朝日新聞のこと [ひとりごと]
じつは自分のところは1980年頃から、
約30年ほど朝日新聞を購読していた。
だけど三年ほど前にちょっといろいろあったため、
新聞をとるのをやめてしまった。
でも朝日新聞にはちょっと愛着があるので、
たまに短期間購読を再開することもあった。
そんなとき今回の「従軍慰安婦」記事取り下げの件がでた。
この「従軍慰安婦」のことを朝日がやっているのは、
当然当時購読していたのである程度は知っていた。
もっともそれに対しての反論記事があるのも知っていた。
なのでこの件はなんかはっきりしないというのが、
自分の当時の偽らざる心境だった。
ただ戦争をやっていた当事国の人間としては、
こういうことは有る無しにかかわらず、
徹底的に事の真偽を討論し明白にするのはよいことだということで、
しばらく事の推移を見守ることにした。
ただ残念なことに、
それらの問題がいつの頃からか政治的に利用されてしまい、
被害者が知らず知らずのうちに二次被害をこうむってるのでは?
というかんじがしてきて、はなはだ不愉快な展開になっていた。
そして日韓の関係は最悪の状態になっていった。
そんなこの時期に、今回の朝日の記事取り下げが起きた。
「おいおい、終戦記念日の前にあんたが終戦かい。」
と思わず思ってしまったが、
その後の展開がどうもしっくりこない。
この朝日の記事で最大の疑問は、
謝罪をしたかしないかとか、
ねつ造があったかどうかということよりも、
この記事取り下げで何が変わるのか、
そして何が変わらないのかという、
そこのところがじつは全然明確になっていないのだ。
朝日がこれまで30年以上やってきこれらの事を、
今回記事取り下げということで、
じゃあ今迄のどこが「それでも変わらない」のか、
「ここが変わってしまう」のかが全然分からないのだ。
他のマスコミ等はいろいろと言っているが、
朝日の意図というか本意というか、
肝心の朝日の口から未だ明確に語られていない。
とにかく「じゃあ、けっきょくこのことでどうなったんですか。」という、
そこのところがあまりにも有耶無耶なのだ。
自分は最近マスコミの姿勢にかなり懐疑的になってきている。
民主党政権の末期時、
今の民主党を叩けば俺は勝ち組といわんばかりに、
じつにはげしいバッシングが政権や政党だけでなく個人にもされた。
その中には発言の真意をわざと曲解したり、
出所がはっきりしない発言を大きく取り上げたりと、
民主に否定的と思われるある大手マスコミが、
かなり執拗にそれらを行っていたものがあった。
またTVでも最近だがずいぶん酷いものがあった。
ある番組で戦時中の毒ガス生成の件で、
その当事者が反省を延々と語っているシーンがあった。
それがそのまで終わればよいものを、
いきなり横にいたディレクターらしき人物が、
その人に「これ被害者の写真です」みたいな雰囲気で、
それをみせるシーンがあった。
こう書くとあんまり違和感がないが、
みていてこのディレクターが、
その当事者に対してさも鬼の首をとったかのような、
「私は正義の代弁者です。あなたを糾弾します。」
みたいな態度と表情をみせていたことに、
ものすごい違和感を感じてしまった。
この当事者がまるで過去を詫びず傲慢にふるまっているのなら、
この行為もある程度説得力があるかもしれないが、
なんか必要のないとどめをさしに行っているようにしか、
自分にはとにかくみえてしかたがなかった。
