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無敵看板娘雑感 [アニメ(2006放送開始)]

http://www.onimaru.net/
↑公式サイト

7月はじまったU局ネットのアニメでかなり強烈なインパクトを残しているのがこれ。
第一話は正直テンション高すぎるは、いきなりヒロインがゲロゲロになってしまうわで
やや一本調子なところもあることから、なんかもういいや、という感じがしていたのですが
その後みていて不景気全快の茅原先生や
最強の飼い犬遠藤敏行とその飼い主の遠藤若菜というあたりがでてきたり
西山勘九郎の登場が俄然お約束的に増えてきたりと
(エアマスターの男版崎山香織というところか)
幅ができたせいかけっこうたのしめるようになりました…

…というよりかなり面白いかんじになってきた!という気がしています。
この作品とにかくほぼ全員がなんらかの形で
主人公の鬼丸美輝のありとあらゆる種類のバトルに
あるものは挑みあるものは巻き込まれて、そしてあるものは鎮火させようと
とにかくいろいろな形ではあるものの
皆全員がなんらかの形で巻き込まれている。

とにかくそれくらい鬼丸美輝の引力が強い
しかも本人はそれを意識していないし
自然発生的にやっているせいかくったくがない
それだけに始末が悪いといえばそれまでだが
いくら強烈な炎でも燃える対象物や燃料が潤沢に補給されなければ
あそこまで火のつきがいいわけがない。
ようするに美輝のまわりにはそういうものがふんだんにありまくっているわけで
適材適所にそういうものが「配置」された環境で
盛大に毎日が炎上中となっているわけだ。

しかも登場人物がじつにあっけらかんとしているしある意味ドライな部分がある。
そういう乾燥した状態がそれに輪をかけているのだろう。
また登場人物に誰も悪い人(犬も含む)がいないというのもこの作品の特長のひとつ。

たしかに美輝のライバル神無月めぐみの「どす黒い」性格を問題視する向きもあるけど
子供のときいじめられたトラウマからきたという部分もあることをおもうと
本来はそういう性悪でもない、
あれは美輝の言葉を借りれば「思い込みの激しい奴」ということなので
それが極まった部分が不幸にしておもいっきり屈折してしまった結果と言えるのかもしれません。
(まあ十歩譲って悪い奴だが憎めない奴…かな?
 ただ小清水さんの声のせいかそういう「どす黒い」部分よりも
 「思い込みの激しい奴」の部分が強くなっているという気はします。
(それにしても戦隊話の時、砂場でいつのまにかでかいフランスパンを抱えてポーズをとっていた
あのめぐみの姿には笑えたが、その後の完全放置にはこれまた泣けた。)

とにかく毎日毎日美輝を中心によくもまあこれだけバトルがふんだんに続くわ
それを一発で鎮火させる美輝の母も凄いわで
正直毎日が大日本プロレス状態。
蛍光灯や画鋲のかわりに長めの竹串があるというところだろうか。

ところで最初なぜケーキ屋の看板娘が竹串なの?
と思ったところ
調べたらケーキをつくるときに竹串を必要とすることがわかった。
こんなアニメ(失礼)でも
それがきっかけで勉強になることがあるとは!
と、やはりいかなるアニメもあなどってはいけないと
変な部分で納得させられたものでした。

それにしてもこのアニメ。
どんどんいい意味でノリとお約束が巧くハマッてきているように感じます。
この前の第13話 「ひきはがせ偽りの笑顔」 第14話 「潜入!鬼の巣」 は
毎回各二話をうまく利用しての攻守ところをかえての構成がおもしろく
しかも最後はどちらも母親オチというのが
なにかかつての「タイムボカン」のお決まりのようで
どこか懐かしいかんじがしたものでした。
あと第14話 「潜入!鬼の巣」の後半はWWEノリの展開。
このアニメ、ひょっとしてWWEマニアの構成かあ?!

常に戦場は日常の花見町中心という局地戦に徹底し
かといってストリートファイトとは一線を画している
このノンストップ・アクション・アニメーション。

ちょっと無視できないおもしろいアニメです。

しかしそれにしても最初にリンクしたTV公式サイトのアドレスがすごい…。


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