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絶対無敵ライジンオー [アニメ(20世紀)]

いわゆる「エルドラン」シリーズとしての第1作として放送された作品ですが
この作品の特長はクラスの全員がひとつのロボットを操縦して戦うというもので、
この全員参加というところが大いに共感を得
またそのクラスの面々がじつに個性的だったことから
とても人気の出た作品となりました。

ガキ大将がいる、優等生がいる、気の強い女子学級委員がいる
ふつうの子、ちょっと気の弱い子、天真爛漫な子 等々…
とにかくちょっとした子供世界の縮図のような
まだまだ携帯やネットがその子供社会に入り込む前の
ひとつ前の時代のごくあたりまえの学校生活
それが同時進行というかベースにあり
そこでのドラマを大事にしながら
みんながみんなで敵に向かっていくという…

よくよく考えてみれば当たり前の設定だし
全員参加型という点を除けば
それほど目新しいものはないのかもしれないが
前述したキャラクターに恵まれたこともあるのだろう
キャラの多くが各々主人公となって各回を担当したこともあり
途中からはキャラクターがドラマを
文字通り全員参加で引っ張っていった作品となっていった。

特に終盤での盛り上がりはなかなか素晴らしく
最終回などはこれでおしまいとはもったいない!残念!
と思った方が少なくないというくらいの見事な終わり方だった。

後にOVAがつくられる時のイベントがあったときのこと
会場の杉並公会堂(1992.8/30)でお三方(たしかいたはず)がラストで
おそらくEDの「地球防衛組応援歌 」だったと記憶しているのですが
(うるおぼえですみません)
これを会場の総立ちになった客席の全員と一緒に大合唱して
空前の大盛り上がり大会になったのですが
そのときこの作品がいかに多くの方に愛され支持された作品だったかということ
というよりほとんど仲間意識に近い身近な存在の作品として接してきたかということを
あらためて知らされたものでした。

途中タイダー役の吉村ようさんが病に倒れるということがあったものの
最後まで最高のチームワークを保持した名作でした。
今年じつは放送開始15年目ということだそうですが
ぜんぜん古さを感じさせないその元気印にはほんと脱帽です。
(主役声優の松本梨香さん、岩坪理江さん、吉田古奈美さん、のお三方がとにかく元気でした。)
こういう観れば観るほど元気の出るアニメはほんとうに最高です。

そういえば当時この作品の仕上げを担当していた人とお話したことがありましたが
その人も「あれは最高のアニメだった」と発言されていました。
つくる側からも絶賛されたライジンオー。
ほんとうに幸せな作品だと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E7%84%A1%E6%95%B5%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%83%BC
絶対無敵ライジンオー (Wikipedia)


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百年分の十年間 [アニメ(20世紀)]

1974年(昭和49)年に「宇宙戦艦ヤマト」の放送が開始された。
視聴率も伸びずまったくの不発に終わった感があったが
じつは自分のまわりには当時この本放送を観ていたものが多く
「これはおもしろい!最高だ。」という評価だった。

このこともあって再放送が平日夕方帯で放送された時
すぐにそれを見はじめたのですがたしかに面白かった。
特に「ワープ」や「波動砲」という装備をもった
生まれ変わった最強戦艦「大和」が「ヤマト」となって人類滅亡の危機に立ち向かうという
その設定がまたとにかくおもしろかったし
毎回番組最後で
「人類滅亡まであと○○○日」と出てたのもまた印象深かった。
(そのカウントダウンが視聴率の伸び悩みとともに急に途中から早まったのが泣けた…)

また名前がやたら第二次大戦がらみの人名のようなものがでてきて
これが今の「SEED」のワーグナーのオペラのそれとちょっと似た感覚があって
とにかくどっぷりはまってしまった。
自分がアニメにハマったのは「ヤマト」があったからだと言っていい。

で、今思い返してみるとこの1974~1983年までの十年間というのは
この「ヤマト」がきっかけとなったかのように
アニメの可能性というか領域が一気に推し進められた感があった十年間だった。

翌1975年からは長浜アニメがはじまり
1977年からあの「ザンボット3」がはじまり、
再放送によって火のついた「ヤマト」ブームによりその劇場版がこの年公開された。

1978年は「ダイターン3」「未来少年コナン」「銀河鉄道999」そして「さらば宇宙戦艦ヤマト」
そして1979年についに「ガンダム」の本放送がはじまる。
この「ガンダム」も「ヤマト」同様最初は率が駄目だったものの
その今までに無いリアルな感覚と「モビルスーツ」「ニュータイプ」という
新しい設定が巨大なブームを巻き起こしたのだが
考えてみると「ヤマト」から「ガンダム」までたった5年しかたっていないのだ。

その後ある意味かつてのアニメのエキスをいろいろ取り込んだ「ヤマト」「999」
それらのものをたちきってよりリアル志向に走ったニュータイプ「ガンダム」
カラー版「サイボーグ009」の登場にみられる名作のリメイク
そして不朽の名作「ルパン三世カリオストロの城」の劇場公開と
いわばこの年はアニメにとってビッグバンにあたる年となった。

