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NGT48問題、私感。 [ひとりごと]

※最初にお断りしておきますが、かなりの長文、しかもくどい書き方をしていますので、その点ご了承ください。



まずこの問題について書く前に自らの立ち位置を書いておきます。

自分は正直この問題が新潟じゃなければそんなにここまで真剣にならなかったと思う。

というのも、
自分にとって新潟はかつて十年以上生まれ育った土地。
特に長岡には強い愛着があるけど、
とにもかくにも自分にとっては横浜とはまた違った場所となっている。

ただ、それにもかかわらず、
自分にとってNGT48には今までほとんど興味がなかった。

もともとAKBにもあまり縁が無いこともあり、
NGTが出来る以前に、
長岡まつりにAKBのチーム8が来ていた事に出くわした事が、
この種に関しての唯一の接点だったと思う。

だからこの事件が起きるまで山口さんの名前も知らなかった…、
というよりメンバーの名前も顔もまったく知らない状況で、
当然その活動の様子も人数すら全く掌握していなかった。

その状況が分かったのはこのニュースがきっかけだったといっていい。

じゃあ何故今深入りしているかというと、
前述したとおり新潟が自分にとって特別な場所だからです。

なので当初はその特別な場所での不祥事と相次ぐ運営の醜態に、
正直怒り爆発状態でした。

ただその後いろいろと感じ始めた疑問等から、
その考え方にかなりのブレが出て来ており、
今はかなり今年初めの山口さんの告発の頃とは、
考え方も立ち位置も変わってきていてます。

もちろん最大の被害者が山口さん、
最大の加害者が暴行犯とその関係者の全三人という、
この図式は不変ですが、
今はそこに新たな被害者として、
残されたメンバーが加わってしまったというのが自分のそれで、
現在はそこの救済をなんとかしてほしいという立ち位置にいます。


そんな自分が今回の問題について、
いろいろとダラダラ書いていきたいと思います。

話を時系列順に進めていきます。


2018年12月8日
この日は朝からの雪が夕方からにわか雨になったものの、
気温も4度に届かない寒さだったと当時の記録はなっており、
そんな中でこの事件は起きている。

チームGの公演が17:30に開始。
おそらく終演は19時半くらいだったのではないだろうか。
第三者委員会に終了時刻は明記されていないが、
それからまもなくした20時40分にこの犯罪行為は起きた。

これについてはいろいろな所ですでに詳細が報道され、
その後山口さんと加害者のやりとりも詳細に報道されているので割愛しますが、
そのときのやりとりをみると、
かなりの寒さの中で激しく加害者につめよる山口さんと、
最初に言い出した事が途中から変わったように感じられる加害者との、
かなり緊迫したやりとりが感じられる。

自分はこのとき加害者の一見予想外の激しい反撃に動揺しているようで、
じつはうまく山口さん達をはぐらかしいるのではないかという感覚を感じたが、
それはあくまでも感覚的なものなので確証は何もない。

ただ自分が重大に感じたのはそれ以前の

「山口さんが自宅の前で襲われた」

ということ。

土曜の夜とはいえやや人気の少ないと思われる時間帯で、
ドアを開けまさに中に入ろうとしたその瞬間、
いきなり見ず知らずの複数の男性が襲い掛かってきた。

加害者たちは脅かすつもりはなかったというが、
それなら声をかければすむことであって、
見ず知らずの女性を背後から「掴む」という行為が、
掴まれた側がどう感じるか分からないはずがない。

分からないとしたらかなりの阿呆だと思いますが、
このあたりの事は警察が現場検証でドアについた指紋等を採取しているので、
この件は明確にしようと思えばなると思う。

今でこそ結果が分かっているから「暴行」ですんでいるが、
本人にしててみれば一瞬パニックになっただけでなく、
「金銭強奪」「性的暴行」そして「殺害」も脳裏によぎったはず。

その後の山口さんの発言や対応を頑なにすぎるのではないかと、
そういうふうにみるそれもあるけど、
一瞬「死ぬ」と覚悟するほどの恐怖を味わった人間に、
それを言うのはこちらが平時に生きているからであって、
頑なとみるのは些か酷ではないかという気がします。


この異常な状況でよく山口さんは逆襲できたと、
その強さに驚いてしまうが、
さらに気丈にもいろいろと対応しながら外の公園に連れ出し、
そこで詰め寄ったという。

ただこれは今だからあれだけど、
一時的とはいえ、
この時現場は加害者たちと山口さんのみになっており、
最初から何らかの犯行目的がじつはあって、
廊下等ではわざと嘘の理由を述べ、
公園もしくは行く過程で顔をみられたという理由で、
隙を見計らい凶行に走るという可能性もあったわけで、
今考えるとひじょうに危険な行為で決して得策ではなかったと思う。

