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大塚周夫さんの思い出 [声優(ひと)]

大塚さんは自分が本当に幼少の頃から、
その声を聞き親しんでいる。

アニメでは「ゲゲゲの鬼太郎」の「ねずみ男」役。

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そして洋画の吹き替えにおける、
リチャード・ウィッドマークとチャールズ・ブロンソンの声。

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この二つが自分にとっての大塚さんのベースのイメージとなっている。


特にブロンソンの出演映画は当時ひじょうによくTVでも放送されていて、

「大脱走」「荒野の七人」「バルジ大作戦」は、
主役ではないがその印象深い役柄だったこともあって、
大塚さんの声とセットで慣れ親しんだものでした。

そして「チキチキマシン猛レース」のブラック魔王は、
ケンケン役の神山卓三さんとの名コンビということもあって、
これまた大塚さんの当たり役となっていきました。

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その後もルパン三世(1st)の石川五ェ門役。

バビル2世のヨミ役。

ガンバの冒険のノロイ役。

名探偵ホームズのモリアーティ教授役。

そして最近では、

ぬらりひょんの孫のぬらりひょん役。


といったあたりの役が印象として残っています。


それにしても大塚さんは悪役でもひょうきんな役でも、
また男臭い役でもハードな役でも、
その声を変えずに語り口だけでそれらを見事に演じてしまう。

「ねずみ男」とブロンソンなんてちょっとふつう結びつかないのですが、
大塚さんという声でそれが結びついてしまうというところに、
大塚さんの凄さというのを痛感させられてしまいます。

そしてとにかく驚くのは何年経ってもその声の変わらないこと。

最近のぬらりひょん役でも、
かつて聞いたそれとほとんどイメージが変わらない、
凄みを効かせるところはそれこそウィドマークのような雰囲気で、
アニメに洋画の雰囲気を持ち込んだかのような演技をみせて、
正直個人的にはかなり唸らされたものでした。

他にも「銀河鉄道の夜」でも
鳥捕りの役で印象的な役をされていました。

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大塚さんはよくテレビでも拝見していたせいか、
声優として知った方がはるかに早いのに、
俳優でもあり声優でもあるという、
自分はそんなかんじでじつはとらえていた。


だから声優の大塚さんと今回その訃報が掲載されたとき、
確かにそれでもいいのかもしれないけれど、
「声優としても有名な俳優の…」
という言い方でもよかったのではないかと、
じつはそう今でも感じている。


自分のサイトでも、
ニュースのタイトルをそのままやったために最初声優となっていましたけど、
今回は変えてもよかったのかなと、
先ほど変えてしまいました。

青二のそれも俳優となっていましたし。


ああ、それにしてもまたひとり素晴らしい方が亡くなられてしまいました。

あらためて心より深く哀悼の意を表します。


ほんとうに今までありがとうございました。


尚、下のそれは今から50年ほど前の
「ウルトラQ」の「地底超特急西へ」に出演されていた大塚さん。
放送は1966年の3月ですが収録は1965年の12月頃とのこと。

当時はけっこう大塚さんTVの特撮ものによく出演されてました。

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最後に若き日の俳優大塚周夫さんの姿で〆。
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