その後はもう書きだしたらきりがない…

1980/「イデオン」「鉄人28号」「あしたのジョー2」「ニルス」「アトム」「地球へ」
1981/「Drスランプ」「ゴッドマーズ」「うる星」」「ダグラム」「ゴーショーグン」「J9シリーズ」
1982/「マクロス」「ザブングル」「ミンキーモモ」「さすがの猿飛」「パタリロ」「エステバン」
1983/「バイファム」「ボトムズ」「モスピーダ」「幻魔大戦」「キャッツ・アイ」「キャプ翼」

…とまだまだあるし、
これに「ヤマト」「999」「ガンダム」「クラッシャージョー」等々の劇場版がさらにあったのだから、
いかにとんでもない時代だったかということがおわかりになられるだろう。

とにかくこの10年間に、
現在放送されているアニメのほとんどの大元が一気に登場しているということ
そしてこの時代に活躍されたスタッフ&キャストもかなり現在まで活躍されていることにも
その濃密さを感じさせられるものがある。

しかもこの10年間に築かれたものや各種の方向性は
おそらく少なくとも今世紀後半までは影響を与えつづけるような気がする。
自分がタイトルに「百年分の十年間」といったのはそういう意味でして
自分はみることはできないけれど
2074年にいったいどういうアニメが放送されているのか
そういう意味でもとても興味津々というところがあります。

ところでこの十年間を百年分の濃密度にしたのはなんだったのだろう
自分はそのひとつに「ヤマト派」と「ガンダム派」の対立だったと思う。
「ガンダム」登場以降「ガンダム派」は「ヤマト」のロマン的な古さを
そして「ヤマト派」は「ガンダム」の唐突さと当時としては非情に過ぎるタッチを
それぞれの立場から激しく言い争っていた。

当時自分はそれらがたいへん不毛な罵り合いにみえたのですが
結果的にはそれらがお互いの特長をより鋭く抉り出し明確化することとなり
その後にいろいろな新しいタイプのアニメがジャンルを問わず
それらの特長やエキスをもとにして生み出される要因となっていったようです。

特に集団ヒーロー&ヒロイン型はこの時代に確立されたもので
「キャプ翼」「星矢」「トルーパー」「シュラト」「サイバーフォーミュラ」「ガンタムW」「SEED」
と流れていく女性ファン巻き込み型の多くはその流れを踏襲したものといえるでしょう。
そしてこれはそのまま同人のメジャー化、即売会の巨大化等にもつながっていきますが
それはコミックマーケットの使用会場の変遷と比べるととても興味深いものがあります。

なお声優に関してもニッポン放送あたりが軸となって声優コンテストが開かれたり
オールナイトニッポンを利用してアニメの特番
さらには劇場大作が公開される前日には前夜祭的なオールナイト番組を組んだりと
かなり積極的な仕掛けを行っていきました。
これらは報道機関を有する大型グループ企業がアニメを多角的にバックアップし
そのヒットとムーブメントを築いていく最初の例だったような気がします。

また声優の養成所というのも当初は無く
劇団薔薇座やテアトルエコーなどの養成所等が
それらにあたるものだったようですが
このあたりを境に年々その数を増やし現在に至っています。

ほんとうはこのあたりをもっといろいろと年表化し資料化していくと
とても面白いのかもしれません。
80年代初頭にはビデオが一般家庭に入りはじめCDも産声をあげ店頭に出始めた時代でしたし
録音にもデジタル録音が拡がりはじめた時代でもありました
そしてコンピューターアニメもその産声をあげつつある時代でもありました。

それを思うとこの時期というのは
すぺてが変化し現在の根っことなるような時代だったのかもしれません。

いやあこのあたりなんかアニメ以外の世間一般の動向も含めて
きっちり十年間の一覧年表みたいのつくってみたいなあ。
きっといろいろな再確認があるような気がします。けど…
自分は絶対つくれません。

掛け声倒れで〆…


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ファンタジアへの想い [アニメ(20世紀)]

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ファンタジア。いうまでもなくディズニー不朽の大傑作である。
映像と音楽の究極のコラボレーションというだけでなく
アニメーションの旧約聖書的な存在ともいえる作品。

この作品を自分は最初有楽町の映画館で観たのですが
それはこの作品を絶対一度観ておけと言われたことと
音楽をレオポルド・ストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団が担当しているということが
その大きな理由でした。

観た感想は一部どうしても感覚的にあわない部分があったり
全体が少々長すぎるという気がしたものの
とにかくあまりの情報量に圧倒されたということがまず第一でした。

そしてストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団がやはり秀逸であり
このアニメが成功したのはストコフスキーを起用したことが大きかったということが
再確認できたことが大きな収穫でした。

