との組み合わせが
うまくかみあっているからだろう。

実在の人物としては主人公の安倍昌浩の祖父である
大陰陽師の安倍晴明がまずいる。
それから昌浩の父である安倍吉昌
そして兄である安倍成親も実在している。
(下の兄の昌親は架空の人物。)

また彰子姫もそのモデルとなった藤原彰子(ふじわらの しょうし)がいるし
当然父の道長も実在の藤原北家の最盛期を築いた人物。

また貴船の高淤の神(たかおのかみ)は
貴船神社の高龗神(たかおかみのかみ)のことだが
これについては
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%A4%E5%8A%A0%E7%BE%8E%E7%A5%9E
上のウィキペディア(Wikipedia)の「淤加美神の項目」をみるとなかなか面白いので
一読をお薦めします。

さて実在の藤原彰子は988年の生まれで999年に11歳で入内しているので
現在TVで放送中のそれはほぼその頃が舞台といっていいと思います。
そうなると爺様の晴明は当時78歳になるのですが
当時としてはかなりの超高齢だったことになります。
今でいう90歳以上の感覚ではないかという気がしますので
これにはけっこう驚きました、

ところで当時のことを「歴史データベース」というサイトをみるとなかなか面白い。
http://macao.softvision.co.jp/dbpwww/index.html

前年には藤原道長が重い病に倒れていますが
このためかこの年の8月に
かつて太宰府に流した菅原道真の霊を封じるという理由で
道真に左大臣と正一位を贈り名誉を回復したり
綱紀振粛令が発令されたりしています。
道長が晴明に全幅の信頼を置いてることを考えていると
このあたりはなかなか面白いものがあります。
(尚、舞台が京都なので描かれていないがじつはこの年の春に富士山が噴火しています。)
※[最初この項目で999年に「北野天満宮を建立したり…」と書きましたが、これは間違いで社殿が造営されたのが947年、「北野天満宮天神」と称されたのが987年でした。お詫びして訂正いたします。申し訳ありませんでした。]

そういえばこの時代
彰子の十歳ほど年上に紫式部がいたのですが
彼女は後に彰子の家庭教師をしている。
原作は読んでないが、紫式部が後に昌浩にかかわってきたりするのでしょうか?

とにかくいろいろ史実と重ね合わせてみると面白いものがあります。
因みに十二神将ですが
ここででてくるのは仏教のそれではなく、
陰陽道における十二天将とのこと。

細かくはGoogleの
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&c2coff=1&q=%E5%8D%81%E4%BA%8C%E5%A4%A9%E5%B0%86&lr=
でお調べください。
アニメにみるそれとまるでイメージとかぶらない天将から
じつは意外にもイメージに近い?天将までじつにいろいろです。

最後に上でも少しふれた貴船神社。
この作品の登場さらにはアニメ化以降、訪ねられる方が増えているとか。
これもちょっとした「少年陰陽師効果」なのでしょう。

※貴船神社の公式サイト
http://www.kibune.or.jp/jinja/


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2006年のアニメ小雑感 [アニメ(2006放送開始)]

今頃ですがちょっと昨年のことを簡単に回顧したいと思う。

自分は夜間のU局中心でみていたのですが
とにかく昨年は盛りだくさんだった。

「涼宮ハルヒの憂鬱」
最大の盛り上がり作品だったことは好き嫌いにかかわらず誰もが認める作品だったと思う。
長門有希や朝比奈みくるといった準主人公だけでなく
けっこうイイ味をいろいろなキャラが出し捲くってた。
そういえば昨年はそういう作品に良作が多かった。

