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<大川小保存>民間が寄付 企業ふるさと納税活用 [震災]

東日本大震災の津波で児童ら84人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市の市立大川小の校舎保存に向け、大手建設会社など複数の民間企業が維持費を負担する方針であることが17日、分かった。「企業版ふるさと納税制度」を活用した寄付を石巻市が依頼し、内諾を得た。震災の記憶を伝える遺構の保存へ官民が協力する。
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 石巻市は同日までに、企業版ふるさと納税による寄付を受け取るのに必要な「地域再生計画」を内閣府に提出した。内閣府は計画に問題がないか点検し、8月に可否を判断する。
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 大川小校舎の保存を巡っては、住民の間で賛否が分かれていたが、亀山紘市長が今年3月、保存方針を表明した。現状のまま残すため初期費用は不要だが、維持費が年間1100万~1700万円かかると見込まれる。企業側は、この一部を負担する見通しだ。
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 企業版ふるさと納税は今年4月に新設された。企業は寄付金の約6割が納税額から差し引かれるほか、地域貢献によるイメージアップという利点がある。過度の減税を防ぐため、内閣府が地域再生計画を認定しなければ寄付できない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160618-00000012-khks-soci


地元は保存と廃止で意見が真っ二つ。

個人的にもいろいろと複雑なものを感じるけど、
今はいろいろとあるかもしれないが、
半世紀後にはおそらく遺してよかったと思われると思う。

広島の原爆ドームと同じとは言わないけど、
このような悲劇を二度起こさないためにも、
これでよかったという気がする。


もちろん正しいとか正しくないとか、
そう簡単にいいきれるものではないし、
遺族の方には思い出したくないものを、
延々と見続けなければいけないという痛みと重さがある。

でもこれがもし無くなると、
そこにはほんとうに痕跡がなくなってしまう。

碑をたてればいいというかもしれないけど、
かつての三陸津波の碑が、
それをたてた人の意志がどれだけ311のとき、
多くの人たちに伝わっていたのだろうかと考えるとき、
今はともかく、
将来のことを考えると語り部が亡くなり、
過去の現実が歴史へと風化されてしまっていくことを思うと、
やはりそれに素直に賛同することは自分はできない。

自分は津波にもあってないし、
身内を311ではなくしていないので、
はたしてどこまで発言する権利があるか分からないけど、
今はこれでよかったと思っています。


来年(2017)は311で亡くなられた方の七回忌。

できれば一度被災地をその頃訪ねてみたいと思います。
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