この当時のアメリカには三大交響楽団といわれたものがありました。
ひとつがニューヨークフィル、ひとつがボストン交響楽団
そしてもうひとつがこのフィラデルフィア管弦楽団でした。
ストコフスキーはこのオーケストラの最盛期をつくりあげた指揮者であり
第二次大戦前には世界六大指揮者のひとりとも言われていた超大物でした。
(他の五人は、ワインガルトナー、トスカニーニ、メンゲルベルク、フルトヴェングラー、ワルター)
当時はこのオケの要職から退いてはいたものの
このオーケストラとは共演を続けていました。

ストコフスキーは他の指揮者とは違いかなり異色な存在でした。
それは映画にも俳優?として「オーケストラの少女」等に登場したことや
録音というものにたいへん強く感心をもち
豊な音を録音するためならオリジナルにはないこと
例えば弦楽器に木管を重ねて豊に響かせたり
楽譜にはない楽器を自分の指示で入れてみたりと…。
また録音に限らず演奏会においても
曲の順序を入れ替えたり、曲がくどいと思ったらバッサリとカットしたり
(この映画での「春の祭典」などが特にその最大例)
そしてついには楽譜そのものに大幅に手を加えたりして
弱音指示のところを強音で朗々とやってみたり
あるはずのない音が突然で飛び出してきたりと
とにかくしたい放題のやりたい三昧!
ですがそれが当時は聴衆のそれにぴったりときたのか
とにかく多くの人々の支持を(現在でも)得ています。

そしてこの指揮者の特長のもうひとつに
音楽の緩急のつけ方がものすごいほどに
それこそほとんど視覚的ともいえるほどのスペクタクル感覚をともなった要素があり
これがファンタジア成功の大きな要因となりました。

これが最大限に発揮されたのは
この作品最大の人気作品である「魔法使いの弟子」
ストコフスキーの緩急自在の音楽づくりが
ミッキーのあの独特のふりかぶり気味のオーバーアクションとぴったり合いまくり
これが結果的にミッキー一世一代の名演技を生む土台ともなりました。

夜空の星々をまるでストコフスキーのように指揮をしたり(実際似ている)
おぼれそうになりながら魔法書の上で必死に魔法を解く呪文をさがそうとしたり
(このあたりの音楽の大波のようなうねりはまさにストコフスキーの独壇場!)
そして最後に魔法使いの先生になんともいえない表情をみせ
そして喜ぶようにはたかれて飛ぶようにまた仕事をすするため駆け出していくミッキーの姿は
ストコフスキーのその自在とも野放図ともいえるような音楽によってこそ
あそこまで生きたという感じがしたものでした。
この曲の後ストコフスキーがミッキーと握手したのがまたなんともいえず微笑ましく
まさに二人に拍手喝さいでした。


尚、この作品の一曲目のバッハのトッカータとフーガニ短調
この曲が有名になったのはこの曲をオーケストラに編曲し有名にしたストコフスキーその人で
当初はオーケストラの練習用に編曲し使用していたのですが
それを聴いた関係者から「演奏会でやれば聴衆はよろこぶ」といわれ
それを実践したところ大人気となり、レコードにして発売したところ
大ベストセラーとなったとのことでした。
因みにストコフスキーが1965年に来日したとき日本武道館で演奏した一曲目がこの曲でした。
あとこのファンタジアはステレオ録音となっていますが
ストコフスキー自身この映画以前からこの録音方法に強く感心をもっており
この映画でもその実現に大きく貢献されていたようです。
ステレオ録音が本格的に一般レコード会社が開始する十年以上も前の話です。
(もっともこのサントラCDをヘッドホーンで聴くとめまいがしそうな部分もありますが)

ところでこの映画劇場公開されたのは1940年の11月。
ということはすでに第二次世界大戦がヨーロッパで勃発しており
フランスはすでにドイツに降伏し、英本土航空決戦があった時期でもありました。
そのせいでしょうか
最後におかれた「禿山の一夜」と「アヴェ・マリア」は
戦争の暴虐さとそれに対する平和への深い祈りが込められていますし
この作品が単なる実験作というだけではない
ディズニーの平和へのメッセージが随所に込められているような気がします。

(このあたりのことは関係者がすでに語られている事柄かもしれません。
またこの作品ラストの清澄な祈りと、明るきものへの願いをこめたようなシーンは
「ファンタジア」公開の前年に公開された大作
「風と共に去りぬ」のあの強烈なオープニングに匹敵するくらい
自分にとっては忘れられないものとなっています。)

それをおもうとミッキーのあの渾身の演技もそういう暗い時代における
懸命な「明かり」となるためのものだったのかもしれませんし
「くるみ割り」の「中国の踊り」の可愛らしくて涙がでるくらいの小さなキノコの姿
そして「時の踊り」の爆笑と狂騒の素晴らしいまでのダンゴ状態等々も
みな最高の作品をつくろうという気持ちと
そういう時代の不安に対しての強烈な自己主張であり意思表示であったのかもしれません。

「ファンタジア」に幻を想い綴った ながーい戯言
ここで〆です。


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アニメ三銃士 [アニメ(20世紀)]

