SSブログ

「輪廻のラグランジェ原画展」に行く。 [アニメ(2012放送開始)]

鴨川1.jpg

 鴨川市郷土資料館では、ラグランジェ・プロジェクト(製作委員会)と輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会の協力のもと、鴨川市を舞台にしたTVアニメ『輪廻のラグランジェ』の原画展を下記のとおり開催します。

○会 期
平成29年7月4日(火曜日)から9月24日(日曜日)
休館日 月曜日(祝日の場合はその翌日)
午前9時から午後5時

○会 場
郷土資料館2階展示室・研修室

○入館料
一般200円、小中高生150円
小学生未満、鴨川市内在住・在学は無料、団体料金別
※展覧会実施による追加料金はありません

http://www.city.kamogawa.lg.jp/kanko/kanko_rejya/event/1499083770898.html


「ラグランジェ」にに関しては、
http://orch.blog.so-net.ne.jp/2012-03-26-1
に、以前書いたけど、
間違いなく今世紀つくられたアニメの中でも、
名作傑作の部類に入る。

ただ聖地観光という部分で芳しくなかったので、
まるで作品そのものも失敗作だったように現在言われているのは、
正直あまり楽しいものではない。


そんな「ラクランジェ」が今年放送五周年。

そしてその年の二期が始まった7月にあわせて原画展が今回開かれた。

この原画が鴨川にある理由は、
http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=10471
にそのことが書いてある。

確かに聖地観光としては失敗だったかもしれないけど、
作品的には何度も言うけど傑作だし、
しかも作品の資料が地元に手厚く保管され、
他で展示されていた農耕器具や古の生活用品等と同様に、
郷土資料館内で一緒にこの町の「資料」、
そして「財産」として扱われているのですから、
これはこれで「聖地」として、
見事に実を結んでいるんじゃないかと思ってます。

こんなに素晴らしいことはないでしょうし、
じつに羨ましいし幸せなことだと思います。

関係者の方々の努力と、
地元との信頼関係の賜物といえるでしょう。


ところで自分が鴨川に行くのは今回が初めて。

これは裏を返せば「聖地」的にはあまり魅力を感じなかったことと、
横浜から中途半端に距離があるということだろう。

時間も大洗より一時間、内浦より一時間半遠い。

最短は浜松町からのバス利用かもしれないが、
それでも二時間以上バスだけでもかかる。

なのでなかなかな行く気持ちにならなかったけど、
今回のこの機会にようやく行くことにしました。

朝五時前に自宅を出て現地に着いたのが九時半。

横浜から電車に座れたためそのまま千葉まで行き、
そこから安房鴨川行きに乗り換える行き方にしたが、
結局はこれがかなり時間がかかってしまった。

途中茂原まで通学の学生さん達で電車は大混雑。

みるとけっこう大勢の学生さんが、
ラインをひいた教科書と睨めっこしている。

そろそろ一学期の期末試験の時期なのだろうか。
そんなことを考えながら電車は一路鴨川へ。

外房線というから太平洋が見えるかと思ってたけど、
勝浦を過ぎたあたりの最後の数十分で多少見えた程度。

これなら次回からはバス移動でもいいかもしれません。

こうして安房鴨川に到着。

安房鴨川。東口より市街地をみる。
a01.jpg

尚、この東口を出ると右側に観光案内所があり、
「ラグランジェ原画展」のポスターが貼ってありました。

連絡橋からみる駅構内。
a02.jpg
改札は東口のみで西口方面へ行くには、
この構内を望む連絡橋を使う事になります。


駅西口ロータリーの風景
a11.jpg
左側にみえる輪のようなモニュメントは、
「水の大地」という作品で、
10年前(2007)に市に贈られたものです。

a03.jpg
空が綺麗です。


この西口から歩くこと15分で、
鴨川市郷土資料館に着きます。

その少し手前。
a04.jpg

そして資料館。
なかなかローカルな落ち着いた雰囲気の所です。
a05.jpg

玄関付近。お出迎えです。
a19-2.jpg

受付は入ってすぐ右側。

ちょっとマンションの管理人室の窓口みたいな雰囲気です。

ここで入場料金を払い、
そしていろいろとパンフ等をいただきます。

そして一緒にこんな特典もいただきました。
鴨川7.jpg

このイラストチラシ以外にも、
ポストカードも入っていました。
ただ数に限りがあり、
ポストカードは期間ごとに絵柄が変わるらしいので、
そのあたりはご注意を。
(ストレートに言えば早いもの勝ちかと)
a19-1.jpg
※ポスカードが白くて背景に溶け込むため、ここのみ背後に色付きの背景ををつけました。なのでこのポストカードの背景にある巻紙風のそれは特典の一部ではありません。


