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どうしてももう一度みたいアニメ [アニメ(20世紀)]

というのが自分にはいくつかある。

その中のひとつに今から30年ほど前の作品で
本放送終了後もじつによく再放送されていた作品がある。

当時学生だった自分もけっこうそれをみていたが
まわりがそれ以上によくみていた。
ビデオデッキなど無い時代だったせいか
見逃すとかなりヤバイ状況に陥るため
「昨日はどこまで話がいってたか」
と見逃してた輩から質問を受けたりしたものだったし。

みたらみたで
その感想をお互いに言い合うというかんじだったのだが
別段このまわりの輩はアニヲタではなく
アニメについてはこの作品のみの会話に終始していたものだった。

そんなアニメが放送時間帯の変更等で再放送されなくなった。
かといってVCもLDもなかなかコンプリートで出ない。
当時は出し惜しみかと思っていたらじつはそうではなかった。

理由はあえて書かないが、けっこうシンプルかつ深刻な権利と感情の問題がそこにはあった。

これを知ったときDVDでの発売も諦めたし
TVでの再放送も諦めたものだった。

で、もし観られるとするとこのアニメがすべての権利から外れる
今世紀中頃以降になるのではないかという一文をその後みた。

「はっきりいって俺死んでるわ…」

がそのときの第一番の感想だった。
もう一生観れんのかという無念さと
自分もそうだけど演じて声優さんの中にはこの作品が代表作だったという方もいるだけに
自分以上に悲しんでるだろうなという気もした。

だけどここで一言言っておきたいのは
この原因となったことについてはたしかにいろいろと言いたいことはあるが
そんなこととは比べ物にならないくらい
その全ての関係者の方々にこの作品とめぐり合えたということに対して
いくら礼を述べても述べきれないくらいのものがあるということだ。
だから自分はそれが観れるときが来るのを待つし
その前に西に行くようなことがあったらそれはそれで諦めるだろう。
すべては神の思し召し。

もちろん残念でないといえば嘘になるが、
誰に対しても恨みごとなどないというのもまた嘘ではないというところだ。

ただひとつ心配なのはマスターの保存状態だ。

どうせしばらくは何もないのだからと
安直にポーンとどこかに置いてかれたまま何十年もそのままにされると
材質が変質したり画像が劣化したりと
正直取り返しのつかないことがおきる可能性がある。

だからいつかはわからないという厳しい状況ではあるものの
いつの日にか来るかもしれないその日のために
品質管理だけは最低限しっかりやってほしいのだ。

たいへんかもしれないがここのところだけは強くお願いたいものがある。
なにせフィルムというかアニメそのものにはなんの落ち度もないのですから。
こっちは我慢できるけどツケを作品にはらわせるのだけは勘弁なのだ。

と、まあいいたい砲台言ってしまったが
そんなことは言われなくても皆わかってるというところが本当のところでしょう。
はっきりいってお節介だし余計な口出しに他ならない。

だけどそれでも言わずにはおれない。
それくらい、どうしてももう一度みたいアニメ、
そんなアニメが自分にもあるのだ。

夜中に空しきひとつ遠吠え。

〆です。


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