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「若手アニメーターの53%が家族の経済的援助を受けている」について。 [アニメ]

若手アニメーターの支援活動をおこなっている団体が、経験年数3年以内のアニメーターを対象にした生活実態調査をおこなったところ、回答した153人のうち半数以上が、家族から何らかの経済的援助を受けて働いていることがわかった。


この調査は、NPO法人「若年層のアニメ制作者を応援する会」(京都市)が、労働条件や居住形態、奨学金の返済状況などについて、インターネットを通じておこなった。回答者数は153人(男性29%、女性69%、その他2%)。同団体は12月12日、調査結果の速報版をホームページ上で発表した。


居住形態について、「実家暮らし」と回答した人は全体の35%だった。「実家暮らしでない」と回答した人のうち31%(全体の18%)は、実家から仕送りを受けていたことから、全体の半数以上になる53%が、家族からの何らかの経済的援助のもとで働いている。


「奨学金を返済しているか」という設問に対しては、「返済している」と回答した人が全体の33%だった。日本学生支援機構の奨学金の貸与割合と同水準であることから、同団体はアニメーターの生活を苦しくさせている要因として、「業界の問題としての低賃金問題だけではなく、若者の労働問題に共通する要素である奨学金の返済負担の問題がある」と指摘している。


若手アニメーターの労働環境は厳しく、アニメーターなどでつくる業界団体「日本アニメーター・演出協会」(JAniCA)が2015年4月に発表した「実態調査報告書 2015」によると、若手アニメーターが担当することが多いとされる職種「動画」の平均年収が「111.3万円」だった。

(弁護士ドットコムニュース)

https://www.bengo4.com/internet/n_5468/


うすうすわかってはいたけど、
じつに酷い話だ。

アニメーター霞食って生きてる仙人様ではない。


人の熱意やプライドに甘え切った企業による、
とんでもなく悲惨な状況だ。


よくアニメは日本を代表する
世界に発信できる文化といってはいるが、
くだらない規制を東京都はかけるは、
今回のようにその収入がとんでもなく低いはで、
まるでおいしいどこどりされてるという感じで、
あまりにも扱いが酷すぎる。


現在、
聖地巡礼に関する部分に企業も肩入れして、
いろいろと力を入れるのはいいが、
それの元となる現場がこれでは、
そのうち聖地巡礼どころの騒ぎではなくなってしまうだろう。

正直頼むから、
公的機関はアニメーターにも援助や支援の手を差し伸べてほしい。

日本のプロオーケストラは、
公的支援を少なからず受けて活動を現在も続けている。

アニメーターや声優もそれと同じように、
しっかりとした公的支援を受けるべきではないだろうか。


なんかいちばん大事なところが、
ものすごく疎かになっている気がしてしかたがない。

来年は日本のアニメ誕生100年らしいけど、
こういう部分が蔑ろになったまま、
その記念すべき年を迎えるのはなんとも情けない。

ぜひこのあたりに対して、
真摯に対応しシステムをつくろうとする動きが、
最低でも今年起きてほしいところです。


薄給でギリギリ以下の状況で仕事をしている人から、
甘い汁だけすすろうというのはあまりにも人でなしだ。

このあたりとにかく早急に何とかしてほしいところです。

さすがにこの部分をとって

「日本死ね!」

とまでは言わないけど、

「情けないぞ日本!」

とは言わせてもらいます。



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