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史上最強のブルーグラスアルバム [音楽]

と、いうことをかつて聞いたアルバムがある。

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FOGGY MOUNTAIN BANJO
1. Ground Speed
2. Home Sweet Home
3. Sally Ann
4. Little Darlin' Pal of Mine
5. Reuben
6. Cripple Creek
7. Lonesome Road Blues
8. John Henry
9. Fireball Mail
10. Sally Goodin'
11. Bugle Call Rag
12. Cumberland Gap

Lester Flatt & Earl Scruggs And The Foggy Mountain Boys

というもの。


12曲入りだが、
収録時間は25分という、
初発売当時はA面B面各6曲というかんじだったようで、
ほとんどLP初期の収録時間の相場そのものというくらいだが、
CDとしては驚異的に短い。


たが内容は凄い。


1960年夏に録音され、
1961年初めに発売されたこのアルバムは、
発売当初からものすごい話題になったアルバムらしく、
あるサイトでは、

「今もって史上もっとも重要で影響力のあるアルバム」

と称されているだけのことはある。



このアルバムはすべてインストのため歌は無い。

この為インストのみのブルーグラス好きの人は、
ほぼ間違いなく所持しているほどの名盤だとか。


12曲すべてほぼ2分前後だが、
その濃密なノリと弾きはじんじょうではないものだった。


アール・ストラッグルのバンジョー
レスター・フラットのギター
ポール・ウォーレンのフィドル
ジョッシュ・グレイヴスのドブロ

等々

どれも超一級品で、
ソロもアンサンブルも隙が無い。


また驚いたのは演奏されている曲。

「Home Sweet Home」

のようなスタンダードも面白いけど、

「Bugle Call Rag」

というジャズの名曲を演奏していたのは最初驚いた。


映画「ベニー・グッドマン物語」でも演奏されたこの曲を、
ここまで違和感なく、
しかもグッドマンとはまた違った意味で聴かせる演奏に仕上げ、
この曲をグッドマンで刷り込みが出来ている自分にも満足させたのには、
もうさすがというしかない。


自分は最近このアルバムを延々とリビートをかけて聴いてるが、
何回繰り返してもぜんぜん飽きない、
それどころか繰り返し聴いても常に新鮮に響いててくる。

このアルバムが録音されてから半世紀以上。


現在に至るまでその不滅の輝きをもち、
多くの若いミュージシャンに影響を与えたといわれるこのアルバム。


たった25分だけど、
この充実感はそんな時間をはるかに超越している。


もし聴く機会があったらぜひ聴いていただきたい。


因みに
https://www.youtube.com/watch?v=B4sqishGuYw
上記リンク先でこのアルバムの6曲目を聴くことができる。


尚録音の詳細は以下の通り。


◎録音日付と各日演奏曲目

※11 August 1960 [17:00-20:00]

SHUCKIN' THE CORN
HOME SWEET HOME
FIREBALL MAIL
CRIPPLE CREEK
REUBEN
JOHN HENRY
CUMBERLAND GAP
LONESOME ROAD BLUES


※9 September 1960 [14:00-16:00]

SALLY GOODIN
LITTLE DARLIN' PAL OF MINE
SALLY ANN
BUGGLE CALL RAG


◎録音場所
Bradley Film & Recording Studio, 804 16th Ave. South, Nashville

◎メンバー
Lester Flatt [gt]
Earl Scruggs [banjo]
Buck Graves [dobro]
Paul Warren [fiddle]
English P. “Cousin Jake” Tullock [bass]
Buddy Harman [drums]

Producer: Don Law

因みに、
レスター・フラット(June 19, 1914 – May 11, 1979)

アール・スクラッグス(January 6, 1924 – March 28, 2012)
は、
ブルーグラスの歴史的巨人ですが、
ブルーグラスをあまり知らない方には?かもしれません。

ただ多くの代表曲のうち以下の二つは、
そういう方々にもけっこう知られているかも。

https://www.youtube.com/watch?v=aNuqKB6H3Iw
※Foggy Mountain Breakdown

https://www.youtube.com/watch?v=0_XAPku7SgE
※The Beverly Hillbillies


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オスカー・ピーターソンとグレン・グールド [音楽]

以前ここでも紹介させてもらった、

「小澤征爾さんと音楽について話をする」

という村上春樹さんの本の中に、
グレン・グールドとカラヤンが共演した協奏曲を聴きながらの項で、
以下のような発言を小澤さんが発言された。

「グールドの音楽って、結局のとこ自由な音楽なんですよ。それともうひとつ彼はカナダ人というか、北アメリカに住む非ヨーロッパ人だから、そういうところの違いは大きいかもしれないですね。(後略)」


