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病院での話 入院時の話 [いろいろ]

病院の話

自分はかつて6回泊まり込みで病院送りになったことがあるし、
身内の看病等で長期間病院に通ったり泊まり込んだこともある。

病名も病院も、また入院期間もまちまちだったけど、
そこでちょっと病院での入院生活について書きたいと思う。

病院は手術絡みの場合はその前日に入院となるけど、
全身麻酔等をするような規模の大きな手術になる場合は、
その数日前だか数週間前だかに
採血、採尿、心電図、レントゲン、その他諸々の検査がある。

それで手術OKかどうかの最終判断みたいのをするらしい。

そして入院。

生活サイクルはほぼどこの病院も同じで、
手術当日とか翌日は違うけど、
それ以外だいたい次のようになる。

6時起床。すぐに体温を自分で測り看護師さんが来たらそれをみせる。

8時朝食。

午前中に診察があり、外来の人と同じ場所で診察を受ける。

12時昼食。

18時夕食。

21時消灯。


と、だいたいこんな感じ。

あとはただ寝てたり、テレビをみたり、本を読んだりみたいな自由時間。

もちろん病状によってはその間も点滴をしてたりと、
いろいろあるけどだいたいはこんなところ。

このため正直ちょっと夜型人間には辛い。

特にテレビに関しては、
今はだいたいどこの病室にも個人用のテレビがあるけど、
21時消灯のため、深夜アニメどころか、ドラマやEテレのクラシック音楽、
さらには21時以降のニュースすらみることができない。

音はイヤホンなのでいいと思うかもしれないけど、
画面から出る光は消灯されるとかなり目立つ明るさになるので、
いろんな意味でそっと見ようというのは無理なので、
とにかく21時以降のテレビは諦めるしかない。