1987年にNHKで放送されたアニメに
「アニメ三銃士」というのがある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E4%B8%89%E9%8A%83%E5%A3%AB
詳しくは上記のウィキペディア(Wikipedia)の項目を参照していただくとして
このアニメがじつは個人的になかなか面白くみれたアニメだった。

声優がかなりの豪華版だったこともあるのですが
絵がそこそこ綺麗に描かれていたこと
原作の美味しいところをうまくすくいながら
ストーリーを巧妙にまとめはこんでいたことが大きく
一般にもかなり人気のあるアニメとなっていきました。
(さらには酒井法子さんのOP「夢冒険」がとてもヒットし
甲子園の入場行進に使用されたこともありました。)

ただ悲しいかなオリンピックを含む多くの特番や臨時放送などで
何度となく放送が休止に追い込まれてしまい
52話放送に足掛け三年かかってしまうということがおき
かなりファンのイライラを誘ったのも事実でした。

ところでこのアニメの人気はただその内容が面白かった
というだけではなく
元気満点のダルタニアンやジャン、それにコンスタンス
さらには妙に泣きぼくろが色っぽかったミレディという
個性的なキャラが大勢いたこと
そしてそれ以上に特大の人気キャラがあらわれたということがありました。

それが三銃士の一人「アラミス様」だったのですが
この設定が原作を大きく逸脱するほどにかなり強烈でした。
というのもこのアラミスを男装の麗人にしてしまったのです。
たしかに声を山田栄子さんがやっていたときに
今回のキャラの外見もあるだろうけども…とはおもっていたのですが
まさか女性にしてしまうとは!と絶句してしまったほどでした。

じっさいこの大変更にかなり最初ブーイングや抗議があったようですが
山田さんがたいへんうまかったことと完璧に役にハマってしまったこと
そして変に女性的な面を強調しなかったことに好感をもたれたのか
そのうち「これはこれでOK」みたいなかんじとなり
アラミスがいつのまにか群を抜いてブレークしてしまいました。
(ただしそのため他の二人の銃士が霞んでしまったのがちょっとあれだったのですが)

このときのことを声を演じていた山田栄子さんは
「今まで自分にくるお手紙というとみんな岬クンだったけど、最近はアラミス様が多くなった。」
と喜ばれたとか。
またこのアラミス様の数年前に山田さんは「ラビニア・ハーバート」という
それこそ「イライザが帰ってきた!」という役をたいへん見事?に演じられていたため
この新しい人気にはなおさらだったのではないでしようか。

とにかく元気印の冒険活劇に宝塚的人気を添えたようなこの作品
途中から主人公がダルタニアンからアラミスに移行したようなかんじはあったものの
コンスタンスも原作のように殺されることもなく元気なまま
ミレディも囚われついには処刑されるといったこともなく
原作の血なまぐさい部分を全部削ぎ落として
とにかく明るく元気で前向きな作品にこのアニメは仕上がっていました。

そのためかけっこうこのアニメの最終回を観終わった方の多くから
とても後味がいいし なにか元気をもらったような気がした。
という意見があったほどで、続編の希望が出たほどでした。

この希望は本放送終了からしばらくして
「アラミスの冒険」という劇場作品として叶えられたのですが
前髪が多少変化しちょっとふっくらしたアラミス様にTV版に慣れていた人には
「あれ?」と思われた方もいたようではありました。

この作品、当時人気があったわりにはなぜかLDでは劇場版しか発売されず
DVD時代にようやくTV版本編も復刻されました。
(※CDは現在廃盤とのこと)
三銃士もののアニメとして一世風靡したこの作品。
まだ見た事の無い方は機会がありましたらぜひご覧ください。
山田栄子さん演じるアラミス様のクールビューティぶりに特にご注目!


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アニメグランプリ [アニメ(20世紀)]

今では考えられないかもしれませんが
当時アニメ雑誌最大手だった徳間のアニメージュ主催のアニメグランプリ
これが葉書応募制で1万人以上を招待し
武道館で大々的に開いていた時期がありました。
しかもそれを1981年の第三回から1988年の第十回まで継続しやっていたのですから
凄いとしかいいようがありません。。
しかもそこに当時の人気声優をはじめとして
かなり大勢のゲストを向かえしかも舞台には大型のスクリーンを配しての
それこそレコード大賞を意識したつくりになっているという豪華版でした。

今手元に1987年4月18日土曜日に行われた
「1986年度第9回アニメグランプリ」
のプログラムがありますのでその概要をここに記してみたいと思います。

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場所:日本武道館
開場:15時
開演:16時
終演:21時(予定)※休憩挟んでなんと5時間!