この文章を読んだとき、
自分はグールドではなくもうひとりのカナダ人ピアニストを、
ふと浮かんできたものでした。

それがオスカー・ピーターソンだった。

グレン・グールド
glenngouldolder.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89

オスカー・ピーターソン
oscar-peterson-at-the-north-sea-jazz-festival-1981-wim-vanzon.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3

年齢はピーターソンの方が七つ年上だが、
ともに1950年頃から頭角をあらわわしてきたことや、
ともに1980年代初めまで同じレーベル、もしくは同じプロデューサーとともに、
録音活動をし続けていたこと。

そしてともにたいへん軽やかな技巧をもっていたことや、
興にのると素晴らしいほどの冴えわたるソロを聴かせたこと、
そしてとぢらも少なからぬ人たちからはあまり面白くおもわれていなかったことなど、
じつにいろいろな共通点がある。

ピーターソンの場合出発はクラシックだったという。
それが途中からジャズに転向し、
二十代初めの頃から名プロデューサー、ノーマン・グランツとともに、
録音や演奏活動を行い、
1953年に早くもその関係で来日を果たしており、
以降彼の名前は多くの日本のジャズファンに知れ渡ることとなった。

グールドの名前が日本に知られたのはその3年後。
あのデビュー盤「ゴルトベルク変奏曲」の発売からだろう。

残念ながらグールドは来日することはなかったが、
その録音のほとんどは日本でも潤沢に発売提供され、
これまた日本のクラシックファンの多くに知れ渡ることとなった。

そしてグールドは脳卒中で50歳で亡くなり、
ピーターソンは一命はとりとめたものの、
脳梗塞で60代の終わりからその後遺症に苦しめられるという、
ともに脳の大病を患うという偶然も重なっている。


だがこの二人の最大のそれは先にもあげたが
そのワン・アンド・オンリーともいえるスタイルが、
いろいろと好き嫌いをはっきりと聴き手につきつけることとなった。

グールドの場合はその驚くほど即興的かつ斬新、
そして一部からはジャズ的ともいわれるその革新的な弾き方やスタイルが、
そのようにとられることとなった。

あのような弾き方はバッハではないとか、
速い所はとことん早く遅い所はとことん遅いというそのやりかたも、
過剰な表情付や演奏効果重視に他ならないというかんじで。


これに対してピーターソンはグールドのように革新的ではなく、
むしろスタイルとしてはオーソドックスだし、
ナット・キング・コールやアート・テイタムのそれに影響を受けているといわれている。

だがピーターソンのそれはそれら前者よりもあまりにも弩迫力だし、
音量もテクニックも強烈なほどのそれをもっている。

そしてそのことが音楽よりもテクニックのみを披露するだけで、
味わいに欠け中身に乏しいという批判を受ける要因ともなった。

クラシックでいえば一時のショルティ指揮シカゴ響のようと言えば、
なんとなくクラシックのお好きな方には想像がつくのではなかろうか。


ようするに二人ともその圧倒的な演奏スタイルが、
中身に乏しいとか音楽の本質から離れているような、
そんな言われ方をされていたことがあったのだ。


たがもちろんそんなことはない、

先ほどの小澤さんの言葉を借りれば二人とも
「自由」な音楽家であり、
その才能ともてる実力をフル稼働した結果があれなのだ。

ただそれが当時としては少々型破り的な部分があったということなのだ。


そんな二人の演奏だが、
じつは聴いていてふと思ったことがあった。

グールドの弾くバッハをジャズ的といった発言。

そこで言われたジャズ的というのは、
ひょっとしてピーターソンのようなソロを念頭にしていたのではないか、
ということだ。


50年代というとパウエル、シルヴァー、ハインズ、モンク、ガーランド等々、
じつに絢爛とした巨匠や名手がジャズピアノにはそろっていた。

自分はそれら全員の全ての録音を聴いたわけではないが、
グールドのさきの1955年録音の「ゴルトベルク変奏曲」における、
そのひとつひとつの音を明確に、
そして歯切れよく清潔に小気味よく紡いでいくそれを聴くと、
もちろんタッチとかペダリングがどうのとか、
そういう専門的なところは分からないけど、
なんかピーターソンのソロがどこか重なってくるときがある。

