SSブログ

「宮沢賢治の聴いたクラシック」というCDを聴きたい! [宮澤賢治のクラシック]

「宮沢賢治の聴いたクラシック」

もちろんこういうタイトルのCDは現存していないし
過去にも存在していない。

だいたい賢治がらみのクラシックCDというのを
自分は見聞した記憶がない。

1996年賢治生誕百年の年にも
ついにそのてのCDは発売されなかったし
その後もそういう話は聞いていない。

賢治とクラシックというのは
かなり深いところで関わっているものがあり
逆にそれが作り手を尻込みさせているのかもしれない。

だが賢治の作品を心から慕う方たちにとって
やはりひとつはこういう企画のCDがほしいところだ。

ここ数年じつはいくつかの会社で
過去のSP盤のCD化がかなり活発に行われるようになっており
LP時代よりもSP演奏が大量に復刻されているのではないかというくらい
よく店頭でみかけるようになった。

その流れをみると
賢治が聴いていたオリジナルのSP演奏をまとめて
それをCD化することも決して無謀ではない
むしろあって当然という気が最近してきた。

ハンス・プフィッツナー指揮のベートーヴェンの交響曲第6番「田園」
作曲者Rシュトラウス自身の指揮による「死と変容」
オスカー・フリート指揮のストラヴィンスキーの組曲「火の鳥」
エーケリヒ・クライバー指揮のスメタナのモルダウ

さらには録音は古いが名演とよばれている
1924年録音のクレンペラー指揮ベルリン国立歌劇場によるシューベルトの未完成

そして
アルヴェール・ヴォルフ指揮のフランス音楽や
シュナーベルのベートーヴェン、パデレフスキーのショパン
ハーティ指揮の新世界、フルトヴェングラー指揮の1926年録音の運命
バスターナックや二キシュの運命
アルバート・コーツのベートーヴェンの交響曲第7番等々

これらの音楽を一同に集めることにより
賢治の聴いた音楽を追体験し
そしてその源の一端を垣間見ようという企画は
決して単なる興味本位という以上の価値があると思うのだかどうだろう。

それが無理ならそれらの演奏は違うものの曲だけでも
賢治のその時代に沿って聴いていくというのも
また違った意味で有意義な感があるのではと思う。

とにかく自分が生きているうちに
「宮沢賢治の聴いたクラシック」
というCDをぜひ聴きたい。

なんとかその夢が叶えられないものだろうか。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 2

横山英行

貴方がお求めのCD付の本が、9月12日に小学館から発売されていることをご報告しておきます。
タイトルもまさにそのままで、価格は3150円です。
ご要望の全てには応えられていないようですが、ほぼそれを満たす企画であると思われますので、お耳に入れておきます。
by 横山英行 (2013-09-29 00:01) 

阿伊沢萬

横山英行さま

この企画はもう無理ではいかということで、ほとんどノーマークでした。佐藤さんが加わっているということもあり、たいへん喜んでおります。さっそく購入したいと思います。情報ありがとうございました。
by 阿伊沢萬 (2013-10-01 23:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0