なのでこれをやってしまったということは、
山口さんがじつは冷静さを欠いていたともいえる。

ただこの冷静さを欠いているはずの状況下で、
数的不利にもかかわらず公園で山口さんが詰め寄ったことで、
加害者たちが自分にこれ以上危害を加えない事を本能的に感じ、
この状況で主導権をとったことは、
あらためてその強い精神力に驚かされてしまう。

その時の雰囲気は録音でも感じられる。

ただこれを当時の運営上層部や支配人が、
「山口は強いから大丈夫」
と誤った判断をしていたらどうだろう。

もしそう判断していたらそれはとんでもないことで、
正直かなりのトラウマができてもおかしくないし、
加害者とのやりとりでその発言を基に、
この事件のストーリーも自分なりに構築されている可能性もある。

ここで大事なのは、
まず山口さんに精神的なケアをすること。


トラウマを取り除くという専門家も含めての最初のケア、
その後山口さんの中でできているストーリーを、
一度親身にすべて受け入れ、
第三者委員会の調査等との違いを、
単純に否定するのではなく、
なぜこういうことが起きているのかを山口さんととともに考え、
より確実な真実を互いに理解と了解をしながら、
じっくりと互いの距離を詰め理解し真実と解決に向かうという、
もうひとつのケアをするということだ。

この二つ目はかなりしんどい作業になるが、
絶体手を抜いては行けない大事な部分。

このどちらかひとつが書けてもダメなのですが、
第三者委員会の報告書みると、
それをやったという記述が自分にはみつけられなかった。


前支配人も現支配人も「自分がもっと」と発言されているが、
専門家をこういう時に呼ぶのは基本中の基本。

もしこの二つのケアをするため専門家を招聘していなかったとしたら、
自分たちだけで解決をという気持ちは分からないではないが正論ではない。
厳しい事をいうがここに危機管理の弱さを感じてしまう。

メンバー一人一人は、
NGT48にとっての財産であり血液。

それが一瞬凶行で奪われかけ傷つけられたのだ。
そういう自覚がはたして当時運営全般にあったのだろうか。


その事を考えると、
1月8日の山口さんによる事件の発信
1月10日の涙の謝罪会見
この二つが上記したケアをやっていたとは自分にはとても思えない。

自分がこの事件を知ったのはこの時点だけど、
当時は第三者委員会のそれも録音の存在も知らなかったが、
ただそういう事とは関係なく、
異常な凶悪事件が起きた事と、
被害者が泣いて謝罪するという意味不明の状況は、
あまりにも自分の中で不可解に思われしかたなかった。

ここで時期が前後するが、
これに先立つ前年12月28日、
加害者グループは不起訴処分になっている。

この理由は第三者委員会も早川現支配人も知る術が無いようだ。

(因みに提訴取り下げではないので、この件についてはもう刑事では取り扱えないはずだが、検察審査会に不服申し立てをし、不起訴不当や起訴相当となれば起訴される可能性もあるとのこと。尚、後日これについて運営は民事という別の方法を選択している)

ただこれらの出来事が多くの人たちに疑心暗鬼を生む要因となり、
それがまた別の被害者を生む要因のひとつにも後々なってしまいます。

本来ここで何故取り下げられたのかを山口さんにも確認すべきだったし、
場合によっては可能なら上記手段を相談の上考えるという手もあった。

ただこれも当時したというそれが見当たらなかったので、
どうもこのあたりいまひとつ運営側の親身真剣さが見えてこない。

気のせいだろうか。


1月14日
運営責任者等がここで初めて会見。
NGT劇場支配人を今村悦朗氏から早川麻依子氏に交代となる。

2月1日
運営側が第三者委員会を設置。

2月9日
NGT48の正規メンバーの公演を再開。

ところがここで。

3月7日
元支配人の今村氏が、
AKBG前総支配人と笑顔で酒を呑んでるそれがネットでUPされた。

正直呆然としたし情けなかった。

まだ何も事件が解決していない、
しかも初期対応に失敗しているのでは?
と思われるような涙の謝罪会見がまだ記憶も鮮明なこの時期に、
これはあまりにも無神経というか危機感覚が希薄というか、

「もう自分には関係ないからいいや」

みたいな感覚大爆発でさすがに「無責任」と感じられてしまった。
空気を読む力が欠落しているのだろうか。

3月13日
AKBが選抜総選挙を今年は開催しないと発表。

3月21日
第三者委員会が調査報告書をNGT公式サイト等で発表。

そして問題の翌22日
あの運営による第三者委員会の調査報告書の説明会見があった。

このとき第三者委員会の人が誰も出席していない事に違和感があったが、
そこで何があったかはもうあらためて説明する必要もないと思う。

山口さんがリアルで否定ツイートを連発したことで、
運営はこの半年山口さんのケアに関しては、
ほぼ何もしてなかったという事が自分には強く感じられた。

特に株式会社AKS取締役兼運営責任者の松村氏のそれは、
どうしてあのようなものになったその真意は分からないが、
あまりにも他人事的に感じられる受け答えが随所にみられ、
事の大事をここに至ってまだ理解してないのかと、
正直怒りを通り越し情けなくなってしまった。

