新世紀GPXサイバーフォーミュラ [アニメ(20世紀)]
この作品はたんなるカーレースものというだけではなく
そこに「サイバーシステム」と呼ばれる人工頭脳が搭載され
ドライバーをサポートするという設定が組み込まれており
これが主人公の風見ハヤトの成長の一役かっているという
なかなか凝ったつくりの作品となっていた。
ただこの作品もまた同時期放送されていライジンオー同様他の登場人物
つまり菅生レーシングチームの面々
そしてライバルとなる他のチームのドライバー達が
じつに個性的であるということが大きな魅力だった。
しかも全員が異常なほど癖がつよく
新条、加賀、ランドル、ハイネル、グーデリアン、シューマッハ、ロペ…
と、ぶつかった瞬間どう化学反応がおきるかわからないような面々が
とにかく群雄割拠した作品となっていた。
最初はなんか父親の仇がどうのこうのという展開もあったのですが
途中そういう部分が無くなってからは
そのドラマの白熱化が加速していったように感じられました。
もっともTVのそれはあまり視聴率等がよくなかったようですが
ビデオはほとんど爆発的に売れ捲くり
ついに年末には一本残らず
メーカーの倉庫在庫が無くなってしまうほどの売れ行きをみせたものでした。
特に女性ファンが各キャラクターについたことにより
キャプ翼→星矢→トルーパーと流れていった女性ファンの多くを吸収したことが
短期間に人気急上昇を起こした原因となったようです。
このサイバーフォーミュラー
後にいくつものシリーズができたのですが
個人的にはファーストシリーズが好みでして
特に最終話の一話前、第36話「三強激突!日本グランプリ」は
多くの方が認める白熱のドラマが展開された話となりました。
その中でハヤトが
「奇跡は、これからだ!」
と静かにしかし力強く言うシーンは
当時出演声優さんの身内の方からも「あの台詞には震えた」という声が聞かれたほどで
じっさい後にOVAが発売されるときの九段会館における完成イベントでは
一番人気のあったストーリーとしてこの話が人気投票で第一位になったほどでした。
監督は「SEED」でもお馴染みの福田己津央監督。
今でもたまにこの「三強激突!日本グランプリ」をみますけど
やっぱすごいわこのアニメと、今でも痛感することしきりです。
時間があったらぜひまた一度通してみてみたい作品です。
あと余談ですが先ほどの九段会館のイベントで
福田監督が新作の流れをざっと話した後、質問コーナーで
「そうなると、日吉とロペはまた優勝できないんでしょうか?」
という九段会館全体が立ち上がるのではないかというくらい
爆発的な質問を飛ばした勇者がいたが、あれは強烈だった。
監督もしばらく舞台上で苦笑しながら頭を抱えていたのがまた笑えた。
あれは生涯忘れない!(笑
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80GPX%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9
新世紀GPXサイバーフォーミュラ(Wikipedia)
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