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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第11話(最終回) 「あの夏に咲く花」。雑感。 [アニメ(2011放送開始)]

この作品、いろいろとあるだろうけど
とにかく過去の決着を自分につけることで、
自分達の心の奥深くでとまっていた
時計の針をどう動かし
そして前にすすんでいけるのかという、
そういう話だったような気がする。
そこにはかつてひびが入ってしまったひとつの器が
またもとに戻れるのかということも含めて…。

そんないろいろなことに決着がはたしてつくのかという、
そういう心配がこの最終回にはありました。

結論からいくとたしかに作り手の思いのたけのすべてをぶつけたかのような、
そんな濃縮されたものに最後はなっていましたが、
人によってはそれがくどく感じられた、
もしくは詰め込みすぎに感じられた方もいらっしゃったと思います。

自分も正直もう一回分話がほしかったという気がしました。

できればめんまを背負ったじんたんが基地で、
めんまが見えなくなったところで今回は終了。

そしてそれ以降をもう一話つくって、
後日談、特にめんまの残された家族のその後なども描いてくれると
さらに心に残るものがあったような気がしました。

今回くどく感じられた方の多くも
この最後の詰込みすぎさえなければ、
そういう印象が少なくなっていたような気がします。

ところでこの話、
最終回はそうでもなかったのですが
全体的には安城鳴子(本人の意思をくんでここは本名&以下敬称略)が
ひとつのキーだったような気がします。
この一見強そうで大人びた、
じつは繊細すぎてしかも子供のときと大きく変わってないキャラ。
このキャラがどのキャラとも密接に関わっていたことで、
全体の話の流れを微妙に色づけと流れをつくっていたような、
そんな気がしました。

で、今考えるとそんな安城にじんたんは第一話で
「あんた、みっともないよ。」
といわれているのですから、
これ、かなりじんたんにはこたえた一言であり、
当時のじんたんの立場を如実にあらわしていたそれなのかもしれません。
もっともこのときのじんたんの安城に対しての印象は、
昔とは別人の「馬鹿女」だったようですが…。

なる (4).jpg
an54.png

(こうしてみると第一話と最終回の表情の違いがわかります。これがこの話のすべてなのかもしれません。)

声の戸松さんも下手すると一本調子になりかねない台詞が多かったものの、
そんな安城を熱演しこの作品を見事に支えており、
個人的にはかんなぎ以来強く印象に残った役となりました。

ただ他の五人もいいアンサンブルを形成しており、
声質も性格もまるでかぶっていないこともあって、
とても全員が皆いい個性を出していたように感じられました。

夏休みもあと二日で終わろうという日から
9月9日の花火の打ち上げをはさんで衣替えをするまでの
ほとんどが9月におきたこのお話。
離れ離れのかつての仲間が再び一同に集まり、
そして新しいスタートをきっていったかけがえのない9月のお話。

そういう短くも濃密な期間でのお話であれば、
たまにはこういう思いの丈を寸法抜きでやった作品もいいかなと、
そう思った最終回でした。

スタッフ声優の皆様、おつかれさまでした。

ano.jpg

※訂正です。

上で

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夏休みもあと二日で終わろうという日から
9月9日の花火の打ち上げをはさんで衣替えをするまでの
ほとんどが9月におきたこのお話。
離れ離れのかつての仲間が再び一同に集まり、
そして新しいスタートをきっていったかけがえのない9月のお話。

そういう短くも濃密な期間でのお話であれば、
たまにはこういう思いの丈を寸法抜きでやった作品もいいかなと、
そう思った最終回でした。
------------------------------------------------------------------------

と書きましたがこれが大間違い。
9月9日ではなく10月9日の間違いでした。
再度見返し今確認しました。

たしかに妙に短すぎると思ったのですが
じっさいは約40日のお話でした。
短いことには変わりないですがあいかわらずのポカでした。
申し訳ありませんでした。
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「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」と「電波女と青春男」雑感。 [アニメ(2011放送開始)]