「ブラックラグーン」と「ストロベリーパニック」もそのいい例だった。

前者はラグーンチームの四人だけでなく、暴力教会、ホテル・モスクワ、三合会
さらには、シェンホワ、双子、そしてロベルタと個性的キャラ総動員といったかんじで
正直各々が主役はってもおかしくないキャラがじつに多かった。
劇場版やOVAの希望が多いのもそのためだろう。
多少原作と違ってエピソードを入れ替えていたようだが
ロベルタ登場のタイミングなどはそれがうまくいったいい例だった。
それにしても「双子」のラストはこたえたなあ…。

後者もまたじつに個性的なキャラが多く
その後秋からはじまった「おとぼく」以上にじつに存在感のあるキャラが多く
しかも途中から「笑いがとれる」イイ人になったキャラまであらわれた。
これまたかなり秀逸な作品だった。
しかしあそこで「地球温暖化」はないだろう。

「無敵看板娘」はそれほど人数は抱えていなかったが
少数精鋭ともいえる強力なキャラ揃いの作品だった。
特に第一話でヒロインがいきなり吐いたのもすごかったが
最終回では準ヒロインと並んで二人続けて吐くという、輪をかけて強烈なものだった。
キャラ全部がお約束をこなしながら、その組み合わせが随所に新鮮さを感じさせるという
ちょっとユニークな作品だった。続編も悪くないかも。小清水さんが光った作品だった。

「ひぐらし」は一言でいえば「痛えー!」シーン連続の作品だった。
じつに面白く惹きこまれる作品だったが
これをみたあと、なにかもうひとつ別の作品をみないとちょっと眠れない
そんな感触が常に残る作品だった。雪野五月さんの演技が強烈かつ凄絶だった。

「吉永さん」は正直もう1クールみたい作品だった。
「ゼロの魔法使い」も同じ。これからというとこでの終了はやはり残念。

「おとぼく」はラストのオチがよかった。
「はぴねす」同様あまり深く考えない方がいい作品かもしれない。

U局ではないけど
「桜蘭」は出だしが最高すぎたのか、その後ちょっと展開が単調に感じられたのが残念。
現在も放送中の
「ゴーストハント」「武装錬金」「コードギアス」
そしてU局の「少年陰陽師」「パンプキン」はどれもいい感じで推移しているけど
「ギアス」だけその放送時間の不安定さが時々見逃しをしてしまう原因になっているので
ちとなんとかしてほしい。

「BBB」「TOKKO」は最後決着つけなさすぎ
「BBB」はようやく全員が実力をみせはじめたら終わりですか!というかんじであまりにも残念。
まるで「遠すぎる橋」のアニメ版みたいに感じたものだった。
「TOKKO」はそれ以前の問題で最終回などはみてて絵的にもかなり辛かった。

「銀色のオリンシス」もなにか釈然としない終わり方だった。
まああれでいいといわれればそれまでなのかもしれませんが…。

「ザ・サード~蒼い瞳の少女~」は予定調和的な終わり方でほぼ満足でした。
そして
「ARIA The NATURAL」
もう言うことはない作品でしょう。できれば今度は親子みんなが揃ってみれる時間帯で
ぜひ再放送してほしい。こういう良作は何度でも放送してほしいものです。

といった具合でしょうか。
他にもみてましたが感想があまり無い作品とか
申し訳ないが途中で切ってしまった作品などもあり
全部感想を…というわけにはいきませんでした。

さて2007年。噂では4月からかなりの作品が本格的にはじまるため
1月からはまだそれほどの量はありませんが、今年もまたたのしみなことは変りありません。
まずは「のだめ」のお手並み拝見といったところでしょうか。


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師走にみたアニメ [アニメ(2006放送開始)]

でけっこういい話にでっくわした。

「ブラックラグーン」の最終回は
ひとつ前の回の絵がかなり厳しい状態なので心配したが
多少持ち直していたのに一安心。
ただそれ以上に最後救いがたい余韻が残る日本編で
うまく原作の偽札編の冒頭シーンを挿入したのは見事だった。
おかげで自分は六巻を買うことになってしまったのだが
とにかくじつにクールにまとめたいい幕切れだった。
あとは劇場版をぜひお願いしたいところです。
内容は「メイド復讐編」でしょうか。

