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再放送をみていて [アニメ]

私事で恐縮ですが
自分はYCTVと契約しているので
アニマックスとキッズステーション
それにチャンネルNECOと
BS11等をみることができる。

このあたりは再放送アニメの宝庫で
とにかく新旧いろいろな再放送アニメをやっている。

自分はこのあたりのチャンネルを
以前からよくみていたけど
最近新番組が激減したおかげ
このあたりをさらによりよくみるようになった。

おかげで最近は再放送なのか新作なのか
一瞬判別がつかなくなることもしばしばだ。

旧作アニメならネットやレンタル
もしくはセルでもすればいいのでは?
と思うかもしれないが
なんというのか
「スイッチつけてチャンネルひねってアニメをみる。」
という世代にとっては
今そこで放送されているアニメに
例え自分がDVDでもっていてもついついみてしまうという
リアルタイム至上主義みたいな
そんなものが身についてしまっているのだ。

そんなこんなで最近はよく再放送をみているが
これらチャンネルも年々かなり充実した内容になっていて
最近では「エスカフローネ」「攻殻機動隊」「舞-HiME」
そして「トライガン」が放送されたり放送されている。

こうしていろいろな再放送アニメをみると
以前も言ったことだけど
あらためてその層の厚さを感じてしまう。

それにしても日本のアニメって
どうしてアメリカのそれとこう大きく違う歴史をたどることになったのだろう。

いろいろな本や話を聞いて
なんとなくその過程というか
土壌が与えた要因というのはわかるのだけど
なんかやはりここのところは不思議なものがある。

たしかにすべては「アトム」からはじまったかもしれないけど
当時TVではこのような国産アニメばかりではなかった。
「ポパイ」ディズニー作品さらにはハンナバーベラ作品という
アメリカ産のアニメがかなりいろいろと放送されていた。

もしこれらアメリカ産のアニメの方が人気が高く
「アトム」や後の「オバケのQ太郎」が不振だったら
日本のアニメは上記作品のようなものになっていただろう。
ではそうならなかった原因って何なのだろう。

再放送のアニメをみていてときおり感じる疑問だ。
そしてその要因をそのときみているアニメに見いだそうとしたりもする。
なんか変な見方かもしれないがそうなのだから仕方がない。

まあそのうち何か感じたことがあったら書くことにします。

そして再放送でみるもうひとつの楽しみ。
それは声優さんの若き日の姿がみれること。

最近では「じゃりン子チエ」の一霧二郎役で出ていた
若本規夫さんをみることができた。
今から三十年近く前の作品で
これ以前だと「氷河戦士ガイスラッガー」のオノ・リキ役くらいしか記憶にない、
自分にとって最も古い若本さんのやっていた役で記憶のあるもののひとつだ。

これをみると若本さんがこのちょっと変なキャラクターを
かなり真面目に訥々と演じているのが面白い。

ここ数年のあの癖のある若本節はここではほとんど聞かれないけど
わずかにその片鱗みたいなものが聞かれるのに興味津々。

(個人的なものですが自分は最近の若本さんと
 長谷川泰三役以降の立木文彦さんは
 正直何の役を聞いても笑いそうになってしまう。
 ほんと申し訳ないのですが…)

とにかく再放送はただ楽しむだけでなく
いろいろな発見や再確認がある。

それは日本のアニメの歴史の断片を
まるで考古学者がその地層や年輪をみて楽しむかのような…。

しばらくは再放送アニメにどっぶりとつかりそうな今日この頃です。



「エスカフローネ」のエンディングをみていたら
「墓場鬼太郎」のオープニングを思い出してしまいました。
これも年月のもたらしたものでしょう。
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