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のんのんびより…をみて [アニメ(2013放送開始)]

7月からの番組では
「有頂天家族」の矢二郎の涙がすべてもっていってしまった。
あれはこちらも泣ける白眉のシーンだった。

そんな中で多くの秋の新番組がはじまった。
とにかく多い、また再放送も昨年のヒット作が、
これまたガンガン放送されている。
「ガルパン」と「宇宙海賊」が同時期に放送されてるのは、
なんかとても新鮮なかんじがする。
来年度劇場公開が控えていることもあるのだろう。

とにかく「進撃の巨人」のような大ヒット作が終わっても、
まだこれだけ賑やかな状況に、
正直日本のアニメの分厚さにあらためて驚かされてしまう。


そんな中でみていていちばん印象に残ったのがこれ。

10006.jpg
http://nonnontv.com/

いきなりBGVのような展開で驚いたが、
そのあともじつにまったりとした環境でまったりとした展開が続く。

しかも主題歌がnano.RIPE。
「花咲くいろは」同様自然にあふれた舞台にピッタリの歌がまたいい。

山奥の過疎化が進む学校に東京から転校してきた小学五年生。がくる。

学校には中三の兄と中二の姉と中一の妹。
そして小1の女の子とその姉でこの学校の先生。

学校全体で5人の生徒と1人の先生…
という三つの家族の子供だけという、
下手すると凄い閉鎖空間アニメになりそうなところだが、
みんな家に鍵をかけたことがないとか、
転校してきた蛍にすぐみんなが話しかけるとか、
排他的なことには無関係な、
じつにのどかでおだやか光景が続いていく。

ただかなり笑えるシーンもある。

狸の名前を「具」とつけたり、
その「具」が芸をやりますといって口笛を吹いてみると、
まったく動かない。
これが何もしてないのか、
それとも動かない芸なのか判別できないのがまたいい。

10301.jpg

そしてここは「田舎?」ネタから派生した「時速50キロ」ネタ。

「ここは時速50キロで走ると一時間後にちょうど50キロ先に着くのが凄い。」
という台詞。

「えっ?」と一瞬思ったし、
その後もその一瞬が連続して続くことになってしまったが、
一拍ちょっとおいて

「ふつうなら時速50キロで走っても赤信号があるから一時間後には50キロ先には着けない」
という説明があった。

人間の思考パターンというか、
算数の問題でみかけたそれは当然現実には即さないよという、
なんともありがたいお話でした。

とにかくなんか懐かしくのどかで、
そしてちょっとほんわかとした不意打ち的なネタがあったりと、
なんともひきつけられる作品でした。

ちょっと「きんいろモザイク」を思わせるところもありますし、
夏海(中学生妹姉の妹で身体の大きい方。)が「きんモザ」の陽子とちょっとかぶるけど、
それがまたこの話にいい抑揚を与えているのがまたいい。

予告もちょっとひねったつくりをしてますし、
こういう「のどかもの」が好きな方にはお勧めのアニメです。


あとお兄さんの影の薄さが異常ということもそうですが、
学校近くの停留所を通るバスの本数が意外にあるのにちょっとビックリ。

新花巻の宮沢賢治記念館の前にあったバス停も、
だいたいこんなかんじでしたし、
この前行った秩父のバスで、
西武秩父から吉田元気村方面 に行くバスは、
これよりさらに少なかったです。

それを思うとこのバス路線の途中か終点に、
何か観光地でもあるのかなとちょっと憶測。

余談でした。
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阿伊沢萬

過疎の村の学校。よくある設定なのですが、ここまでそれをゆったりと描いた作品ってあまり今まで無かったような…。とにかく10月開始アニメではお気に入りの一品となりました。

JAPANAさま、ゆきママさま。nice! ありがとうございました。
by 阿伊沢萬 (2013-10-13 18:18) 

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