はたしてこう感じるのは自分だけなのだろうか。

まあこのあたりはこれからもいろいろと聴くことになるであろう二人だけに、
また違う感想がでてきてしまうかもしれませんが、
そのときはまたそのときということで。


それにしてもこの両者。

まったく面識も繋がりも無かったのだろうか。

活動していた時期がほとんど重なっていることや、
(ピーターソンの方が活動時期が長いので、グールドのそれがすっぽり包み込まれているというかんじではありますが。)
同郷のピアニスト同士ということなど、
いろいろと繋がりそうな部分があることはあるのですが…。


ジャズのようにバッハを弾くといわれたグールドと、
クラシックから出発したジャズのピーターソン。

ともにお互いのジャンルでは事の大小はあれ、
異色と思われていた二人のピアニスト。


すでに二人とも故人になっているのであれなのですが、
お互いどう思っていたのか、
じつに興味深いものがあります。

そういえばグールドはジャズに、
そしてピーターソンはクラシックに、
各々名前が売れてからはあまりそちらの方には手を出していない。

このあたりお互いを意識しその領域に近づかないようにという、
そんな気持ちが互いに働いていたのだろうか。

それともお互いの類まれな創造性が、
そういうジャンルなど通り越したところに存在してしまったため、
そのような必要がなかったからなのだろうか。


と、いろいろと考えたこんなところで終了です。

こういうことは音楽の専門家に語ってもらうときっと面白い話がでてくると思います。

以上で唐突に〆。
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NGT48 と Negicco、新潟もたいへんだ。 [音楽]

AKB 新潟を選択した理由「AKBの文化を広めたい」

 AKB48グループの国内5つ目となる姉妹グループが新潟市を本拠とするNGT48に決まった。札幌や沖縄など次の劇場候補地が複数取り沙汰される中、なぜ新潟が選ばれたか。

 関係者によると、本州の日本海側に劇場が無かったことが1点。無数の候補地から、古くから繁栄してきた大都市であり、日本海側の本州最大の都市として新潟に決まった。

 ディベロッパーから「AKBの文化を広めたい」とのオファーがあり、運営側と昨年12月から検討を始めた。

http://news.livedoor.com/article/detail/9713629/


NGTが今年できるという。

昨年の長岡祭りにAKBが来ていたとはいえ、
まさか本拠地をつくるとは…。


ただ新潟にはNegiccoというローカルアイドルがいる。

http://negicco.net/
http://ja.wikipedia.org/wiki/Negicco

じつはかなりの人気と実力のあるユニットで、
すでに活動歴が十年を超えているというもの。


いきなりこの二つのグループが新潟でしのぎを削ることになってしまった。

なんかアニメ「Wake Up Girls」がそのまま新潟に場所を移したような、
そんな状況なのですが、
違うのはNegiccoの方が今現在は圧倒的に実績は地元新潟では上ということ。


はたしてこの両者どうなるのかちと心配ではあるものの、
NGT48はその知名度でいきなりダッシュをかけてくるだろうし、
Negiccoはこの話題でむしろより多くの人にその存在が知られることで、
これまたパワーがあがってくることだろう。

個人的にはけっこう住み分けができてしまうのではないかと、
そんな気がしている。


ところでひょっとして市内に私鉄が無い都市に、
AKBグルーブの本拠地ができるのは初めてかな。

そうなるとけっこう劇場の場所が限られてくるなあ…。

さてその問題の劇場の場所ですが、
個人的には駅前は無理なので、
万代橋付近から古町にかけてのどこかという気がしたのですが、
案外牡丹山~東新潟駅付近とか、
りゅーとぴあのある白山駅付近とか、
少し離れたところに拠点を置くかもしれません。

ただやはり今までが街の賑わいの中央にあるということで、
万代橋から半径二キロ以内かなと大胆に予想。

NGTはそこを中心、
Negiccoは各地をいろいろと回り歩くという、
極端にいうとそういうかんじになるかもしれません。


はたして今年の秋以降新潟はどうなるでしょうか。

新潟にこんな人気チームの本拠ができるのは初めてなので、
なんとも予想がつきません。

NGTは?Negiccoは?

