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『はりけ~んず前田・バッファロー吾郎 木村オタクトークLIVE』雑感 [はりけ~んず前田さん(声優)]

を2/16に阿佐ヶ谷ロフトAにみにいった。

前田さんはすでにこれで三度目なので
もうだいたいその癖というかタイプがわかってきた。

前田さんはどちらかというとストイックなタイプだ。
みているアニメが偏っているというより
ピンポイントでいくつかの部分を深く掘り下げ
そのいくつかを連結させることによって
その途中にあるものを満遍なく拾い
ひとつのこだわりとして構築していくタイプのようだ。

だからそこから外れるものは
すべて切り捨てていき
自分のこだわりを深化させ哲学にまで転化させようと
そんな感じのタイプに感じられてきた。

これに対して木村さんはかなり違う。

自分はじつは木村さんの笑顔が大好きだ。
その屈託ないというか表裏がないその笑顔がとにかくいい。
こちらまでひきこまれて
いつのまにか笑顔になってしまうからだ。

そんな木村さんのアニメの好みというか
みてきたアニメのそれは
じつに自分のそれとかなりダブりまくっていた。
年齢は一回りも木村さんの方が下なのだが…

そしてEVA以降
特に今世紀に入ってからアニメに疎くなったことも
多少自分と時期のズレがあるがこれもよく似ている。

ただなんというか
アニメがより細分化しマニアックになり
「萌え」という言葉が市民権を持つ前に
アニメからと遠ざかったため
なんか古き良き時代のアニメファンみたいな
そんな雰囲気がすごくして
自分としてはとても懐かしかった。

もし自分もここ数年アニメに戻らなかったら
木村さんと大同小異だったという気がする。

ある意味EVA以降アニメから離れた人って
今の木村さんと同じような感覚で今はいるのかもしれない。
だから今の木村さんはとても貴重な存在なのかもしれない。

「けいおん」のOPをみていたときの
あの怪訝とも今浦島ともいえるような
あの複雑な表情はとても印象に残っている。

自分は時間の都合でPM9:20に退席してしまった。
木村さんが
「京都アニメーションって京都にあるんですか?」
という、ある意味凄い質問が出たあたり。

その後けっきょく午後十時過ぎまで
このトークは続いたらしい。
最後までみていたかったけどしればかりはしかたがない。

次回はぜひもう少し早い時間にお願いしたいと一言。

ところでここで「上手い声優」という話がでた。

じつは声優ではないのですが
あるピアニストが練習中に知人に
「むずかしそうな曲を弾いてるね」
と言われたところ
「難しく聴こえてるようではダメなんだよ」
と言いさらに
「だからといって上手いと言われるのもねえ…」
と続けたという。

ようするに難しいと感じられるのはダメ
だからといって上手いと思われるのもダメ
すべて自然にごく当たり前にやって
そう気づかせないのがプロ
というのがこの人の持論なのだとか。

たしかに超絶技巧で圧倒するような
そういう曲の場合は別かも知れないが
そうではない場合
後でいろいろ分析したり自分でやってみると
「なんてむつかしいんだ」
「あの人じつはすごく上手いんだ」
という以外はそう思われた段階で
その奏でられた音楽という結論よりも
それを奏でるための手段としての技術が目立ち
結果として自分のいいたいことが充分には伝わっていないことになる。

ということらしい。

これはこと音楽に限ったことではないし
声優さんにも当然当てはまる事柄だと思う。

そういえば音楽で
「徹底的に練習して本番ではまるでその瞬間即興的にできあがったかのような
そんな音楽ができたらそれはある意味理想的なものだ。」
という言葉を聞いたことがあるが
これもまた音楽だけでなく
もちろん声優さんにも当てはまることだと思う。

だから自分は最近声優さんに
はたして「上手い」という言葉を使うべきなのかどうか
正直かなりむつかしい感情を抱いている。

たしかにストレートな意味で「上手いな-」は有りなのだろうけど
それを突き詰めた場合どうなるの、というと
とにかく自分は返答に困ってしまう。

今まで声優さんを個人的に何人か感想を述べたことがあるけど
今にして思うと
この場合の「上手い」って褒め言葉になってるの?
と正直かなりむつかしい気持ちにさせられている。

「よかった」と「うまかった」は
あらためて似て非なるものだということを
最近かなり強く感じさせられている次第です。

ちょっと余談が長くなりました。
今回はそんなところです。

それにしても木村さん。
あの声といい雰囲気といい
アニメのなんかのキャラに凄く似ていた気がするけれど
どうしても思い出せない。
声も誰かに似ているんだけどやはり思い出せない。
誰だったかなあ…(島田洋七さんにも似ているけど)

というわけで〆です。

因みに
自分はチョッパーは阪神師匠だと思ってました。以上。


「ホームラン日記」
-バッファロー吾郎 木村明浩が書く日記です-
http://buffalo-kimura.laff.jp/blog/


(追加)

はりけ~んず前田・バッファロー吾郎木村オタクトークLIVE 『~登風に吹かれる木村2~』
2010年4月27日(火) 開場:18:30 開演:19:30 場所:阿佐ヶ谷ロフトA
料金:前売り¥1500 当日¥1800(共に飲食別) ローソンチケットにて発売中!(Lコード:35764)
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