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声優ってこれからどうなるの? [声優]

と、けっこう真剣に考えている方が
この不景気けっこういらっしゃると思う。

たしかにそうだろう。
TVアニメの新作は明らかに減少しているし、
劇場作品が増えているとはいえ
それもいつまで続くか正直見えない部分もある。

養成所への入学希望者数が
全体的に増えているかそれともそうでないかは
自分はデータとしてもっていないが
数年前から需要と供給のバランスが崩れているのは
明らかにみてとれている。

だけどあちらも商売だし慈善事業ではない。
また人気声優を産み出せばそれだけでも箔がつくし
この業界で少しでも他社より有利に展開できるきっかけになる。
そのことを思うと
養成所側から声優さんの卵を育てていくペースを調整するなどということは
ちょっと考えられないことだろう。

それを思うとたしかに不安というのはあるかもしれない。

ただアニメという枠に捕らわれなければ
けっしてそういう不安ばかりではないように思われる。

これはどういうことかというと
洋画の吹き替えが今後より需要が増えると思われるからだ。

この字幕放送全盛に何をと思われるかもしれないが
じつはかならずしもそうではない。

というのは最近吹き替えに対する要望が増えているという。
つまり長い時間字幕をおうのは疲れるが
吹き替えだとそういう労力がいらないという意見が増えているのだ。

これは高齢化社会というのも理由としてひとつあるが
年齢層が分厚いいわゆる団塊の世代が
吹き替えによる洋画をTVでみていた世代でもあるため、
そういうことにむしろ自然なものを感じており、
しかもこれから定年によってこの世代が自分の時間をもち
DVD等による映画の鑑賞の時間が増えてくるため
今後新作吹き替えの需要が多くなると思われるからだ。

また新作だけでなく旧作もそうだ。
古き良き時代の名作の数々がじつは字幕のみのものが意外と多い。
これらに対して吹き替えを要望する声というのがじつはけっこうある。

そのためだろうか
現在よく駅のワゴンで販売されている一枚500円のDVDに
数年前から吹き替えによるものがシリーズとして発売されている。

これなどはまだ絶対数が少ないが
今後増えていく傾向になるだろうと自分は思っている。

たしかにいくら権利切れ等とはいえ
500円で出すにはそれ相応の業者のいろいろな努力があるので
すぐに声優さんにボンボン仕事が来るとは思えないが、
それでもいずれはこのあたりの仕事も
増えていくのではないかと思われる。
(ただしこういう500円系のDVDは
ひょっとすると養成所系に降りてくる仕事になるかもしれません。)

あとこれは極論かもしれないけれど
そのうち電子書籍にも吹き替えではないけれど
朗読やドラマ仕立てにされるものがシリーズ化されて登場したり
コミックも電子かされたものの中には
それこそアニメの吹き替えのようなものも収録されたものが出てくるかもしれない。
ただこれは下手するとドラマCDに画像がついただけになるかもしれないので
もう少し違った形態となってくるのかもしれない。

とにかくいろいろな形で声優さんは今後仕事をされていくことにはなるだろう。
それこそ何十年もたつとアニメではなく
コミックで声優さんのファンになったという人もあらわれるかもしれない。

今後どうなっていくのかという不安もあるかもしれないけれど
今後どうなっていくのかという楽しみも同じように声優さんにはあると思う。

それがいつ顕著になっていくのかは自分にはわからないけど
とにかく声優さんという職業はなかなか可能性がいろいろとあるという気がします。

けっして先細りのみで衰退の一途をたどるという類のものではないことは確かでしょう。

ところで余談ですが
自分は先祖返りといわれるかもしれませんが
活動写真ならぬ活動アニメというのをみてみたいと思っている。

どういうものかというと
ようするに音声のないアニメの前で
直接声優さんがその場で台詞等を入れていくというもの。

かつての活動写真における弁士というのはある意味声優さんの原型なのだが
それをそのままアニメと声優さんでやってみるというもの。

これなどはよくイベントである生アフレコみたいなものかもしれないが
一人でやるといったいどうなるのか?
イベント等でしかできないと思うけど
ぜひ一度見聞してみたいとおもっています。

誰かやってくれないかなあ。
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