「おとぼく」の最終回は
ひとつ前の回がかなり暗い雰囲気だったが
結果はじつに明るく爽やかな作り方で好感がもてた。
ある意味「めでたしめでたしよかったよかった」的幕切れだったのですが
続編は作りません、みたいな潔さがまたじつに印象的で
しかも終わってみればノーサイド…にならなかったのがまた笑える作品でもありました。
個人的には二期をやってもよかった気がした作品でした。

「少年陰陽師」の12話 「鏡の檻をつき破れ」は最終回ではないものの
まるで劇場作品のような迫力と見せ場てんこ盛りで
TV用アニメであることを忘れるような気がしたほどでしたし
これで最終回といわれても不思議でないくらいの大盛り上がり大会でした。
それにしてもこれだけ盛り上げてしまうと
この次のシリーズをさらにどう〆ていくのか興味が尽きないものがあります。

「パンプキンシザーズ」の13話「粗野にして美味」
ここではオーランド伍長は青い灯を灯すこともなくちょっと一休み。
そのかわり双子と水銀燈が合体したようなキャラ
ローデリアの姫セッティエームが登場し
なかなか多彩な内容で観るものを惹き付けてくれました。
殺伐さとほのぼのさが薄くスライスされて幾重にも重ねられたようなこの話
けっこう凹む内容だったのにそうならなかったのは
ちょっとローマの休日をそこにふりかけたからでしようか。
青野武さんの演技は絶品でした。

「くじあん」最終回は、最後これかよ…!というオチでしたが
なんかこれはこれでOKというかんじで笑えました。
作り手がたのしんでつくっていた作品という感じがして
この最終回のラストはとても好感がもてました。

という具合でした。
さて2007年はどんな話しに出会えますことやらです。


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終わりよければ… [アニメ(2006放送開始)]

すべてよしというけれど
最終回が最近続いているアニメの中には

  うーん…

というかんじの終わり方の作品がある。

聴視者に結果を委ねているのか
続編を予想させるつくりなのかはしらないが
なんか不思議な終わり方の作品をときどきみかけます。

話数が少ないからなのか
それとも打ち切られたのか

とにかくもう一話あればなんとかなった
という作品や
なんでこんな終わりなの?
という作品までじつにいろいろ。
観ていた人がおいてけぼりにならないかと
正直ちょっと心配なものがあります。

まあいろいろ状況はあると思いますが
DVDの売れ行きもあることですし
なんか最後をもう少しうまく〆てほしいという
そういうふうに思われるのだけは一考を要してほしいものです。

ビシッと決めろ!

とまではいいませんが
忘れがたい余韻や印象を残すつくりくらいには
せめてしてほしいものです。

ほんと、終わりよければ…です。


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ゴーストハント雑感 [アニメ(2006放送開始)]

http://www.ghosthunt.jp/
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/ghosthunt/

関東地区ではかの「デスノート」ともろかぶりの時間帯の作品。
そのためかなりたいへんかもしれないけど
個人的にはなかなかこの作品気に入っている。

いちおう全員が特技をもっているが
みなどれも決定打とはなりきれないものがある。

力があるのかないのかわからない僧侶
おなじくつかみどころのない
ガンダムWでみたことがあるようなキャラのエクソシスト
力はあるが解決力が未知数の有名霊媒
活躍しているところを未だみていない巫女
隙が少なくおいしいところだけしっかりもっていくが
金田一耕介のように事態が悪化しきらないと解決できない所長
その無口な助手
勘は人一倍鋭いが、それ以上のものは主人公というものしかないアシ

といったところがよってたかって事件を解決していくという
そういうオカルトアニメなのだが
なにせ大勢がひとつの事件を真綿で首を絞めていくように追い詰めていくので、
なかなかゴールにたどりつけない。
だけど話はそこそこ面白くみせているし
横からいろいろな興味深い展開もでてくるので
飽きることがない。

