合格者無し! 第3回クラシックソムリエ検定試験ゴールドクラス。 [クラシック検定]
凄まじい結果だった。
前回ひとつ下のシルバーを最下位で合格した自分にとって、
去る10月12日に行われた初のゴールドクラスは、
とにかくきつーいものだった。
個人的には今まで散見された、
「こんな問題なんの足しに今後なるの?」
という問題がここではかなり少なく、
そういう意味では難しかったが負けて悔いなしという、
そんな感想ももった試験だった。
まあもっともやるまえは「あたってくだけろ」だったのが、
やったあとは「あたってくじけろ」になってはしまいましたが…。
今回の試験、
個人的には6~7人ほど受かっているだろう。
そして自分は前回の感触と結果を参考にして、
今回は前回より200点ほど低い、
おそらく500~600くらいの点数だろうと踏んでいた。
結果は600点。
予想上限点ということで、
合格はしなかったけど個人的には上出来の部類の結果だった。
だが試験結果と一緒に送られてきた今回の試験データをみて愕然とした。
なんとゴールドクラスの最高点は740点。
つまり合格者がいなかったのだ。
しかもシルバークラスも合格者がどうやら一名のみ。
エントリークラスも最高点が880点と、
どのクラスも異常なほど難しかったという結果になった。
確かに今回の他のクラスの試験問題をみたとき、
今年のエントリーは自分も800点位しかとれなかったし、
シルバーもゴールドとどっこいどっこいの点しかとれないかんじだった。
しかも三クラスとも平均点が五百点台。
これでは今回の結果も当然というべきだろう。
因みに自分のゴールドの600点というのは、
33人中7~8番目くらいとのこと。
最下位で受けた人間としては正直出来過ぎもいいところだ。
これで心置きなく来年のゴールドを受けることができる。
もちろん受かる自信など皆無だが、
700点くらいはとれるだろうという、
根拠も裏付けも無いけど、
なにか自信のようなものはできた。
ただ心配なのはこれでプラチナは再来年におあずけということか。
しかも新たなゴールド受験資格獲得者はたった一名。
これではこの先がかなり心配だ。
いっそのこと平均点より上にいった人すべてに、
合格はしてなくともひとつ上のクラスの受験資格は与えるというのはどうだろう。
つまり今回ならシルバーで540点以上は全員ゴールドの受験資格を与えるというもの。
だけどこれではちょっと不公平なので、
シルバー不合格者でもしゴールドを受験し受かった場合、
その時点でまだシルバーに合格していなければ、
ゴールドを「認定」という形にするというもの。
つまりシルバー=不合格、ゴールド=認定、というパターンだ。
で、このゴールドを認定から合格にするためには、
シルバーにとにかく合格しなければいけない。
シルバーに合格すれば自動的に認定になっていたゴールドも、
無時合格に変更されるというものです。
で、これらもゴールドとプラチナにも利用すれば、
来年はゴールドを現在のシルバー合格者+シルバー平均点超え該当者。
プラチナをゴールド平均点超え該当者がそれぞれ受験できるというもの。
ただし平均点超えで受験資格を得た者はとにかく二つとも合格しないと、
すべてが合格にはならないということだ。
もしくはもうひとつの案として、
①800点以上とっている。
②総受験数の上位20%に入っている(ただし小数点以下切り上げで出た数)。
このどちらかを満たしていれば合格。
こういうやり方も有りではなかろうか。
そうすれば年度ごとの問題の難しい難しくないにかかわらず、
以前よりは公平な基準ができるというもの。
年に二度や三度もある漢検や簿記、
またとにかく受かれば資格が取れる気象予報士ならともかく、
何段階にも分かれていて、しかも年一というこの検定の場合、
こういう変則もありかななどと思ったりした次第。
ただしブラチナのみ、
自分で問題を選択できるようにするかわり、
このクラスのみ900点以上のみで合格にする。
※問題を選択できるというのは、例えば問題は200問あるが、そのうち100問のみ答え、その中で90%正答を目指すというもの。ただしマークシートに101問以上答えを印たら失格。制限時間90分。
みたいな。
まあこのあたりは協会が考えていることなので、
