「五月技量審査場所」について。

今度「五月技量審査場所」なるものが
本場所の代わりに挙行される。
詳細は以下のリンク先にあります。

http://www.sumo.or.jp/kyokai/goannai/0039/1105basho_gaiyo.html

ようするにまだ改革半ばということで、
節足案興行にでたというところだろう。

自分はこれり是非云々よりも
これをＮＨＫが放送しないということに、
いささか疑問を感じるものがある。

というのも今この時期だからこそ
相撲を多くの人にもみてもらうために、
特に今回の震災で被災した方にも
みてもらうべきではないかと思った。

たしかにまだ八百長の完全決着はついていないかもしれないし、
避難所の状況をみていると
まだまだテレビで娯楽を愉しむ状況ではないのかもしれない。

だがこれは今から一ヵ月後の話だ。
状況は今よりよくなっているだろうし、
電気の消費も夏前ということで何の問題も無い。

それに国技館を無料開放するというのだから、
近くの人だけしかみれないというのも、
この状況では納得がいかない。

こういう未曾有の震災にあった今の時期だからこそ、
被災者の心のケアの一環のためにも、
ＴＶやラジオの放送をすべきだと自分は思う。
もちろん開幕前には被災地への言葉、
そして不祥事へのお詫びをすべきだろうと思う。

だが自分はＮＨＫのこの放送しない云々の姿勢よりも、
無料でけっこうですのでせめて被災地にだけでも放送してくださいと、
なぜ相撲協会は頭を下げなかったのか。
駄目なら何度でも足を運ぶべきではないだろうか。

力士は相撲をとるのが仕事、
被災地でちゃんこをふるまったりファンと集うのももちろん大事ですが、
できれば復興の礎として相撲をみせることが大事という気がします。
それは今回の震災からの復興というだけでなく、
大きく看板を傷つけられた大相撲というものの復興にもです。

ぜひ関係者は再考してほしいものです。
ここで本気にならなければ大相撲はほんとうに潰れるかも。