興味のある方は今秋ぜひ新潟へどうぞ。
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トゥガン・ソヒエフ指揮NHK交響楽団(11/24) [音楽]

(会場)横浜みなとみらい
(座席)3階C6列2番
(曲目)
リャードフ:交響詩「魔の湖」 作品62
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 嬰ハ短調 作品129(VN/諏訪内晶子)
チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64


ネルソンスと並んで同世代の代表格のひとりといえるソヒエフの公演。しかもメインが同じ曲目ということでこちらも聴きに行きました。同一プロを五日間に四回取り上げるその最終日ということもあり、指揮者もオケもかなり練れた感じのものになっていました。

冒頭のリャドフからそれはよくあらわれており、低音域の弦の生々しい動き方と、全体の静謐な響きのコントラストがじつに美しい演奏となっていました。

特に弱音のコントロール、全体の濁りの少ないクリアな輪郭と響きが素晴らしく、これを聴いたとき、ソヒエフが何故フランスで高い評価を受けているかなんとなく分かったような気がしたものでした。

続くシヨスタコーヴィチも細部にまで細かく神経を巡らしたような響きも素晴らしかったですが、特に打楽器の鋭い反応、終楽章における弦の最初は優雅さを保ちながらキレを持続していた響きが、終盤に向うにつれ、切り立った緊張感を優雅さと巧妙に入れ替わりながら付加していくことにより、白熱するような推進力を力まずに音楽に与えていくその旨さには、新鮮な驚きすら感じたものでした。

ここでは諏訪内さんのソロもじつによく映えており、ソヒエフのクリアな音づくりとたいへんよくマッチした出来となっており、明快ながらひじょうに情感の濃さを音楽の底に映し出したショスタコーヴィチというかんじの演奏になっていました。

休憩後後半のチャイコフスキー。

こちらでも前述したソヒエフの特色はよくあらわれていたものの、ソヒエフの表情はより大胆になっていました。ただやたらめったら細かくテンポが動くというわけではなく、むしろフォルムの美しさを損なうことなく、音楽の強弱によって「歌」の幅を持たせ表情を大きくしようとしている部分の方が多かったような気がしました。

そしてそれを下支えするかのようなコントラバスとチェロの力強さがまた素晴らしく、特に終楽章におけるこの二つのパートの威力と強靭さを兼ね備えた、驚くほどの強さを感じさせたそれは、この日の白眉と言っていいくらい秀逸なものがありました。

このため中低音域を軸としたかなりダイナミックレンジの大きな演奏にはなっていたものの、ティンパニーの強打にしても金管の咆哮にしても、充分節度がはかられていたことにより、かつての旧ソ連時代のレニングラード系のチャイコフスキーを彷彿とさせるところがかなりありました。

ただ自分のように旧ソ連時代のオケの実演に接し、それに慣れているものとしては、この程度の音量などごく標準的なものなのですが、慣れてない人には、些か煩く聴こえていたかもしれません。もっともそれは音量的というより、N響が頑張り過ぎたため、ちょっと金管を中心に一部粗くなったことにも起因してはいるとは思うのですが…。

それにしても21日のネルソンスがモスクワ系のそれを感じたことを思うと、同じ世代、そして近しい地域や環境で音楽を身に着けたにもかかわらず、この両者がこれほど「近くて遠い」チャイコフスキーを演奏したことは、とても興味深いものがありました。この二人が今後どうなっていくのかは分かりませんが、ぜひこれからも注目していきたいと思います。

今(2013)三十代の指揮者はほんとうに逸材の揃い踏みです。このあともウルバンスキー、来年にはヴァシリー・ペトレンコも来日しますが、これからの数十年がなんとも楽しみです。

それにしてもN響はこの日ちょっと粗くはなったものの、たいへん頑張っていたように感じられましたが、逆にいうとプログラムを少し工夫して、演奏する曲目を減らし、そのかわりひとつの曲を演奏する回数が結果増えるようなプログラムというものを少し考えてもいいのでは?という気がしました。

消化不良で次々演奏するより、今回みたいに何度も同じ曲を演奏するというのもいいのではという気が強くしました。それともB定期を無くして、A定期とC定期を一日ずつ増やし、その増やした日をサントリーホールで演奏するとか。

以上です。
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クインシー・ジョーンズ来日 [音楽]

もうご存じの人も多いと思うけど、
あのクインシー・ジョーンズが来日する。

32年ぶりというから、あの武道館コンサート以来ということか。

7月28日(日)ブルーノート東京
1st:OPEN 15:30 / START 16:30
2nd:OPEN 18:30 / START 20:00
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/quincy-jones/

7月31日(水) 東京国際フォーラム ホールA
8月1日(木) 東京国際フォーラム ホールA
http://www.diskgarage.com/artist/detail/no009761?hw=quincy_jones

来日メンバーはブルーノート東京によると、

Quincy Jones (producer)
クインシー・ジョーンズ(プロデューサー)

Patti Austin(vo)
パティ・オースティン(ヴォーカル)

Alfredo Rodriguez(p)
アルフレッド・ロドリゲス(ピアノ)

Reinier Elizarde(b)
レイニエ・エリザルデ(ベース)