すべてはむこうにおまかせです。
ただひとつ、これだけは強くお願いしたい。
全体の20~25%は、
これだけは絶対覚えておいてほしい、
もしくは知っておいてほしいという大事な問題については、
過去問云々関係なく毎年しつこく出してほしい。
もちろん選択肢を変えるとか質問と回答を逆にしてもOKだが、
徹底的にこのことだけはやってほしい。
それは問題の質を下げないということもあるが、
大事なことは繰り返し問題という意義の範疇を超えて出すべきだ。
それはこの試験のポリシーにもなるだろうし核にもなるだろう。
しかもそうすれば皆過去問もちゃんと復習するだろう。
まさに一石二鳥だし三鳥にもこれはなると思う。
ただ試験をするというのではなく、
こういうことは知ってほしいというものを繰り返し出題し、
自分たちのひとつのメッセージやポリシーにするというのも、
この種の試験だからこそ有りだし大事なのではないだろうか。
そんなところです。
以上で〆。
前回ひとつ下のシルバーを最下位で合格した自分にとって、
去る10月12日に行われた初のゴールドクラスは、
とにかくきつーいものだった。
個人的には今まで散見された、
「こんな問題なんの足しに今後なるの?」
という問題がここではかなり少なく、
そういう意味では難しかったが負けて悔いなしという、
そんな感想ももった試験だった。
まあもっともやるまえは「あたってくだけろ」だったのが、
やったあとは「あたってくじけろ」になってはしまいましたが…。
今回の試験、
個人的には6~7人ほど受かっているだろう。
そして自分は前回の感触と結果を参考にして、
今回は前回より200点ほど低い、
おそらく500~600くらいの点数だろうと踏んでいた。
結果は600点。
予想上限点ということで、
合格はしなかったけど個人的には上出来の部類の結果だった。
だが試験結果と一緒に送られてきた今回の試験データをみて愕然とした。
なんとゴールドクラスの最高点は740点。
つまり合格者がいなかったのだ。
しかもシルバークラスも合格者がどうやら一名のみ。
エントリークラスも最高点が880点と、
どのクラスも異常なほど難しかったという結果になった。
確かに今回の他のクラスの試験問題をみたとき、
今年のエントリーは自分も800点位しかとれなかったし、
シルバーもゴールドとどっこいどっこいの点しかとれないかんじだった。
しかも三クラスとも平均点が五百点台。
これでは今回の結果も当然というべきだろう。
因みに自分のゴールドの600点というのは、
33人中7~8番目くらいとのこと。
最下位で受けた人間としては正直出来過ぎもいいところだ。
これで心置きなく来年のゴールドを受けることができる。
もちろん受かる自信など皆無だが、
700点くらいはとれるだろうという、
根拠も裏付けも無いけど、
なにか自信のようなものはできた。
ただ心配なのはこれでプラチナは再来年におあずけということか。
しかも新たなゴールド受験資格獲得者はたった一名。
これではこの先がかなり心配だ。
いっそのこと平均点より上にいった人すべてに、
合格はしてなくともひとつ上のクラスの受験資格は与えるというのはどうだろう。
つまり今回ならシルバーで540点以上は全員ゴールドの受験資格を与えるというもの。
だけどこれではちょっと不公平なので、
シルバー不合格者でもしゴールドを受験し受かった場合、
その時点でまだシルバーに合格していなければ、
ゴールドを「認定」という形にするというもの。
つまりシルバー=不合格、ゴールド=認定、というパターンだ。
で、このゴールドを認定から合格にするためには、
シルバーにとにかく合格しなければいけない。
シルバーに合格すれば自動的に認定になっていたゴールドも、
無時合格に変更されるというものです。
で、これらもゴールドとプラチナにも利用すれば、
来年はゴールドを現在のシルバー合格者+シルバー平均点超え該当者。
プラチナをゴールド平均点超え該当者がそれぞれ受験できるというもの。
ただし平均点超えで受験資格を得た者はとにかく二つとも合格しないと、
すべてが合格にはならないということだ。
もしくはもうひとつの案として、
①800点以上とっている。
②総受験数の上位20%に入っている(ただし小数点以下切り上げで出た数)。