また先ほどの登場人物も
じつに個性的で魅力のあるキャラ揃い。

今のアニメというと
ブラックラグーンのレヴィやロベルタにしても、おとぼくの瑞穂にしても
非日常的キャラクターが活躍し人気を得ているが
ここでは
非日常的な環境、そして肩書きは非日常的ではあるものの
キャラクター的には極めて日常的なキャラが多い。
特に巫女の松崎綾子などはあまりにも日常的すぎて、
僧侶の滝川法生との相手役みたいなかんじにしかなっていない。

でもなぜかそれでも存在感はあるし
口は悪いが憎めない。
しかもいないとちと寂しいものもあるという具合に
ちゃんと作品にうまく存在感を出している。

この作品の面白いところは
これだけ登場人物が多いのに
全員がちゃんとこの松崎女史同様存在感があり
しかも作品にちゃんとその居場所を確保し
しっかりとしたパーツとして活躍しているということ。

つまりひとりひとりがあまり強烈ではないものの
しっかりと作品の中で機能しているという
アンサンブル型の作品としてできあがっているところに
自分はある意味の愉しさをそこに感じているのかもしれません。

しかもホラーもののくせに陰惨&陰湿という感じが全然ない
むしろあっけらかんとしているキャラの方が圧倒的に多い。
笑えるというか、のどかな雰囲気すら時によっては感じてしまうほどで
これほどカラッとしたホラーものも珍しい気がします。

ただ考えてみると
これらのキャラクターのうち誰か一人や二人だけチョイスして
それだけで話をつくると案外定番のホラー作品、
つまり陰湿&陰惨な作品になってもおかしくないのかもしれません。

ですがなぜか全員揃ってしまうとそれらがどこかで中和されて
このような感じになってしまうのかもしれません。
そうなるとこの作品は
かのピーター・フォークやピーター・セラーズが登場した
あの「名探偵登場」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E6%8E%A2%E5%81%B5%E7%99%BB%E5%A0%B4
(ウィキペディア(Wikipedia)参照↑)
のホラーアニメ版なのかもしれません。

そういえばあの映画も
どこか賑やかで愉しい映画でありました。

このアニメ、自分にとってかなりのお楽しみ作品となっています。

(スタッフ)
原作…小野不由美 漫画…いなだ詩穂(KCなかよし・講談社漫画文庫刊)
監督…真野 玲
シリーズ構成…上代 務
脚本…上代務・國澤真理子・中瀬理香・吉田玲子
キャラクターデザイン・総作画監督…岩瀧 智
プロップデザイン…川上 哲也
美術監督…笠井美枝
色彩設定…安藤智美
撮影監督…黒澤 豊
編集…関 一彦
音響監督…蝦名恭範
音響制作…デルファイサウンド
音楽…増田俊郎
美術…スタジオ・イースター
アニメーション制作…J.C.STAFF
製作…テレビ東京・マーベラスエンターテイメント・エイベックス・エンタテインメント

(キャスト)
渋谷一也…泰勇気
谷山麻衣…名塚佳織
リン…成田 剣
滝川法生…浜田賢二
ジョン・ブラウン…岡本信彦
原真砂子…釘宮理恵
松崎綾子…鈴木真仁

※しかし下のお二方。その名前をみるまで全然気がつきませんでした。
チャチャとルイーズを勝手に想起してしまっているからでしょうね。


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Swan Song at Dawn+追加 [アニメ(2006放送開始)]

