ガルパンを初めて見た頃のこと

ガルパンが初めて関東で放送されたのは
2012年10月9日火曜日の午前1:00から。

当時のガルパンのことを、
第四話をみた時点で自分はこう感想を書いている。

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華道、茶道、書道、といろいろあるが
戦車道はないだろう。
というより、どんな頭がこういうこと考えたのかと脱帽。
とっぴょうしもないひらめきを、
オーソドックスな展開で進めていくという、
近年では常道かもしれないが、
ただそのとっかかりのとっぴょうしもなさが
いささか度が過ぎている分、面白さも際立った作品となってい。
「TARI TARI」の戦車版といったら怒られるだろうか。
http://orch.blog.so-net.ne.jp/2012-10-31

というもの。

※
上でガルパンを「TARI TARI」の戦車版といってるのも、
まだ2012年10月当時は「ラブライブ」が放送されていなかったためです。


正直マニアックで荒唐無稽のギャグアニメという、
そういうふうにみていたことが分かる。

ただ他にも

「中二病でも恋がしたい！」

とか

「神様はじめました」
「さくら荘のペットな彼女」

みたいななかなか面白いものも他にあったので、
じつはガルパンはとびぬけて注目していたというわけではなかった。

ただこちらが想像していた以上に、
じっさいはいろいろと盛り上がっていて、
2012年の11月のあんこう祭りは過去最高の6万人の人出となった。

このあんこう祭り。
311以降風評被害等で客足がおち、
2010年までは2万人くらいの人出があったそれが、
2011年はそこそこ落ち込んでしまったという。

それが6万人だ。

本放送では東京で5.5話が放送され、
この翌日深夜が6話という時期でこれ。
サンダースとの試合が佳境に入った時期での総集編という、
決していい時期とはいえなかったのにこれだったのだからおそれいる。


ところでこの時期、
日本は極めて異常な時期でもあった。

311から一年半経ったこの時期、
放射能汚染の除去を含む復興の遅れもあるが、
ほぼ被災地以外は通常の状況にはなっていたものの、
放送開始前月には尖閣諸島の国営化と、
それに反発した中国での暴動等で、
日中の関係が最悪最低となっていた時期でもあった。


ガルパンが軍事アニメだとかよく言われたのは、
じつはこれが関係していて、
中国が2013年の1月にガルパンを軍事アニメと決めつけたのも、
日本のものはなんでも否定すれば勝ち組みたいな、
そんな今考えるとどうしようもない風潮が当時あの国にはあったからだ。

そしてそれに軽薄にのった論調も当時はあり、
それがいろいろとガルパンに石を投げることにも繋がっていった。


さすがに今はそういう粗忽な仕掛けにのるような人はいないが、
当時はけっこうそれがあちこちと大手をふってる時代だった。


だがそれでも2013年の海楽フェスタは5万人。
すでに11話が放送され、
この翌日には12話が放送されるという時期でした。

※もっとも
「海楽フェス前夜祭～オールナイト上映カーニバル＠シネプレックス水戸」
が23日夜から行われていたので、
このフェスタにはこのオールナイトをみてからかけつけた人も多かったでしょう。


その後4月28日にはディファ有明で、
「ハートフル・タンク・カーニバル」が開催され、
OVAと劇場版のことが発表、
そして現在劇場版公開から二か月以上が経過、
ということになっている。


自分はこの頃というとその面白さには満足したものの、
まだ大洗詣でには行っていない。

じつは2013年1月の新番組で

「琴浦さん」
「たまこまーけっと」
「まおゆう魔王勇者」
「問題児たちが異世界から来るそうですよ？」
そして
「ラブライブ！ School idol project」

とはじまったことで、
11と12話の放送もいつのまにか忘れていたくらいだった。


けっきょく遅れて放送された11と12話があまりにも凄かったので、
今の今までのおつきあいとなってしまいました。

特に同時期放送されていた「ラブライブ」が些か最後失速したため、
余計「ガルパン」の面白さが際立ったのも大きかったのかも。


…などと当時をいろいろと徒然なるままに回想してみました。


本当にコアな方なら、
渕上さんが公式サイトで2012年の5月に報告して以来という、
そういう方もいるだろう。

ただ自分にとっては本放送が始まってからおつきあいということで、
10月からのそれを書いてみました。


なんか書いていていろんなことを忘れているのに気づきました。

ガルパン最終回の本放送(2013年3月)からまもなく3年。

いつの間にかです。