『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』を観て。 [劇場公開アニメ]
http://sao-movie.net/
映画の日ということもあり、
公開からだいぶたって観に行った。
TV放送時けっこう楽しくみていた作品だけど、
今回劇場版を観に行くのが遅くなったのは、
自分の中にちょっとためらいがあったからだ。
正直もう休ませてやれよという感じで、
生死を賭けた闘いと、
自分の大切なものを守るための戦いを、
あれだけ繰り広げたのだから、
もう主役二人はもちろんだけど、
その他の面々も解放してやったら?
という気持ちがあったからだ。
だけどやはり好きな作品の続編ということで、
いそいそといつもの横浜の映画館へ。
以下ネタバレ込。
冒頭けっこうゆっくりとした展開で話が進む。
途中時計をみたらまだ15分しか経っておらず、
ちょっとこの緩い展開だと辛いなあと正直思った。
そして戦闘もこれまた鈍い運び方で、
なんともみててもどかしい。
ただこのやや鈍い展開の理由が途中で分かってきた。
ようするにVRとARの体感の差異を、
観る側に伝えるための鈍さと重さなのかなと、
そんなかんじに思えてきた。
これがだいたい75分過ぎくらいまで続いていたと思う。
途中かなり緊迫したシーンなどもあったけど、
それもかなり音は大きいけど抑制されたものだった。
ただその抑制によりためにためたエネルギーが、
最後の最後で突如大爆発した。
最上層アインクラッドでの戦い。
もう唖然としてしまった。
オールスター全員集合状態のこのシーン、
もうとんでもないくらいのスピード感と迫力とキレ。
ほとんど
「トルネードアニメ」
といっていいくらいのF5スケールの凄まじさだ。
とにかく今まで思いっきりためにためこんだそれを、
短時間でしかも倍返しでフルスイングしたのだからたまらない。
ヤンキースタジアムでバックスクリーン越えの場外ホームランを、
何人もの打者が連続して初球から打ったかのような、
そんな唖然とするとにかく戦闘シーンだった。
もうこのシーンだけで全体の9割を注ぎ込んだかのような、
とにかくほんとに総力戦という言葉がふさわしい、
瞬間最大風速がマックス越えにまで達した凄まじいシーンだった。
正直このシーンの後は、
もう流れでごく自然に粛々と話が進んでいったかのようで、
なんかこっちが虚脱状態になってしまったようでした。
最後はちょっと哀しい話も織り込まれているけど、
明るくくったくのない爽やかな終わり方で、
「ああこれでみんな解放される…いい作品でした。」
と終了宣言を勝手に出してそのままみていたが、
なんと最後の最後で次の伏線が…。
「もう、みんな休ませてあげてよ…!」
と、まるで「シン・ゴジラ」のラストシーンみたいで、
さすがになんかもう可哀そうになってしまいました。
とはいえこれだけのもの見せられたら、
やっぱり見ちゃうんだろうなあという自分もまた悲しい…
…そんな感じでした。
ただこれだとリピーターが多いだろうなあという感じで、
まもなく興行収入が20億越えといのもうなずけました。
ちょっとクセになりそうな作品です。
以上です。
〆
(苦言)
パンフレットで声優さんの名前を省略していたのはいただけない。
こういのうのは関係者の作品へのそれを疑ってしまう。
もうこれだけはとにかくやめてほしい。礼儀として最低です。
あと鹿賀丈史さん。
なんか珍しくとまどっていたというか、
キャラのそれをつかめぬまま演じていたというか。
もう少し本領を発揮してほしかったです。
ちょっと残念。
3/10 『劇場版 ソードアート・オンライン』をサンフランシスコの日本町の映画館で上映...
http://www.newpeopleworld.com/schedule/2017/3/10/sword-art-online-the-movie-ordinal-scale-
http://swordartonline.bpt.me/
by サンフランシスコ人 (2017-03-02 03:22)
とにくか最後の最後で尋常ではない大盛り上がり。なかなかの映画でした。
nandenkanden様、banpeiyu 様、コミックン様、nice! ありがとうございます。
by 阿伊沢萬 (2017-03-06 00:16)
サンフランシスコ人様、3/10に上映とはずいぶん早いですね。ちょっと意外。
by 阿伊沢萬 (2017-03-06 00:17)
2011年3月10日(サンフランシスコ時間)に発生した東日本大震災からちょうど6年の日をわざと選択した?
by サンフランシスコ人 (2017-03-07 06:59)