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「これが本当のアンツィオ戦です!」7月5日劇場上映決定 [ガールズ&パンツァー関係]

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[映画.com ニュース] 2012~13年にテレビ放送されたアニメ「ガールズ&パンツァー」の新作OVA「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」が、7月5日からシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国9都市・12館で先行上映されることが決まった。

テレビアニメ「ガールズ&パンツァー」は、シリーズ構成・脚本を「けいおん!」の吉田玲子、監督を「侵略!イカ娘」の水島努が務め、華道や茶道と並び、戦車を使った武道「戦車道」が大和撫子のたしなみとされる世界で、県立大洗女子学園の戦車道が嫌いな女子高生・西住みほが、ひょんなことから個性的な仲間たちとともに戦車道全国大会に出場することになる姿を描いた。茨城県大洗町が舞台になっており、ファンが地元を訪れる「聖地巡礼」も話題を集めた人気作品で、完全新作の劇場版が製作・公開されることも決まっている。

劇場版に先立ちスクリーンにお目見えすることになったOVA「これが本当のアンツィオ戦です!」では、テレビシリーズ中では描かれなかった、戦車道全国高校生大会2回戦「大洗女子学園対アンツィオ高校」の模様を描く。アンツィオ高校のメンバーであるアンチョビ、カルパッチョ、ペパロニの3人が駆る戦車として、イタリアの「カルロ・アルマートP40」「セモヴェンテ」「カルロ・ベローチェ3/33 タンケッテ」が登場する。

http://eiga.com/news/20140211/8/


佐村河内氏にかまってたら、もっと大事なことを書くの忘れてました。

当初春と言われてましたが、とにかく決まったようでなによりです。

3/30の大洗の海楽フェスタ2014でも、
それがらみのイベントがあるようなのでそのあたりも楽しみです。
ただ偕楽園の梅がこの時期もう終わっちゃってるかなあ…。

http://www.oarai-info.jp/girls-und-panzer/index.htm
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ガルパン特需と声優さん [ガールズ&パンツァー関係]

○いばらきイメージアップ大賞:大洗「ガルパン」Pが受賞
毎日新聞 2013年12月25日 16時02分

 茨城県は、県内のイメージアップにつながる取り組みを表彰する「いばらきイメージアップ大賞」を発表した。大賞には人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)の放映に合わせたさまざまな企画を行っている「大洗『ガルパン』プロジェクト」(大洗町商工会青年部など)が選ばれた。

 同賞は2006年度に始まり、今年度で8回目。205件の応募があり、同賞実行委員会(委員長・橋本昌知事)が審査した。

 実行委によると、同プロジェクトはアニメに大洗の街並みやアンコウ鍋など特産品を登場させてファンが大洗を訪れたくなる仕組みを作り、企業と町民、行政が楽しみながら関連企画を展開している点が評価された。

http://mainichi.jp/select/news/20131225k0000e040220000c.html

数日前に再放送が終わったものの、
ガルパンの勢いは来年(2014)のOVAや劇場公開の件もあるため、
まだまだしばらくは続くだろう。
特に大洗を中心とした聖地巡礼はまだまだ賑わうことだろう。

だが声優関係はこのガルパン特需にはあまりあやかってはいないようだ。

これは出演者が多かったため、
たしかに各自の個性付等は限られたスペースの中で、
よく描かれてはいたものの、
グループごとの個性の方が強くなってしまったため、
個人単位の色付けがそれらより一歩退いてしまったことによると思う。

このため主役のあんこうチーム以外を担当した声優さんで、
ガルパン以降の作品で急に出番が増えた声優さんはじつはほとんどいない。
ナカジマ役の山本希望さんと、ねこにゃー役の葉山いくみさん。
それに宇津木優季役の山岡ゆりさんくらいだろうか。
そど子役の井澤詩織さんや、ノンナ役の上坂すみれさんは、
ガルパン以前から勢いがつきはじめていたので、
ガルパンだけということではなさそうだ。

そして主役の五人にもけっこう差がでてきている。

主役みほ役の渕上舞さんは翌年主役級レギュラーが三本という、
大きな恩恵を受けた。

沙織役の茅野愛衣さんと、麻子役の井口裕香さんは、
もともと人気のある方だったこともあり、
その後も確実にレギュラー等を増やしている。

一番人気のあった優花里役の中上育実さんの場合、
キャラの癖がひじょうに強かったため、
同じ役作りをしてしまうと何やっても必要以上に優花里風になってしまうので、
(そういう意味では平野綾さんのハルヒとちょっと似ていると思います。)
このあたりがけっこうたいへんだったかもしれませんが、
いろいろと出演作品そのものは増えているようです。

あとけっこう中上さん、
「名探偵コナン」の
円谷光彦役の大谷育江さんや、
世良真純役の日高のり子さんに、その声が似ている。

それだけに思ったより役が増えていないのかもしれません。


問題は一番の天然だった華さん役の尾崎真実さん。

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ある意味いちばん難しい役というか、
ハイリスクローリタン的なキャラということと、
尾崎さんのやった華さんの声が、
他の有名声優さんでも似たような方がいるためか、
ちょっと自分を押し出し切れなかったきらいがあったため、
主役五人の中でいちばんガルパン特需の恩恵を受けなかったのは、
ちょっと可哀想なところがあった。

ただ2014年に「そにアニ -SUPER SONICO THE ANIMATION-」の
綿抜フウリ役が決まっているので、
このあたりもからめて来年(2014)はもう少し光があたってほしいところ。

というわけで、
渕上さんを除くと声優面では聖地巡礼面ほど、
ガルパン特需は顕著にはあらわれていないようです。

自分は聖地巡礼と声優は、
アニメという二次元、と現実世界という三次元を繋ぐものとしては、
ファンにとって極めて近しい立ち位置にいると考えている。

ただ近しすぎるがために、
今回の場合その方向に向かったパワーが、
聖地巡礼の方に大きく傾いてしまったため、
声優の方にはそのパワーが流れ込みきれなかったのではないかという、
そんな気もしています。

中上さんと尾崎さんのそれをみていると、
確かに演じたキャラとのそれや、
作品における登場キャラの多さも大きいですが、
そういう面もかなりあったのではないかと、
そんな気がちょっとしています。

