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劇場版「とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-」を観て。 [劇場公開アニメ]

104.png
http://www.project-index.net/
(劇場版インデックス公式サイト)

というわけで
劇場版「とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-」の初日。
横浜ブルク13で一回目(AM9:30~)をみてきました。
http://burg13.com/index.html

じつは映画館で初日一発目に観るというのはこれが初めて。
前売り買い損なって夜中劇場の空きをネットでみたら、
なんとまだ一回目に空席があった。
というわけで即購入。ちょっと意外。

混雑が予想されるので早めに家を出る。
劇場のあるビルに着いたのはAM9:00。

だがいきなり一階エレベーターフロアから外に列ができている。
これは何事かと思ったら、一階にある発券機への列。
最初映画館のある6階へ行くエレベーターの列かと思い仰天したが、
それとは違いエレベーターそのものは案外待たずに乗れた。
発券機は6階にそこそこあるのでとにく6階へ…。

だが6階でエレベーターの扉が開いて思わず仰天、
大混雑だ!
はっきりいってどれが発券機の列なのかわからないほど。
券売機の列と、発売窓口の列と、グッズ売り場の列と、入場列とが
なんだがよくわからないような並びでいくつもの長い列ができている。
しかも券売機前にパーテーションが無いため
まるで駅の券売機と同じような混雑となっている。
これはいくらなんでも拙いだろう。
(11時頃にはパーテーションが設置されていました。)

これはもうパンフレットを買うのは無理ということで、
発券した後はトイレへ行きその後館内へ。

しかしこれは少し考えた方がいいような気がする。
特に「とある~」以外の作品を観に来た人には、
この状況にはかなり戸惑いをもったことだろう。
パンフレットもなかなか買えないこともあれですが、
発券にもかなり手間取っただろう。

できればパンフだけでも別に売り場をつくってほしいところですが、
スペース的にも人員的にもちょっと無理かもしれないだけに、
なんとも厳しい状況という気がする。

そんなことをいろいろと考えながら入場口へ。
このとき入り口で文庫本が配られていたが、タイトルは

「とある魔術の禁書目録-ロード・トゥ・エンデュミオン-」

劇場入場者先着特典10万3000冊限定とのこと。
どこかで聞いた数字だが意外にこの特典のことを知らない自分がいた。

さて今回座席はシネマ1のB列03番。
端っこの最前列といったところ。
このためかなり角度のある見方となってしまったが、
みてて途中からそれほど気にならなかった。
むしろ足を伸ばせてゆったりできたので
満員札止めの会場なのに自分だけ伸び伸びさせてもらって、
なんとも申し訳ない部分もあった。

こうして定刻より上映開始、本編は9:40前後からはじまった。
(※9:40よりもう少し早かったかも、ちょっと曖昧ですみまん。)

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さて内容ですが、さすがにネタばれは拙いので以下のことだけ。

本編上映時間は90分だが
観てて90分とは思えないほどのボリュームで内容が超特盛状態。
登場人物がただでさえ多い作品なのに、
この90分間にこれでもかと御馴染みのメンバーをどんどん出してくる。
なかには「これだけ?」みたいな人もいたけどこれはもうしょうがない。
それは声優にもいえることで、
それらはもう豪華声優陣のつまみ食い大会、
といってもいいかもしれないほどのものがありました。

もちろん登場人物の前説などいまさら当然ない。
TVみててくれた人だけに作られた完全な閉鎖空間型アニメであり、
ロードショーという名前を借りた巨大なファンの集いともいえるような、
そんなかんじの作品だし雰囲気だった。

しかし90分間によくぞこれだけのキャラを新キャラも含めて出したものだ。
かなり細かく計算して寸法どりしないとこうはできないだろう。
しかも随所にお約束もあちこち入っているし、
中には「この人もう人間やめちゃったんだ」という人もでてきたりと、
とにかく見せ場も突っ込ませ所も満載で、
多少説明不足だったり、内容がこぼれてしまったようなところもあるが、
サービス精神と「考えずに観て楽しむ」ということにかなり特化したつくりとなっている。

まあたしかにいろいと突っ込みどころもあるかもしれないが、
それは見せ場が多すぎたということの代償という気もする。
動き出したら停まらないというキャラが多く、
しかもかなり自己主張の強い輩がほとんどなため、
それらを活き活きと動かしていたことを考えると、
逆によくここまでつくりあげと正直感心の方が先に立ってしまった。

もう少し手を入れてほしいシーンとか、あと10分あればとか、
とにかくいろいろといいたい人もいるだろうけど、
自分はとにかく楽しめました。

また三年前の決着ということで全体が動いてはいるが、
最後陰惨な落ち込む幕切れとは違う、
いかにも前向きな終わり方だったのもよかった。

また上条さん恒例の「説教」タイムですが、
90分ということでひょっとしていつもの三倍増しのロングソロかと心配しましたが、
さすがに今回はそんなことに時間は割かず適量でバシッと決めています。
これ以上書くとあれなので一応内容はここまでです。