「BLACK LAGOON The Second Barrage」の
#15 Swan Song at Dawnをみた。

#14 Bloodsport Fairytaleでのドンパチ状態と違い
後半異常なまでに静かな
それだけになんともやりきれない結末となっていた。

考えてみれば殺し捲くったという意味ではレヴィやロベルタも同じだし
むしろ同情すべき点がこの双子にはよりあったかもしれないことを思うと
なんでこんなあどけない子供がああいうことになってしまうのかと
理不尽な感じが最初強く感じたものですが
この双子の場合は
レヴィやロベルタと違い
もう救いようのないほどの治癒不可の傷と病をかかえ
しかもそこから抜け出る術を放棄してしまい
自分達だけの世界の中に生き、
そしてそれを推し進めることでしか自分達が生きている証がなくなってしまった
そしてその拠り所が殺人であり
もはや救いようがない結末に向かって一直線というレールにのってしまっていたというところに
決定的な違いが存在しており
最後ああいう形の結末を迎えてしまったことに
今では納得とはいかないまでも
ある種の「これもしかたがない」という気持ちになっています。

ただその「しかたなさ」と同時に強く無情も感じてしまったことも偽らざる事実です。
(あとロベルタにみるある種のせつなさがこの双子にはなく
あっけらかんというか無垢の状態に今の性格と価値観がのっかっているのがまた辛い。)

しかもそんな子供を
よりによって不意打ち的に後ろから撃ち殺した老人は
理由は引退の最後の幕引きとはいうものの
断れば自分がまた殺されるかもしれないという理由がそこにはあり
そんな人が
殺すためだけに生き、殺すことによりこれからも生き続けようとするものを
自らが生きつづける為に自らが手を下してしまい
これまた自分の仕事「人生」を殺し、長年のプライドを捨て去ったことに
さらに辛いものをそこに感じてしまったものでした。

この#15 Swan Song at Dawn
バラライカが噴水の前で朝を迎えてからEDに至るまで
銃声はたしか三回しか鳴っていないと思います。
しかもそれらはすべて双子ではなく
この二人を遠方もしくは後ろから撃つというものだったことも
「静か」で「冷たい」雰囲気をより感じさせるものになっていたような気がしたものでしたし、
それだけにバラライカの「跪け!」がひときわ厳しく響き
はしけでの一発の銃声が鮮烈かつ冷たい響きに感じたものでした。

美しい朝の風景と美しい空の下

なんともいえない悲しさともっていきようのない憤りすら空しく感じさせる
そんな幕切れとEDでした。
ロックやベニーの会話もこれまた心が痛い
とにかくこれは久しぶりに強烈に印象に残った作品でした。
(因みに原作はまだ読んでいませんが
機会があってもしばらくは読むことはないとおもいます。)

(10/21追加)

あとひとつ気づいたことに
今回双子のひとりがロックの優しさとレヴィの感情の爆発という
両極端なしかも極めてストレートな行動に連続して遭遇した瞬間
一瞬はじめて素の部分をみせたのがとても印象に残ったものでした。
あれがでたということは将来もしかすると
その感覚や性格がどうころんだわからないという感じも一瞬しましたが、
遅すぎるんでしょうね…あの段階では。

それにメアリー・ベル事件を思い起こしたとき
やはりこれもまた人が良すぎる解釈なのかなとおもったものでした。
「三つ子の魂百まで」なんでしょうか。

あと今までいってきたことと矛盾するようでたいへん申し訳ないですが
キャラクターとしてはこの双子、ロベルタ同様かなり秀逸だったと思います。
これだけ底辺溝泥が舞台なら一端退場だけでもよかったのかもしれません。

尚、この話に限ってEDが特別仕様となっていましたが
ここで流れていた曲は、Minako "mooki" Obataさんの
「The world of midnight」という曲のようです。
Obataさんの公式サイトは以下のところにありますが
http://www.mooki.jp/html/home.html
それによるとここしばらくアルバムを出されていないようですし
既発のビクターからのアルバムにも同曲が収録されていないところをみますと
新しい曲なのかもしれません。
ただ11月以降Obataさんのライヴが予定されていますので
そこでひょっとするとこの曲が聴けるかもしれません。