そしてこの日以降、
多くの企業等から契約や関係を外され続け、
NGTそのものも劇場公演すらうてなくなった。

これが何を意味するかはもう説明の必要もないかと。

その後は山口さんを含む三人の不本意な卒業公演まで、
まさに手をこまねくだけの一本道を運営は惰性で転がり続けたように見えた。


自分はこの少し前の時点までは
被害者である山口さんが、
加害者と運営に二度殴られたかのような感覚を受け、
運営の対応の片手落ち的とも見えるような酷さにかなり激高し、
正直NGTは新潟から出て行ってほしいとさえ思っていた。

ツイートで
「NGTにおける運営の初期対応を何かに例えるとしたら、放火された家にやってきた消防隊員が、消化活動をする前に近くにいた放火犯から火をもらってタバコを一服してるようなもの。これで怒らない被害者や目撃者がいるか?」

また、

『もし新潟市が、山口さん長谷川さん菅原さん村雲さんにあらためて新潟市のキャンペーンをオファーしたらどうなるんだろう。

本人たちが受ける受けないは別として、その瞬間NGTは本当に詰んでしまうだろうなあ。

親父に女性に手をあげる奴はクズと教わって来た自分としては、ここの運営の姿勢がまったく理解できないし、しようとも思わない。
だいたいファンあっての商で、そのファンやスポンサーを敵に回すその非常識さも異常にすぎる。
事実と現実に真摯に対峙できない者は誰からも信頼も信用もされない

「けもフレ2」の時も思ったけど、ファンは餌をばらまけば金を落す生き物と思ってたら大間違い。
ファンをなめるな!
あと「再出発」と「取り繕う」は意味が違いますから。

ファンはみんなそれを知ってます。

なのにもし運営はそれが分からず、今の今までこんなことしてたとしたら、運営の責任者はプロとして失格。そしてほんと申し訳ないけど、運営には今後二度と関わらないでほしい。

誰も幸せにできないでしょ』

とさえ当時書き込んでいる。

被害者の山口さんにだけ厳しく、
加害者は野放しと、自分にはそういう構図に感じられたからです。

また秋元康さんも実権がないとはいえ、
何かしっかりとしたコメントを出していれば、
また違った風が流れていたのではないかという気が今でもしている。

拘束力はないかもしれないけど、
毅然とした態度はやはりとるべきだったと思うし、
不本意な卒業という最悪の事態にも一石が投じられたかもしれない。

もちろん絶対そうなったとはいえないけど、
多少の可能性への道筋や救いの姿勢を、
自分はあのときに正直秋元さんには取って欲しかったです。

今でもあれはじつに残念。


その後ネットでの凄まじいまでのバッシングがメンバーに向けられはじめた。

ふつうなら自分もいつもなら同調するのですが、
自分は「ちょっとこれは違うのでは?」という気が、
今回は強く感じ同調することができなかった。

確かに山口さんの弁を聞けばそれをする理由は分からないでもないが、
第三者委員会の内容に再度目を通し、
あの運営の記者会見や山口さんと加害者の録音を再度みていると、
じつは明確に誰々がという部分が明らかになっていない。

山口さんのコメントも、
具体的に出てきたのは松村氏とあの会見にいた残り二人くらいで、
複数回登場したのは松村氏くらいだろうか。

録音では実名が飛び交っていたようだし、
山口さん自身のツィッターでフォローを外したメンバーがいるとか、
考えようによっては何とでもとれる事案はあるにはあるけど、
公式にメンバーの実名が飛び交ったというものを自分はみていない。

山口さんからもそれが出ていないのは、
おそらく第三者委員会のそれでも明確化できなかったことで、
限りなくクロとは思っているメンバーがいるにはいるが、
完全に詰め切れていないことも理由としてあるのかも。

「疑わしきは罰せず」

これは刑事裁判の大原則だけど、
これを山口さんはギリギリの所で遵守されているのかもしれない。


にもかかわらず、
ネットでは出処不明もしくは推測憶測の類と、
自分達がそれらを基に作り出したストーリーが、
少なからず飛び交った。

自分はじつはこういうのが一番嫌いで、

その後ツイートで、

『「事実という点と点を想像という線で結んだのが小説、より細かい事実という点を敷き詰めて繋ぐのが論文。読んでいて楽しませるのが小説の仕事。真実を突きとめるのが論文の仕事」と昔大学の先生に教わった。

