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「モーレツ宇宙海賊」の懐かしい感覚。 [アニメ(2012放送開始)]

現在放送中のアニメ
「モーレツ宇宙海賊」
というものがある。

これがちょっと変わっているというか面白いというか。

原作を読んでないので、
どのあたりまで原作に沿っているかはわからないが、
とにかく驚くほど殺伐としていない。

かといって最近はやりの
コミカルなハーレム系でもツンデレ系でもない。

主人公はとにかく元気で前向きではつらつとしているが、
どこかちょっと今のキャラと微妙に違う感覚を感じる。
とにかくやることなすこと
苦労しながらもみななんとか乗り越えてしまうし、
どんどんその間自分のまわりに仲間をつくっていってしまう。

なんかタイプはかなり違うけど
昭和の植木等の無責任男並みの強さを感じてしまうものがある。

また話も戦闘シーンはじつはあまりでてこない。
でてきても激しい爆発シーンとか炎上シーンとかは皆無だし、
派手に銃を撃ちまくったり血なまぐさい展開になるということもない。
合法的な海賊がルールに乗っ取って海賊稼業を「見せる」という、
それがベースにあるからそういう感じになるのだろうが、
これも昭和にあった時代劇
「ぶらり信兵衛 道場破り」
が妙に重なるものがあった。

そしてなによりも主人公、加藤茉莉香の前髪。
何でみたか忘れたが彼女の前髪は
今(2012)からちょうど35年前に放送されていたアニメ、
「超電磁ロボ コン・バトラーV」のヒロインで当時人気のあった、
南原ちずるのそれからとったのだという。
そういえば加藤茉莉香も南原ちずるもミニスカートがトレードマーク。
このあたりもなんか昭和のそれを強く感じてしまうものがあります。

またヨット部の歌もこれまた時代的なものを感じるし、
弁天丸の乗組員もどこか懐かしい雰囲気を感じてしまうものがある。

とにかくキャラもストーリーも語り口も、
なんだか四半世紀以上過去からタイムスリップしてきたかのようなこの作品。
残るところあと6話だけど、
おそらく二期がいずれあるのではないかという気が個人的にはする。

声優も悪くないし特に主役の小松未可子さんは完全にはまり役になっている。
なんというのか、とにかくその元気で前向きな声質みたいなものが、
まだ元気だった頃の昭和のそれとまたうまくかぶっているのかもしれない。

今年はじまったアニメでも特に印象の強い作品のひとつとなっています。
できることなら最終回は、
みててみんなが元気になれる終わり方をぜひ期待したいものです。

A100.jpg
http://www.starchild.co.jp/special/mo-retsu/
(アニメ公式サイト)

(6/3 - 追加)
…とおもっていたら少し前から急にハードな要素が…。なかなかわからないものです。
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