ただ過去これだけ活発かつ積極的なパワーのある聖地を持った、
登場人物が異常なほどに多い作品というのはあまり記憶に無いので、
そういう意味でガルパンは新しいタイプの作品だったのかもしれませんし、
こういうことは予想がつかなかったという気がします。

今後もし似たようなタイプの作品がでてきたら、
やはり聖地と声優さんが今回と同じような関係と状況になっていくのか、
そのときはこの点におもいっきり注目していきたいと思います。

tೀ
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『「ガールズ&パンツァー」 人気に頼らず新アニメを』という記事について。 [ガールズ&パンツァー関係]

最近

『「ガールズ&パンツァー」 人気に頼らず新アニメを』

という記事がでた。

内容は

※----------------------------------------------------

人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)の舞台・大洗町に
“聖地巡礼”するファンが後を絶たず、町中がガルパンであふれているようだ。

 商店街を歩いてみると、確かに多くの店舗前に女の子のキャラクターパネルが並ぶ。
和菓子店の女性店員が「ファンのリピーターが増えている」と話す通り、アニメと町がいい関係を築いているらしい。

 ただ、最近は大洗以外でガルパンをよく目にする。
知事選では投票啓発のポケットティッシュのイラストに登場し、小美玉市の茨城空港では連携企画を実施。

担当者は「アニメに小美玉出身のキャラクターがいるから」と説明するが、
何でもガルパンというのは、ちょっと頼りすぎでは…。

 ご当地アニメがヒットすれば、その地をファンが訪れるのだから、
他人まかせでなく、自分たちでガルパンに続くアニメを企画するのもいいだろう。

たとえば、女の子のグループがドラマ「水戸黄門」ご一行のように県内44市町村を漫遊するオリジナルアニメはどうか。

 助さん・格さん、弥七らのような役割分担はもちろん、入浴シーンも欠かせない。
ストーリーは「中核病院の建設が進まない」「大型商業施設にお客が流れて大変」など、
各市町村が抱えるリアルな問題を女の子たちが解決していくものにしよう。

 登場する施設などは実名に近くし、ファンが訪れやすいように、また名所や特産品もしっかりPRする。

 完成したアニメは「県公認ご当地アニメ」に認定。
県のインターネットテレビ「いばキラTV」で放送すれば、いばキラTVの認知度も上がる。

 各市町村漫遊アニメができることを願って、ガルパンに頼っている茨城、40点!

----------------------------------------------------------------------

というもの。

自分は正直言ってこの記事の意味がよくわからない。
というか「なんで?」なのだ。

今のこのご時世。
頼れるもの使えるものは有効に使うのが当たり前で、
それを否定されるということは、
正直使われる方も当惑されてしまうだろう。

大洗の人たちなど「なんで?」かもしれない。

特に茨城空港は出来るときからああだこうだといろいろ言われ、
けっこうしんどい部分があるだけになおさらだ。

そしてその空港が震災で多くの人を救ったことも実証した。

大洗を震災からの復興に大きく力を貸したガルパンが、
震災で人々を助けた空港に手を貸したって罰は当たらない。

それだけに頼るなというが、
まだ放送終了してから半年も経ってないし、
来年は劇場作品の公開も予定されている。

それを思うと今やらないでいつやるのと、
こちらが聞きたいくらいだ。

たしかに「ガルパン」人気も永久不滅ではないので、
それだけに何年もしがみついているのは問題かもしれないが、
だからといって今この時期にそれに乗ることを否定されては、
真面目にやってる人にも悲しすぎる物言いだろう。

しかもそこで展開された代替案がまたアニメ。
たしかに面白い企画かもしれないけれど、
それならそれとガルパンの二本立てにしてもいいわけであって、
別段ガルパンの使い方をどうこう言われることもない。

新たに作品をつくることは肯定されて然るべきだが、
今ある作品の使い方をそこで否定する理由はちょっと見当たらないのだ。

なんか大洗だけ潤ってるやっかみでもあるのだろうか。
それともアニメというものに対する偏見でもあるのだろうか。

そんなところが見え隠れしているように読み手に感じられるのが、
とても気になって仕方がない。

ただこの意見。
たしかに言い方やタイミングはよくないが、
やはり恒久的に県内全体になにかムーブメントを波及させるような、
そういう努力が必要なことを言ってる部分があり、
そこところは自分も強く賛同する。

で、もしアニメをそういう意味で使いたいなら、
徳島でもやっているような県をあげての取り組みをした方が、
単一の作品に頼るよりはよっぽど長い目でみれば効果はあるし、
そこにガルパンやら、郷土紹介を兼ねた新作が乗っかってくれば、
それはそれでひとつの理想的な形になるとことだろう。

以前も書いたけど、
大洗だってこの作品と絡むときに、
あのキャラとストーリーだけでよく乗ったなという気がするし、
そうとう不安があったことは確かだと思う。
そこまで追い込まれていた部分もあるにはあるでしょうが…。

だが結果はまさに大当たりで、
大洗にとってたいへんな力となってくれた。

そこの部分の大洗の決断が、
はたして県規模でできるかどうかが、
もし徳島のようなことをするのであればカギになるだろうし、
当然各地元の協力や理解も必要だろう。

ただこういうもの行う場合、
意外なところで関係を持つ場合がある。

大洗の場合ガルパンがらみで自衛隊とも今まで以上のパイプができた。
どこでどういう繋がりができるかはほんとうにわからないのだ。

そういう可能性を思うと、
自分は今この時点で、
やはり今ガルパンに茨城の別地域がのることは、
そういう意味でも決して否定されるべきものではないと思う。

もし何か言うのであれば

「ではこの次はどうされますか。」

と問うべきであって、否定を込めたような行為はすべきではないのだ。

意見があれば、そこで行われていることをまず受け入れ、
そしてそれに提案をかぶせるというのが、
そこで努力している方に対しての礼儀だろう。

上から目線的な否定的発言などをいきなりされたら
よりよい意見や結果など出るわけがない。
自分で芽を摘んでいるようなものだ。

ようするに悪い意味での評論家になってはいけないのだ。
潰すのは簡単だが育てるのは本当に難しいのです。

まあ、ここで書いた人も悪気があったわけではないだろうけど、
あの物言いはちょっとどうなのかという気がした。
傲慢とは思わないが、
同じ県民なら同じ目線の高さで語るべきなのではないだろうか。

ファンが
「この人、ガルパンみてないでしょ。」
と言われてしまってはもうそれでアウトなのですよ。
たとえ観ていたとしてもです。
あれでは肝心の大洗まで白けてしまいかねないです。

けっこう内容的には正当なだけに、
その言い方には、より気を配ってほしかったです。


…と神奈川県民が言ってます。

まあ他県の人間の言う事なので、
もし関係されてる方がみていたら話半分で読んでください。

以上です。
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「日本戦車道連盟模擬試験」開始されました。 [ガールズ&パンツァー関係]

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全20問の問題に答えれば「認定証」が貰えます。受験料は無料です!  全問正解を目指し、見事「撃破率(正解率)120%」の認定証をゲットして下さい!