正直後者のような作業をしないまま、解散だ加害者だと発言するなど自分には出来ない。

またその真実も「自分が真実とする説と反するものをぶつけ、否定に否定を重ね、否定しきれなくなったところで、ようやく真実の一端を掴むことができる」とその先生に教わった。

面倒くさい奴と思われるけど、そこまで詰めて納得できない限り自分には支配人やメンバーを攻める事は出来ないのです』

そして、

『そもそもネット上の文字の一部を切り取り、その人一人の全人格まで否定するのは些か疑問。そこまでその人のすべてや行動原理や思考、そして判断基準をこちらがそんな極一部の、しかも表情の読み取りが難しい文字だけの情報で完全掌握できるものなのだろうか。

そんな単純なものではないと思う。

それにこういう流れはひとつ間違えると「虐め」や「魔女狩り」に流れていく可能性がある。いや、ひょっとするともうそうなりつつあるのかも。

自分はそういうおかしな、そして「今あいつらを叩けば俺は正義、俺は勝ち組」みたいな流れは正直嫌い。

あと、やはり自分のドラマやストーリーに何でも乗せようというのは、確かに楽だしカタルシスも感じるだろうけどダメだと思う。

ひとつの行動を頭から否定するのではなく、まず全部を一度受け入れて、そこから肯定と否定をつきあわせていくのが筋。それが誠意というものかと。

本来それを今回の山口さんの件で求めている人たちが、結果いつのまにか流れに流され、虐めや魔女狩りに走っていくのはやはり悲しい。

それに誠意がないとどうなるかは、今回の件でAKSの運営が如実に実践しています。

結果的にあれと同レベルになるようなことはやはり避けてほしいです』

またNGTのメンバーと懇意にしている声優さんを、
これまたただそれだけの理由で人格否定をしかけている人がいた。

これに対しても自分は、

『もし、自分の親友がネットで犯罪者だと叩かれながらも、本人が自分は潔白だといってきたら、この時点であなたはその場で親友と縁を切ったり、即疎遠になれるだろうか。

当然信頼できる人間には、ネットでは絶対明かせないような深刻かついろんな部分も告げているだろう。

それは場合によってはこちらの想像と大きく異なる真実が含まれてるものもあるかもしれない。

そこの部分まで思いやらないで、それでも何が何でもまず糾弾ありきという姿勢はどうなのかなと思うし、糾弾者にも後々かなりの危険をともなうかもしれない。

そういう部分も含めて今の流れはとても怖い。

かつて障害者郵便制度悪用事件の村木厚子さんや、構造計算書偽造問題での木村建設元東京支店長など、最初に流れた情報と真実がぜんぜん違った冤罪事件があった。

あの時は自分も騙された側だったので、この時から確認できないネット情報のみで決めつけをしてはいけないと思うようになった』

さらに、

『卒業した人にとってはひとつの区切りかもしれないけど残った人たちにとってはこれからの話。心配なのは山口さん支持派やその反対派でもない「何をどうしていいのか分からない」メンバーの人達の事。

この「何をどうしていいのか分からない」、つまり事件と接点がなく、運営からも真摯な説明もない為、動きようがない中間派の人たち迄、ネットで憶測リンチに晒される(もしくは結果的に巻き込む)事は断じて許される行為ではないはず。

前に言った事を再度またここで言いますが、自分の考えたストーリーに沿った行動はとても心地よい、だからといって出処不明のネット情報や憶測印象で、特定個人によってたかって人格否定やリンチをしかけるなど言語同断。日本は情治国家ではない。それに卒業する三人にこれらの行為は、はたして吉となるだろうか。ぜひ多くの人に再考してほしい』

と、ツイートをかましている。
(一部言葉を修正捕捉していますが内容は変えていません)

これもまた繰り返しますが、
山口さんが今回の最大の被害者であり、
暴行に加担した三人が最大の加害者であり諸悪の根源であるのは、
これから新しい事実が公に出てこない限り、
今の所動かしようのない事実だし、
運営上部の悲惨な初期対応の結果が、
さらに別の悲劇まで生んだこともまた確か。

だからといって、
不確定要素のある人たちまで推測で糾弾するのは、
もし違ったらどうする気だろうと、
やっている人たちの姿勢と覚悟に自分は疑問を感じる。

もし間違っていたら、
どう始末をつける気なんだろうと。


もし何でもありなら、

「今メンバーを叩いている人たちの中には、山口さん襲撃の実行犯が自分たちから注意を逸らすため、成りすましや友人等を使って焚きつけている可能性が高い。あれだけ姑息な事を平気でやる輩なら、これくらいの事は絶対やってるはず」

