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なぜか今頃「結界師」の話 [アニメ(2006放送開始)]

じつはこのアニメ
本放送では一度もみていない。
(ファンや関係社の方すみません。)

最近ケーブルテレビで一挙再放送をしていたので
それでようやく見た次第。

で、感想としては
本放送時初っぱなから視聴率で苦労していたらしいけど
それがなんとなくうなづける作品ということがわかったということ。

別につまらない作品というわけではないし
出来も決して悪い作品ではない。むしろいい部類に入るというべきかも。

だけどいかんせん作品として少々地味。
原作にかなりオリジナルを含ませたというけど
それがどれだけ功を奏したのか
原作を読んでない自分にはわからない。

だけどそれにしてもむつかしい。
戦闘シーンが夜というだけが地味というわけではないし
服装が古風だからとか
四角い結界ばかりでは攻撃の軸が単調とか
そういうわけではない。

どうも一番の原因は
烏森でのディフェンシブな戦いというのが
地味にみえている原因なのかもしれない。

しかも黒芒楼相手の戦いとなってからは
攻めてきてる相手が決まっているにもかかわらず
それでもディフェンシブな戦いを強いられているのが
みている方にも状況が以前と変わらない
一種の単調さを感じる要因となり
それが地味という印象の原因のひとつとなっている
そんな気がみてて仕方なかった。

そのせいか舞台が黒芒楼に移ってからは
昼のような舞台設定もあいまって
俄然話しに勢いがではじめた。

だけど今度は黒芒楼の広さが生きてこない。
良守達の黒芒楼内での移動手段が限られているせいか
烏森での局地戦の拡大版みたいなかんじになってしまっている。

で、ふつうならここで不満タラタラになりそうなのですが
そこのところを敵味方多くのキャラクターが救っている。
というより黒芒楼では戦いより
各キャラの掘り下げが途中からかなりみられ
それが話にかなりの厚みを与えているため
このあたりから最後にかけては
かなり密度の濃い話になっていた。

しかも最後の三話あたりは
それまで感じられていた単調さみたいなものが
逆に話しから無駄を削いで
大きな見せ場を何度もつくることを手伝っていたのですから
このあたり何がうまくいくのかほんとわからない。

特に最終回は各人を上手く描きながら綺麗にまとめており
いろいろ紆余曲折あった全52話の最後を飾るにふさわしい
いい作品となっていました。

ただそれだけになんか上で述べたことも含めて
もったいない作品という気がしました。

まあエンディングをはじめ
雪村時音をよりブレイクさせようという努力もみられるので
いろいろと手をうってはいたようなのですが…。

とにかくいい作品ではあったのですが
あの時間帯としてはやや地味であり
そしてついてない作品という気がしました。

ただもし最初から深夜の時間帯でこの作品が放送されていたら
そのみている時の時間帯が与える感覚の差というものから
意外に化けていたかもという気もじつはしています。

声優もけっこういいメンバーを揃えていたので
あまり実現性は無いと思いますが
もし続編があったら今度は最初から深夜の時間帯でやってほしいと思った次第です。

そしたら自分も今度は最初から本放送につきあうつもりです。
といいますか
やりようによってはこれからがより面白くできそうな感じがするのですか。


最後に雪村時音役をやっていた斉藤梨絵さん。
最近アニメはご無沙汰のようですが
声がときおりちょっと小山茉美さんを思わせるなど
なかなか得難い雰囲気のある声優さんなので、
今後もまたアニメにもちょくちょく出て欲しいところです。

以上で〆です。

http://www.ytv.co.jp/kekkaishi/
(アニメ公式サイト)

結.jpg
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