たった二つのタイトルを書いただけなのに、
なんか妙にお腹いっぱいに感じられるタイトル二題。

最近ちょっと目が離せなくなった二つの作品の雑感。

まず最初の
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」

花.jpg

http://www.anohana.jp/index.html

一人の少女の死とその少女が幽霊として帰ってきたことでおきる、
いろいろな人間関係と友情と愛情の話。

これをみていると仲間っていいなということと、
人間はいつまでも同じ人間ではいられない、
というこの二つが同時進行で見ているこちら側に、
なんともいえない感覚で伝わってくる。

帰ってきた少女は主人公以外には見えない、
身体は死んだときよりも成長しているが、
その中身はかつて子供だったときそのもののため、
主人公はそこにかつての自分たちと
今のその変わりようを感じ、
そしてその修復のようなものを、
少女の成仏と同時進行で意識するしないにかかわらず、
それを進めていくという、
なんともいえない内容となっている。

はたして最後どういうふうに収まるのか、
それとも収まらないのか、
「人間は空しい、自然だけがめぐってくる。」
というディーリアスのことはのような終結点をみるのか、
今はそれはわからないが、
おそらく全員が全員納得できるような終わり方、
みなが笑顔で終わるような終わり方にはならないと思うが、
それけにその終結点をぜひ注目したいと思う。

しかしこれほど先が読みづらい作品もないが、
タイトルが最後どうかかわってくるのかも注目したいところです。

そしてもうひとつが
「電波女と青春男」

電波.png

http://www.tbs.co.jp/anime/denpa/

いきなりヒロインが簀巻きになって現れたのには仰天した。
長いこといろいろアニメをみているけど、
自ら布団で簀巻きになるヒロインなどみたことがない。
しかも自ら宇宙人と称するのだからたまらない。

だが電波人間はこれだけではなかった。
正直途中からみんな大なり小なりの「電波女」大集合という、
かなりとんでもない作品となっている。

ただなぜか皆不思議と哲学をもっていて、
まともなときはごく普通で
そのやってることには何の矛盾もない。
ただ矛盾があるとすれば
いわゆる普通の生活とのそれだけだろう。
電波なのは現実からの逃避と
自らの負い目への照れ隠しか?

ただこの作品の面白いのは、
そんなヒロインが自立しようするところ、
そしてそれに対して全員が己のスタンスを守りながら、
なんだかんだ言いながら温かく見守っている、
もしくは温かく口出ししているとこだろうか。

元気で天然でちょっと焼きもちやきの御船流子さん。
背が高いコスプレ好き&虚弱体質の前川さん。
宇宙服を着て野球をしていた星宮社さん。
ペットボトルをひたすら打ち上げる山本さん。
とにかくいろんな意味で強烈な藤和女々さん。
そして圧倒的存在感の田村のおばあちゃん等々。

あまりにも濃いこれらメンバーに囲まれた主人公が、
なんかこれまた妙にしなやかな強さでこれら全員に突っ込みをいれていく。

よくよく考えるとちょっと厳しい現実もベースにあるだけに、
素直には笑えない作品ではあるけれど、
変に陰惨な後味は感じられないつくりとなっているのは、
一にも二にも電波な人たちの唯我独尊ぶりと、
その前向きな行動力によるところが大きいのだろう。

この作品にどういう終結点があるのか、
まるで見当がつかないけれど
とにかく先行き不透明さがこれまた魅力ともいえるこの作品。
しばらくは目が離せません。
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LAST EXILEとラストエグザイルの声優さん。 [アニメ(2011放送開始)]

LAST EXILE(2003)とラストエグザイル(2011)

8年の月日を挟んでいよいよ新作登場となる。
スタッフもそのままということだし、
前作に出てきたキャラも新作ではそのままと、
前作のファンを大事にしたあたりはとてもありがたい。