と言うのも有りとなってしまう。

だけどそれは許されないのです。


そして最近とうとう、
こともあろうに殺害予告をした人がいた。

自分はこれに対し、

『「殺害予告」はどんな理由があるにせよ立派な犯罪。

山口さんがそんなこと望んでると本気で思ってるのだろうか。これでは退団した三人のこれからの足を引っ張りかねない。

「あの三人のファンは危ない」等とこれを機に思われたら最悪だ。

やってる本人は事の重大さと影響の大きさが分からないのだろうか』

とツイートした。

捕まらないと思っていたとしたらまさに愚かな話だけど、
ここまで行かなくとも、
その少し手前まで行きそうな書き込みはかなり見受けられます。

こういうことはぜひ自重してほしいです。

自分良ければすべて良しはこの場合絶対ダメなんです。


ところでこの責任の一端でもある早川支配人の言動が、
自分にはこの記者会見あたりからあまりにも不可解に感じられた。

それは上記会見で確かに数回は発言しているものの、
ほとんど実質的な発言権が無いように感じられたこと。

前任者からいきなりバトンを渡され、
上からはいろいろと指示をされ、
下からもまたいろいろと希望を出されと、
確かにいっぱいいっぱいかもしれないけれど、
あの時の姿はまるでチェーン店における、
雇われ店長のようにさえ感じられた。

早川支配人には運営のさらに上の方から、
すべてをちゃんと説明を受けているのだろうか。

もし支配人に対し、

「お前は言われた通りにしていればいい」

というような上からの指示が存在していたら、
これはもうどうしようもなく救いがたいものがあるし、
そうだったら誰が支配人をやっても無理な話かと。

自分がそれを感じた時、
このままだと何もせずにまた支配人が交代してしまうのではないかという、
そんな予想が脳裏をよぎった。

そうなると伝言ゲームではないけど、
ますます事件のそれから遠い人が支配人になり、
さらに泥沼化していくのではないかと危惧してしまいました。

それにそんな事がもし起きたら、
早川現支配人本人もメチャクチャ悔いが残るんじゃないかと、
それに山口さん等に対してもあれがベストとは思っていないだろうと、
急にそんなことが思えてきてしまった。

おそらく何を言っても言わなくても、
早川支配人は矢面に立たされる立場である事は確か。

ただそれならそれで、、
これ以上悪くなることなどあまり考えらることなく、
もう好きにやったって後腐れなくていいんじゃないかと。

そう思うと後先考えずに撃ってしまうのが自分の習性で、
面識も無く人柄も全然知らない早川支配人本人に、
あえてツイートを通して呼び掛けたことがありました。

それはNGT公式ツィッターの何の関係もないツイートに、

「早川支配人へ。なんか上を気にしすぎているせいか、ブレーキ踏みながら前に進もうとしているようにみえて何とももどかしいです。これ以上悪くなることはないんだから、もう自分の好きなようにすればいいのではないでしょうか。むしろこの現状。みんなでやりたい事をやるチャンスという気もします。

これ以上失敗失言をしないようにという事ばかり気にしているようで、これでは全員が委縮し暗くなってしまう。むしろ今までどこがNGTはよかったのかという事を、みんなで回顧し説明しあうようなディスカッションをするべきでは。そこから自分はこの先へのきっかけが見えてくると思います。

時間は今たくさんあるんですし、悶々としているよりは遥かにましかと。 ……(中略)……、すべてはこれからだと思います。 残ったメンバーの夢と将来のためにもいろいろとお願いします」

と、やめりゃいいのに思わず言いたい砲台でぶっ放してしまった。

言うだけ言うなら正面きって意見しようということだったが、
前後して本人がツィッターをはじめていたことで、
この発言は空振りに終わってしまい大恥をかいてしまいましたが、
ただ何となく前に進もうとしている早川支配人の姿勢には少し安堵しました。

もっとも運営の手法や体制には未だ疑問は持っていますし、
今この時点をOKと思ってるわけでもありません。

依然としてメンバーが生殺し状態なのは事実なのですから、
この状況を打破しないとまったくダメな事は確か。

ほとぼりが冷めるのを待つなどあり得ない愚の選択かと。


先日メンバーのお一人が家族と相談し退団されたけど、
これに対し自分は、

『仕方ないじゃすまないと思う話。ただ辞めていく人も残っている人も、そしてその狭間に立っている人も、みんな苦しんでる事に対し、もう少しありとあらゆる立ち位置の人達は、彼女らに労りの気持ちをもってあげてほしい。
運営の上に言いたい事は山ほどあるけど、それと苦しんでるメンバーの事はまた別の話かと。

今メンバーは、良手を打てない運営のトップと、厳しい一般の意見の嵐と、この二つに両挟みの状態で、しかも発信も許されず活動も出来ずの八方塞がり状態になっている。
先の見えないこの状況で希望を持てと言うのもまたどうかと思う。でも、新潟県民は全員が潰れろとは思っていないはず。
それは今まで自分たちがやって来た事がどうだったかで分かるはず。