(訂正)
すぐ上で
「新しい曲なのかもしれません。」
などと言っていますが
先の公式サイトに
「BLACK LAGOON ORIGINAL SOUND TRACK」
(GNCAー1102 定価3,000円)
に収録とちゃんと書いてありました。
新曲ではありますが大事なところを見落としてました。申し訳ありません。

それにしてもサントラ買ってないのバレバレですね。


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アニメ新番組いろいろ [アニメ(2006放送開始)]

「BLACK BLOOD BROTHERS」
http://character.biglobe.ne.jp/BBB/

「夜明け前より瑠璃色な」
http://www.tbs.co.jp/yoakena/

「金色のコルダ」
http://www.gamecity.ne.jp/neoromance/tv/corda/

「パンプキン・シザーズ」
http://rikujyo3ka.com/

「らぶドル ~Lovely Idol~」
http://avexmovie.jp/lineup/lovedol/

「マージナルプリンス ~月桂樹の王子達~」
http://www.mpri-a.jp/

「コードギアス」
http://www.geass.jp/

「乙女はお姉さまに恋してる」
http://www.starchild.co.jp/special/otome/

「BLACK LAGOON The Second Barrage」
http://www.blacklagoon.jp/

「DEATH NOTE」
http://www.ntv.co.jp/deathnote/

「ゴーストハント」
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/ghosthunt/

「ヤマトナデシコ七変化♥ 」
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/yamanade/

「少年陰陽師」
http://seimeinomago.net/web/

「武装錬金」
http://www.busourenkin.com/

「護くんに女神の祝福を! 」
http://www.mediaworks.co.jp/contents/mamoru/

「銀色のオリンシス」
http://www.toei-anim.co.jp/tv/olynssis/

「史上最強の弟子ケンイチ」
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/kenichi/

「くじびき♥アンバランス」
http://www.kujian.info/

「はぴねす!」
http://www.happiness-anime.com/

「地獄少女 二籠」
http://www.jigokushoujo.com/

と全22作。主に深夜帯の作品の第一話もしくは第二話をみたのですが
(※「BLACK BLOOD BROTHERS」を除く)
もう内容を完全に忘れてしまった作品もあるものの
全体的にはかなり面白い作品が揃ったという気がします。

今回はあまりにも多彩なので
より多くのファン層をとりこめるのではと思う反面
どれがメインになるのかがわからない部分もあり
群雄割拠というかんじになっているように感じました。

個人的には待望の「BLACK LAGOON The Second Barrage」。
いきなり頭に釘という「ひぐらし」なみに強烈な出だしがとにかく印象大
テンションの高さも「ロベルタ編」なみのものがあり好調を持続しているのがうれしいです。

「護くんに女神の祝福を!」「乙女はお姉さまに恋してる」は
つきなみの設定をちょっとひねったところがなんか妙に笑える作品としてたのしみですが
「乙姫~」はEDがとにかく気に入りました。

「少年陰陽師 」「金色のコルダ」は女性向き作品としてはなかなかで
特に「金色のコルダ」の演奏シーンはうまく描いているのでちょっと感心。

話題の「コードギアス」「武装錬金」「DEATH NOTE」はまずまずの滑り出し
ただなにが悲しくて「DEATH NOTE」の裏が「ゴーストハント」なのかと
秋にわざわざ同時間帯(関東)でホラー対決することはないだろうに…とちょっと残念。
「ゴーストハント」も二話にしっかり軌道にのせつつあるのでこれもいい感じの作品となっています。

現在手堅く活躍されている生天目さんの「夜明け前より瑠璃色な」が
コミカルな味があってちょっと微笑ましかった。
生天目さんの役はストロベリーの静馬と看板娘の美輝の中間のような役で
静馬と美輝がはじめてひとりの人がやっていると納得?できた作品。