その代わり朝早いので、
8時以降に放送されるワイドショーはとにかく見てしまうので、
退院するころにはやたら芸能ネタに強くなってしまう特典がある。


また、
高校野球中継、相撲中継、マラソン中継、駅伝等々、
このあたりが放送されると時間つぶしにはもってこいとなる。


そんなわけで人によっては、
生活のそれが大きく変わってしまうことになるけど、
これはもういたしかたないこと。

自分はCD派なのでよくCDを持っていくけど、
DVDが見れるテレビ付きの病院もあるので、
入院とするときこの辺りは要チェックかと。

ただ盗難に気を付けなければいけないので、
鍵のかかる引き出しのスペースの大きさ等も、
事前に聞いておいた方がいいと思う。

それによっては安心してパソコンを持ち込めない病院もあるかも。

また冷蔵庫が備え付けてある場合は、
病院によっては2リットルボトルが入らない場合があるので、
このあたりを持ち込む予定の人はここも要チェック。

あとお風呂は毎日は入浴できないところがほとんどなので、
このあたりもやはり聞いておいた方がいいと思う。

それと大きな病院だと、
寝巻、タオル、その他がレンタル会社と契約しているところがあり、
それを利用すると持ち込む荷物が少なくてすむ。

また下着も洗濯できる場所があるので、
長期入院の場合はそのやり方も聞いておいた方がいいかもしれない。


ここで全身麻酔系手術の話。

簡単な手術の場合は朝の飲食に制限がでるくらいだけど、
全身麻酔系の手術となるとそれ以外にも、
前日あたりから水分補給に制限が出始める、

もちろん手術当日は朝食無し。

そして手術が行われるけど全身麻酔はほんと一瞬。

「では麻酔を身体にいれます」
と点滴からいれはじめたそれを確認して数秒で完璧に眠りにおちた。

次に気づいた時は肩を軽く叩かれながら名前を呼ばれていた時。

この間、感覚としてはニ~三分寝てたかなと言うかんじたけど、
実際は数時間経っていた。

もちろん手術は終了。

知らないうちに口に突っ込まれていた気管チューブも、
尿道カテーテルも外されていた。

そして翌日まで絶食、絶飲、口にはずっと酸素マスク。
もちろん点滴も延々と続いている。
ただそれが苦にならないほど程とにかく翌日までなんかだるかった。

人によっては尿道カテーテルや、
口から入れた気管チューブの関係で痛みを訴える人もいるようだけど、
自分は幸いそういうことはなかった。

手術翌朝に点滴を除くすべての制限が解除されるけど、
だいたい手術前から数えて、
36~40時間くらいとにかく制限と安静が続くと思っていい。

特に術後は長く感じる。


ところで入院していると、
当然だけど看護師さんが潤沢にいる時間とそうでない時間がある。

一番潤沢なのは平日の朝食時から夕食時の間で、
この間はけっこうこちらも安心して、
ベッドに備え付けのナースコールのボタンを押す事ができる。

だけどそれ以外となると急に人が薄くなる時間帯がある。

特に夜間、消灯~起床までの時間帯はかなり薄い。

おそらくワンフロアに2~3人の看護師さんしかいない。

つまりたった数人で全病床の患者さんを管理し、
すべてのナースコールに対応することになる。

当然時間帯によってはナースコールが集中し、
ほとんど鳴りっぱなしの時もある。

正直みてて本当にたいへんとしか言いようがないほどで、
時給一万円でもいいらくらいの激務に自分には見えてしかたなかった。

なので自分は深夜帯には極力ナースコールは使わないようにしていた。
ただもちろん、これはキツイというときはしましたが。


あとこれはちょっと悲しい話だけど、
夜中に急に看護師さんが慌ただしくなると、
こちらも急に緊迫することがある。

患者さんの容態急変。

そのときは看護師さんが廊下を走ったりする音などが聞こえ、
本当に緊迫したそれが痛いほど伝わってくる。

また場合によっては、
急変した患者さんの部屋にいる、
他の患者さんを一時的に別の部屋等に移動する場合もあるという。

理由はあまり言いたくないのでご察し下さい。


そして翌朝。

前日まであまり体調が良くないと思われる方のベッドが、
すっかり綺麗になっていて誰もいないそれになっており、
部屋の入口に昨日まであった名札が無くなっているのをみると、
なんとも言葉では形容できない気持ちになってしまう。

そんな時は自分のベッドに戻るといろいろと深く考えこんでしまうので、
不謹慎かもしれないけど、
そういう時はすぐテレビをつけて何かをみたりするようにしていた。


また自分が眼科で入院していた時看護師さんに

「一緒の病室に内科の患者さんもいます。内科の方は食べたいものも食べられない方もいるので、できれば朝昼夕の食事以外で何かを食べるときは、まわりに気を使ってください。」

と言われたことがあった。
そのため差し入れで食べ物が来た時は、
部屋を出て休憩所みたいなところで食べていた。

このようにけっこう気をつかう事も多い。

あとたいへんなことといったら、
夜中に他の患者さんがかく怒涛のようないびき。

かならず6人部屋くらいになるとお一方は、
こういう凄いいびきをかかれる方がいる。

もうそういう時はひたすらこちらも耐えるか慣れるしかない。

また夜中に急に泣き出す子供や、
大きな声で痛みを何度も訴える方等々、
とにかくナースコール等も含めて、
夜の病院はずっと静かということはまずない。

また何時間かに一回はかならず看護師さんが見回りにくるので、
夜行バスにおける二時間おきのICでの停車ほどではないけど、
気になる人は気になってしまうかも。

このため最初は夜は眠れず、むしろ昼によく寝ていました。


とにかく病院はいろいろな事がありますし、
特に初めての方はかなり気を使われると思います。

ただ上で書いたことを必要以上にヘビーに考えることはないです。

また食事も想像よりずっと美味しかったです。


と、こんな感じです。

ただ中には古い所で、
テレビや各病床を仕切るカーテンが無い病院もあるかもしれませんし
これとはかなり違う形態の病院もあるかもしれませんが、
自分が知っている所はだいたいこんな感じです。


何かの参考になれば幸いです。


〆です。

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コメント 2

阿伊沢萬

soramoyou さま

結論からいうと病院にはお世話にならない方がいいです。健康第一。

nice! ありがとうございます。
by 阿伊沢萬 (2018-10-22 12:20) 

サンフランシスコ人

病院代わりにグスターヴォ・ヒメノの演奏会に行って欲しい...
by サンフランシスコ人 (2018-11-01 01:35) 

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