■試験期間 平成25年6月19日(水)~未定(毎週火曜日定休)
■受験場所 大洗町商店街他 
■受験方法
(1)大洗駅インフォメーションにて、マークシート形式の答案用紙を受け取って下さい。
※戦車パネルとは別の企画になります。問題設置店はこのサイトでご確認下さい。
※毎週火曜日は、大洗駅でマークシートの発行、認定証の発行が出来ません
(2)問題設置店に配布されているQRコードから問題を読み取って下さい。
※QRコードリーダーが必須となりますので、端末に機能が無い場合はアプリ等で対応して下さい。
※QRコードが読み込めない場合は、大洗駅インフォメーションにご相談下さい。
(3)出題の番号に合わせ、4択の答えから正解と思われるマークを鉛筆等で塗りつぶして下さい。
(4)終了しましたら、大洗駅にて正解率が表示された「認定証」を発行致します(※認定証は80%以上の正解率で発行)。
※1日何回でもチャレンジ出来ますが、答案用紙は1回につき1枚迄の配布とさせていただきます。
※問題は定期的に変わります。ネットにアップしたり調べる事なく、是非「実力」を試して下さい。
※問題の読込や回答中など、車や他のお客様に十分配慮してお楽しみ下さい。
※筆記用具を持参ください。ボールペンでも回答できますが、鉛筆が望ましいです

http://www.oarai-info.jp/girls-und-panzer/

ということになりました。

天候と熱中症には充分気を付けてください。

(ご注意)

6月中旬というと梅雨時ですが、心配なのは梅雨明けから夏にかけて。
北関東は午後から夕方、場合によっては夜まで、
スコールというかもの凄いまでの雷雨が数時間ほど、
それこそ日常茶飯事的におきます。

ガルパンが放送されたのは昨年10月からだったので、
幸いにしてまだこの集中豪雷雨にはファンの方々は遭遇してないと思います。
これからいよいよその時期にかかりはじめますので、
お出かけの時は天気予報をぜひ確認をしてください。
天気予報のメインの更新はAM5:00、AM11:00、PM5:00(17:00)ですが、
この時期は特にこまめにチェックされることをお勧めします。

あとリアルタイムな情報としては、
http://thunder.tepco.co.jp/
というものがあります。

集中豪雷雨および竜巻にも十分お気をつけください。

できれば大洗で急な雨宿りができる場所の一覧などがあると助かるのですが…

http://tenki.jp/forecast/point-457.html
大洗のピンポイント天気予報



あとウーロン茶を空腹時に飲むと胃がやられ食欲がなくなり、体力を失う原因になる可能性もありますので、このあたりもきをつけてください。
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「武部沙織」お誕生日企画開催+ちょっと嫌な話。 [ガールズ&パンツァー関係]

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http://magarimatu.web.fc2.com/

と、上記リンク先にでております。

6月22日(土)開催とのことです。

因みに、大洗では同日に地曳網があります。
http://www.oarai-info.jp/event/jibikiami.html

…が、もちろん誕生日企画が地曳網というわけではありません。
念のため。

しかし主催が違うとはいえ
こういうものを一か所にまとめてみるとこはできないものでしょうか。
そんなに巨大な街でもないですし…。


ところで以下はちょっと嫌な話です。
いや…ちょっとどころではじつはないのですが…。

最近かなり常識外れともいえる危険な行為があったと聞く。
本当だしたら怪我人がでていた可能性もあるだけにとんでもないことだ。

あとここでそれをやってはたしてどうなのよ?
というイベントが企画されていたとか。
しかもそれがらみでさらに大きな騒ぎがおきたという。

大洗ってコミケの会場でもなければ無法地帯でもない。
ごく普通の茨城県にある港町のひとつなのだ。

それわかってやってるのかなあ?
正直こちらは大洗の町で遊ばせてもらってるのであって、
震災の被害を受けた町に恵みを施してやってるんだみたいな、
そんなとんでもない傲慢で横柄な考えでこの町に来てるとしたら、
これはもうまったくダメというより人としてどうなのよ、というところだ。

まあ確かにこういう輩は鉄ヲタにもクラヲタにもいるので、
珍しいということはないけれど、
だからといって、やはりこれは許されるものではないし、
少しは場所と環境を考えろよといいたいことこのうえない。

大洗の人たちの行為に胡坐をかいて、
そのうえにこういう傲慢ともとられかねない行為や、
場の雰囲気をまるで考えていない行為はやはりいけない。

確かに一部の人間がやってることかもしれないが、
どんな信頼も崩れるときはほんの些細なことでも崩れてしまう。

ここは各々がここでのことを見つめなおしてみるいい時期なのかもしれない。
とにかくこういことで地元や作品、そして他の多くのファンを泣かすなよな。

ひさしぶりに情けない話を耳にしてしまった。
今後こういうことが無いことを強く願うものです。
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YouTube におけるガルバンのお気に入り。 [ガールズ&パンツァー関係]

ガルパンがらみのものが、
現在YouTubeにいろいろあがっているが、
以下のリンク先にある三部作は強烈でした。

まだの方はぜひお楽しみください。

タイトルは
「ガールズ&パンツァーの戦車道にプロの実況と解説をつけてみた」
上から、1、2、3、です。

http://www.youtube.com/watch?v=I6zC8pXpEdI

http://www.youtube.com/watch?v=i1jZQQxsvik

http://www.youtube.com/watch?v=xBD4tY0RbXM

いやあ、これ監督や関係者みんなにみてもらいたいわ。

ただこれみると本編みかえすたびにジョン・カビラさんの声が…
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TV版「ガールズ&パンツァー」大雑感 [ガールズ&パンツァー関係]