このときあまりにも演出があざとかったので、
TV側のそれに同調することはなかったが、
これもまたマスコミへの不信を大きくする一因となった。
今回「朝日」は「従軍慰安婦」という刺激の大きな餌にとびつき、
途中からは自らのプライドへの固執もあってか、
延々とその件に対する精査検討を行わなかった。
このでかい餌にとびつくという安易な姿勢は、
マスコミにはよくあることだし、
間違っていた場合は簡単な「ごめんなさい」で終わらせてしまうのも、
もうこの業界の伝統なのでしかたがない。
他人には厳しく自分には甘くという、
そういうことで延々と生き延び来た人たちなので、
そこに正義や潔さを求めるのは土台無理というものだ。
だが結論くらいは出せよといいたい。
なにしろ三十年もやってきたことを自己否定したのだ。
事の顛末もそうだが、
これにより「何が変わり」「何が変わらないのか」という、
朝日の姿勢をここはとにかく明確に示していただきたい。
そうしないと、
「ではこれに関することの真実はいったい何なのですか」
という大命題に誰も入っていけないからだ。
「朝日を廃刊にしろ」
とか
「朝日は全世界に赤字覚悟で訂正広告をうて。」
という意見もある。
気持ちは分かるが、
ここの部分が明確に示されてないかぎりそれは無駄だし、
むしろ書き逃げになってしまうおそれがある。
とにかく朝日は三十年も世間に自社の名前で発信してきたのだから、
この件についてはたんなる解説ではなく、
「だからそれでどうなるの。」
という所を子供でも分かるレベルで明確に示していただきたい。
大人ならそれくらいできるよね。
である。
そしてあとは迷惑をかけた人たちに、
かならず人として直接謝罪してほしい。
日本人だけでなく当然韓国人、
そしてそれを信じいろいろな事に及んだすべての各国関係者の人々にもです。
そこから先の、
ほんとうの「慰安婦」の実態はなんだったのかという、
事の真実もぜひ知らしめてほしいものです。
だってじっさい泣いたり抗議したりしている当事者がいるのですから、
そのあたりも明確化しておかないと当人たちの名誉にもかかわるでしょう。
言いだした朝日は一度吐いた言葉の重みを噛みしめ、
最後まで責任を持って行動し続けるべきです。
三十年朝日を購読してきた人間の一意見です。
以上で〆。
そういえばここ数日、しょっちゅう来ていた朝日の購読勧誘が来なくなったなあ…。
こういうあまり関係のない現場の人は可哀想です。
約30年ほど朝日新聞を購読していた。
だけど三年ほど前にちょっといろいろあったため、
新聞をとるのをやめてしまった。
でも朝日新聞にはちょっと愛着があるので、
たまに短期間購読を再開することもあった。
そんなとき今回の「従軍慰安婦」記事取り下げの件がでた。
この「従軍慰安婦」のことを朝日がやっているのは、
当然当時購読していたのである程度は知っていた。
もっともそれに対しての反論記事があるのも知っていた。
なのでこの件はなんかはっきりしないというのが、
自分の当時の偽らざる心境だった。
ただ戦争をやっていた当事国の人間としては、
こういうことは有る無しにかかわらず、
徹底的に事の真偽を討論し明白にするのはよいことだということで、
しばらく事の推移を見守ることにした。
ただ残念なことに、
それらの問題がいつの頃からか政治的に利用されてしまい、
被害者が知らず知らずのうちに二次被害をこうむってるのでは?
