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銀河鉄道999[劇場版] [アニメ(20世紀)]

999_.jpg
http://www.toei-anim.co.jp/movie/999/
(公式サイト)

1979年夏に公開された
当時TVで放送されていた同作品の劇場版。

公開当時はメーテルの正体がTVより先に明らかにされたり、
主人公鉄郎の設定年齢がTVより上がっていたりと
とにかくいろいろとTVと違う作品でしたが、
それ以上にとにかくたいへんな話題をよんだ作品でした。

この作品は自分が劇場でリアルタイムで見た
初めての劇場用アニメで
たしか銀座の映画館で観た記憶があります。

このとき自分はこの作品を観に来ていた人たちが
想像以上に年齢層が広いのに
ちょっと驚いたものでした。

TV版などみていると
正直中学生くらいの方たちがメインなのかなと思ったら、
松本零士作品ということで
「ヤマト」あたりのファン層とかなり重なっているようで、
学生だけでなく社会人の方も多かったのです。

ですがそんなことよりも
じつによく人物が描かれた見応えのある作品で、
二時間以上があっという間というかんじでした。

特にラストシーンは青木望さんの清澄な音楽もあいまって、
アニメ史上に残る美しいものとなっていました。
それにしてもこのシーンは素晴らしく
主役の鉄郎とメーテルの声を担当した
野沢雅子さんと池田昌子さんは
もう収録中から涙涙の連続だったとか。

自分もこのラストはほんとうにくるものがあり、
ラストシーンのナレーションではないのですが、
まさに「今、万感の想いを込めて汽笛が鳴る」
というこの言葉につきるものがありました。

その後にゴダイゴの大ヒット曲がかかるのですが、
この繋がりもじつによく
とにかく最後じつに綺麗に決まった作品となっていました。

現在もこの作品のDVD、サントラCDとも現役ですが、
これだけ長い年月愛されている作品というのも
なかなか無いという気がします。
実際最近「999」のDVDが限定価格で発売されたところ、
メーカーが品切れを起こしてしまうほどの売れ行きだったとか。

ハーロックやエメラルダスといった松本作品の人気キャラや
その旧友でもある大山トチロー、
さらにはTV版にも登場したクレアが重要なキャラとして登場するなど、
とにかく登場人物も多彩で豪華だった。

来年(2009)の8月4日、
じつはこの作品が公開されてからちょうど30年目を迎えます。
当時この年の邦画の配給収入第一位、
そして翌年日本アカデミー賞の特別賞を受け、
ある意味アニメが一般にまで大きく浸透し、
そして現在への道筋をつくる決定的な役割を果たしたともいえる不朽の名作。

まだ未見の方は機会がありましたらぜひご覧になってみてください。

それにしても今の若いファンの方、
特にEVA以降のファンの方にはどうこの作品がみえるのか、
このへんもじつに興味があります。

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