ようやく全話すべて放送が終了した。
あらためて第一話から見直すと、
ほんとうにいろいろな戦争映画のオマージュがでてくる。

有名なところでは「戦略大作戦」ネタ。
第五話で優花里がオッドボール軍曹と名乗ったのにはビックリ。
だいたいオッドボール軍曹はシャーマン戦車の隊長で、
それがシャーマンを主力としたサンダース大学付属高校に潜入したときに、
相手にそう名乗ったというのが強烈。
おそらくこの一言でケイさんにはバレバレだったのかもしれません。

また第十話の決勝戦前夜に一年生がみんなで見ていたのも「戦略大作戦」。
ただあれは泣ける映画なのだろうか?
たしかに身動きのとれなくなった戦車が破壊されるという意味では、
戦車大好き娘には悲しくて泣けるシーンなのかもしれませんが…。

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上はオリジナルの「戦略大作戦」より。
このシーンがTVで流れていましたが、
これが決勝戦での一年生のたてた作戦の伏線となっていくあたりも、
じつによく考えたつくりとなっていました。

音楽もこれまたいろいろな作品で聴かれたそれがでてくる。
「戦略大作戦」もそうですが、
第11話終盤で延々と流れていた「バルジ大作戦」。
※「バンツァーリート」の方が通りがいいかもしれませんが一応映画流れということで。
また11話のみほの戦車渡りのシーンの音楽や、
12話の戦闘終了後に流れていた音楽のベースは、
かの「バックドラフト」のそれがそのままというかんじになっている。
また「空軍大戦略」を思わせる音楽も他の話であった。

とにかく戦争映画やミリタリー系好きの人にはたまらない作品だった。

もっともそれだけではなく、
ものすごく考え抜かれた丁寧なつくり方と、
伏線の回収の仕方等もなかなか巧妙なものがあった。
ただそれ以上にテンポの良さとカメラワークの良さ。
台詞のコンパクトさとアンサンブルの良さがあげられる。

だいたい三十人以上のチームなのに、
全員がそれぞれ個人もしくはチームとしての個性が明確に描かれていて、
しかもそれがストーリー内でうまく機能しているのにも感心。
優花里とエルヴィンが「雪の進軍」を歌っているシーンなど、
何の違和感も無くむしろ納得してしまうほどでした。
ただその流れでそのまま「八甲田山」ネタはどうかと…

そしてそれらが最終回で見事に花開いている。

特に一対一のフラッグ車同士の一騎打ちなどは、
まるでマカロニウエスタンか時代劇のそれのようで、
途中建物を挟んでの走りあっての撃ち合いなど、
ちょっと「ブラックラグーン」におけるメイド編での、
レヴィとロベルタの港での撃ち合いを思い出してしまいました。

ここでのすぐ横を砲弾がかすめていくシーンも秀逸でしたが、
とにかくスピード感が素晴らしい。
ふつう戦車が撃ち合いながら走るとなると、
こんなにスピード感がでることそのものが不思議なのですが、
よくよくみるとじつは撃ってるのは姉のまほの戦車の方で、
榴弾も含めて十数発も撃ちまくっている。

これに対してみほの方はトータルでもその半分以下の六発程度。
しかもそのうちの二発は最後の撃ち合いでやってるため、
じっさいに時間でみるとかなり撃ってないように感じてしまう。
このため走行中に砲撃シーンやそれによる振動も無いため、
よりスピード描写がひきたったのだろう。

他にも何気ない言葉の伏線の回収がある。
みほが以前「戦車乗りは頭に血がのぼりやすい人が多い」と言っていたが。
ここでは八九式との追いかけっこ等でそれがよく描かれている。

また第一話で沙織が「やたら男の人に声をかけられる」と言っていたが、
それがどんな人たちだったのかが最後の凱旋シーンで明らかにされている。
よくもまあこんな細かいシーンのそれを回収したなと、
もう感心を通り超えて感嘆してしまいました。

最後の一騎討ち。

この時みほはまほの後方まで回り込んで決着をつけるのですが、
以前の聖グロリアーナ戦では横までしか回り込まず、
結果それが失敗に繋がったことが布石になっていたことなど、
このへんもいろいろと考えられていました。

あといろいろと忘れられないシーンも多かった。

例えば「平原や砂漠での戦車戦は海での艦隊決戦に近いものがある」、
という言葉が思い出させられるほど、
どの戦車戦もときにはそれを思わせるような見応えのあるものがありました。

また試合に勝った後みほがまほに会いにいくも、
何と言葉を続けていいのかわからず困っているみほに、
自ら声をかけ勝利をたたえ、
そして妹の言葉に耳をかたむけるそれに、
二年続けて姉の優勝を阻むことをしてしまったみほの気持ちと、
にもかかわらず妹の成長と自立を最後まで信じていた姉の喜ぶ姿ありと、
なかなかいろんなことを感じさせる夕陽の中の握手シーン。
絵になります。

尚ここでお互いの西住流に対する考え方が違ったのもおもしろく、
「これが西住流」と「これも西住流」の戦いだったという、
そういう一面もここであらためて強調していたのもよかったです。

そんな自分が特に忘れられないのはこのシーン。

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いつもは大胆不敵とも思える生徒会長がみせたこのシーン。

「ありがとね」

またこの抱きつく前にみせた仕草もとても印象に残るものがありました。

そして最後に駅でみほに
「隊長、何か言え。」という台詞。

今まで誰に対しても呼び捨てや「~ちゃん」とか呼んでいたのが、
ここではじめて「隊長」といったところが、
いかにも才能のかたまりのような生徒会長らしい、
みほに対する最高の賛辞に感じられました。

考えてみると、
この作品中いちばん大洗を愛していたのは会長だったのかもしれない。

かたときも名産の「干し芋」を手から離さないし、
負けたときの「あんこう踊り」も、
ただ自分が一度やってみたかった、
だけど一人では嫌、
みんなでこれを愉しもうということでああいうふうになったような、
あのときの表情をみてるとそんな気がしてならないし、
なんといっても忘れられないのが
「泣きながら残り一年を過ごすのは嫌だ」といったあの台詞。

この人の口から「泣きながら」という言葉が出たのは驚きだったが、
あの最後みほに抱き着くシーンでその意味がとても理解できた気がした。
この人ほんとうに心底大洗が好きなんだとあらためて感じた次第。

