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裁判員制度2 [ひとりごと]

じつはこのサイトができたときの初日に
すでにこの問題について自分は触れている。
http://blog.so-net.ne.jp/ORCH/2005-04-11-4

Googleで「裁判員制度」を検索すると
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E8%A3%81%E5%88%A4%E5%93%A1%E5%88%B6%E5%BA%A6+&lr=
と、とにかく膨大にヒットしてくる。
これはこの問題に対する関心の大きさと深さを示しているひとつのあらわれだと思う。

Wikipediaでは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%81%E5%88%A4%E5%93%A1%E5%88%B6%E5%BA%A6
これについてわかりやすく書いてありますが
自分はその中で
「裁判員の匿名性・安全の確保」「裁判員の秘密保持義務に関する問題」
そして
「権力と一体化したメディアスクラムの可能性」
の項目が特に気になった。

これは読んでいただければお分かりかもしれませんが
ようするに自分はこれらに直面しながらも
なおかつ人を裁けるほどの人間かという
ものすごい不安がじつはあるのです。

たとえばある事件でTVの報道があると逮捕というだけで
もう完全にその人は犯人というふうにちらは思ってしまう。
でもじつはそれは逮捕であって有罪確定ではないので
じつは容疑者であるものの
完全に犯人とは決まったわけではないからです。
(と、自分は認識しています。間違っていたらすみません。)

この容疑者を犯人にするかしないか
それを見極め有罪か無罪かの決定を下す一人を自分が担うというのは
正直とても怖い気がします。
それにどう転んでも容疑者側か被害者側のどちらかに煮え湯を呑ませなければいけない、
(裁判の翌日自分達はまた元の仕事や生活に戻ることができますが、
裁判の当事者の方々はそうならない。これもまたとても辛い…。)
しかも場合によっては報道等によってはその事件に関して
ある意味既成概念ができている場合もあるのでこれもまたある意味怖いものがあります。

それに最近のマスコミやネットの力を考えると
こういう裁判に裁判員として参加した場合
その実名を含む個人情報がはたして漏れないという確証があるのかというのも
これもまたとても心配です。
法で裁いた人間が、一夜で力によって裁かれるといのはあまりにも悲しすぎます。

そういえばこれはまた聞きですが
裁判官の現住所というのは極めて厳しく情報管理をされ
一般にはわからないようになっているようですが
そういうことには無防備な一般の人間が
一度とはいえ裁判官のようなものになるのもとても不安です。

あと二年ほどで施行されるこの制度。
もう避けて通れないので諦めてはいますが
呼び出しがかかったときはたしてどうなってしまうのか。

人それぞれにいろいろと考えはあるでしょうが
とにかく今の自分にはこの制度はとても「不安で怖い」存在です。


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