できれば一度メンバーも自分のやり方でそれを確認してみるのも今ならできるんじゃないのかなあと。
あととにかく早く運営トップは手をうつ。メンバー全員にのみこれ以上責任を負わせ続けるなど、プロの運営責任者として言語同断』

と、これまた直撃させてしまったけど、
はたしてこれは言い過ぎだろうか。

ただとにかく自分にはもう歯がゆくてしかたがない。

今のこの状況は、
運営は組織を守るどころか壊死させようとしてるかのようにさえみえてしまいます。

もう時間はそんなに無いです。


ところで話は前後しますが、
去る5月31日にNHKの新潟地方の番組で、

『金よう夜きらっと新潟「近すぎたアイドル ~岐路に立つNGT48~」』
※NGT48を巡る一連のトラブル。騒動の背景には何があるのか?アイドルを守る対策は十分だったのか?新潟を代表するアイドルグループの行方を見つめる。

という27分程の番組が放送された。

これを自分は観る事が出来たが、
そこには今の新潟の企業や市民の複雑な心境と立場が描かれていた。

ただ見ていて思った事は、
少なくともこの番組を作った側の人間には、
NGTの解散という意図など毛頭なく、
とにかく組織として早急に立ち直ってほしい、
というか、姿勢を正してほしいというそれが強く感じられた。

それはNHKの質問に対してゼロ回答だったという事への、
担当記者の強い不満の表情にも
そのあたりの考えがハッキリとみてとれた。

自分は正直このゼロ回答に、
「またか」と、
正直落胆してしまった。

せめて「後日書面にて回答」くらい言ってほしかったが、
そこまでの考えすら今ここの上の人達には無いのだろうかと、
さすがにこれには現場のスタッフやメンバーが気の毒になってしまいました。

これはもはや支配人レベルの話ではない、
もっと上の姿勢の問題だと正直思われてもしかたがない。

また番組ではかなりの税金がNGTに投入されているという数字が出て来た。

ネットではそれをやり玉にあげていたが、
あそこではそれを投資したことで、
どれだけの見返りがあったかということには具体的にふれていない。

もしこれを上回る膨大な見返りがあったら、
NGTを新潟がそう簡単に潰す等はあり得ないし、
また赤字だったとしても、
今潰したらそれらが回収できる見込みが今度はなくなってしまう。

番組では四年経ちまさにこれからというコメントがあったことを思うと、
少なくとも赤だったとしても、
これ以上のペースでその数字が膨らみ続けるという感触は、
あの番組からは感じられなかった。

とにかく番組はひじょうに真摯につくられていて、
今の新潟のそれがよく分かるつくりになっていた。

そこには「解散」という選択肢はなく、
とにかく再開してほしいというそれが強く感じられた。

が、

ちゃんとした説明責任と信頼回復なしではありえないという、
ひじょうに全うかつ正論なそれも同時に感じられた。


おそらくこれができるのはAKS取締役兼運営責任者の松村氏しかいない。

松村氏は再度第三者委員会の委員を軸とした会見を開き、
事前にマスコミ等からの質問を受けそれをすべて答えられるようにし、
それらの後、自らの不手際を認め謝罪し、
さらに必要ならばその場ではなくとも、
不本意かもしれないが、
然るべき責任を早急に取るべきだと思う。

もちろんそれまでに山口さんや卒業した二人にもしっかりとした誠意をみせての話。

そしてこれは自分の考えなので当然実現などしないと思いますが、

① 松村氏は最終的にNGTに対しての運営からは完全に外れる。
② 新しいNGTの全権限をもつ専属の運営責任者を他所から就任してもらう。
③ 何かあった場合の為、メンバーの心のケアができる専門スタッフを常駐させる。
④ また別の地区のグループから新しいキャプテン候補を数人任命する。
⑤ NGTを一度発展的に解消し、再度メンバーを公募する。もちろん今のメンバーも応募可というもの。このメンバー選考には新しい責任者やキャプテン候補も立ち合う。パリ管弦楽団方式といってしまえば、ご理解できる方もいらっしゃるかと。

そして

⑥ 秋元康氏に、アドバイザーとしての発言を今後しっかりと出していただけるような体制をつくり、重大な案件が生じた場合かならず意見等を仰ぐ事を確約する。

もちろん危機管理等も修正を施してのこれは話。

これだけの事をすれば、まったくとは言わないまでも、
ある程度は再出発できるのではと自分は考えています。

そのあとは今までお世話になっていた所へのお詫びとご報告だろうか。

新潟は本質的にはとても温もりのある街だ。
誠意を尽くせば今一度チャンスはくれるだろうし、
今までの恩も忘れてはいない。

それにあんなザルな管理でも、
山口さんの事件が起きるまでは、
強盗や傷害にも合わなかった治安のそこそこいい街だ。

今回はそこに甘えていた部分もあるので、
この機にそれをまたしっかりと締めていけばいいだろう。

ただこれだけやってもおそらくグループ内はしっくりとしないと思います。

そのためにも「人づくり」「店づくり」「客づくり」という、
接客業のプロとしての基本的な心構えみたいなものも、
これからはメンバーにも同じプロとして必要なのかもしれない。