そして泣きの桃ちゃんのこと。

すでにみほに礼を言うシーンの終わりから大泣きで、
同じく泣き状態突入寸前だった柚子がなだめる一幕。

そして大洗駅前でみほのかけ声で全員がジャンプするあのシーン。
よくみると桃ちゃんだけ顔にハンカチをあててジャンプせずに、
片手をかろうじてあげている姿が描かれている。
小さなシーンだけど他のメンバーの満面の笑みとのそれでさらに際立っていました。

100.png

あと最後のパレードシーン。

考えてみると311のとき大洗はたいへんな被害にあいました。
http://www.youtube.com/watch?v=fAmX7_cBv68
http://www.youtube.com/watch?v=wJxKdNCPHl0
https://www.youtube.com/watch?v=5OAjEJ8P2Ec

しかもそれに引き続いての放射能によるそれもあり、
町はかなりの打撃を受けたとのこと。

また岩手、宮城、福島の被害は大きく報道されたものの、
茨城や千葉の外房などはほとんどいっていいくらい報道はされなかった。
それがまた大洗をはじめとした町に対してのそれに、
少なからず問題が生じたこともまたあったとのこと。

その311の翌年10月からこの作品の放送がはじまった。
当初はひじょうに奇怪な設定ということで目をひいただけだったが、
製作サイトの想像以上のノリが作品を大きくブレイクさせた。

そしてこれは舞台となった大洗にも大きな影響を与えた。
それは放送翌月にあった「大洗あんこう祭」が
例年の倍近くの人手になったこともにもあらわれた。

そんな中での残り二話の急遽放送延期は
正直心配した方も多かったと思われる。
この三ヶ月のインターバルが作品のパワーを落とすのではないかという、
そういう心配をされた方も多かったはず。

ですが最後の二つの回の完成度の出来は、
このま劇場でロードーショーにかけていい水準で、
ここまで製作サイドが本気でこだわった作品というのも、
そうなかなかみられないのでは?というくらいのものになりましたし、
水戸の「シネプレックス水戸」での全館上映をはじめ
翌日の「海楽フェスタ」との連動、
そして陸自衛隊の戦車まで特別参加という、
大洗だけでなく近隣を巻き込んでのそれは、
この作品の製作側や大洗町の関係者の方々、
そしてこの作品のファンの方々が
この作品をほんとうに大事にしてきたことがよくわかるくらい、
その土日が偕楽園の梅が見ごろだったこともあるのでしょうが、、
3/23-24の両日はかなり例年以上に大きな盛り上がりをみせたようです。

最後をしめくくったこのラストシーンは
そんな三ヶ月待ってくれた多くのファンの方々に対する感謝、
そして地元大洗町に対する感謝とエールのようにも感じられ、
じつに強く心に残る爽やかなシーンという気がしました。

あと個人的にはこのパレードで、
エンディングにのってひとりひとりがUPでうつるシーンのとき、
一年生でこの日いちばんのキーポイントだった操縦手の、
「やればできる子」が最後に〆でうつっていたのも満足でした。

他にもいろいろな名シーンがありましたが今はこのへんで。

さてこの作品。
全国高校大会というが学校がとても国内のものにみえなかったり、
会場がときには北緯五十度という樺太付近だったりと、
まるで世界大会のような感じさえするが、
世界大会そのものはじつは別にあるとのことで、
姉のまほはその強化選手だとか。

それを思うとそのあたりを描いた続編、
高校の世界大会を描いた話や、
国別対抗のため今まで戦った学校と一緒にチームを組む等の、
いろいろなパターンが考えられる。

また今回、尺や演出上からオミットされたと思われる、
もうひとつの準決勝、黒森峰vs聖グロリアーナ戦なども、
番外編として面白いかもしれない。

とにかく出来がよすぎたこのシリーズの続編となると、
なかなかたいへんなものを感じてしまう。
例え制作されたとしても来年以降にはなるでしょうが、
気が熟してきたらぜひ制作してほしいところです。

〆です。

http://girls-und-panzer.jp/
(公式サイト)

http://www.town.oarai.lg.jp/
(大洗町公式サイト)

102.png
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104.png
※大洗女子メンバー一覧。

余談ですが、主役の西住みほ役を演じた渕上舞さん。
渕上さんというとどうしても「電波女」の前川さんを思い出してしまいます。
このため最初みほは180cmくらいの長身のキャラかなと思ったくらい。
そのためTVをみたときはかなり驚いたものでした。
この作品渕上さんの代表作になるかもしれません。

それにしても生徒会は比較的ベテランの声優さんが揃いました。
生徒会がストーリー全体を引っ張っているという、
そういう重責を担わされている証なのかもしれません。


106.png
※今回の組み合わせ。
それにしてもけっこうユニークな名前もあって笑わされます。

(さらに余談いろいろ)

(1)
ただ正直言って超大型航空母艦のような船の上に町があるという設定。
はたしてどこまで意味があったのかいまでも疑問。
話の展開としては確かに有りではあるのですが…。

このことは劇場版ではしっかりと設定として生きていました。

(2)
プラウダ高校の生徒がコサックダンスをやってるときのBGM。
これはポーリュシカ・ポーレという曲だ゛じつは元はれっきとしたクラシック。
レフ・クニッペル作曲の交響曲第4番「コムソモール戦士の詩」の第1楽章にでてくるもので、
1934年にモスクワでアレクサンドル・ガウクの指揮で初演されました。
この原曲を聴かれたい方は以下のリンク先を参照してください。
http://www.youtube.com/watch?v=W1Ga-mfkJAU
1分30秒すぎあたりからそのメロディがでてきます。

(3)
あんこうチームの全員の誕生日が妙にみたことのある日付なので、
ちょっと気になって検索をかけたら…。
興味のある方は試しに検索をかけてみてください。

(4)
「サンダース大学附属高校」がはじめて登場したとき、
シャーマン戦車の大群が画面いっぱいにあらわれていた。
それをみた知人がいきなり「あれほんとは全部で36台なんだよね。」と一言。
理由はあまりにもくだらないので省略。

(5)
小松未可子さんが最終回に丸山紗希役ほんのちよっとだけ出演した。
これだったら他の方が二役でやってもよかったのにと思ってしまった。
で、ここからはあくまでも個人的な憶測なのですが、
グローリア学園のキャラにアッサムというキャラがいます。
じつはこのキャラは公式サイトで紹介されたキャラで唯一台詞がありません。
しかもよくみると設定が微妙にダージリンのそれと酷似している。