ACT.1 12部門&アニメージュ賞 受賞者発表
①歴代ベストワン作品
②歴代ベストワン女性キャラクター
③歴代ベストワン男性キャラクター
④女性歌手
⑤男性歌手
⑥アニメソング
⑦女性(声優)
⑧男性(声優)
⑨女性キャラクター
⑩男性キャラクター
⑪テレビシリーズ・サブタイトル作品
⑫グランプリ作品
★アニメージュ賞

ACT.2 NEW FILM上映
①ロボット カーニバル
②マップす
③バトルハイスクール
④マシンロボ クロノスの大逆襲 戦場の記憶
⑤カバのポトマス
⑥プロジェクトA子2
⑦禁断の黙示録 クリスタル・トライアングル
⑧鋼の鬼

ACT.3 第4回紅白歌合戦 あなたが選ぶアニメソングBEST100

ACT.4 抽選会

出演者 (敬称略)
鮎川麻弥、井上あずみ、内田尚哉、太田貴子、大森絹子、岡本麻弥、岡谷彰子、小粥よう子
おぼたけし、影山ヒロノブ、神谷明、串田アキラ、玄田哲章、後藤恭子、坂本千夏、佐久間レイ
島津冴子、島本須美、杉本誘里、関俊彦、たいらいさお、田中真弓、TARAKO、千葉繁
富沢美智恵、富永みーな、中尾隆聖、中原茂、日高のり子、ひろえ純、ピカソ、福永恵規
藤井一子、堀江美都子、松井菜桜子、松野達也、松原みき、MIO、三ツ矢雄二、水木一郎
水島裕、矢尾一樹、山形ユキオ、山本百合子、吉田理保子

エスコートガール
河原佳代子、小山ゆかり

演奏
森寿男とブルーコーツ、バードサウンド

コーラス
WIN

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というものです。よくこれだけの方々が一同に介したという気がします。
※因みにこのグランプリ第二回は芝の郵便貯金で行われています。

もし今この規模のものを毎年やれといわれたらどうでしょう。
ちょっとしんどいかなあという気がやはり今の時代はします。
ただしアニメージュが創刊三十年を迎えたら
一年かぎりの復活イベントでもいいから再度やってほしいという気持ちはあります。
たまには万単位の人が集まっての総合的アニメイベントというのもよいかなと。
誰か旗ふってくださいませ。


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第5回アニメグランプリ [アニメ(20世紀)]

上記のアニメ・グランプリ中 第一回から第八回の中で
飛びぬけて得票数の多かった年があります。。
例年より五割増というのですからかなりのものですが
それが1983年の4月23日に武道館で開かれた
1982年度第5回アニメグランプリでした。

この時はまだ演出、アニメーター、美術、脚本という部門があり
(翌年からこの部門がなくなったことでよりエンターティナー的要素の濃いイベントとなったようです)
キャラクターは男女別にはまだなっていなかったので
先の第9回とは内容がやや異なっています。
第9回のプログラムにはその第5回における各部門ベスト3が掲載されていますので
ここにそれを記してみたいと思います。

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対象期間:1982 1/1 - 12/31
得票総数:18367
男性:8107 女性:10260

グランプリ作品
①六神合体ゴッドマーズ ②戦闘メカ ザブングル ③機動戦士ガンダムⅢ/めぐりあい宇宙

歴代ベストワン作品
①ルパン三世カリオストロの城 ②機動戦士ガンダム(TV) ③さらば宇宙戦艦ヤマト
※この賞は第三回より。前二回は一位ガンダム、カリシロは7回まで一位。

キャラクター
①明神タケル(ゴッドマーズ)、②マーグ(ゴッドマーズ) ③リン・ミンメイ(マクロス)
※明神タケルは前年に続く二年連続一位。

歴代ベストワンキャラクター
①シャア・アズナブル、②ルパン三世 ③クラリス・ド・カリオストロ
※この賞も第三回より。シャアは第三回から今回まで三年連続一位。

サブタイトル
①君去りし後(うる星やつら) ②マーグ地球に死す(ゴッドマーズ)
③銀河にはじめてての笑顔を(ゴッドマーズ)

演出
①富野由悠季 ②押井守 ③今沢哲男
※富野さんは第三回より三連覇。その前二回はりんたろうさんが一位。

アニメーター
①安彦良一 ②本橋秀之 ③美樹本晴彦
※安彦さんは第一回より五連覇。

美術
①椋尾篁 ②中村光毅 ③石垣務
※椋尾篁さんも第一回より五連覇。

脚本
①辻真先 ②藤川桂介 ③首藤剛志
※辻真先さんも第一回より五連覇。

男優
①古川登志夫 ②神谷明 ③三ツ矢雄二
※古川さんはこの年初めて一位。前四回は全て神谷さんが一位。その後もしばらく神谷さん一位。

女優
①小山茉美 ②潘恵子 ③平野文
※小山さんはこの年の前後あわせて三連覇。その前は小原乃梨子さんが三連覇。

男性歌手
①ささきいさお ②スラップスティック ③藤原誠
※ささきさんはこの年まで三連覇。その前は水木一郎さんが連覇。

女性歌手
①堀江美都子 ②小山茉美 ③戸田恵子
※堀江さんは第一回より五連覇。

アニメソング
①マクロス(マクロス) ②17歳の伝説(ゴッドマーズ) ③愛の金字塔(ゴッドマーズ)