「パンプキン・シザーズ」がものすごくいい滑り出しをみせたのが
個人的に文句無く◎といったところでしょうか。
個性的な面々が早くも一人立ちしはじめていますしEDのノリのよさもこれまた◎。

今のところは以上ですが
まだまだ出だしということで
このあと化けるものあり失速するものありと
いろいろとありそうです。

今秋はとにかく作品が多くて話題には事欠かないです。
それにしても流れが早い。
「SEED DESTINY」をみてるとなんか懐かしさを感じてしまうほどです。
正直ちょっとこれには驚いています。


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最終回いろいろ [アニメ(2006放送開始)]

最終回については以前
http://blog.so-net.ne.jp/ORCH/2006-06-25
にその雑感を書きましたが
ここ数日また各作品の最終回が続いていますので
今回はそこでみた三作品から。

まず「無敵看板娘」

これはとにかくゲロに始まりゲロに終わるという
ひじょうに一環したまとまり?のある作品だった。
最初はどうなるのかとその行き過ぎたハイテンションにとまどったものの
すぐにその小気味よいテンポ
そして可憐な極悪キャラであり最強のメイドの一人でもある
神無月めぐみ
http://blog.so-net.ne.jp/ORCH/2006-09-06-1
も含めた多彩なメンバーによる最高にいいチームワークでとても愉しめるものになっていきました。
最終回はまさにその総決算。
登場人物ほぼ全員がみないい味だし捲くりで
しかもバランスよく自己主張したため
じつに後味爽やかな仕上がりとなっていました。
ヒロインもサブヒロインも最終回でゲロ吐き捲くったにもかかわらず…。

続いて「ゼロの使い魔」

ひとつの前の話でずいぶん盛り上がったものの
「このままじゃあと一話で終わるのか?」
というかんじだったのですが
かなり最後駆け足で詰め込みギリギリセーフといったかんじで
なんとか終わりにこぎつけていました。
「看板娘」が吐き捲くりなら
「使い魔」は巻き捲くりといったところでしょうか。
こちらもキャラ総登場となったものの
いちばんおいしいところをギーシュがもっていかれたのはちょっと意外でした。
こちらは積み残した部分はあるものの後味はまあまあで
「看板娘」同様第二期に期待をつなげるような終わり方だったと思います。

最後に「ARIA The NATURAL」

これは予想通りじつに綺麗にまとまった
しかも綺麗というか透明な余韻をもったもので
惜しむらくは放送日があと三ヶ月遅かったら言うこと無しといったところでしょうか。

キャラクターだけでなく
話の舞台となったところも最後に次々と美しく雪化粧された姿ででてきたりと
じつに細やかなところにまで気持ちを添えた出来で
どこにも肩の力の入っていない
だけど神経の細やかさは一瞬たりとも力を抜いていない
ある意味一生大事にしておきたいような余韻をもった
ほんとうに終わるのが惜しいと感じさせる最終回でした。

さて今回最終回を迎えている各作品はこの春から夏にかけてはじまった作品ということで
その後最終回がいろいろと続き
不憫なキャラがでた作品や
押し殺したような恐怖で終わった作品などいろいろありました。
まあこのあたりは賛否いろいろと分かれる部分があると思います。

ところで最近のU局は1~2クールで終わらせるものが多く
視聴率やDVDの売り上げやレンタルの成績
さらにはヒットさせてできれば第二期の制作につなげられれば、というためにも
今まで以上に最終回に力を入れた作品がかなり増えているようです。
(中には衛星系で放送された例外的に野垂れ死にした作品もありましたが…)
だからそれだけに印象の強いものがいろいろとあるのでしょう。

最終回というのはいつみても一抹の寂しさがどうしてもあります。
が、こればかりはいたしかたないもの。
その余韻をたのしみながら
終了後三ヶ月で早くも再会を果たすアニメもありますので
秋からはじまるアニメをこれからはたのしんでいきたいと思います。


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