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悲鳴だけでは誰も助けてくれないのか。 [ひとりごと]

よく悲惨な事件が起きると、
テレビの取材等におけるインタビューで、

「人の呻き声がきこえた」
「なにか悲鳴のようなものが聞えた」
「深夜に大きな物音か聞こえた」
「男女の言い争う声が聞こえた」

というのがある。

インタビューなど聞いてると
「なんでそのとき通報したりしないんだ」
と思うけど、
じっさい自分が自宅にいて、
これらの事に遭遇したらどうしようかと、
ちよっとやはり躊躇してしまうだろう。

また明確に
「たすけて」
という叫び声が聞こえても、
ほとんどの人は自分がまきこまれることを恐れ、
すぐには家から出て助けにいくことはしないと思う。

しても警察に一報するくらいだろうか。

いやそれすらも
「警察にそんなことで通報ですか…みたいな態度をされたら恥ずかしい」
と思い、しない人が大半だろうか。

偶然そばに居合わせないかぎり、
やはり躊躇してしまうだろう。

それを思うと、
夜中いくら悲鳴をあげても
また助けを求めても
ほとんど助からないというのが、
今の日本の現実なのかもしれない。

ただこのあたりを、
もし警察がガイドラインをつくって、
通報レベルを多少下げて、
それを明確に一般に流布し徹底させたら、
このあたりどうなのだろう。

やり方によっては、
警察への連絡への躊躇が激減し、
より救われる人か増えるのではないか。

もちろん警察への負担も増大し、
弊害もいろいろ生じると思われるが、
少しはそういうことへの一般への協力も、
分かりやすくより広く、
はたらきかけることをすべきだと思う。

防犯カメラというもので、
視覚的な抑止力が、
リアルタイムというわけにはいかないけど、
かなりの効果を発揮しつつある。

だけど聴覚的なものというどうだろう。

そういう意味でも、
聞こえたものに対する行動や判断に対し、
警察も一般向け対応というか、より明確な指針を示してほしいものです。
(すでにそれに近いものはあるかもしれませんが)

人間誰でも勇気を即実践できるわけではありません。

自分も他人をどうこう言えるわけではないし、
取り立てて強い人間でもありません。


助けられたものを躊躇によって救えなかった。

けっこうこれって心の傷として深くのこります。

それだけに自分を含むそういう多くの人たちに
「これだけはせめてやってほしい」
と、
それこそ溺れた人への人工呼吸のように、
何か緊急対応マニュアルみたいなものを
ぜひより広く、
そして分かりやすく伝えてほしいと、
警察や公共機関等に強くお願いする次第です。

もしそういうものをご存知の方がいたら、
ぜひご教示ください。
ここでもそれを紹介したいと思います。
よろしくお願いいたします。

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阿伊沢萬

けっこう夜中、酔っ払って叫んだりしてるものもあるのですが、やはり命にかかわることがそばで起きていた場合、何かしたいと思うものの、ただそれで自分に危険が被るというのも厳しいという気がします。

何かこちらに警察からひとつの指針がほしいです。

ハムサブロー様、 nice!ありがとうございました。
by 阿伊沢萬 (2015-09-01 21:21) 

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