敬称略。

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というふうになっています。
まだ「ナウシカ」も「Zガンダム」も出現する前の時代でしたが
「1000年女王」や「ガンダムⅢ」の劇場公開
TVでは「戦闘メカ ザブングル」「超時空要塞マクロス」「魔法のプリンセス ミンキーモモ」
「太陽の牙ダグラム」「Drスランプ アラレちゃん」「うる星やつら」「さすがの猿飛」「スペースコブラ」
「魔境伝説アクロバンチ」「太陽の子エステバン」「The かぼちゃワイン」が放送されており
しかもまだまだ「ゴッドマーズ」旋風が吹き荒れていた時代ということで
アニメそのもののパワーはかなりのものがあった時代でした。
また「ゴッドマーズ」などにおける女性層の根強さとパワーというものが
この年に再確認されたことが
その後1983年からの「キャプテン翼」、
そして1986年からの「聖闘士星矢」1988年からの「鎧伝サムライトルーパー」へと
その流れが受け継がれていくきっかけとなったわけでして
それに呼応するかのようにコミックマーケットもまたその受け皿のひとつとして
時代に応じて会場や会期を拡大していくこととなっていきます。

またこの時期のアニメの音源(LP、EP、MT)
かつてはコロンビアのひとり勝ちという雰囲気ではありましたが
この時代の作品をみると
ビクター、キング、ポニー・キャニオン、そして徳間というところがかなり目立ってきており
メーカー的にも群雄割拠の様相を呈してくることとなります。

因みに1982年という年がどういう年であったかということは
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/index.html
という素晴らしいサイトにおける
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/1982.html
をご参照いただければと思います。

このあたり。ほんとうはいろいろとデータを詳細に叩き出してみると
なかなか面白いものがあるのかもしれませんが今回はこのへんで。


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人形草紙あやつり左近 [アニメ(20世紀)]

数年前WOWOWで放送されたアニメでDVDでも発売されたものの
最近はかなり忘れられつつある作品となっているアニメで
「ヒカルの碁」や「DEATH NOTE」などで有名な小畑健さん原作の作品です。

原作は読んでいませんがこのアニメはWOWOWで放送されているときから
毎週欠かさず観ていました。
(新居昭乃さんの「叶えて」が収録されているサントラもなぜかもっている…)

事件の謎を解く主人公 橘左近(やや内向的な雰囲気をもった若手文楽人形遣い)が
傑作童人形「右近」を手にすると…。
という作品で、いきなり第一話で首を吊ってるわ、首がすっ飛ぶわで
なにか首筋に寒いものを感じたものですが
(だから地上波に降りてこなかったのですが…)
この主人公が多少そういう雰囲気を助長させてはいるものの
その相棒?の人形がそういう陰湿さをある程度中和させているので
あまり観ていて不愉快になるということはありませんでしたし
左近役の緒方恵美さんや右近役のくまいもとこさんが
とても役にハマっていたこともあり観だすと一気にひきこまれるものがありました。
単純な勧善懲悪ではない話ばかりですし
オープニングにはこの後最終回までに出てくる主要ゲストキャラが背景に
そして最終回ではそれらのキャラが公演を観に集まってくるそれも
なかなか粋な演出に感じました。

ただそれ以上に観ている時はほとんど意識しないですし
違和感も不自然さもないのですが
観終わるたびに冷静に思い起こすといつも感じるのが

「正直この主人公、かなり変!」

というものでした。
そりゃそうでしょう。人形と日常人前で会話をするというのもそうですが
自分が操り喋る人形が普段の自分と性格も喋り方も全然違う
そんな人形と対話しあるときはたしなめる左近…
この人いったいどういう感覚なの???と。
それこそEVAの「シンジ」と「アスカ」を一人二役でやっているような
そんなかんじなのですから不可思議印満点なのです。

ただ主人公の左近は「右近」との対話がはじまると
急に表情が厳しくなり真剣な雰囲気となってしまうのは
「右近」のそれが自分のある意味こうなりたいという願望の現われであるという
そういう意識が意識するにせよ無意識にせよ
かなり強いものであるということをあらわしているようで
この人今の自分にそれほどの不満は無いものの
それとは別に自分本来の気持ちというものに
今の自分自身のそれとを重ね合わせると少なからぬ疑問をもっている
そしてそのはけ口というか心のバランスをとるために
右近と真剣に対話を繰り返しているのではないか
そしてそのときに
自分の中にあるもう一人の自分との対話を注意深く聞き
そこに自分探しと自分自身への充足を求めているのではないかという
そんな気さえしたものでした。
※「左近からくり変化の章」で右近の狼狽ぶりはそれが如実にあらわれていました。

だから叔母の薫子(声:山田美穂さん)との会話が右近の時に口喧嘩していても妙に弾むのは
薫子がきわめてナチュラルに左近と右近両方に平等に接していることに対しての
素直な反応であり ある意味感謝の現れなのかもしれません。

ただそうとはいえ「大丈夫かよ?」とまではおもいませんが
やはり「正直この主人公、かなり変!」という気はそれでもします。
でも上でも言いましたように
それでも観ている時はそういう違和感無しに観られる面白さがそこにはあります。