おそらく他の学校と違い同じ戦車に三人が同乗してしまったこともあるだろうけど、
ダージリンとアッサムの設定をひとつにした方がスムーズになるということから、
アッサムが台詞無しで途中から退場してしまったため、
小松さんがやる予定だったアッサムかきえてしまい、
しかたなく最後の最後で二言出演になったのではないかという気がしました。
動かしてみたら予想外なことになったというのはよくあることですが、
もしこれが本当だとしたら、現場はほんとたいへんだとあらためて痛感。

(追加)

と書いていたら、今度出るドラマCDにはそのアッサムさんが登場。
因みに声は明坂聡美さんが演じるとのこと。
まあここまで来ると二役というのはもう無いかもしれません。

でもアンチョビはどうするのでしょう。
吉岡麻耶さんにこのままというわけにもいかないでしょうし。うーん…。

※(2016年追補)
でも後々考えると別に無理でも何でもないんですよね。なんでこんなこと思ったのか今でも謎。

(6)
考えてみたら、みほが自分のチームと一年生チーム、
それに生徒会以外との交流を描いたシーンというのがあまりない。
それでもみほがチームをひとつにしたという印象を受けるのは、
命令するだけでなく自分からも動き結果を出す隊長ということ、
またある程度個人やチームごとの自主性にまかせたということ、
そして11話でみせた一年生を救出にいく姿勢というものが、
そういう一体感をもたせたのだろう。
12話ということで各々の掘り下げや交流などまで描くと、
当然ここまでの完成度は得られなかったことを思うと、
そう「思わせる」という演出がけっこう重要になってくる。
この作品はそういう部分にも最低限気を配っているし、
それが全体のスピード感を落とさなかった要因でもあった思う。

とにかく製作サイドの苦労が見返すにつれ感じられる。
ほんとうにお疲れ様でした。

(7)
「ガルパン」の打ち上げパーティには何百人もの関係者が集まったというが、
生徒会役の福圓美里さんや高橋美佳子さんも出席したが、
唯一、河嶋桃役の植田佳奈さんだけスケジュールの都合で欠席したところ

「桃ちゃんここで外す?」

と盛大にネットでつっこまれたとか。どこまでも愛された作品です。

(8)
一話で華さんが保健室に行く口実に「持病のしゃく(癪)」と言っているが、
この癪というのはwikiによると

「胸や腹のあたりに起こる、激痛の総称である。胆石症、胃痛、虫垂炎(盲腸)、生理痛などから来る腹痛すべてが癪と呼ばれた」とある。
おそらく華さんは胃痛の意味で言ったのかもしれないが、
コレステロールのとりすぎは胆石症になりやすいとのこと。
華さんのご飯の量とかみていると、
ひょっとして将来、本当に華さん「癪」を持病としてもってしまうかも。
ちと心配です。

第一話とかみてても、お昼にご飯山盛り+ラーメン+カロリーの高そうなおかず。

103.jpg

さらに別の日にはかなりこってりしたハンバーグステーキ+ご飯山盛り。
アイスもひとりだけカップだし…。
輪王寺の強飯式に行ってもおかわりしそうな勢いです。
まあつんでるエンジンがでかいといわれればそれまでですが…。


(9)
前にも少し言いましたが、
キャラが当初の予定と少し変わってしまった人がけっこういます。
ダージリンがアッサムを吸収したしたようなキャラになったのは、
喜多村さんの演技がそういう要素をもっていたことも大きかったという気がします。
もちろん動かしたときにこうなった方が無駄がなかったということもありますし、
結果ダージリンの個性とオレンジペコの口数が増えたということで、
この二人の個性がしっかりと確立したことは話の展開上もよかったという気がします。
(ただ最新のドラマCDではアッサムさんがでてきます)

またバレー部の河西さんの短気という設定も、
いつのまにか辛抱強く度胸があるというものに変わっていたのも、
これまた自然な成り行きかもしれません。
このあたりの前者の要素は桃ちゃんが一手に引き受けてしまったせいかもしれません。

あとモブも含めて多くの声優さんがいろいろな役を兼任していましたが、
さきほどの河西さん役の桐村さんの話によると、
八九式のメンバー役だった自分が最終回で
黒森峰のメンバーとして兼任した役の台詞が、
「このお、八九式のくせに!」
という例の台詞だったとか。

とにかく声優さんも全員参加型のアニメだったようです。

(10)
第9話今見返すとけっこうダージリンの会話にいろいろなものを感じます。
カチューシャを「プライドを搾取するのが好き」とけっこう手厳しいことを言ってますが、
そうなると8話のカチューシャとの艦内の会話もけっこうしんどいものを感じます。
負けた自分を呼んでプライドを傷つけるような言葉を投げかけてくることはわかっているが、
受けたものは逃げないという自分の性格もわかってやってるだけに、
かなりあのときのお茶会はダージリンにとって苦々しいものだったのかもしれません。

もともとサンダースやプラウダを下品と言い放っていただけに仲はよくなかったのかもしれません。
10話でもみほのところにケイやカチューシャは激励にくるけど、
横にいたダージリンには挨拶もしなかったですし。
ダージリンもそんなみほを不思議といってるのですから、
戦車道の有力校同士はあまり親交はないのかもしれません。

というかダージリンそのものが「自分以外はみんな下」みたいなところもありますし、
じっさいみほとの試合でその動きを察知するという天才的な読みももっているので、
力押しとかノリ押しみたいな、そういうものが生理的なにダメなのかもしれません。
読みあい閃きあいでバチバチ相手とやりあうのが好き。

案外ダージリンはガルパン版江戸川コナンなのかも。

(11)
学園艦における学校のことですが、かなりの部分学園運営も生徒にまかせているように感じられます。それこそ教師は授業やクラブ活動の顧問等にのみ特化した役割のみ与えられているのかもしれません。なにしろ廃校の件が外から生徒会に直接話が来るくらいですから。

ただそれだけの全権をもってるとなると、バレー部廃止したの会長になっちゃうんですよね。そうなると会長は案外バレー部キャプテンに、「戦車道選択して優勝したらバレー部復活を考えてもいい。」という条件をウラで出していたのかもしれません。だとすれば第二話でキャプテンが
「ここでがんばればバレー部は復活する。」
というのもうなずけます。このあたりはもう他でもすでに触れられているかもしれませんが…。