だけど今回気づいたことに声優さんのコンセプトがずいぶん違うことがある。

前作のキャスティング

クラウス・ヴァルカ 浅野まゆみ
ラヴィ・ヘッド 斎藤千和
アルヴィス・ハミルトン 白木杏奈
アレックス・ロウ 森川智之
ソフィア・フォレスター 山崎和佳奈
タチアナ・ヴィスラ 喜多村英梨
アリスティア・アグリュー 桑谷夏子
ウィナ・ライトニング 永田亮子
ディーオ・エラクレア 野田順子
ルシオラ 半場友恵
ホリー・マドセイン 花澤香菜
ドゥーニャ・シェーア 須藤祐実
モラン・シェトランド 三木眞一郎
デルフィーネ・エラクレア 根谷美智子

となっている。じつに豪華な布陣にみえるが、それは今みているからであって、
当時は若手のこれからの声優さんが随所に抜擢された、
かなり大胆なキャスティングだった。

喜多村さんと花澤さんはこれがほとんどデビューだし、
斉藤さんはこの作品がきっかけで大きくステップアップしていく。
白木杏奈さんは当時まだ13才だったが、
悠木碧さんの二つ年上というから8年前のこれはまさに大抜擢だった。
そして喜多村さんは16才、花澤さんにいたってはまだ14才と、
夜の収録ができないメンバーがかなりそろっていた。

斉藤さんや桑谷さんも自分たちがベテランに感じるほどの
とにかく新しい力を積極的に使用した作品だった。

またベテランもちょっと異色な役をまかされていた。

当時名探偵コナンの毛利蘭を始めて7年目になっていた山崎和佳奈さん。
「しんいちー!」
もすっかり板についたこの時期の山崎さんですが、
今まで山崎さんがあまりやったことのない、
なんと船の副長兼皇帝陛下の娘であり、
かなり複雑なドラマを背負った役を任されていた。
le.jpg
外見もいままで山崎さんのやっていたそれとはかなり異質な感じで、
とにかく声優同士の化学反応をスタッフが楽しんでいるような
そんな感じすらするとにかく斬新な感覚のキャストだった。

だが今度の新作はそうではない、

ファム・ファン・ファン - 豊崎愛生
ジゼル・コレット・ヴィント - 悠木碧
ミリア・イル・ヴェルク・クトレットラ・トゥラン - 茅野愛衣
リリアーナ・イル・ヴェルク・クトレットラ・トゥラン - 沢城みゆき
ルスキニア・ハーフェズ - 興津和幸
アラウダ - 松風雅也
ヴァサント - 折笠富美子
カイヴァーン - 小西克幸
オーラン - 福山潤
ソルーシュ - 中村悠一
タチアナ・ヴィスラ - 喜多村英梨
アリスティア・アグリュー - 桑谷夏子
ディーオ・エラクレア- 野田順子

茅野さんを除けば、みんなもうイメージというか立ち位置が確定したような
そういう声優さんばかりなのだ。
茅野さんも夏以降はかなり引っ張りだこなので、
そういう意味では未知数というわけではない。

それを思うと今回は冒険より安定をとったと、
そんなキャスティングというべきなのでしょうが、
ではそうした理由は何なのかというのがまたちょっと気になります。

LAST EXILEからラストエグザイルへ。

このキャスティングがどうでるのか、
そして担当している役ははたしてどうなのか、
このあたりもちょっと注目していきたいと思います。

余談ですが、
インメルマンターンがどこで出るかも楽しみです。
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けいおん!! 9 雑感 [アニメ(2011放送開始)]

地震関係の話が多かったので
なかなかこの項目をもってこれなかったけど、
発売されてほぼ一週間たつことと、
TVも通常番組が戻ってきたこともあり、
そろそろいいかなということで今回UPすることにしました。

このDVDは3/16発売ということだったのですが
震災後この週までは新譜が発売されたようで、
もしあと一週間ずれたら発売が4月以降にずれこむところだった。

そういう意味ではなかなか悪運のつよい作品だった。

今回収録されているのは

番外編 企画会議!
番外編 訪問!
番外編 計画!(TV未放送)
の3話収録です。

とにかく一番好きな話でもある「訪問」はやはりいい話です。
最後に自分たちのいた誰もいないクラスと座席を
廊下を走りながらみるシーンは、
いつみてもちょっとぐっとくるものがありますし、

