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「アルバム」とレコード生誕百年 [音楽]

よくCDで「何々のアルバム」という言葉を聞いたり使ったりしていると思います。

まあ、ふだん何気に使用しているのであまり考えないのですが
それでもなぜ「アルバム」なのだろう?…と。

これはCDはもちろんLPの時代からも使われている言葉なので
その人の記録ということでそれを「アルバム」にひっかけたのかなと考えたり、
あの大きさが写真などを収容する「アルバム」の大きさと同じような感じがするので
そこからきたものなのかといろいろ思っていたらじつはそうではなかったのです。

じつは以前昭和11年頃の記事を調べていたらこのあたりのことが偶然わかったのです。
それは…。

この当時多くのクラシックのレコード(SP)は
収録時間が直径 25 cmのものが約3分、同30 cmのものがで約5分ほどだったため
クラシックの場合1曲でも何枚ものSPにまたがることが多く
このためひとつの曲であっても複数枚にまたがる場合
一枚一枚を分売可にしてだいたい各3円として発売していました。

ただこれらををまとめて(つまり全曲)一括購入すると
価格は3円×枚数と変わらないものの、
全てがアルバム仕様として収められるように、専用のアルバムがついてきたとのこと。
これがLPやCDを「アルバム」と呼ぶ語源となったということだったようです。
(ものによっては一括購入の場合総譜がつく場合もあったようです。)

これにはびっくりというか目から鱗でした。
(最近オムニバスの語源がフランス語でいう「乗合馬車」というところからきたということにも
正直新鮮な驚きを感じたものでした。)

で、最近
http://www.niikappu.jp/index.shtml

http://www.niikappu.jp/record/

http://www.niikappu.jp/record/history/nenpyou.htm
をみていたら
来年が日本における「レコード」生誕百年だということもわかりました。

アルバムといいレコードといい
その歴史はなかなか奥深く、そして興味深さ満載といったかんじです。

http://www.tenshodo.co.jp/
(日本で最初に「レコード」という言葉を使用した天賞堂の公式サイト)


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