(12)
それにしてもサンダースもグロリアーナも
試合後までみほのことをまったくわかっていないようだった。
前年の準優勝チームのフラッグ車の車長のことを知らなかったというのだから、
よほど影が薄かったというか存在感が無かったのだろう。

黒森峰のようなひとつのマニュアルの中で歯車となって戦うシステムでは、
みほ本来の「規格外」の実力など出しようもなかったのだろう。
みほが「頼りない」といわれたり、エリカに見下された言われ方をしていたのも、
そんな理由があったからなのかもしれない。

そういうジレンマと決勝でのそれで逃げ出してしまったということは、
本人にとって最初はそれでOKだったかもしれないが、
終わってみれば本来の自分のそれをみつけられたということで、
決勝後会長にお礼を言っていたのもそういうことも含めてのことだったのだろう。

あと残ってるのは、みほとまほにおける、
微妙な西住流に対する考え方のつけあわせだろうか。
そのとき他の流派が絡んでくるのかどうかまではさすがにわかりませんが…。
もし二期があるとしたらとにかくこのあたりか大きな軸となるような気がします。

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(反省)

遅まきながら今になって以下の9人が全員同じ学年だということを知りました。
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ということはバレー部は一人残して全員卒業、しかも三人しか新入部員がいなかったので即廃部になったということか。こりゃ磯辺さん、諦めきれないわなあ。なんであんなにバレー部復興を目指しているかはじめてわかりました。反省してます。
 (あとこれまた余談ですが、バレーボールのバレー[volley]って、弾を一斉に撃つ、という意味もあるのですが、それでバレー部なのかなと最近ふと考えてしまいました。考えすぎだと思いますが…)

 ところでこの話、おそらく新学期の4月から衣替えをする前の5月くらいまでの話だと思うが、そうなると11月くらいに天皇杯みたいな高校から社会人を含む大会みたいなのがあるのでしょうか?ちと気になりました。もっともバレー部は最終回「来年も戦車道やるぞ」といってたのですからはたしてそれもどうなのかなと。

 まあもっとも学園艦が動き回れば季節や気温も変化しまくるので、衣替えという観念などないのかもしれませんし、猫田さんは半そででしたし。そうなると5月云々というのも関係ないかもしれません。それに見落としてましたが沙織さんの携帯に8月の日付もあったようなので…。

(二期)

ほんとうは二期やらなくても…というかんじなのですが。

でもやるとしたらサッカーの天皇杯にあたるような、社会人や大学チームなども含めた全国大会なんかいいかも。で、今回は戦車の最低数が決められていて、それに満たない場合は他から借りなければいらない、しかも一度借りたところからは次からは借りられないというルールがあるため、今まで戦った各学校と毎試合一緒に戦っていくというストーリー。で、決勝は蝶野一等陸尉率いる自衛隊と、大洗+黒森峰による連合チームとの戦いというかんじです。

ただしその二期の前にスピンオフで、先の一年生9人に他の一年生を含めた話+バレー部復活、「一年生たちのパンツァーフォー」などもみてみたいです。もっともそんものつくったら、二期など2016年のオリンピックより後になってしまいそうですが…。

と書いていたら、

「ガールズ&パンツァー」新作OVA&完全新作劇場版の制作が決定!
http://orch.blog.so-net.ne.jp/2013-04-29
二期ではなく劇場版できましたか。
ただ時期は予想通り。大洗町発足60周年にあたる2014年。
詳細はゆっくりと待ちたいと思います。


(考察)

よく決勝戦の黒森峰のまほの戦略がザルという話を聞く。
ほんとうにそうなのか、
ちょっとこのあたりを考えてみたい。

まず本来のまほの戦い方ですが、
じつはTVでは大洗との決勝でしかその戦い方が描かれていない。
みほのような無手勝流との戦いではふだんのそれが見えてこない部分がある。
まずそれを手掛かりにしてみたい。

ここで重要なのはグロリアーナのダージリンの言葉。

「自分たちはサンダースやプラウダのような下品な戦い方はしない」
そしてみほに対して
「お姉さんとの戦いよりもおもしろかった」

というここの部分。
まず前者のそれに黒森峰が入ってないということは、
ダージリンが嫌うノリや力押しという戦い方をしないということ。
そして後者から意外性がなく手堅い戦い方をするということがみてとれます。

さらにサンダースのケイが
「黒森峰は隊列を組んで正確に攻撃できる訓練は積んでるが、突発的なことに対処できない。」
といっていることもヒントとしてありまする

そして何といってもまほ自身が「それそのもの」と自分のことを言っていた西住流のこと。
「撃てば必中 守りは固く 進む姿は乱れ無し 鉄の掟 鋼の心 それが西住流。」

このことからみてまほのいう西住流が形を重視したものであり
「いかに形を崩さす美しく勝つ」かということが理想であって、
物量で圧勝するとか、
そういう類のものではないことは確かでしょう。

このことから推測すると決勝戦ではおそらく
最初に森をショートカットして18両による待ち伏せ砲撃で一気に形をつける、
そのあともし逃した場合、
足そのものは自分たちが遅いので追う展開となる、
そのとき丘へ向かった場合は包囲戦、
市街へ移動した場合はマウスで足止めし、
背後から挟み撃ちにして包囲するような形で仕留める。

つまり退路を断って完璧な布陣をひいて包囲するという
相手の足を殺してからあらゆる場面で「型」をつくって攻撃するという、
そういう作戦で臨もうとしていた節があります。

じっさいまほのこの作戦は当たり、
あのとき「ありくい」がアクシデントでバックしてこなければ、
まほの作戦勝ちでこの試合は終わり、
この決勝戦は稀に見る一方的な試合、
言い方を変えれば
「完璧な黒森峰の横綱相撲」
になってしまったと思います。

劇場版で文科省の役人が
「偶然勝った」
という発言がここの所を指してたとしたら、
西住母もちょっとひるんだかもしれません。



丘へ陣地をみほが築いたときも会長をして
「よんでいたかもね。」
といっていたことからもおわかりと思います。


この試合、
みほは大洗が黒森峰より勝っている「足」を活かすためには、
まほに追いつかれる、もしくは先手をとられるというのは絶対避けたいわけで、
そのためどんどん先へ先へと動かざるを得なかった。