Henry Cole(ds)
ヘンリー・コール(ドラムス)

Emily Bear(p)
エミリー・ベア(ピアノ)

Nikki Yanofsky(vo)
ニッキー・ヤノフスキー(ヴォーカル)

Andreas Varady(g)
アンドレアス・ヴァラディ(ギター)

Justin Kauflin(p)
ジャスティン・コフリン(ピアノ)

他メンバー未定

とのことです。

けっこう賑やかなステージになりそうですね。
詳細は各々リンク先へ。すでに一部受付ははじまってるようです。(5/31現在)
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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2011、開催全面変更と総払い戻しについて。 [音楽]

フレンズのみなさま、いつも音楽祭をサポート頂きありがとうございます。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2011「タイタンたち」
の開催について、みなさまに重大な変更をお知らせいたします。

東日本大震災後の一連の余震をうけて、再度東京国際フォーラム内の点検を
実施した結果、一部ホールに電源系統の不具合を確認しました。
また、福島第1原子力発電所における事故において国際原子力事象評価尺度が
レベル7に引き上げられて以降、出演アーティストたちの来日キャンセルが
重なり、予定通りのプログラムを実施することが困難となりました。

これらの状況から、誠に残念ですが「タイタンたち」をテーマとした今年の
ラ・フォル・ジュルネは内容を変更して開催せざるをえなくなりました。
すでに販売した公演チケットは、全て払い戻しさせていただきます。

本日よりフレンズ先行販売をスタートする予定だった5月2日(月)の
東日本大震災復興支援コンサートの開催も見送ります。

イベントを心待ちにしていらしたお客様ならびに関係者の方々には
多大なご迷惑をお掛けいたしますことを、心より深くお詫び申し上げます。

このような逆境ですが、私共は形を変えてでも公演を続行し、可能な限り最高
のものを提供したいと考えております。また、この状況下でも来日の意向を
示しているアーティストもいらっしゃいます。
これまでのプログラムは白紙に戻し、新たな驚きをみなさまと共有すべく
使用するホールを限定し、企画を練り直し、5月3日(火・祝)~5月5日(木・祝)に
東日本大震災の復興支援を願うコンサートを行うことといたしました。
詳細内容とチケット販売については4月22日(金)にご案内する予定です、
お待ちください。

フレンズのみなさまには新たなラ・フォル・ジュルネの挑戦を
応援いただきますようお願い申し上げます。


◆◇◆ チケットの払い戻し方法について

チケットをご購入済みのお客様にはお手数をおかけいたしますが、
下記の通り払い戻しを行いますので、ご確認ください。
払い戻しの際には払戻し対象のチケットが必要となります。
半券をもぎった場合無効となる場合がございますのでご注意ください。

<払い戻し期間:4月25日(月)~5月25日(水)>

●「熱狂の日」フレンズ先行販売サイトでチケットを購入された方
こちらをご確認ください http://lfj.pia.jp/guide/refund.jsp

●フレンズ先行電話予約または店舗での先行でチケットを購入された方
払戻期間内に払戻し対象チケットをご購入いただいたぴあ店舗もしくは
コンビニエンスストア(セブン-イレブン、サークルK・サンクス)に
ご持参ください。
※チケット券面左下にお買い求め頂いた店舗名が記載されています。

●プレイガイド販売でチケットを購入された方
ご購入いただきました各プレイガイドにお問合せください。
・チケットぴあ:0570-02-9111[10時~18時]
(PCの方はこちらをご確認下さい) http://t.pia.jp/guide/refund.html
(携帯電話の方はこちらをご確認下さい) http://mobile.pia.jp/pia/guide/refund.html
・ローソンチケット:0570-000-777[10時~20時]
(こちらをご確認下さい) http://l-tike.com/oc/lt/haraimodoshi/
・イープラス:
(PCの方はこちらをご確認下さい) http://eplus.jp/page/eplus/refund1/
(携帯電話の方はこちらをご確認下さい)http://eplus.jp/msys/web/refund1/index.html
・CNプレイガイド:0570-08-9999[10時~18時]
(こちらをご確認下さい) http://www.cnplayguide.com/refund/refund.htm
・JTBエンタメチケット:
(こちらをご確認下さい) http://www.jtb.co.jp/ticket/repayment.asp
・楽天チケット:
(こちらをご確認下さい) http://ticket.rakuten.co.jp/