多少無理な部分というか説明してほしい部分があるものの
今でもとても気に入った作品のひとつとなっています。
※そういう意味で最近キッズステーションでの放送はとてもありがたいものがあります。

それにしてもここでの緒方さんとくまいさんのコンビ。絶品でした。
(先行上映会でもじつにいいコンビでした。)

[追伸]

あとどうでもいいことですが
「奥飛騨幽霊奇譚」に出てきた西村星江さんが
「ヒカルの碁」にでてきた碁会所の市河さんに
「左近からくり変化の章」に出てきた深見潤一郎翁が
同じく「ヒカルの碁」にでてきた桑原本因坊に
それぞれよく似ていたのに今更気がつきました。


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アラレちゃん [アニメ(20世紀)]

このまえDVDBOXについての話になった。

そこでは「ゴーショーグン」がイイ!という話題と
「ゲゲゲの鬼太郎」の野沢雅子さんのカラー版
それに「もーれつア太郎」のDVDBOX化が待たれる
といったところが話題となり
不思議なほど内輪でもりあがったものでした。

そこで
「ところでDrスランプは?」
という話題になった。
アラレちゃんである。
   ↓

過去とてつもない人気があったのはわかる
が、しかし売れるのか?
というのでメーカーが二の足を踏んでいる可能性が高い作品である。

ある意味タイムボカンと近いノリの作品なのだが
それ以上に「ンちゃ」「ほよよ」「キャハハ」という
この三位一体に「キーン」というノリで成り立っているようなキャラ アラレちゃん
この人気がとにかくとてつもない作品だった。

かつて自分のいた大学の文化祭時 その正門の横に
アラレちゃんを描いた巨大なパネルがあった。
学校の関係者にいわせると
あそこにアニメのキャラがきたのは
学生運動盛んな時期の「ニャロメ」以来だということらしい。
それくらいの爆発的人気を誇ったお化けキャラだった。

ただストーリーとしては
どんな切り口で物語がはじまっても
最後は「ウ○コ」オチ…、そんな印象しか残っていない。
いかなるヴァージョンではじめようが最後はなにがなんでも「ウ○コ」なのだ。

これは野原しんのすけより今だったら問題だろ
なにしろ午後七時台に最後は「ウ○コ」オチである。
安心して食事できない母親が続出すること必至であるし
画面にテロップで「食事中の人はビデオに録画して後でみてね」
みたいなものを流さないと放送局のサーバーが落ちるくらい苦情がくるかもしれない。
「貞子」以上のインパクトがお茶の間をピンポイントで直撃してくるのだから
こんなに凄いものはなかったのだ。

もっとも「ウ○コ」オチは実際ほとんどなかったのだが
どうしてもそういう印象が強くつきまとうのは
作品全体の印象なのかもしれない。
別に汚らしいとかそういうことはなく
(かつての「トイレット博士」のような作品ではこれはない!)
むしろアメリカンコミック風のドライな味付けとスピード感
それにあっけらかんとしたすべてをエンジョイしまくっているキャラが
それ以上に何も考えない本能のみで動きまわる天真爛漫なキャラに
翻弄され またたのしんで巻き込まれているといった作品なので
後味はまるで悪くないし、むしろ爽快な時さえある。
だけど印象は「ウ○コ」オチなのだ。
そういう意味でもやはりこれは凄い作品なのかもしれない。

そういう凄い作品だし規格外の超人気キャラはいるし
視聴率が30%を超えたこともある作品ではあるけれど
なかなかとにかくDVD化の話がない。
週一でみるならともかく
DVDで何百回も同じオチを連続でみる度胸と根性がある勇者がそうはいないだろう
ということなのだと思う。

だけどそれでも観てみたいという気がする。
アラレちゃんを演じていらっしゃった小山茉美さんも
聞くところこの作品のDVD化をたのしみに待たれているとか。

一世を風靡したキャラだけになんとかDVD化してほしいものではありますが…。

(追伸)
といっていたらDVDが出ることとなった。
詳細は↓
http://www.j-drslump.com


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クラッシャージョウ劇場版 [アニメ(20世紀)]

自分が劇場でみたアニメでも最高の作品のひとつとおもわれるのが
この「クラッシャージョウ」。

作品が1983年ということなので
「ガンダム」や「ヤマト」「999」と
「ナウシカ」「マクロス」「超人ロック」という
劇場作品が次々と公開されていた
いわゆる劇場アニメ最盛期につくられたひとつ。

●メインスタッフ
原作: 高千穂遙
監督、キャラクターデザイン: 安彦良和
メカニカルデザイン: 河森正治
音楽: 前田憲男

という豪華スタッフ。
とにかくそのスピーディーなカメラワークとストーリー
続々登場する超個性的なキャラクター
そして驚くほど見事に書き込まれた画面は
今見てもまったく古さを感じさせないくらいですが
上映時間132分をもたせたもうひとつの立役者
このスペースオペラに出演した声優陣がさらに凄い

