ヨハネス・ヴィルトナー指揮ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団(1/3)を聴く。 [演奏会いろいろ]
1月3日(木)みなとみらいホール 開演時間 3:00pm
ヨハネス・ヴィルトナー指揮ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
(曲目)
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「そんなに怖がることはない」op. 413
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「春の声」op. 410
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・マズルカ「女性賛美」op. 315
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「浮気心」op. 319
ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲op. 437
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「山賊のギャロップ」op. 378
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「南国の薔薇」op. 388
ヨハン・シュトラウス2世:エジプト行進曲op. 335
ヨハン・シュトラウス2世:狂乱のポルカ(ギャロップ風)op. 260
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・フランセーズ「鍛冶屋のポルカ」op. 269
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「狩り」op. 373
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op. 314
このオーケストラが1971年にボスコフスキーと初来日して以来、
1980年代にはクルト・ヴェス、
そして1980年代後半から1990年代にはアルフレート・エシュヴェと、
いろいろな指揮者と来日しているこのオケだけど、、
じつはまだ一度も聴いたことがなく今回初めて聴きに行きました。
常設オケということではなく、
その都度ウィーンのオケを中心にメンバーが構成されるというもので、
コンサートマスターはウォルフガング・レディック。
メンバーは
トランペット→2
トロンボーン→1
ホルン→4
フルート→2
クラリネット→2
オーボエ→2
ファゴット→2
ハープ→1
打楽器→2
弦楽器、10、5、3、3、3
弦配置は舞台向かって左から、1stvn、vc、va、2ndvn、cb
というもので、
打楽器は一人はティンパニー、一人はドラムスで、
各々がオケの左右角奥に配置というもの。
全体の感想から言うと、
これは一月の早い時期に聴くべきものだなあということ。
つまりあまり正月気分が抜けてしまうと、
ちょっとどうなんのかなあと、
それくらい「ニューイヤーコンサート」というものに特化したような内容でした。
とにかく肩ひじ張らず愉しく音楽を聴くということに関しては、
ほんとうに大満足。
指揮のヴィルトナーは、
指揮に、ヴァイオリンに、司会に、さらにその他諸々にと
とにかくいろいろとみせてくれました。
その演奏はかなり個性的で、
ときおり大きな緩急をつけ、
じっくり歌い込んで聴かせどころをつくったりと、
なかなかメリハリのある演奏。
これにはけっこう驚きました。
ただ一番驚いたのはそのオケの音。
一曲目は途中までちょっと粗い感じがしたけど、
オケがまとまり流れにのりはじめると、
薄っぺらい上滑りな音など微塵もなく、
この人数からは想像できないほど質量感に富んでおり、
かなり感心してしまいました。
この日は開演前には「唐山龍獅総会」による中華獅子舞、
そして25分間の休憩時間には「雅楽道友会」の舞楽と、
とにかくコンサートだけではなくいろいろと見もの聴きものが、
コンサート中にもいろいろあったりと
とにかくいろいろと盛られたコンサートとなりました。
尚プログラムをみてもお分かりの通り、
当然アンコールでお決まりの曲もありました。
最後にそのアンコールで演奏されたものを書きますが、
当日までのお楽しみにしたいという方はここで終了を願います。
以上で一端〆。
しかしこの日はいい天気でした。
[アンコール曲一覧]
演奏されたのは全部で四曲。
① 一月一日(編曲者不明、ひじょうに壮麗なアレンジでした)
② シャンパンポルカ
③ 憂いもなく
④ ラデツキー行進曲
最後の三つはシュトラウス兄弟とその父の曲を一曲ずつというものでした。
〆です。
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