このどちらかを満たしていれば合格。
こういうやり方も有りではなかろうか。
そうすれば年度ごとの問題の難しい難しくないにかかわらず、
以前よりは公平な基準ができるというもの。
年に二度や三度もある漢検や簿記、
またとにかく受かれば資格が取れる気象予報士ならともかく、
何段階にも分かれていて、しかも年一というこの検定の場合、
こういう変則もありかななどと思ったりした次第。
ただしブラチナのみ、
自分で問題を選択できるようにするかわり、
このクラスのみ900点以上のみで合格にする。
※問題を選択できるというのは、例えば問題は200問あるが、そのうち100問のみ答え、その中で90%正答を目指すというもの。ただしマークシートに101問以上答えを印たら失格。制限時間90分。
みたいな。
まあこのあたりは協会が考えていることなので、
すべてはむこうにおまかせです。
ただひとつ、これだけは強くお願いしたい。
全体の20~25%は、
これだけは絶対覚えておいてほしい、
もしくは知っておいてほしいという大事な問題については、
過去問云々関係なく毎年しつこく出してほしい。
もちろん選択肢を変えるとか質問と回答を逆にしてもOKだが、
徹底的にこのことだけはやってほしい。
それは問題の質を下げないということもあるが、
大事なことは繰り返し問題という意義の範疇を超えて出すべきだ。
それはこの試験のポリシーにもなるだろうし核にもなるだろう。
しかもそうすれば皆過去問もちゃんと復習するだろう。
まさに一石二鳥だし三鳥にもこれはなると思う。
ただ試験をするというのではなく、
こういうことは知ってほしいというものを繰り返し出題し、
自分たちのひとつのメッセージやポリシーにするというのも、
この種の試験だからこそ有りだし大事なのではないだろうか。
そんなところです。
以上で〆。
初めまして。
ゆきなと申します。
先日クラシック検定のエントリー・シルバークラスを受け
とても難しかったため検索をかけてみたところ
ブログに辿りつきました。
ゴールドクラスまで受検されているとのこと、
非常に驚き、尊敬いたします・・・。
おっしゃるように、勉強する意義があまり見えてこないのです。
どのようにモチベーションを保ってらっしゃるのでしょう?
やはり元から音楽が好きでなければ、厳しいものなのでしょうかね。
ゆきな
by ゆきな (2015-11-12 09:43)
コメントありがとうございます。
正直言うと、問題が全体的に点の集まりみたいで、この問題がどこへ繋がっていくのか、それがわかると音楽がより楽しく聴こえるものになるのか、という部分で?なかんじの質問がそこそこあり、出題者の一部に、問題をただただマニアックにすればいいというような考えの人がいるのではないかと、ちょっと疑問に思っています。
>勉強する意義があまり見えてこないのです。
ですからこういう感想はじつにその通りだと思いますし、出題者には一考を要してほしいと強く思ってます。
>どのようにモチベーションを保ってらっしゃるのでしょう?
自分の場合は知るだけの価値があるような知らないことを知るきっかけというのを、この試験にもとめている部分があるのでそのあたりでしょうか。それだけにどことの繋がりの無い、ただただ点の事柄のみ扱ったような質問が今後も続くと、自分もやめてしまうかもしれません。
>やはり元から音楽が好きでなければ、厳しいものなのでしょうかね。
それはあると思いますが、この手の試験はそう思わせてしまうと駄目なんですよね。「音楽って面白い」とか「こんな知らないことがあるのか」というきっかけをつくるようなものをせめて出題してほしいです。
今回特にそう思いました。
by 阿伊沢萬 (2015-11-13 00:10)
お返事が遅くなりました。
ありがとうございます。
ゴールドクラスに挑戦されている方の深い洞察、
なるほどと、非常に納得しました。
私も、やれるだけ続けていきたいです。
by ゆきな (2015-11-17 08:52)
>ゴールドクラスに挑戦されている方の深い洞察、
なるほどと、非常に納得しました。
ただ挑戦してるだけで、そのたびにあたってくじけてますが…。
ゆきな様コメントありがとうございました。
by 阿伊沢萬 (2015-11-20 00:06)