というかんじがしてきて、はなはだ不愉快な展開になっていた。
そして日韓の関係は最悪の状態になっていった。
そんなこの時期に、今回の朝日の記事取り下げが起きた。
「おいおい、終戦記念日の前にあんたが終戦かい。」
と思わず思ってしまったが、
その後の展開がどうもしっくりこない。
この朝日の記事で最大の疑問は、
謝罪をしたかしないかとか、
ねつ造があったかどうかということよりも、
この記事取り下げで何が変わるのか、
そして何が変わらないのかという、
そこのところがじつは全然明確になっていないのだ。
朝日がこれまで30年以上やってきこれらの事を、
今回記事取り下げということで、
じゃあ今迄のどこが「それでも変わらない」のか、
「ここが変わってしまう」のかが全然分からないのだ。
他のマスコミ等はいろいろと言っているが、
朝日の意図というか本意というか、
肝心の朝日の口から未だ明確に語られていない。
とにかく「じゃあ、けっきょくこのことでどうなったんですか。」という、
そこのところがあまりにも有耶無耶なのだ。
自分は最近マスコミの姿勢にかなり懐疑的になってきている。
民主党政権の末期時、
今の民主党を叩けば俺は勝ち組といわんばかりに、
じつにはげしいバッシングが政権や政党だけでなく個人にもされた。
その中には発言の真意をわざと曲解したり、
出所がはっきりしない発言を大きく取り上げたりと、
民主に否定的と思われるある大手マスコミが、
かなり執拗にそれらを行っていたものがあった。
またTVでも最近だがずいぶん酷いものがあった。
ある番組で戦時中の毒ガス生成の件で、
その当事者が反省を延々と語っているシーンがあった。
それがそのまで終わればよいものを、
いきなり横にいたディレクターらしき人物が、
その人に「これ被害者の写真です」みたいな雰囲気で、
それをみせるシーンがあった。
こう書くとあんまり違和感がないが、
みていてこのディレクターが、
その当事者に対してさも鬼の首をとったかのような、
「私は正義の代弁者です。あなたを糾弾します。」
みたいな態度と表情をみせていたことに、
ものすごい違和感を感じてしまった。
この当事者がまるで過去を詫びず傲慢にふるまっているのなら、
この行為もある程度説得力があるかもしれないが、
なんか必要のないとどめをさしに行っているようにしか、
自分にはとにかくみえてしかたがなかった。
このときあまりにも演出があざとかったので、
TV側のそれに同調することはなかったが、
これもまたマスコミへの不信を大きくする一因となった。
今回「朝日」は「従軍慰安婦」という刺激の大きな餌にとびつき、
途中からは自らのプライドへの固執もあってか、
延々とその件に対する精査検討を行わなかった。
このでかい餌にとびつくという安易な姿勢は、
マスコミにはよくあることだし、
間違っていた場合は簡単な「ごめんなさい」で終わらせてしまうのも、
もうこの業界の伝統なのでしかたがない。
他人には厳しく自分には甘くという、
そういうことで延々と生き延び来た人たちなので、
そこに正義や潔さを求めるのは土台無理というものだ。
だが結論くらいは出せよといいたい。
なにしろ三十年もやってきたことを自己否定したのだ。
事の顛末もそうだが、
これにより「何が変わり」「何が変わらないのか」という、
朝日の姿勢をここはとにかく明確に示していただきたい。
そうしないと、
「ではこれに関することの真実はいったい何なのですか」
という大命題に誰も入っていけないからだ。
「朝日を廃刊にしろ」
とか
「朝日は全世界に赤字覚悟で訂正広告をうて。」
という意見もある。
気持ちは分かるが、
ここの部分が明確に示されてないかぎりそれは無駄だし、
むしろ書き逃げになってしまうおそれがある。
とにかく朝日は三十年も世間に自社の名前で発信してきたのだから、
この件についてはたんなる解説ではなく、
「だからそれでどうなるの。」
という所を子供でも分かるレベルで明確に示していただきたい。
大人ならそれくらいできるよね。
である。
そしてあとは迷惑をかけた人たちに、
かならず人として直接謝罪してほしい。
日本人だけでなく当然韓国人、
そしてそれを信じいろいろな事に及んだすべての各国関係者の人々にもです。
そこから先の、
ほんとうの「慰安婦」の実態はなんだったのかという、
事の真実もぜひ知らしめてほしいものです。
だってじっさい泣いたり抗議したりしている当事者がいるのですから、
そのあたりも明確化しておかないと当人たちの名誉にもかかわるでしょう。
言いだした朝日は一度吐いた言葉の重みを噛みしめ、
最後まで責任を持って行動し続けるべきです。
三十年朝日を購読してきた人間の一意見です。
以上で〆。
そういえばここ数日、しょっちゅう来ていた朝日の購読勧誘が来なくなったなあ…。
こういうあまり関係のない現場の人は可哀想です。
コメント 0