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死者・不明695人「阪神大水害」の情報求める [いろいろ]

神戸市や阪神間一帯に大きな被害をもたらした阪神大水害から80年となるのを前に、関係自治体や有識者らでつくる実行委員会が、体験談や関連資料などの情報提供を求めている。集めた情報はインターネット上に「デジタルアーカイブ」(電子資料館)として保存・公開する予定で、実行委は「わずかな情報でも貴重な時代になった。断片的な記憶でも寄せてほしい」と呼びかけている。

 阪神大水害は1938年7月3~5日に発生。降り続いた大雨により六甲山麓で無数の山崩れ、土石流が起こり、兵庫県の神戸、芦屋、西宮、宝塚の4市などで、695人の死者・行方不明者を出し、被害家屋は約12万戸に達した。

 水害を契機に、国直轄の砂防事業を行うために設置された国土交通省六甲砂防事務所(神戸市東灘区)や関係自治体によると、水害関連の記録や資料は一定量、公的に保存、管理されている。ただ発生から80年となり、当時を知る世代は急速に減少。個人の記憶や所蔵写真などを社会の教訓として引き継いでいこうと、実行委を結成し、情報収集に乗り出した。

 アーカイブには、これまでに関係機関で収集、保存してきた写真や文書など約2600点を保存。これらに、水害の体験談や地域の被害状況、伝承を聞き取る様子を撮影した動画や、写真・日記・手紙など個人の手元に残る資料を加えた形で公開を検討している。

 公開方法については、「地理情報システム(GIS)」を活用し、資料とゆかりのある場所を関連づけて地図上に表示する仕組みとし、自治体のホームページなどを経由して閲覧できるようにする予定だ。個人利用のほか、小中学校での防災・地域学習、研究者の基礎資料としての活用などを想定している。

 また、撮影場所などが不明な写真は、実行委の研究者らが位置の特定作業も行う。アーカイブ公開に合わせて、シンポジウムなどの記念行事も計画していく。

 実行委事務局を担う六甲砂防事務所の岸本健司副所長は「阪神大水害を知らない次世代が過去の災害を知るための、使いやすい道具としたい。当時を知る本人だけでなく、災害の様子を伝え聞いた家族や知人の皆さんにも協力してもらいたい」と話している。

 体験談や資料の募集は8月31日まで。問い合わせは実行委事務局(平日の午前9時半~午後5時、0120・123・464)へ。(安田弘司)

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180612-OYT1T50087.html?from=ytop_main6


この災害についてはかつて戦前の新聞を調べていた時に、
偶然この記事をみてかなり驚いたという記憶がある。

その後都賀川水難事故でもこの件が扱われていた記憶があるが、
あらためてすさまじい水害だったことが感じられる。

詳しい写真等は、
https://www.google.co.jp/search?q=%E9%98%AA%E7%A5%9E%E5%A4%A7%E6%B0%B4%E5%AE%B3&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjY-KKDi9DbAhUGv7wKHTRIBhYQ_AUIDCgD&biw=1112&bih=651



http://www.city.kobe.lg.jp/safety/disaster/flood/flood03_01_00.html
という 神戸市サイト内にある上記コーナー等をご覧ください。

情報のある方は上記連絡先へお寄せください。

よろしくお願いいたします。
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阿伊沢萬

1938年というと国家総動員法が出されたり、大陸では日本と中国のそれが激しさの一途を辿って行った複雑な時期ということもあり、その後の空襲等で資料も散逸もしくは消失した可能性もあるので、80年経った今となってはなかなかたいへんかもしれませんが、少しでも新しい資料や証言が集まることを期待したいです。

soramoyouさま、nice! ありがとうございました。
by 阿伊沢萬 (2018-06-15 22:34) 

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