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恐怖の山体崩壊 [いろいろ]

「山体崩壊」という言葉をご存じだろうか。

文字通り山の体が崩壊するという意味だ。

大雨などで深層崩壊という形での大規模な土砂崩れとはまた違い、
こちらは崩れるどころか山の形まで変わってしまうという、
まさに大崩壊という凄まじいものだ。


日本でもかつて山体崩壊は何度も起こっている。

887年の八ヶ岳。
1586年の帰雲山。
1707年の大谷崩れ。
1751年の名立崩れ。
1792年の島原大変肥後迷惑。
1847年の岩倉山。
1858年の鳶山崩れ。
1888年の磐梯山。
1911年の稗田山崩れ。
1984年の御嶽山。

以上あげたのが代表的な例だが、
日本の場合はほとんどが地震によるものだ。

最初の八ヶ岳はあの南海トラフの巨大地震といわれている、
あの仁和地震によるものだ。

太平洋でおきた地震で八ヶ岳が崩壊したのだから、
距離的にみたら驚きとしかいいようがない。


これを思うと30年以内に高確率でおきるといわれている、
南海トラフ地震が起きた場合、
思いもよらぬところで、
この八ヶ岳のような山体崩壊がまた起きるのではないかと、
正直心配でたまらない。


こういう地震で起きる山体崩壊は、
火山活動とはかならずしも関係ないものもあり、
正直予測がなかなかむつかしいものがある。


それにしてもこの山体崩壊はいろいろな写真、
さらにはその被害をみると恐ろしいものがある。

特に三大崩壊といわれいる、
鳶山崩れ、稗田山崩れ、大谷崩れ、はちょっと言語に絶するものがある。

中でも鳶山崩れは、
大鳶山と小鳶山というふたつの山が消滅するという、
信じられないことがおきている。

Wikipediaの写真によると
Tonbi.jpg
この写真の中央平たいところにふたつ山があったという。

現地にはいったことがないが、
おそらく実物をみたら呆然としてしまうだろう。

おとなり静岡県にも三大崩れのひとつ、大谷崩れがあるという。

静岡駅からバスで二時間そのあと歩きというらしいが、
ちょっと気になるのでいつか行ってみたいと思ってる。

とにかくこの鳶山崩れのそれをみると、
これと同じことが大地震のときに、
またどこかの山で起きてしまうかもと思うと、
ほんとうに恐ろしいものがある。

しかももしそれがまた行楽シーズン真っ只中だったらと思うと、
正直震えすら感じてしまう。

こういう山体崩壊の危険性のある山で、
ハイキングコースとかがある山というのが、
いったい日本にいくつくらいあるのだろう。
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阿伊沢萬

自分は山体崩壊の現場には行ったことがありませんが、そのすさまじさは写真からもよく窺い知ることができます。観光としてのそれならいいのですが、できればもう災害になるような山体崩壊はおきてほしくないです。
by 阿伊沢萬 (2014-10-18 23:52) 

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