このあたりはひとつひとつ丁寧にメンバーの方達に、
教えるというより理解してもらっていく姿勢も運営には必要。

なんでもかんでも上から規則をぶち込むのではなく、
この規則や考えはどういう理由からきていて、
そしてそれらのゴールはどこに通じているのかということも、
ちゃんと噛んで含めるようにやるのが正しいかと。

それは社会人としての常識にも通じると思います。

そしてファンを「大事にする」と「親しくなる」の、
その境界線とリスクもちゃんと説明するべきだし、
マニュアル化しておくべきだと思う。


とにかく第三者委員会のそれを読んでいて、
よくこんなザルで山口さんの件まで何も起きなかったと不思議だったし、
ひよっとして今回の事が起きなかったら、
今頃、最悪の上を行く最悪の事件が起きていたかもしれない。

それくらい酷いものだった。

このあたりも、
しっかりとした危機管理等の専門家に再構成してもらうべきかと。

とにかく時間はあまりないけど、
焦って拙劣なものをつくってはいけないので、
しっかりと再出発できる体制と姿勢を内外に示し、
またあらためて新潟ととともに歩んでくれる存在になることを、
自分は切に希望するものです。


そしてとにかくしつこく言いますが、
いつまでも全員が連帯責任を背負わされたように、
関係ないメンバーまで全員正座させられ端から横ビンタ食らわされているような、
この状況は正直どうなのかなと。

「あけない夜は無い」

とか

「夜明け前がいちばん暗い」

とか言いますが、
待てど暮らせど陽が昇ってこなければ、
よほどボーっと生きてる人じゃないかぎり、
例えチコちゃんに叱られなくても、
心配しますし危機感を強くもちます。


いっそのこと誕生日の人がいたら、
その人が希望するならソロでもスモールコンボでもいいから、
気心のしれたメンバーで「独演会」でもやるのもいいんじゃないかと思います。

もちろん無料で。

運営の責をいつまでもメンバーが被り続けるのは理不尽というもの。

握手会の類はまだ無理だろうけど、
メンバーのみなさんは人前でパフォーマンスをやるのがプロとしての勤め。

それを発信も表現も出来ないのはあまりにも酷。

せめてSNSだけでも再開させてあげてほしいです。


とにかく自分が今できることを精一杯やり、
そしてそれを発信することもまた新潟へのそれではないでしょうか。

勿論異論は多々あると思いますが、自分はそう思っています。


そしてそういうことの積み重ねは絶対報われることも信じています。

あとはどうまた走り出すか。

ただそのためにも何度も何度もしつこく繰り返すようだけど、
運営は今までにない断を自らに下さなければならない。

このあたりを自分は運営上層部に強く要望したいです。


最後に。

ここで本当にしつこく繰り返しますが、
怪しい怪しいとは言われてはいるけど、
第三者委員会の報告書からは直接の関連は現状(三人の実行犯は聞きとりを事実上拒否)無く、
山口さんからも個人の名前が出ていない今の時点では、
こちらが勝手にメンバーの誰か個人を推測で叩くのは、
自分は理にかなった行為ではないと考えています。

むしろ正義と言う名の暴力にさえ感じてしまいます。

叩くのは今後正しい情報が公式に発信され確定してから、
それから気が済むまで叩きまくっても遅くはないかと。

それなのに何でそんなに不確定要素が含まれる今現在の情報で、
そんなに急いで叩くというリスクを冒すのか自分にはちとその理由が分からないです。

それとも自分が他の人より先に叩かなければいけない理由でもあるのでしょうか。

もし自分たちの信じていたストーリーが誤っていたら、
いったいどう責任をとるのだろうか……というよりとれるのでしょう。

間違っても全員総崩れ全員負け組状態にはなってほしくないです。

あと「潰す」ことは簡単ですが、
「育てる」事はその何倍もの労力が必要です。

だから「潰散至上主義」という人ならしかたないですが、
「立ち直ってほしい」「再出発してほしい」
と考えている方は直接支配人に書面を送るのも有りかと。

そういう意見が増えてくれば、
そこから何某かの打開策もみえてくるかもしれません。

たんなる思い付きで、何の根拠もありませんが。


あとここからは余談ですが、
メンバーや現場スタッフのみなさんに今言いたい事。

それはかつてツイートした事と同じ内容ですが、

もし今時間があるなら、
新潟の街や県内のどこか
(佐渡、村上、新発田、寺泊、長岡、湯沢、弥彦、米山、鯨波、十日町、春日山、他等々)
今一度、気が向いた所を歩いてみてほしいです。

