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甲斐姫のこと [いろいろ]

大河ドラマ「江」がはじまった。
江は信長の妹、お市の方の三女、後の崇源院で
佐治一成、羽柴秀勝、そして徳川秀忠と嫁ぎ、
秀忠の間に後の徳川秀頼の妻となる千姫をもうけている。

その千姫が大阪夏の陣の後
秀頼の長女、奈阿姫とともに命を救い
鎌倉の東慶寺に入ったものの中に
秀吉の側室でもあった甲斐姫の名前がある。

この甲斐姫、
じつはたいへん戦国時代マニアに人気のある女性なのだ。
1572年生まれというから江のひとつ年上の女性だが
この甲斐姫については
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E6%96%90%E5%A7%AB
にうまくまとまっている。ただ成田長親の項
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E7%94%B0%E9%95%B7%E8%A6%AA
も参照されるといいかもしれない。

あとこの秋公開予定の、成田長親をとりあげた
『のぼうの城』にも甲斐姫がでてくるので
それもご覧になられるのもおもしろいと思う。

この甲斐姫
いろいろな伝承等を読むと
東国一の美女であるだけでなく
17歳で戦闘の指揮を執り
しかも自ら鎧を身につけ先陣を切るという、
知将であり剣の達人だったというのだから凄い。

そのためか最近は小説だけでなく
同人誌やゲームにまで登場しているという。

もう少しメジャーな場所にいたら
幕末の沖田総司なみに人気がでたかもしれない。

だけどしかし一般にはそんなに知られていないようだ。

伝えられるように
実際、史上最強ともいえる女性武人であったのか、
それともたんなるじゃじゃ馬姫だったのか、
それは自分にもわからないけれど、
この甲斐姫、
なかなか面白いキャラクターという気がします。

そういえば以前ほんとか嘘かわからないけれど
十歳で信長に処刑されたはずの浅井万福丸が
じつは生きていて東国に落ち延び
甲斐姫の下でいっしょに戦い、
後に千姫を通じて妹、江と再会するという
そういう内容の小説を企画している人がいるという話を聞いた。

その後そういう話を聞きいていないので
もしそれができていたらさぞや今話題になったろうにと、
ちょっと残念な気がします。

とにかく今年の後半は
甲斐姫の名前をいろいろと聞くことになるかもしれません。
ちょっと覚えておいてください。

因みに甲斐姫のいた城は
埼玉県行田市にある忍城のことです。
http://www.city.gyoda.lg.jp/kyoiku/iinkai/sisetu/hakubutukan.html


書き落としましたが、甲斐姫は上述したとおり伝承面のそれは多いのですが、
肝心の資料等が皆無なのでその実在性には疑問符がうたれています。
このため行田市にある「郷土博物館」には甲斐姫の事柄は皆無となっています。
じっさいどうなんでしょうね。

実在していたらそれはそれはとても華やかなことなのですが…。
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