ただまほはそれを読んでいて包囲はもちろんのこと、
マウスのいる市街地へ送り込むことに一応は成功していたということで、
たしかにみほの機転や奇策で活路を開いたものの、
戦力差はみほが予想したほどは縮まっておらず、
しかもまほの予想の範疇でみほは巧妙に市街地に追い込まれたという、
そういう途中までは展開になってたことを思うと、
形成は五分、もしくはややまほ有利の展開に持ち込みかけていたと、
そういう感じで試合は中盤まで推移していたと思います。

特にマウスが二両撃破した時点で勝利を確信していたかもしれません。

ただまほがなぜマウス側により強力な戦車をもう数量配置しなかったかというと、
やはり最初の18両攻撃で一気に勝負をつけに出てたということ、
そして足が遅いため広い展開で勝負をかけられ市街地等に入らなかった場合、
幅広くこちらも展開しなければならないため戦力を裂けなかった。

そしてそれ以上にそのことによって「型」を崩したくなかった、
もしくは「型」をつくることを阻害さられるような要素を持ち込みたくなかった、
ということが大きかったと思います。

そしてケイがいみじくも「ザッツ戦車道、これは戦争ではない。」、
といったことがここでまほによって実践されていたということでしょう。

もっとも最後の一騎打ちに持ち込まれたのは、まほのボーンヘッドかなあ。

おそらくあの廃墟(かな?)に誘い込もうとしたのは、
みほだけでなくまほも同じ考えだったような気がします。

ただ中があのよう通路が細かく入りくんでいるので、
中に入って見逃さないように自らが先頭で続いてしまったのでしょう。
ここまでは取り返しのつかない問題ではなかったのですが、
このときポルシェをフリーにしていたことが最大のミス。

まほはマウスとエレファントを撃破されたとき思わず

「フラッグ車だけを狙え」

と命令。これが結果ポルシェをフリーにしてしまい、
一対一の状況をつくられるきっかけとなってしまいました。
このとき

「履帯を狙って足をとめておけ」

と一言命令しておけば、
まほの勝利でこの戦いは終わっていたでしょう。

思わぬ事態が次々起きたことによって動揺していたのかもしれませんが、
この一言を言わなかったばかりに結果大きな代償を払ってしまったようです。

結果普段「型」にこだわっていたまほが、
最後の最後でその「型」を自分で崩してしまったことによって、
まほの考える西住流から乖離してしまったのがすべてといったところでしょうか。

ただなあ、まほはみほを溺愛してたからなあ。
単純に最後嬉しくて突っ込んじゃったのかなあ。


まほの戦い方は西住流にのっとった厳しい戦い方かもしれませんが、
厳しさが一歩踏み外すと魅力が無いものになってしまうようで、
ダージリンが暗にほのめかした、
まほの戦い方があまり面白くないというそれが、
この戦いで最後モロにでてしまい。
結果みてる方にも魅力のない戦い方にうつったことは確かなようです。

それが黒森峰の無策と多くの人にはうつったのかもしれません。

当然といえば当然なのでしょう。


あと黒森峰の敗退理由のひとつに、
組み合わせ的なものもあるかもしれない。

知波単、継続、聖グロ、と三試合を行っているが、
知波単はともかく、
その後の二試合は黒森峰をしてもちょっときつかったと思う。

しかも大洗がサンダース、アンツィオ、プラウダと三試合やるよりも、
短い期間でやっているためかなり疲弊したと思われる。

その後決勝までは黒森峰の方が開いたけど、
継続、聖グロ、の連戦は正直かなりこたえたのではなかろうか。

そうなると決勝に短期決戦をしかけた理由も分かってくる。
黒森峰の廃線はいろいろと根が深いのかも。


(西住流)

「撃てば必中 守りは固く 進む姿は乱れ無し 鉄の掟 鋼の心 それが西住流。」

というこの言葉。

まほはこの言葉そのものがあらわす「型」をそのまま実践したのに対し、
みほはその言葉のもつエキスをくみ取っていたという気がします。

つまりみほにとって
「撃てば必中」はそのままとしても、
「守りは固く」は、相手の弾に当たらないようにすること。
「進む姿は乱れ無し」は、 チームワークの良さ。
「鉄の掟」は、諦めないこと諦めたら終わり。
「鋼の心」は、みんなで勝つ。
というかんじに置き換えられていたといっていいのかもしれせん。
(多少最後のあたりは内容が逆かもしれまんが…)

だからまほに「西住流とは違う」と言われた時、
「そうかな?」と思わず言ったのはそういうことからきていたような気がします。

結局「みつけたよ、新しい戦車道。」とまほにいったのが
じつは新しい、だけど「これも西住流」だったのではないのかなと思ったりしています。

上で「これが西住流」と「これも西住流」の戦いといったのはそのためです。
もっともこのあたりは他の部分も含めて、
観たその人その人に委ねられる類のものといえるでしょう。

アニメを考えるってつまるところそういう部分の面白さも大いにあると思います。

以上で〆です。


※(2016/2月補足)

そういえば大洗女子は制服のそれから、
キリスト教関係の学校なんだろうかという話が以前からあった。

グロリアーナはそうだとしても、
大洗はその後もそういうかんじの描写は見受けられなかった。

大洗というと山村暮烏というキリスト教の伝道師が、
晩年大洗で過ごしたというので、
関連があるとするとそれくらいでしょうか。

因みに観光情報センターの近くに
山村暮鳥の詩碑があるそうです。



劇場版の雑感もあります。

http://orch.blog.so-net.ne.jp/2015-11-23

ただボリュームがこのTV版の数倍にも及ぶものになりますので、正直とても読んでて疲れると思いますし、最後まで読めなくて当たり前という代物なので、正直誰にでもお勧めというわけにはいきません。すみません。


(2016/4/17追加)

西住家のある熊本が今たいへんです。

募金ボランティアをされる予定の方は以下のサイトにそれがあります。

http://volunteer-platform.org/emg/jishin20160414/

また支援物資等の送り先や受け入れについては

http://did2memo.net/2016/04/17/jishin-kumamoto-shien-busshi/

をご覧ください。


よろしくお願いします。

KUMAMOTO1.jpg
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