ZA.png
ZB.png

順序が逆になりますけど、
さわ子先生の
「しずかになっちゃうんだなあ」
という台詞もなんともいえない寂しさを感じさせられて、
これもまた忘れられないシーンとなっています。

ZI.png

そしてお世話になった学校のシーンは
豊郷小学校に行った方は特にたまらないものがあるでしょう。

ZC.png
ZD.png

ふつうならこれで「お終い」なのですが、
この後さらにもう一話「計画」があります。

これは正直に言うと
「けいおん版、パスポートの取り方。」
みたいな出来となっている。

ZG.png
ZH.png
ZE.png

それこそ外務省が「どうもありがとうございました」と
お礼がきそうな出来となっている。
いっそのことこの話を外務省がHPで流せばいいのにと
おもわず思ってしまった次第です。

あとこの「ためになる『けいおん』」に
偉大なミュージシャンが何人かでてきた。
特に個人的には

ZJ.png

「マイルスだ!」である。
(クラーク・テリーじゃないよね…)

そして「おおお!これいいのかあ?」というシーンもあった。

まあとにかく詳しくは買ってみてください。
ということです。
ただこれって映画版の複線?と思ったりもしたのですが…。
とにかくあいかわらずの楽しい出来となっています。

ZL.jpg


知人が「和と憂が変わり者すぎ」とあるシーンをみて思ったという。言われてみれば、「あんたらなんで気づかないの?」だ。見た方はどこのシーンなのか探してみてください。
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「GOSICK―ゴシック―」雑感 [アニメ(2011放送開始)]

1月からはじまったアニメですが
なんとなくよったりの感じがする。

もちろん各々が似通っているというのではなく、
昨年放送されたアニメの焼き直しみたいな、
そんな気がしてしかたがない。

まあたしかに今世紀に入って
学校がらみのアニメが全体の9割強という
そういう状況ではしかたないのかもしれない。

しかしなんでこういう感じになってしまったのだろう。
学校、宇宙、異世界、この三拍子で
ほぼ今のアニメは設定が決まっているとはいえ、
学校がここまで幅をきかせると
ちょっと煮詰まってこないかという気がする。

それはさておき、
そんな中でやはり学校ものとはいえ
異彩を放っているのが「GOSICK―ゴシック―」

http://www.gosick.tv/
(公式サイト)

話のテンポはかなり緩いし、
ときおり信じられないくらい急展開するとか、
「名探偵コナン」でもあまりみかけられない、
力技の解決があったりといろいろあるけど、
なんだか妙にひきつけられてしまう。

おそらくそれは主人公の
ヴィクトリカ・ド・ブロワの個性によるところが大きい。
とにかく極めて笑えるキャラクターなのだ。

最初でてきたとき
「ローゼンメイデン」の真紅が少々ボケたような、
もしくは極端に低血圧のキャラにみえた。

いっけんツンデレにもみえるが
とにかくテンションが常時低い、
推理してないときは
読書、飲食、欠伸、しかしていない。

あとくえないキャラというところは、
シャーロック・ホームズみたいだし、
不思議なパイプをくわえていたりと、
とにかく妙な雰囲気満点のキャラクターだ。

なんか真紅と「みなみけ」の千秋がちゃんぽになった、
そんなキャラだが個人的には
ここ数年でいちばん異彩を放っているキャラだと思う。

声の悠木碧さんは
以前の「紅」の紫役の経験をうまく活かしているようです。
キャラの一本釣りアニメというきらいもあるけど
それだけでも十分の価値ありです。

それにしても第一話で
いきなりまるで黒い服来た巨大なとうもろこしが、
ゴロゴロ転がってくるような様のヒロインというのも初めてみた。

脱力系アニメの決定版かもしれない。

GS.png
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