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「ラブライブ!サンシャイン」雑感 [アニメ(2016放送開始)]

この話だけはちょっと別にこちらに書きます。


最初から中盤までは、
多少蛇行したりはしたものの、
そこそこうまく進んでいたのですが、
最終話はかなり演出が酷いのでどっちらけでした。

学校のみんなに対する段取りについては、
すでに話してますので今回はそれをとばしますが
それでもあのステージはどうなのかなあと。

またμ'sにくらべてAqoursはあまりにも各自がユニークすぎて、
全員集まってもユニットとして力がまとまりきってない感じがするのは、
ずっとみてて思っていたけど、
それは最後までなんともならなかった、

スタッフも動かしてみたらどう扱っていいのかわからなくなり、
最後までなんか手探りだったように感じられた。

最終話のあのステージのそれなどがまさにそれ。

またあのシーンをみていたら、
μ'sの後を追わなくなったからといって、
流川ガールズを追うのはどうなのよという、
そんな気がしてしかたなかった。

どうみてもアレ、
「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」
の最終回と同じでしょ。


ロコドルに徹するならそれでもいいけど、
おんなじコースをそのまま通るというのは、
ちょっとなあという気がしてしかたがない。

廃校を防ぐために、
自分たちの名を売るというのはいいけど、
自分たちのいる街をそのため知らしめようとした場合、
売りのポイントが自分たちだけでなく、
その街が自分たち以上に大きくなってしまう場合がある、
そのあたりのバランスをはたしてどうとるのか。


おそらくそのあたりの決着をつけないまま、
最終回をやってしまった。

それがあの
「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」
の最終回Part2みたいな出来となってしまったのだろう。


正直、
ロゴドルとスクールアイドルを両立させるというのは、
そんなに難しいものではないという気がする。

ロコドルとしてまず地位を確保し、
それからラブライブへと向かっていくという、
そういう段取りをとれば、
正直力業をしなくても、
そこそこうまくストーリーを流すことはできると思う。


だけど今回は、
そういうことをせず、
μ'sを追うということと、
地元に育まれたという部分を、
あまり考えずに並走させたため、
なんか妙にどっちつかずの、
方向性の定まらない感じが強く感じられた。

しかもキャラが各自そこそこ個性的なので、
よりとっちらかった印象が強くなってしまった。

そんな中で最終回であれをやってしまうと、
作り手の迷いしか最後は感じられなかった。


なんか無理して遠回りをやってしまったというか、
9人を描くことに力を注いだために、
グループの方向性がブレてしまったというか。


もっともこれにはセンターの千歌の特性もあるのかもしれない。

このセンターは引っ張るというより、
流れに一気にノセるというタイプで、
目の前に何か流れがみえると、
すぐにそれに全体をノセてしまうため、
勢いがあるときはいいが、
立ち止まった時や物事を考えた後に、
その方向性の理由付けが、
やや脆弱に感じられてしまうものがある。


これがaqoursのひとつの「色」にもなり、
ラブライブへの姿勢にもあらわれている。

千歌も決してダメセンターではないのだが、
もう少し明確な方向性を指し示す人が、
あとひとり出てこないと、
aqoursはその明確な「色」や説得力、
そして確たるパワーもいまいち生まれてこないような気がする。


このあたりを今後どうするのか、
そしてロコドルの色合いとラブライブへの想いを、
はたしてどうするのか。


ザル設定の数々もあれだけど、
このあたりもなんとかしないと、
二期があるとしてもなんか心配でしかたがない。

いいキャラが揃ってるだけに、
もうすこしなんとかしてほしいです。

ダイヤ会長の使い方だけでも、
少し変えるとかなり雰囲気が変わると思うのですが…。


とにかくもう少しキャラひとりひとりを大切にしてほしい。

それが一番かなあ。




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