声優さんはみな手馴れたかんじで手堅くまとめていますが、
テンション等も申し分ありませんし、
初めてこの作品に加わった方々も見事に存在感を出していました。
そういう点ではとても安心してみていられます。

こうして11:10には終演。
会場を出るとロビーはさっきよりもさらに混雑しており、
何の列かわからないでとにかく並んでいる人も出てくる有様で、
これはもう夕方過ぎまでは駄目かなというかんじでした。

自分はとにかくパンフを購入するためグッズの列に並びましたが、
この列も途中からどこに流れているのかいまいち不明なものの、
とにもかくにも二十分ほど並んでようやくパンフは購入できました。

パンフはA4サイズで800円の割にはけっこう中身が肉厚でした。
これなら多少並んでもOKといったところでしょうか。
そしてなによりうれしかったというか当然のことなのですが、
ちゃんとスタッフ&キャストの名前がもれなくクレジットされていたということ。

最近誠意の無いパンフが多かっただけに、これには安堵したものでした。

結論としてとにかく内容的にはかなりお祭り色の強い、
ある意味かつての「東映オールスター時代劇」風作品というところでしたし、
「とあるマクロスの史上最大の作戦」…
もしくは「とあるマクロスの遠すぎた橋」みたいなところもある、
とにかく「映画館で観ろよ!」的作品の典型というかんじでした。

そして何よりもいえるのは、
それを可能にしたのがこの作品と大勢のキャラたちひとりひとりを大事にし、
育て上げていったスタッフと声優さんたちの努力と愛情あればこそ、
こういうぜいたくな作品をつくることが可能だったということでしょうか。

あらためてこのシリーズの素晴らしさを感じたものでした。

あと余談ですが
映画では立川をはじめいろいろな場所が描かれていましたが、
該当する場所に近い映画館では
熱海城そばで「キングコング対ゴジラ」をみているような、
それこそさぞや臨場感があったのではないでしょうか。
立川でちょっと観てみたかったです。

106.png
http://www.youtube.com/watch?v=qMF0WrNk4wg
(トレーラーより)

※関連項目「とある多摩のモノレール」
http://orch.blog.so-net.ne.jp/2013-02-07

以下3/1 追加。※ネタバレも含む。

というわけで映画の日ということもあり再度観にいった。

さすがに一週間も経つということもあり座席も選り取りという状況。
グッズ売り場は数人の方々がみているというかんじで、
文庫本の配布はすでに終了していたようだ。

さてあらためて観た感想ですが、
やはり最後がもうひとつなんとかできなかったのかなあということか。
もう公開して一週間もたっているのでネタばれ込みで以下を書きます。

作品全体はよく出来ているし、
90分という枠では限界に近い出来という気がするので、
現状の枠ではどうしようもないというのは確か。

だけどもしあと10分あれば
かなり後半は違った雰囲気になったような気がしたものでした。

設定説明みたいなものはゲームとの抱き合わせといことで、
この作品そのものが厳密な意味で独立していないという前提があるため、
それはそれで仕方が無い。
(このあたりはビデオでもそのままだと思われます。)

だけどやはり最後の方はもったいないという気がしてきてしまう。

神埼がバリスティック・スライダーから飛び降りて
「あとはまかせました」
といった時

「えっ?なんでここで降りちゃうの。立場上最後まで行くんじゃないの。」

と思ってしまった。
おそらく三人で乗り込んでしまうとあとの二人が少し霞んでしまい
ポイントがややボケる可能性があるということと、
尺的にそこまで広げることができなかったためなのかもしれないが、
あそこで三人で乗り込んだ場合、
会場にいた大勢の人たちを救うということや、
最後の結論を見届けるという役割等を
神埼なら充分任せられたことを思うと、
やはりもったいないという気がした。

またインデックスによる魔方陣の解体の明確なシーンや
そのときアリサとシャットアウラの歌う歌が聴こえてきて
いっしょにそれを口ずさむようなシーンもそれとなく挿入すれば、
さらにあのあたりのそれは印象的になっただろうし、
最後にそのことを当麻に話すような部分を付け加えると、
より最後は綺麗に収まったような気がする。

最初の方で「遠すぎた橋」と例えで書いたのは、
そんなところを感じてしまったからです。
まあでもこれは仕方ないのでしょう。

あとアリサ役の三澤さんがとても上手くなっていたこと。

以前はもっといろんな意味で朴訥がかんじがしていたけど、
いつのまにやら成長されていたのに正直驚いた。
これからの活躍に期待大です。

最後に余談ですが予告編で「オズ」をやってましたが、
これをみてたら
「ジャックと天空の巨人」を思い出してしまった。
なんかアメリカの映画って童話ネタがずいぶんありますが、
この「ジャック」もかなり面白そうだった。

エンデュミオンといいジャックといい、
天に昇るものが絡む話は面白いものが多いのでしょうか。

〆です。
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