SSブログ

平野綾さん(…に対しての雑感) [声優(ひと)]

最近平野綾さんがけっこういろいろ言われている。

多くはTVで出演時の発言や
自分のところのTwitterでの発言のようだけど
どうなんだろうと正直思う。

たしかに発言のいくつかには
なんだろこれ?もあるにはあるけど
正直そんなに騒ぐことかなあ?
というものもあった。

例のライフラインだって
文の流れを読めばそんなに問題があるだろうか。
自分みたいに
「おお、平野さん石油に手を出すのか?」
と思う人はともかく、
本人には悪意などないし、
もし下心だったとしたらそれをあけすけに書くのも
正直どうなのよという気がする。
まあたしかに書き方に問題はあるかもしれないけどですが…。

ただ自分は平野さんの最近の発言の内容よりも、
なにか本人が自分の座標だけでなく、
本来の自分の魅力もわからなくなってきているように感じられるのが、
かなり心配になってきている。

平野さんはたしかに声優としては順風だった。
特に「ハルヒ」は見事にはまった。
あれで平野さんの声優としてのベースが決まった。
たしかにハルヒのイメージが強すぎて、
その後何をやってもハルヒだし、
そこから離れると今度は個性が希薄になるという、
けっこう難しい立場に立たされた時も正直あったけど、
「まなびストレート!」の衛藤芽生役や
「絶対可憐チルドレン」の明石薫役では、
それをうまくアレンジしていい役作りを行っていた。

また全然今までと違う役にも挑戦しはじめ、
さあこれからというそんな時期、
本人の意思か事務所の方針かは知らないが、
本人はTVにうって出る方向に座標を進めた。

たしかにこれそのものは悪くないが、
正直平野さんはTVではまだ
「ハルヒ」のようにベースになるものをつかんでいない。
声優としてはたしかに名前をつくったが、
TVではまだちょっと目新しい小型の新人程度しか、
まだそのポジションが与えられていない。

おそらく本人はこんなはずでは…という気持ちが、
今現在多少でてきているかもしれない。
正直今平野さんはそういう意味で正念場だろうと思う。

自分は平野さんの行動に若干矛盾を感じている。
平野さんは声優の活動を抑えTVに新しい活動の場を求めた。
だがもしその自信の裏に声優としての実績があるとしたら、
今までのそれを引きずって新しいことへの挑戦など
はたしてそんなこと可能なの?という気がする。

声優としての活動も減らさず
TVにもより出演して自分の立ち位置を探り
その上で自分の新しい可能性にかけるというのであればわかるけど、
抑制した声優活動の過去の実績を自分の糧にするというのは、
それを心の支えにするというのならともかく、
その上に立ってというのであれば、
それはとても不安定な立ち位置であり、
声優というものに対しての考え方が
ひじょうに曖昧なものに感じられてしかたがない。

それこそTVで駄目だったらまた声優やろうという、
そういう甘い考えがそこに見え隠れしてしまうのだ。
正直そんな中途な考えではTVなんかとても勤まらないし、
アニメにも今までのようなかんじでは仕事はできないだろう。

すでに今までなら平野さんがやりそうな役を、
別の若い声優さんがどんどんそれらを現在立派にこなしている。
正直今のままだと「退路」もかなり断たれつつある状況なのだ。

おそらく平野さんのファンは
平野さんに対する不信感よりも
この中途半端に感じられる現在の状況への不安、
そして苛立ちを覚えているような気がする。

もちろん本人にとっては大きなお世話かもしれないし、
可愛さあまって憎さ百倍とはこのことかと思ってるかもしれないが、
それが今の自分への不安と心配の裏返しも含まれていると考えたら、
単純にそれを嫌悪するだけではすまされないという気がする。

あれだけ一時人気のあったボブ・サップが今どうなっているか。
多少これとは違う部分もあるけれど、
今のままでは将来の自分と今のサップが
どこかで重なる可能性が充分あることを、
今の平野さんは考えておくべきだろう。

平野さんは本来たいへん人の意見を気にするタイプだが、
最近は何故かそういう部分があまりみうけられない。
おそらくいろんな意味で
かなりいっぱいいっぱいの部分が気持ち的にあるのかもしれない。

落ち着いてくればもう少しまた違った展開もでてくるかもしれないけれど、
それを見出すのは自分自身の問題だろう。

大きなあたり役を早い時期に掴むと、
その後いろいろとたいへんな事に直面するのは何も平野さんだけではない。
かつての麻上洋子さんや久川綾さんも似たような状況に直面している。
ひょっとするとこれらのことをふまえての、
今の行動があるのかもしれないけれど、
やはりちょっとズレてると考えるのは自分だけだろうか。

麻上さんや久川さんもたしかにたいへんだったけど、
それでも彼女たちはファンを大事にしていたし
ファンに対して率直だった。

以前自分は久川さんのイベントを企画したことがあるが
そのイベント時に久川さんが何百人ものファンの前で、
まだ今の時点では今後の新作にレギュラーが無いということを、
驚くほど率直な言葉で伝えていた。
そしてその後続けてこれからも自分はかんばりますと言ったが、
これに対してファンがじつに暖かい拍手をおくっていた。

正直自分はほんとこのとき一瞬泣きそうになってしまったけど、
その後の久川さんを支えたのが
このときみせたファンと自分との間の垣根の無い率直さと、
それに対するファンの後押しだったと今でも自分は信じている。

平野さんももしファンとのラインをより築きたいのであれば、
より率直な姿勢と発言が必要になってくるのかもしれないし、
それがこれからの自分を支えてくれるだろうことを、
より信じそして誇りに思う事が
今の宙ぶらりん的な状況を打破し、
自分を次のステップに進めてくれる原動力になることを、
あともう少しだけ考えるべきだと思う。

ただそれ以上に自分ひとりで今の自分がいるわけでないことを、
そして必要以上に自分ですべてを背負いこみすぎて
今の自分が今までより少しだけみえにくくなっている、
そんな今の状況も認識すべきなのかもしれません。

今の貴重な時期が淡々と過ぎ去っていくのは残念ですけど、
ただ平野さんって喜多村英梨さんと同い年ですし
沢城みゆきさんより年下なんですよね。
ですからもし悩みたければ一年くらい充電込みで悩みまくって、
それから再度もう一度歩き、そして走り出すのも、
今だったらまだ充分できる状況ではあると思います。

そしてファンはそんな平野さんも見守っているわけでして、
そのファンをつくってきたのが
平野さん自身の今までの努力と声優としての活動だったことも、
もう一度ふりかえってみるのも、
今の平野さんには大事なことなのかもしれません。

平野さんがこれからどう動いていくのか。
今年は特に個人的に注目していきたいと思います。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0