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ジョン・マクラフリン/ザ・フリー・スピリッツ TOKYO LIVE [JAZZ]

The Free Spirits ~TOKYO LIVE~

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1 1 Nite Stand
2 Hijacked
3 When Love Is Far Away
4 Little Miss Valley
5 Juju at the Crossroads
6 Vuhovar
7 No Blues
8 Mattinale

John Mclaughlin ( Guitar )
Joey Defrancesco ( Hammond Organ / Trumpet )
Dennis Chambers ( Drums )


ジョン・マクラフリンのトリオによるブルーノート東京でのライブ。
数年前に場所が移動してからのブルーノート東京には一度も行ってないが、
それ以前はたまに聴きに行っていた。
ライオネル・ハンプトン、ミルト・ジャクソン、トニー・ウィリアムス、
マックス・ローチ、メイシオ・パーカー、ルース・ブラウン、ジミー・スミス、
といったところを聴きに行っていたが、
このジョン・マクラフリントリオもその中のひとつだった。

とにかく全員手数が多い。
たった三人なのに音符が空間をぎっちりしきつめている。
だけどどこにも窮屈感やギスギス感がなく、
むしろそこには伸びやかで爽快な空間とノリが存在していた。

マクラフリンのスピード感溢れるギター
デフランセスコのキレのよいオルガン、
デニチェンの猛烈な手数とパワーと重量感のドラム
(デフランセスコは「Mattinale」でペットも吹いている)

もう三者三様の強烈なドライブ感が一体となった、
熱気溢れるスリリングな音楽がいまだに忘れらない。

自分はこのとき友人と一緒に行ったのですが、
一曲目が終わった瞬間、
隣の友人が机の上に突っ伏していた。
「どうした、具合でも悪いか?」と聞くと、
「おれ、もうダメだ!」と答える。
どうやら目の前でフル大回転で叩きまくった
デニチェンのドラムに完全にのめされたらしい。
自分たちはちょうどデニチェンのまん前にいたため
その重く、しかしキレが抜群かつ回転数の高いのドラムに
滅多打ちされるポイントにちょうどいたのですが、
それに完全にやられてしまったようだった。

今回紹介しますこのアルバムは
自分たちが行ったライブの前の来日時のもので、
1993年の12月16&18日の公演のもの。

余談ですがひとつ前に紹介したトニー・ウィリアムスクインテットは 同年(1993)3月に同じ場所での公演。 そして以前紹介したジミー・スミストリオは 場所は違いますがこの公演の一週間後、 クリスマスに行われたものです。

自分たちが行ったときは
ちょうどオルガンのデフランセスコの誕生日がからんでたためか、
マクラフリンが「ハッピーバースデー」をギターで弾いていたが、
やたらマクラフリンが弾きまくったためか
途中から「もういいよ」というそぶりを
デフランセスコがやっていたのが妙に笑えたのですが、
この公演ではそういうおふざけ的な遊びは無し。

なにかスーパーギタートリオの「楽器が違う版」みたいな、
とにかく抜群に息のあった最高のコンビネーションによる
トリオアンサンブルがここで聴かれる。

全8曲中半分が十分を越える演奏で
最後の曲など二十分近くかかっている。
とにかく聴き応え満点のアルバムです。
(8曲中7曲がマクラフリンの自作)

因みに、マクラフリンのここでの使用ギターは
ギブソンのフル・アコースティック・ギター
「ジョニー・スミス・モデル」とのことです。

尚このCDは先に紹介したトニー・ウィリアムスと違い、
ちゃんと今でも入手できるとのこと。

その点ちょっとホッとしたところで〆です。

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