また、2011年5月3日(火・祝)~5月5日(木・祝)9:00~19:00の期間、
ガラス棟地下1階チケットオフィスにて払い戻しの対応をいたします。
※チケットオフィスではすべてのプレイガイドのチケットを払い戻しいたします。
※チケットオフィスでの払い戻しは混雑が予想されます。
 なるべくは購入されたプレイガイドでの払い戻しをお願いします。
※チケットオフィスでの払戻し対象は券面金額のみとなります。予めご了承下さい。


「熱狂の日」フレンズ専用サイト:http://www.lfj.jp/lfj-friends_2011/
***************************
LFJ「熱狂の日」音楽祭事務局
Mail: nekkyo@t-i-forum.co.jp
Tel: 03-5221-9100
(平日10:00~17:00)



というメールが今朝きました。以上、まずはお知らせとして。
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雪やこんこん… [音楽]

日本の童謡で「雪」というのがある。

雪やこんこん あられやこんこん
降つては降つては まだ降りやまぬ
犬は喜び 庭かけまわり
猫はこたつで丸くなる

である。

だがこれで歌うと
正月早々大間違いとなってしまう。
じつはこれだと歌詞が違うどころではなく
一番と二番がごっちゃになっているのだ。

ここでこの歌本来の歌詞を以下に記します。

1番
雪やこんこ 霰(あられ)やこんこ。
降つては降つては ずんずんつもる。
山も野原も 綿帽子かぶり、
枯木残らず 花が咲く。

2番
雪やこんこ 霰やこんこ。
降つても降っても まだ降りやまぬ。
犬は喜び 庭駆けまはり、
猫は火燵(こたつ)で丸くなる。

おそろく多くの方が
ゲゲゲ!
となっていることでしょう。

まず「こんこん」ではない。
「こんこ」なのだ。

そして一番の途中から
二番にいってしまっているのだ。
いつからこうなってしまったのかわからないが、
とにかくそういうケースが多いようだ。
これからちょっとこのあたりを意識したいところ。

ところでこの詠み人知らず的なこの歌ですが
じつはウィキペディアによると
1911年に「尋常小学唱歌」に初出されてから
今年(2011)でちょうど百年目となるという。
そういう意味では今年の記念すべき年なのだ。
それを思うとなおさら
これを機会にちゃんと覚えておきたいところです。

尚、「もういくつ寝ると~」で有名な、
「お正月」という歌がある。
瀧廉太郎の作曲、東くめの作詞によるものですが、
じつはこのコンビで「雪やこんこん」という曲がある。
歌詞は

雪やこんこん、あられやこんこん。
もっとふれふれ、とけずにつもれ。
つもった雪で、だるまや燈籠。
こしらへましょー、お姉様。

というもの。
もちろんさっきの「雪」とは別ですが
この1901年に出版された「雪やこんこん」と
1911に初出のあった「雪」。
ひょっとするととちらかが
相手の歌を参考にしたのではないかという気がします。
特に前半はそんな気がします。

ただ現在は圧倒的に「雪」の方が有名。
ただしけっこうまちがった覚え方をされているという今日この頃。

百年の月日が長いのか、
それともこちらがいい加減なのか、

〆です。
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ボフスラフ・マトウシェク&丹生谷佳惠(12/17) [音楽]

(会場)中川地区センター
(座席)自由席
(曲目)
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 作品1-14
ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 作品100
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 
マスネー:タイスの瞑想曲(アンコール)


プラハ・ゾリステンのメンバーの一員として来日中のチェコの名ヴァイオリニスト、マトウシェクが日本のピアニスト丹生谷さんと共演したミニ・コンサート。

じつはこの中川地区センターは自分の家から歩いて十数分のところにある。そんな近場にまさかあのマトウシェクが来るという情報が来たのは、今から数週間前の回覧板でのお知らせだった。最初はさすがに目を疑ったが、とにかくこれは行くしかない。こんな地元にこれほどの大物が来るなどということはもう無いだろうということででかけることにした。当初は昼の部だけだったのですが、前売りが好評なため急遽夕方の部も追加で行われることになった、自分が行ったののその追加の夜の部。

会場はセンターの中の七十人ほどがはいれる板張りの多目的な部屋で、そこにピアノが正面奥におかれ、音響上の配慮から黒板の上にはスクリーンがおろされているという気のつかいようがあった。因みにこのコンサートは地元のピアニストである丹生谷さんが数年前から地元で行っている企画の一環で、今回で27回目を迎えるというもの。ほんとうに地元を大切にされているということを強く感じたものでした。

最初のヘンデルは二人ともヘンデルのもつ格調の高さと歌謡性を両立させた見事なもの。続くドヴォルザークはマトウシェクの中音から低音にかけての豊かな響きと、アメリカ風ともチェコ風とも感じられる、その味わいがまた格別。とにかく前半のこの二曲だけでも、この日来た人が皆満足させられるだけのものがありました。

