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佐村河内氏の記者会見があった。 [佐村河内事件]

http://www.youtube.com/watch?v=wdIe0ZtSdUI
http://www.youtube.com/watch?v=8QnAVCOw-fU

YouTubeにupされているが、じつに二時間半以上にわたる長丁場。

正直感想はほとんどありません。

ただこの素顔で同じことやったらあれほどは売れなかったし、
ベートーヴェン云々ということもなかったろうなという気がした。

あと三善晃云々を言いだしたのにも驚いたが、
ここを新垣氏の時、聞いておかないからこうなるんだよなあと、
マスコミの無知にただ嘆息。

正直どっちが正しいかというのはわかりませんし、
両方ともじつは嘘をついている部分があるのかもしれないしと、
とにかくわからないことが多すぎる。

ふつうなら新垣氏の方が正しく、
佐村河内氏の方が虚偽ではないかと思われるだろうが、
かつて自分もそうだしマスコミの多くもそうだったが、
今(2014)から十年近く前の事件ですが、
構造計算書偽造問題における建設会社支店長(当時)が、
書類を偽装した建築士に保身のため罪をなすりつけられ逮捕。
それを鵜呑みにしたマスコミにリンチまがいに罪人扱いされ、
その後の人生を潰されるという事件があった。

あれを思い出すと正直自分には何ともいえないものがある。

あのときマスコミは支店長が逮捕されたときは大きく報道したのに対し、
じつはこの件に関しては冤罪でしたとなると、そのあたりはほとんど報道しなかった。
ようするに自分たちのあやまちを見て見ぬふりで霧散させるという、
極めて卑劣な行為をしたことがあった。

それは最近の学校での虐め殺人の犯人と何ら変わらないものだったし、
それ以来自分はマスコミを一切信じられなくなってしまった。
特にマスコミには正義はまったく存在しないということを強く印象づけられたものだった。

今回の佐村河内氏と新垣氏のそれをみていると、
そのときの支店長と建築士のそれが妙にダブってしかたがない、

そしてマスコミの態度もそのときのリンチ状態に近いものを感じた。
(今回はあのときほど殺気だってはいない気がするが…。)

受け手は自分が納得しやすい、
自分に心地よい情報を「正しい」と受けるきらいがある。
それは発信元が、まったく信用できないところだったとしてもである。

自分もそうだけど、
そういうことを精査せず、雰囲気に流されることがあまりにも多い。

福島原発の当初も極めて楽観的な情報がとびかっていた。
あの隠蔽体質満点の東京電力が情報の発信源であったにもかかわらずです。

それを思うと正直今回のそれも自分には即断できないものがある。

しかも多くが佐村河内氏と新垣氏の二人だけでの話が多すぎる。
すべては闇の中といったところだろうか。

ただひとついえるのは、
ここで軽率に判断をすれば第二の佐村河内事件、
第二の構造計算書偽造問題になりかねないものがある。

ここは今後訴訟がらみになりそうなので、
司法の最終判断まで結論は持ち越したいと思う。

ただそのときマスコミがどういう態度をとるか。
判決次第ではむしろそちらの方を注目したい。

あとひとつ。

これは今回のそれには関係ないが、
佐村河内氏のCDの解説を書いた人がものすごいことをいっていた。

「強引な『ストーリー』をまとわせないと、無名の作曲家を世に出すことは難しい時代。発売後の過熱ぶりには、私もへきえきした」
(毎日新聞)

これが本当だとしたらこれは酷い。
正直墓の中まで持っていくべき発言だったと思う。

これからこの人に解説を頼む所があるのだろうか。
謝罪しろとは言わないけど、
逃げや言い訳と思われるような発言は今は慎むべきだと思うよ。
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