SSブログ

「艦これ」第4話をみて。 [アニメ(2015放送開始)]

正直、方向性がわからない。

ギャグをやりたいのかシリアスをやりたいのか、
それともドラマ・ジョコーソをやりたいのか、
なんかよくみえてこない。

どれも何か中途半端というか、
まったくもって奇妙なものになってきている。

最初に設定を視聴者にハッキリ提示しなかったのがそもそものはじまりで、
このためなんか適当に登場人物が勝手に動いてドラマをつくっているし、
それをコントロールする「枠」や約束事がなんかおざなりになってしまっている。

だからみていて自分たちはこれをやりました、
あとはみんな自分でやってくださいみたいな、
もう三人寄れば烏合の衆というかんじになってしまっている。

酷い言い方をすれば「艦これ」というアニメを複数の会社が制作、
それを適当にくっつけたらこうなりましたみたいな、
そんな統一感の無さと雑然感がとにかくしてしかたがない。

またキャラが多いのでそれに振り回されてるのかもしれないが、
各々の見せ場をつくろうとして、
それがけっきょく中途半端な雰囲気を助長してしまっている。


今回の第四話もまさにそれで、

kc4.jpg
kc2.jpg
kc3.jpg

これにつきてしまうといっていいのかもしれない。

これはもうギャグだろう。

しかもギャグにする気の無い部分までギャグになってしまってるという、
ひじょうになんともいえないものになりつつある。


確かに言いたいことは分かるけど、
この挟み方とバランスはいかがなものだろう。

今さらこんなことを言っても遅いだろうが、
第一話をフルに使って、
状況、設定、そしてキャラの説明をやり、
さて出撃というところで終わらせておけば、
けっこう二話以降楽に展開できたはずだし、
観る方もつくる方も見通しのよい展開が可能だったはず。


いきなり多くのキャラを説明省いていっせいに動かしたことで、
ほんと収集のつかないアニメとなってしまった感がある。


「ラブライブ」の第一期で、重い設定が後ろにきすぎてバランスが悪くなったり、
絢瀬絵里の合流が遅すぎとかいろいろ言われていたけど、
「艦これ」をみるとそんなことどうでもいいくらいの感じすらしてしまう。


ここまでくると最後どうなるのか、かえって興味津々だけど、
もし二期があるなら今回のようになんでかんでもやろうとするのではなく、
ちゃんと説明と設定を最初行い、
多少泣いてもらうキャラもつくりつつ、
ポイントが明確な作品に仕上げてほしいと願うばかりです。

なんかキャラが全員、
冬の八甲田を踏破しようとする青森の連隊みたいで、
とても不憫です。

全員にバランスよく見せ場をつくると、
結局誰も見せ場が無くなってしまう。

難しいものです。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0