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パーヴォ・ヤルヴィ NHK交響楽団 首席指揮者に就任のニュースが… [クラシック百物語]

正直もりあがってこない。

先週のNHK交響楽団のホームページで


2012年7月6日

公益財団法人NHK交響楽団(所在地:東京都港区、理事長:日向英実)は、2015年9月より欧米を中心に活躍するパーヴォ・ヤルヴィ氏を、首席指揮者に迎えることになりました。

現在ヤルヴィ氏は、パリ管弦楽団音楽監督、フランクフルト放送交響楽団音楽監督、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団芸術監督を務めるほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ドレスデン国立管弦楽団など、世界一流オーケストラに客演を続けています。

ヤルヴィ氏が、初めてNHK交響楽団のステージに立ったのは2002年1月のこと。定期公演3つのプログラムに登場して、バルトーク、プロコフィエフ、シベリウスなどを指揮。エネルギーを内に秘めながらも、細部に至るまでゆきとどいた感性で聴衆の心を掴み、センスにあふれた演奏を強く印象づけました。

ヤルヴィ氏との契約は2015年9月から3年間で、これに先立ち2015年2月には定期公演に出演。このほか海外公演も計画されており、N響の世界的評価を高めるものと期待されます。またテレビ、ラジオを通しても、数多くの音楽ファンのみなさまにヤルヴィ氏とN響との「新しい時代の幕開け」を感じとっていただければ幸いです。

http://www.nhkso.or.jp/news/1314/


正直「えっ?」と思った。

そりゃそうだろう、
つい最近までN響はこの件に関して
初心に立ち返ってドイツ系の指揮者を云々と発言し、
さもN響は次の指揮者をドイツ系の指揮者をシェフに据えるような、
そんな雰囲気があったからだ。

だが結果はこれだ。

もちろんパーヴォ・ヤルヴィ は素晴らしい指揮者だし、
N響にはこれくらいの指揮者が必要だろうと思った。

それでもなあ…そういうことなのかなあ…
という気がしてしまった。
なんか誰か違う人にアタックしていたがダメになったので、
他にとられる前にパーヴォ・ヤルヴィ に緊急アタック、
フランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)と来日中の
今年(2012)6月に最終のつめを本人とやったという、
そんな気がしたものだった。

あとネットでもこのニュース
ここしばらくみていたけれどあまり盛り上がってない。
素晴らしい指揮者だしかつての公演もうまくはいってたけれど、
やはりドイツ系を探していたN響がこれですかというのと、
ずいぶん先のことを発表したなあという、
そんなところがひっかかっているのだろうか。

特に後者だろう。
ほんとうに先だ。
次のFIFAWカップブラジル大会の翌年の話だ。
おれ生きてるかなあ?と心配になってしまうくらいだ。

ヤルヴィが今もっているオケのひとつと契約を更新しないという、
そういう話がもれてきたことによるものなのか、
それともN響の事務方に
「いつまでこういう状況が続くのか?もう結論を出せ。」と、
どこからか厳しく迫られたのか、
そのあたりはわからないが、とにかく先だ。

あと首席指揮者であって常任ではないということもひっかかる。
デュトワやアシュケナージのそれとは違うということ。

これがN響が慎重になったためこういう形になったのか、
パーヴォの方が様子みてからその後を決めるとなったのか。
そこのあたりもとても気になるところがある。

そういう意味でそれまでにこの両者の共演
そして就任後の演奏がとても気になります。
ほんとうに理想的に相思相愛になれば
数年後には音楽監督になる可能性もあるだろう。

じっさいそうなったらN響は飛躍的に向上するだろうし、
再度世界にうってでれるオケになるだろう。

N響にとっては久しぶりに五十代の指揮者がトップにたつ。
とにかくいろいろと書いたけどとにかく期待したいし、
ぜひ相思相愛の仲に発展してほしい。

ただ個人的には「祝」は早いと思っている。
十年後にこれが「祝」だったといわせるものにしてほしい。
今はそれだけです。


※一部誤りがあったので訂正しました。申し訳ありません。
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コメント 2

サンフランシスコ人

「N響の世界的評価を高めるものと期待されます..」

サンフランシスコでは、ずっと低評価です....
by サンフランシスコ人 (2016-03-11 07:58) 

阿伊沢萬

日本でも正直デュトワ時代以外ずっとそうなんですが…
by 阿伊沢萬 (2016-03-11 19:51) 

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