この受付の反対側にはスタンプ台があります。
もらったバンプの裏側に押すところがあります。
鴨川2.jpg
押すとこんな感じです。ちと失敗。

この資料館は一階にいろいろな常設展示があったので、
まずそちらを一通り見て、
それから二階の原画展に行きました。

a20.jpg
二階へ上がる階段横もこんな感じです。
使える所はフルに使っているという感じでした。


規模は二階の左半分にある、
二つの展示室を使用するという、
比較的コンパクトなもので、
都会の大展覧会を想像していくと、
ちょっと肩透かしをくってしまうかも。


因みにここは、
a10.jpg
ということで原画の方は写真はありません。
雰囲気は上の資料館のサイトに写真があるので、
そちらをご覧になってください。

因みに原画はその横に実際のシーンとの対比がしてあり、
使用シーンがわかりやすくなっています。

また使用された台本も展示されています。

ただもし台本のみ撮影OKなら、
もう一部できれば隣の撮影可の展示場にも置いてほしかったです。

原画展示コーナーではない方は写真OKなので撮影しました。

こんな感じです。
a06.jpg
a07.jpg
a21.jpg

中央展示ケース内。
a17.jpg

こういうものも置かれています。
a09.jpg

そしてこの作品のシンボルともいえる三つの椅子。
a08.jpg

これを見た時、

「ほんとにこの作品を大切にしている人がこの原画展をつくったんだ」と。


とにかくこれがあったのは本当に嬉しかったですし、
この作品が心から愛されていたことを強く感じたものでした。


このあと設置されていたアンケートを書きこむ。

正直とてもよくできてはいたのですが、
それだけにこちらもちょっと気になった事を、
率直に書かせていただきました。


ひとつは原画展示コーナーについては内容はいいけど、
壁が白いため原画がそれに溶け込みひじょうに見づらかったので、
できれば黒ないしそれに準ずるものを背後に施してほしいと。

ふつうの展覧会でも
背後色が溶け込む場合はけっこうそうやっているので、
このへんはできれば早急になんとかしてほしいところ。

我慢すればみれないことはもちろんないのですが…。

もうひとつは展示コーナーについて。

聖地の紹介だけでなく、
それらがどこにあるか地図で、
展示物と一緒に明記してほしいという意味のことを書きました。
(アンケートでは言葉が少なく雑な表現になってしまいました)

実際は受付でいただいたパンフに地図は挟まってはいるのですが、
鴨川3.jpg
それの拡大版でもそこにあると、
展示の芯みたいなものができ、
その方がより効果的になるように感じただけに、
ここまでやったのならそこまでやってほしかったと、
ちょっともったいない気がしたものでした。

ただスぺース的にちょっと詰め込みすぎになるかもしれないので、
それでこういう配布という形にしたのかもしれませんが。


最後に「それ以外は◎(マル)」と書きましたが、
誰が読むのかわからないのに「マルとか良かったのか?」と、
アンケートを投函してからなんか心配になってしまいました。


この日は初日平日の午前中ということで、
ノートには自分の前に三人の記帳がありましたが、
自分が行った時は、
関係者の方らしき人が三~四人ほどいらっしゃった以外は、
自分ひとりというかんじでした。

まだまだこれからだと思います。

なにしろここは、
ファンにとってとても幸せな空間なのですから。

主人公もああみえてかなりの寂しがり屋なので、
大勢で賑わってくれれば大喜びでしょう。


とにかくこれを実現させた関係者の皆様の努力に、
深い敬意を表したいと思います。


入る時丁寧に説明をしていただいたこともあり、
受付の方に礼を述べて資料館を出る。


このあとせっかく来たということで、
今回の原画展のポスターにもなり、
日本の渚百選にも選ばれた、

「前原・横渚海岸」

に行く。

ここが素晴らしかった。

大洗も内浦も由比ヶ浜もいいけど、
ここの海岸も圧巻だ。

a13.jpg
安房小湊方面をみる。
※最初地名がわからなかったので漠然と「犬吠埼」方面と書いてしまいました。申し訳ありませんでした。

a12.jpg
正面沖合をみる。

a14.jpg
厳嶋神社方面をみる。

海の方へ向かって伸びている道。
a15.jpg
※名前忘れましたすみません。


これらの写真ではぜんぜんその圧倒感は感じられないけど、
とにかく豪壮かつ広大な雰囲気で、
大洗とはまだ違った太平洋のそれでした。

現在海岸は海の家も建設中でしたので、
海のシーズンが来るとさらに賑やかになることでしょう。

そしてここにもしっかりとありました。
a18.jpg
311で津波被害はありませんでしたが、
備えあればということで意識はされているようです。


帰り道の途中魚見塚展望台方面をみる。
a16.jpg

行きたかったですが山上りは苦手なので…、
他にもいろいろと見たいところがあったものの、
とにかく暑かったのでパス。

涼しい海風が吹いてなければ、
かなり厳しい状態になっていたと思います。


次回来る時は、
もう少しゆったりとしたスケジュールを組みたいと思います。

それにしても想像以上にいいところでしたし、
こんなにいい所なら、
もう少し早く来るべきだったと後悔すら今はしています。


それだけにもう少しなんとか地元を活かしてあげたかったという気が、
いろいろとしばりはあったと思いますが
あらためて感じられたものでした。


以上です。



nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 1

コメント 1

阿伊沢萬

ようやくという感じです。ただやはり遠いです。特急でも東京から二時間と、東京-水戸の倍かかりますので、時間的にも懐的にもなかなかたいへんです。ただ行ってよかったということはたしかでして、今度は好天時にも訪ねてみたいと思いました。

はじドラさま、nice! ありがとうございました。
by 阿伊沢萬 (2017-07-05 21:03) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0