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HMV渋谷店閉店とそれに関わる雑感 [音楽]

渋谷のHMVが閉店した。

ある意味渋谷のシンボルのひとつだったし、
正直寂しいものがある。

正直それほど通っていたわけではないし
最近は渋谷そのものに行くことがなくなったけど
その存在感は例の看板も含めてかなりのものがあった。

渋谷で輸入盤を探すのも
かつてはまずこのお店からでしたし、
また音楽業界で数少ない価値観というか考え方が信頼できる人でもある
山崎浩太郎さんを初めてお見かけしたのもこのお店だった。

そういう意味でとてもいろいろと愛着のあったお店ですし
いろいろな作品、さらにはアニメにも登場したこのお店が
まさか閉店してしまうとは…。

この閉店についてはいろいろと噂は聞いているが
噂の範囲をでないのでここではふれないけれど
ただこのニュースがらみでやたらCDが売れなくなったという
そういうニュースが一緒に報じられている。

だけどある知り合いに聞くと
ほんとうにそうなのか?ということだとか。

つまり今までの方が売れすぎていたということなのだ。
やたらかつては売れていたというけど
あれは当時遅れてきたバブルみたいなもので
当時から一部では「こんなこといつまでも続くわけがない」
という危惧はあったのだという、

それに今ダウンロード販売とか
いろいろな理由を売り上げ減少の理由づけにしてるけど
かつてレンタル業がでてきたときも
この業界は同じような騒ぎをしていた前科がある。

それを思うとほんとにどうなの?
ということなのだそうだ。

もっとも今のそれは当時のレンタルなどよりもはるかに状況的には深刻だし
ネット販売の隆盛で店舗が減少しているのも確かだろう。

だけど必要以上に何か他のことに問題がある気もするということなのだそうだ。
そのひとつに店頭のCDやDVDが
かなり雑な品揃えになっているらしい。

たしかにかなり大きな店でも
ちょっと首をかしげたくなるような状況をみかけることがある。

理由の中にはお店の大きさとか販売予算とかの問題あるようですが
中にはただ単純に知らないからというものもあるという。

一時ヒットものばかり追いかけたためにできた弊害らしいけど
その人間の得手不得手もあるからこれはしかたないことかもしれない。
ただそれを他の人や上の人がフォローできないというのにも
自分は問題があるような気がする。

まあCD&DVD業界が今後どうなるかはわからないけど
やはりじり貧になることは間違いないだろう。

だけど上ででてきた知り合いにいわせると
たしかに十年後はわからないけど
二三年で壊滅することはないらしいとのこと。

けっこうジャンルや世代によっては
形のない「音」を形として持つ安心感というものが
けっこう小さくないということなのだそうだ。

あとそのジャケットや音盤そのものをみて
それを購入した当時の思い出や
世相なども思い起こさせられるものがあるという、
そういう意味でも音盤はアルバムなのだそうだ。
(「アルバム」本来の意味はそうではありませんが)

たしかに自分のもっているもうひとつのサイトは
そういうところに頼った部分も多々ありました。
これがもし当時からダウンロードだったら
そうはいかなかったかもしれません。

ただいずれはかつてのLPのように
CDも次第に淘汰されていくことになるでしょう。

だけどそれって
いろんな意味での風情がなくなっていくような
そんな寂しさも自分は感じています。

本も次第にそうなっていっているようですし
なんか自分にとっては時代が最近とにかく早く感じられます。

古い人間だからですかねえ…。
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