この後15分の休憩(なんとお茶のサービスがありました)の後後半のフランク。

この後半がまた素晴らしかった。三十分近いこの大曲をとにかく飽きさせず一気に聴かせただけでなく、この曲がたんなるヴァイオリンソロとピアノの伴奏という曲ではなく、この二人が同格で音楽を紡ぎあうというそれを、今回のこのお二人は見事に表現していたといえると思う。

第一楽章の瞑想的かつ明晰な響き、第二楽章の気迫あふれる演奏、そして終楽章における素晴らしい高揚感と、高揚するにつけ次第に音楽が崇高ともいえるような清澄な響きをともなっていくその様は、終盤聴くものに大きな感銘を与えずにはおかない、たいへん聴き応えのある見事な演奏となりました。

これにはマトウシェクと丹生谷さんの息のあったそれも大きかったと思います。特に丹生谷さんの弱音ペダルを軸とした弱音のコントロールと、曲による背景の描き分けの妙はかなりのものがあり、しかもそれがたんなる「つけ」に終わっていないことも感心してしまいました。

とにかくとても息のあった素晴らしいコンサートでした。コンサート終了後、今回のフランクを含めたこのお二人によるCDを購入。サインをいただいたときマトウシェクさんとちょっと片言のお話をしたのですが、なんとそこで33年前に読売日響でコンサートマスターをやっていたとき、スロヴァークとマルティヌーの交響曲第6番を演奏していたことを記憶していたのにはビックリ。チェリビダッケやメータはともかく、このあたりまでもしっかり記憶していたのには、この人の記憶力の良さに正直驚いてしまいました。

本人はフルオケのコンマスはもう興味がなく、室内合奏でのリーダーに活動の中心を置かれているようなので、もうこの人をオケのコンマスとしてみることはないと思いますが、これからもリーダーやソリストとしてどんどん活躍してほしいと今回のコンサートを聴いてあらためて思った次第です。

尚、ピアノの丹生谷さんの順応性というか引き出しの多彩さにも素晴らしさを強く感じました。
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HMV渋谷店閉店とそれに関わる雑感 [音楽]

渋谷のHMVが閉店した。

ある意味渋谷のシンボルのひとつだったし、
正直寂しいものがある。

正直それほど通っていたわけではないし
最近は渋谷そのものに行くことがなくなったけど
その存在感は例の看板も含めてかなりのものがあった。

渋谷で輸入盤を探すのも
かつてはまずこのお店からでしたし、
また音楽業界で数少ない価値観というか考え方が信頼できる人でもある
山崎浩太郎さんを初めてお見かけしたのもこのお店だった。

そういう意味でとてもいろいろと愛着のあったお店ですし
いろいろな作品、さらにはアニメにも登場したこのお店が
まさか閉店してしまうとは…。

この閉店についてはいろいろと噂は聞いているが
噂の範囲をでないのでここではふれないけれど
ただこのニュースがらみでやたらCDが売れなくなったという
そういうニュースが一緒に報じられている。

だけどある知り合いに聞くと
ほんとうにそうなのか?ということだとか。

つまり今までの方が売れすぎていたということなのだ。
やたらかつては売れていたというけど
あれは当時遅れてきたバブルみたいなもので
当時から一部では「こんなこといつまでも続くわけがない」
という危惧はあったのだという、

それに今ダウンロード販売とか
いろいろな理由を売り上げ減少の理由づけにしてるけど
かつてレンタル業がでてきたときも
この業界は同じような騒ぎをしていた前科がある。

それを思うとほんとにどうなの?
ということなのだそうだ。

もっとも今のそれは当時のレンタルなどよりもはるかに状況的には深刻だし
ネット販売の隆盛で店舗が減少しているのも確かだろう。

だけど必要以上に何か他のことに問題がある気もするということなのだそうだ。
そのひとつに店頭のCDやDVDが
かなり雑な品揃えになっているらしい。

たしかにかなり大きな店でも
ちょっと首をかしげたくなるような状況をみかけることがある。

理由の中にはお店の大きさとか販売予算とかの問題あるようですが
中にはただ単純に知らないからというものもあるという。

一時ヒットものばかり追いかけたためにできた弊害らしいけど
その人間の得手不得手もあるからこれはしかたないことかもしれない。
ただそれを他の人や上の人がフォローできないというのにも
自分は問題があるような気がする。

