『甲鉄城のカバネリ 総集編後編 燃える命』をみて。 [劇場公開アニメ]
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ずいぶん遅く見に行った。
TV版に比べるととてもテンションが高く感じた。
ようするに、
多少もったいない部分もあったけど、
いろいろとそぎ落とし、
所々補強することによって、
TVの時のような、
ちょっと前半のいい雰囲気が、
後半やや鈍ったというか緩んだ部分が、
ひじょうにスッキリして、
しまった感じになっていた。
ポイントを絞り込んでいたこともあるだろうけど、
前半多少動いていない所が目についたものの、
後半の旨い進行がそういうことを忘れさせてくれた。
これを見てて思ったことに、
言いたいことをあまりぶち込みすぎると、
かえって焦点がボケてしまうということがあった。
よく作曲家が最初に書いた曲は、
アイデアが豊富に詰まってはいるものの、
そのまま纏まりが悪くて冗漫になりがちなのに、
しばらく月日を置いて改訂すると、
そのあたりをうまく調整して、
ポイントがしっかりとした、
見通しのいいものになることがよくある。
今回はそのアニメ版といっていいのかも。
ラストにちょこっと後日談があり、
あれから何も変わっていないということが感じられたけど、
これはすでに二期が決まっているので、
当然の流れというところか。
ただ2018年ということなので、
そこまで持たすのも大変だけど
「進撃」が四月から二期が始まるので、
その流れで少しは話題も持っていけるのかも。
とにかくTVがあれだったので、
ほんと観るのどうしようかと躊躇ったため、
映画館に行ったのが後編のみ、
しかももう終了という時期になってしまいましたが、
予想よりはよかったので一安心。
これで二期も楽しみとなりました。
ただ…
パンフレットの価格が高いのにちょっとビックリ。
中身をみてなるほどと思ったけど、
声優専門誌の番外編みたいな感じがして、
そういうものに興味が無い人には、
これは随分高くついているのでは?
という気も強くしました。
通常版と特別版みたいに、
分けることはできなかったのだろうか。
ただ短期上映ではそれも無理か。
〆
意外に面白かったというのが正直なところです。二期も変にいろいろと欲張らず、ストレートな筋運びに徹してほしいです。
コミックン 様、nice! ありがとうございました。
by 阿伊沢萬 (2017-01-21 03:10)