「ヤマノススメ セカンドシーズン」富士登山をみて。 [アニメ(2014放送開始)]
http://www.yamanosusume.com/
「ヤマノススメ」という15分枠のアニメがあるが、
その二期が7月からはじまっている。
そして9月に入って三週ぶち抜きで「富士登山」をやった。
富士登山というは世界遺産登録されて以降、
じつにポピュラーになった感があり、
バスで途中まで行きあとは一泊二日で登ればOKみたいな、
そんなかんじに思われているところもあるとか。
だがなんといっても3000m級の山だ。
気温や天候もそうだが、
疲労そして薄い酸素からくる高山病という、
いくつもの難関がじつはある。
テレビの特番でも外国から来た人が、
この最後の高山病にやられているシーンが何度かあった。
それだけにこの富士登山をどう描くかとても興味があった。
で、見た感想ですが。
長くも無い決められた枠の中で、
じつに細かく富士山の日常やマナー、
その光景がふんだんに描かれていた。
かんたんな解説
五合目へ向かうバス
途中にある郵便局や食堂
登山風景
山小屋内部の様子
早朝(というか夜)のご来光の為の登頂遠景。
夜明け前
富士全景
そしてこの作品では登山の素晴らしさだけでなく、
そのほろ苦さもしっかりと描かれていた。
仲良し四人組の主人公が途中高山病で倒れ登頂を断念、
仲間のひとりと八合目でご来光を迎えることになったのだ。
頂上まで登った二人と、八合目に残った二人。
さらにその倒れた主人公の、
ひとり巻き添えにしてしまったという気持ち等が、
ひじょうに丁寧に描かれていた。
最初は全員なんとか頑張って登頂するのかと思っていただけに、
この残酷…というよりも現実的なストーリー展開に、
正直当然とは思いながらも驚きも感じさせられたものでした。
このあとどう展開していくのかはわかりませんが、
来週以降が楽しみでもあり心配でもあります。
尚、今年はともかく、
来年夏に初めて富士山に行こうと予定されている方は、
この作品を見る機会があれば、
ぜひこの三話だけでもみてください。
山は素晴らしいけど優しくはないということが、
ちょっとは実感できると思います。
ちなみに自分は高所恐怖症ということと、
若干三半規管に弱点をかかえているので、
高尾山どまりになると思います。
以上です。
それにしてもこのご来光のシーン。
大洗の初日の出のそれを思い出してしまいました。
行きたいなあ…。
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