まあCD&DVD業界が今後どうなるかはわからないけど
やはりじり貧になることは間違いないだろう。

だけど上ででてきた知り合いにいわせると
たしかに十年後はわからないけど
二三年で壊滅することはないらしいとのこと。

けっこうジャンルや世代によっては
形のない「音」を形として持つ安心感というものが
けっこう小さくないということなのだそうだ。

あとそのジャケットや音盤そのものをみて
それを購入した当時の思い出や
世相なども思い起こさせられるものがあるという、
そういう意味でも音盤はアルバムなのだそうだ。
(「アルバム」本来の意味はそうではありませんが)

たしかに自分のもっているもうひとつのサイトは
そういうところに頼った部分も多々ありました。
これがもし当時からダウンロードだったら
そうはいかなかったかもしれません。

ただいずれはかつてのLPのように
CDも次第に淘汰されていくことになるでしょう。

だけどそれって
いろんな意味での風情がなくなっていくような
そんな寂しさも自分は感じています。

本も次第にそうなっていっているようですし
なんか自分にとっては時代が最近とにかく早く感じられます。

古い人間だからですかねえ…。
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「Live In Japan '92/Graham Central Station」を聴いて。 [音楽]

gss1.jpg

Disc.1
1.Entrow
2.We've Been Waiting
3.Feel The Need
4.Can You Handle It
5.Freedom
6.Touch Your Heart
7.George's Solo
8.Tomorrow
9.Starwberry Letter#23
10.One In A Million You

Disc.2
1.Today
2.The Jam
3.Release Yourself
4.Hair
5.I Want To Take You Higher

Graham Central Station:
Larry Graham (b,vo)
George Johnson (g,vo)
Hershall "Happiness" Kennedy (kb,vo)
Robert "Butch" Sam (or,vo)
Gaylord "Flash" Birch (ds,vo)
Noriko "MIMI" Miyamoto (vo)

(EDCP-9901/2)


スライ&ザ・ファミリーストーンのベーシストだったラリー・グラハムが
上記グループを脱退後グラハム・セントラル・ステーションを結成
その後解散するも13年後に再結成し来日。
その1992年の7月6日に
今は無き新宿の厚生年金会館でのライヴを収録したのがこのCD。

じつはこのCD、
自分はある知人におしえてもらったもの。
その人はこのライヴそのものに行って
かなりハードなパンチを脳天にくったようで
とにかくこのアルバムを強く自分に聴くようすすめてきた。

で、聴いた自分も大満足。
何度も繰り返し聴いたものでした。

特にラリー・グラハムのベースのかっこよさはちと異常。
とにかく「まっ黒」と形容したいようなベースがゴリゴリと弾きまくられ
それに自ら生みだしたというチョッパーベースが
心地いいくらいパカパカと入ってくる。

もうこれだけで最高としかいいようがない。
二枚目2曲目の「The Jam」以降はもうたまらないものがあるし
4曲目の「Hair」の冒頭など生で聴いたら会場で叫んでたかもしれない。

またグループ全体のまとまりと弾け方も秀逸。
特に終盤は天下御免の弾け方だ。

ただ知人によると
舞台上での視覚的なものがとにかく最高だったし
会場の盛り上がりもかなりのものだったとか。
(この時のDVDも出ていたようですが自分はみていません)

たしかにCDのライナーにある写真をみると
音だけではないかなりの盛り上がりがあったようだ。

もともとハンプトン大先生を崇拝する自分ですから
こういうお祭り的なノリは大歓迎。
ああ行きたかったなあと
このCDを聴くたびに後悔しきりです。

また聴く前に宮本典子さんという名前があり
どこかで聞いた名前と思っていたら
70年代に日本のポップスをやっていた方で
桑江知子さんや杏里さん等と新人賞を競い合っていたとか。
このアルバムでもワイルドだけどちょっとチャーミングなかんじで
まだメンバーに加わって時期が短いにもかかわらずけっこう頑張っています。

それにしても10年くらいの間にあちらからこういう世界へ行っていたとは。
いろいろ人生あるものです。
そういえばおなじ「のりこ」さんで
日高のり子さんも同時期にアイドルから声優になっていった。
偶然とは面白いものです。

とにかくこのクソ暑い今年 (2010) の夏、
暑気払いはこのアルバムでしばらくいきたいところです。

で、今気づいたのですが
このアルバム現在入手困難だとか。

これはもったいない。ぜひなんとかしてほしいところです。
因みに8/14はラリー・グラハムの誕生日です。

しかし最近音楽がかなり続きました。
そろそろアニメネタでもやりましょうか。
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