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人間国宝・四世茂山千作さん死去 [お悔み]

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戦後の狂言界をリードしてきた大蔵流狂言師の人間国宝で、文化勲章受章者の四世茂山千作(しげやま・せんさく、本名・七五三=しめ)さんが23日午前0時15分、亡くなった。

 93歳だった。

 三世千作の長男として、京都に生まれた。1924年、「 伊呂波 ( いろは ) 」で初舞台。弟、千之丞さん(2010年12月4日死去)とのコンビで幼少期から人気を集めた。

 京都市立美術工芸学校に進み、日本画を専攻。昭和戦争中は海軍に召集され、重巡洋艦「利根」に乗り組んだ経験を持つ。

 50年代半ば、演出家の武智鉄二らと新しい演劇運動を展開。現代劇、テレビドラマ、映画、歌舞伎などにも進出し、注目された。

 茂山家の当主名・十二世千五郎を襲名した後は総帥として狂言の道を究め、復曲、新作狂言にも取り組んだ。家督を長男の千五郎さん(67)に譲り、隠居名・千作を襲名。現代社会への痛烈な風刺劇である「スーパー狂言」や語りだけによる「 素 ( す ) 狂言」という新分野も開拓した。

 2010年11月の東京・国立能楽堂公演では、90歳で「舎弟」の何某役を務めた。12年3月2、3両日、京都・金剛能楽堂で開いた茂山狂言会では小謡「京童」を上演した。

 1981年に芸術祭賞・大賞、83年に芸術選奨文部大臣賞受賞。89年に人間国宝に認定され、91年に日本芸術院会員、2000年に文化功労者に選出された。07年には狂言師で初の文化勲章を受章。同年、京都市名誉市民に選ばれた。次男の七五三さん、三男の千三郎さんも狂言師。

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/entertainment/20130523-567-OYT1T00247.html

何度か舞台を拝見したことがありますが、
その「型」にのっとった喋りの中に、
突然しかもじつに自然にふつうの喋り方をまぜたりと、
伝統と今の両方を見事に調和させた名人でした。

自分に狂言の面白さと魅力を教えてくれた素晴らしい方でした。

ほんとうにお疲れ様でした。

心より哀悼の意を表します。
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