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B.B.King Live At Montreux 1993 [音楽]

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B.B.King Live At Montreux 1993

1 Fanfare
2 Six Pack
3 Two I Shoot Blues
4 B. B. King Intro
5 Let the Good Times Roll
6 When It All Comes Down (I'll Still Be Around)
7 Chains of Love
8 Caldonia
9 All Over Again
10 Since I Met You Baby
11 Palying with My Friends
12 Ain't Nobody Home
13 Why I Sing the Blues
14 Blues Man
15 Rock Me Baby
16 Please Accept My Love
17 Thrill Is Gone

B.B. King(Guitar , Vocals)
James Bolden(Trumpet)
Walter King(Saxophone)
Melvin Jackson(Saxophone)
James Toney(Keyboards)
Leon Warren(Guitar)
Michael Doster(Bass)
Calep Emphrey(Drums)
Tony Coleman(Percussion)

自分がBBのコンサートに通っていたのは
1989-1992の足かけ四年間の間という短い期間だったけど
その時聴いた計5回のライヴは
そのどれもが強烈なインパクトを持ったものでした。

初めて聴いたのは今は無き有明のMZA。
アルバート・キングが第一部でBBが第二部というものでした。
この時のBBはアルバート・キングへの対抗意識からか
何十分も歌そっちのけでひたすらギターのみを弾きまくったのですが、
当時BBはもうあまりギターを弾かずもっぱら歌ばかりというふうに聞かされていたので
これにはただただビックリでもう圧倒されまくってしまったものでした。

その後BBは92年まで毎年来日してくれたのですが
忘れられないのは1991年の1月に来日したときの川崎チッタでのライヴ。

とにかく会場もBBもちょっといつもと雰囲気が違う
というのもこのときじつは世界はあのイランのクウェート侵攻に端を発した
あの湾岸戦争突入前夜ともいうべき状況だったからです。

この日の観客はそういう嫌な事を忘れたいという人や
そのニュースに気持ちが多少曇り気味の人などいろいろだったのですが
BBの強烈なプレイの前に皆我を忘れて音楽に没入したものでした。
ですがそのときのBBもまたこのときのことに憤りを感じていたせいか
いつもより笑顔がすくなくしかもときおりこの事に関しての不快感をはっきりと表したりしていました。

ところで今回のこのDVDですが
この公演の二年半後の夏、モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライヴということで
自分がBBを集中的に聴いていた時期とほぼ重なる時期のもので
メンバーも顔なじみばかりでじつに懐かしいものがありました。
特にJames Boldenのあの首がぶち切れんばかりのヘッドバンキング?がまた懐かしい。
(当時あれマネしたら数回で気持ち悪くなってしまいました。
 よい子のみなさんは死んでも絶対マネしないように。)

そしてBBのこの当時のプレイがまた懐かしい。

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というよりなにか当時にタイムスリップしたかのような感じさえしたものでした。
それにしてもこのライヴのBBはかなり元気、というかかなり好調。
途中気合いが入りすぎてアクシデントが起きたものの
BB慌てず騒がずで、それを何事もなく堂々と捌いてしまったのは脱帽もの。

最後の数曲は前年自分が中野サンプラザでみた時と同じく
椅子に腰をかけていたものの、
(椅子は確かこの頃から使用し始めた記憶があります)
その素晴らしい弱音のコントロールの効いたプレイはまさに感涙もので
やっぱBBはいい!と、もうただただ大満喫となりました。

1997年に久しぶりに聴いたBBはプレイそのものは相変わらずだったけど
ソロも歌も短くなり、メンバーにソロを取らせることがかなり増えたりして
さすがにお年を召されたかと、ちょっと寂しい気持ちになったものですが、
このDVDはまだまだそうなる以前の元気溌剌なBBがとにかく弾き歌いそして踊る。

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そして会場もそのBBに煽られかなり徹底的に盛り上がっている。

リーガルあたりからの古参の筋金入りのBBファンには
この当たりのBBにも不満はあるかもしれないけれど
自分にとってはこれがリアルだったころのBBそのもの。
この時期のBBがお好きな方にはお薦めです。
(尚このDVDは輸入盤です。)

収録時間じつに約100分。
しかも画質も音質もかなり良好で自分はこれにも大満足でした。
因みにブルーレイには2006年のライブが三曲さらに収録されているらしいとのこと。
こちらも機会があったらぜひ見てみたいところです。

そんなBBキングも今年(2010)85才になられるとのこと。
ちょっと病気がちということを耳にしているので
そのへんが心配ですがぜひ末永く元気に弾きそして歌い続けてほしいです。

以上です。


(追加)

ただこのDVD。
ちょっと終わり方が不自然という尻切れトンボなんですよね。
ソロや歌の途中とかいうわけではないですし
一応ライヴそのものは終了している状況ではあるのですが…
なんかあったのでしょうか。
そこのところだけちょっと残念。


(2015 5/15 追加)
BBが亡くなった。
体調を崩していたので心配していたのですが…。
心より哀悼の意を表します。
http://orch.blog.so-net.ne.jp/2015-05-15
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