それで、
新潟のためにもう一度だけやってみようと、
メンバーや現場スタッフのみなさんが思われたら、
今のこの厳しい状況を思うと、
自分はもうそれだけでも有難いと思っています。


以上です。


長々と失礼しました。

読みづらく偏りの激しい内容ですが、
読んでいただきありがとうございました。

A14.jpg

※追補

◎2019,06/07追加。

「カネカの炎上騒動で考える、炎上時の弁護士的対応が燃料投下になる理由」
https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20190607-00129136/
を読む。

今のNGTのそれとあまりにもダブってしまってしかたがない。
特に「対応」という部分。

もしNGTの運営の人達がここを読んでいたら、
ここでのカネカと今の自分たちのそれが、
じつはほとんど一般には変わりなく見られてるいることを、
あらためて強く認識すべきだと思うし、
「カネカ」「NGT」も炎上させてる人たちの気質はほぼ同一という、
ここの部分もあらためて意識してほしいと思います。

窮地にある自分をいちばん冷静に見られないのが、
じつはその自分自身というのはよくあるケースなのです。

これそのものは決して責められることではありません。

大事なのはいかにそれに迅速に気づき、
そして速やかに対処行動にうつすことかと。

それをしないことこそ真に責められる行為だと自分は思います。


◎2019,06/08追加。

「NGT、国民文化祭PR役を降板 新潟県が契約更新せず」
新潟県の花角英世知事は5日、今秋県内で開催される、国民文化祭のスペシャルサポーターに就任していた、新潟市を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」との契約更新を見送る方針を示した。

 花角知事がこの日の定例記者会見で明らかにした。NGT48を巡っては、元メンバーの山口真帆さん(23)に対する暴行問題が1月に明らかになり、3月末で終了したスペシャルサポーターの契約更新が保留となっていた。花角知事は「県民から歓迎される状態にないか」との質問に、「そうは思えない」と答えた。

 県文化振興課によると、メンバーの活動や劇場の運営が事件発生前の状況に戻っていないことや、国民文化祭までまもなく100日を迎え、イベントの構成や配布物の作製に影響することから決定した。新たにスペシャルサポーターを置く予定はないという。

https://www.asahi.com/articles/ASM653WG1M65UOHB00L.html

これは当然だと思う。

自分が知事でも同じ事をしたと思う。

ただこれはメンバーに不適格者がいるという事ではなく、
その後の運営の対応があまりにも粗忽にすぎたからで、
運営としては自業自得だけど、
メンバーとしてはさらに憔悴してしまったことだろう。

自分は今回のこの態度に一定の評価はするものの、
どこかで寛容な姿勢もみせてほしいとも思っています。

また実態と噂のレベルというものを見極め、
後々新潟県がこれらを精査せず流れに流されたと言われないよう、
NGTに対してのそれと同等に、
今のネットに飛び交う情報も真摯に精査し、
毅然としてそれらに対応する姿勢をとることも期待したいです。


確かにイメージは大切ですが、
根拠が曖昧なネットによるそれが主な原因と感じられるなら、
特にそのあたりを慎重にお願いしたいです。

貴重なものが失われ、
または潰すことになった場合、
もうそこの代わりは無いと思います。

これからは新潟が率先して育て守るという、
そういう立場を少し担ってもよいのではないでしょうか。

またそれが新しいひとつのケースとなれば、
それはそれでとても素晴らしいことだと自分は思います。


自分の中にある新潟のイメージは、
本来「温かさ」と「純朴さ」、
そして「我慢強さ」と「包容力」というものがあります。
(多少「せっかち」という部分もありますが……)

またいつか時期が来たら県とNGTが、
再度その絆を結び歩んでほしいと願う次第です。


※さらにしつこく余談。


この前劇場側の信濃川沿いを歩いた。

そこはじつに気持ちいい景色が広がっていた。

a01.jpg

そして萬代橋も少し遠くにみえていた。

いいところに劇場構えてるなあと、ちょっとそんな事も思った次第。

しかしこの日一般開放されていた劇場。

意外な程賑やかだったなあ。




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阿伊沢萬

本当はシンプルな構図だった事件を、わざわざ運営がめんどくさくして、しかもメンバーを巻き込んで自爆したため、最低最悪の構図になったという感じにみえます。

なんとでもする手はあるので、早くなんとかしてほしいです。

soramoyou様、nice! ありがとうございます。
by 阿伊沢萬 (2019-06-08 00:02) 

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