竹村拓 (ジョウ)
佐々木るん(アルフィン)
小林清志 (タロス)
小原乃梨子(リッキー)
納谷悟朗 (コワルスキー)
小林修 (バード)
小林昭二 (ダン)
渡部猛 (ネロ)
曽我部和行 (キリー)
弥永和子 (ノーマ)
長堀芳夫 (ロキ)
柴田秀勝 (マルドーラ)
武藤礼子 (マチュア)
田中信夫 (バレンスチノス)

主役の竹村さんはたしかこの時
いろいろなことがあって俳優業を廃業し
別の仕事をしていたのですが
当時残っていた竹村さんの声のテープを聞いた高千穂さんが
ぜひということで頼み込んで復帰させたとのこと。
当時のことを竹村さんは
「冗談だったらただじゃおかない」とおもっていたとか。
その後まさか「バイファム」や「サムライトルーパー」で大人気になるとは
正直このとき夢にもおもわなかったのではないでしょうか。

ですがやはり驚きなのは若い竹村さんと佐々木さんを囲む
この超ベテラン声優陣の豪華さ。
当時
「もう、こんな豪華メンバーは二度と揃わない!」
と豪語されたとか。
たしかに洋画の吹き替えでもこれだけのメンバーが
一同に会した作品ってはたしてあっただろうかというほどで
「大脱走」や「史上最大の作戦」くらいしか自分には思いつきません。

ひとりひとりの声を聞いてるだけでも、ものすごい充実感があるのに
その全員がひとつの白熱的クライマックスにむかって
一気に自己主張しながら集中していくその素晴らしさは
声優史上最高のオールスターアニメといっていいほどで
ほんと
「よくれだけのメンバーを揃えていただきました」
と今更ながらこのキャスティングを実現させていただいた方に感謝感謝です。

ただこれだけの声優の方々が全員を見事に演じられたのは
この作品そのもののレベルの高さがあればこそで
まさに作品、スタッフ、そしてそれを実現させた時代が最高にマッチした
一期一会の出会いがうんだ最強作品という気が今でもします。

現在なかなか観る機会の少ない作品ですが
幸いにしてDVD化されているので
観る機会があったらぜひご覧になってみてください。
ただしDVDは後に制作されたOVAと一緒にBOX化されているため
価格が高いのが難点です。
劇場版だけで別売りしてほしいものです。

価格: \15,750[税込]
発売日:2001/03/14 3枚[組]
商品番号:VPBV-11226
レーベル:バップ

(心配事)
ただ今の感覚からみると長いし、
なんの深刻なテーマもないので観方によってはちょっとしんどいかもしれませんね。


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史上最強のアニメ!?  HAUNTEDじゃんくしょん [アニメ(20世紀)]

今から8年ほど前、EVA旋風がまだまだ吹き荒れてるアニメ界
そのEVAの放送と同じテレビ東京で深夜ものすごいアニメをやっていた。

夢来鳥ねむ、の原作「HAUNTEDじゃんくしょん」がそれ。
ほとんどアブナイ台詞とキャラクターのオンパレードを
徹底的に日常と非日常をまぜこぜにし
それに床までアクセルを踏み込むようなスピード感を加え
そして…

誰がいちばん馬鹿になりきれるか!

を全員がハイテンションで競っているような作品だった。
出演声優も今となっては超豪華版

(声の出演)
北城遥都:有馬克明
朝比奈睦月:仲間由紀恵
龍堂和御:古本新之輔
理事長:青野武
トイレの花子さん:國府田マリ子
二の君:白鳥由里
赤マント仮面:置鮎龍太郎
鏡子:飯塚雅弓
遥都の父: 関俊彦
遥都の母: 三石琴乃

もうこんなメンバー永久に揃わないだろうというかんじだし
睦月役だった当時十代の仲間さんはこのアニメのOPやEDも歌う大活躍だった。
(ここでの仲間さんの演じた睦月はのちのトリックの山田奈緒子の
初期形といっていいかもしれない。)

正直一度みたらほとんどクセになるくらい毒の強いアニメ
「ハイテンションドラッグアニメ」といってしまえばそれまでだが
こういう後先考えず、しかもそのまんま12話で終わってしまった作品だが
それだけにその印象は鮮烈だった。
(ただ最終回あたりはもうちょっとサラッとやってほしかった。これは好みの問題だけど。)

今再放送したらバカ受け必至だろうし続編すら制作されるかもしれない。
ただDVDですら発売されないところをみると
メーカーが怖がっているのか、それとも仲間さんが嫌がっているのか…?
とにかく再放送の可能性もほとんどないといっていいと思う。

うーん、ものすごくもったいない!
ある意味20世紀末に登場した史上最強のドブ板アニメだったし
テレ東としては「モンティパイソン」以来の爆弾番組だったような気がする。

この大傑作、というよりちょっと時代を早く駆け抜けすぎた大快(怪?)作。
もうこのままうもれてしまうのでしょうか。

残念すぎるなあ。


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