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聖地巡礼と声優 (追補) [声優]

今(2014年)から四年前、
自分は以下のようなことを書いている。

それは「聖地巡礼と声優」の接点のようなものだ。

http://orch.blog.so-net.ne.jp/2010-01-10-1

これを書いてから4年半が経った。

あれからじつに多くの聖地があらわれた。

「秩父」「鴨川」「竹原」「高山」「江の島」「湯涌温泉」「大洗」等々。

とにもかくにも各地にいろいろとあらわれた。

そして何故かこの種の作品に頻繁に登場する声優さんもあらわれたりと、
とにかくこの四年間で大きく変わってしまった。

聖地巡礼はもはやブームではなく、
もうほとんど日常と化している。

そして聖地のそれも点から面や線を軸としたものに変わりつつあり、
場所によっては県もかなりかかわっているところもあらわれている。

これには311で打撃を受けたことからの回復と復興というものもある。
大洗などはそのいい例で、
この街のもつ観光のノウハウがさらにそれらとうまくかみ合い、
2014年春現在ワンクールしか作品本編が無いにもかかわらず、
すでに放送終了から一年以上経つにもかかわらず、
その賑わいもテンションもそれほど低下しているとは思えないという、
しかも作品だけではなく町の魅力へと訪問者を惹きつけることにも成功しており、
新しい…というよりかなり理想的な展開をここでは呈している。

もちろん各地とも大洗のような理想的展開ばかりではないようですが、
とにかく「顧みてもらう」ことを第一に、
各地の多くがそれにとりくんでいるようです。

これについては、
今年のAnimeJapan 2014 ビジネスセミナーにおける項目に、
それらのこを明記していますが…。

http://orch.blog.so-net.ne.jp/2014-03-22

四年前に書いたそれと今回のそれを読むと、
アニメにおける聖地巡礼が、
アニメという枠だけでなく、
地元本来の魅力の伝達と再開発というだけでなく、
アニメファンの中にある他ジャンルへの興味誘導、
それが歴史であったり、鉄道であったり、建造物であったり、自然であったりと、
とにかく多様に渡っているということです。

これにはアニメファンその人その人の元からじつはもっている、
アニメ以外の趣味趣向への喚起とその抱き合わせを見据えたものがあり、
ある意味、
小売店の店頭販売における接客のそれと相通じるものがある。

それを思うと聖地にあたる方も、
相手がアニメ云々という考えで特別な身構えなどせず、
自然に他の観光客と同じ姿勢で接することが、
ごく自然な成り行きとなっていく傾向になると思う。


もちろん言うは易し行うは…という部分も多々あるけど、
かつての作品が終わると聖地はすぐに廃れるという、
そういう宿命的な問題もこれなら完全にとは言わないまでも、
ある程度までは対応できるのではないかという気がする。


ただこれらの動きはじつは声優さんのそれにもあてはまるところがあり、
それが各々のスタイルの変化や活動の多様化にも繋がり、
顧みてくれるファンの開拓や獲得へと繋がっていくとこもあるのですが、
このあたりはまだちょっと自分の中で整理が施されていないので、
この件についてはこのへんで今は終了です。


ところで以前にも書きましたが、
日本のアニメにおける声優のそれはすでに半世紀の歴史があるのに対し、
聖地巡礼の方はアニメの場合まだその半分も歴史が無いことを思うと、
まだまだこのあたりはいろいろと変化し、
そして発展していくのではと思っています。

そのため聖地巡礼というイメージに対して、
これからは従来の枠にとらわれてはいけないのではないか、
だけどある意味とらわれていく必要もあるのではないかという、
そういう微妙なバランスを各地がその特性に応じて
いろいろと考察、そして考慮行動していくことになるのだろうと思います。


最後かなりギクシャクした物言いになりましたが…、

今はこれで〆です。
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