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「涼宮ハルヒの弦奏」雑感(番外編) [涼宮ハルヒの雑感]

あれから十日ほどたったということで
番外編雑感を少々。

この演奏会のチケットはけっこう激戦だったとか。
自分も最初の抽選販売に、
第一希望S、第二希望A、で応募した。
だけどこれはあっさり落選。

その後先着先行販売があったが
これは発売日が出勤と重なっていたため早々断念。

このためもう無理と判断して
当日はもう別の演奏会の予定を入れ、
あとは購入するだけだったのですが、
再度抽選販売のメールが来たため、
今度は倍率が低いであろうA一本で応募。
これが結局当選し、当日行けることとあいなりました。
最後までSに固執していたら果たして行けたかどうか。

因みに自分はこういう抽選販売に
かつて一度も当選したことはありません。
ほんとうに今回は運がよかったといったところでしょう。

さて今回公演前にグッズ販売をしていましたが、
このときパンフを入れる袋に
けっこう音がする材質のものが使われていました。
クラシックの演奏会でも
かつて他の公演の宣伝パンフを入れる袋に、
けっこう音のする材質が使用されており、
それがけっこう問題になったことがありました。

現在ではこのため音のしないビニール袋になっていますが、
今回はそういうこととあまり縁のない主催ということで
こういうことがけっこう平然と行われていました。
ですがこの心配をよそに少なくとも自分のまわりでは、
これらの袋による雑音はほとんどありませんでした。

自分が以前この日の聴衆に感心をしたのは
このことも含めてのことでして、
かつてこの種の雑音に辟易としていた自分としては、
ほんとうに驚きすら感じたものでした。
これは特筆すべきことだったと思います。

さてこの日唯一演奏された純然たるクラシック。
ショスタコーヴィチの交響曲第7番。
演奏されたのはその第一楽章の戦争のテーマの前半。

じつはこの日のチュウさんのその指揮にちょっと驚いた。
テンポそのものは標準的だったのですが、
その弦楽合奏によるテーマの歌わせ方がじつに個性的だった。

かなりクセのある歌いまわしだったけど、
そんなことよりそのメロディの幅がじつに広かったということ。
あんなにたっぷりと歌った戦争のテーマというのも珍しい。
だけどそのわりには粘ったり重ったくなったりはしないという、
ちょっと独特なものだった。
この人でコープランドやRシュトラウスを聴きたいと言ったけど、
それ以前にこのショスタコーヴィチをコンブリードで聴いてみたいと思った。
実際どういう演奏になるのだろう。じつに興味津々だ。

ところで演奏がすべて終わり平野さんと茅原さんを交えて
照明の下りた舞台で司会の方々とともにこの日の感想をはじめたときのこと。
しばらくしてオーケストラが静かに引き上げていく光景をみて、
「ここなんとかならなかったのかなあ」
とちょっと残念に思ってしまった。

出てくるときに拍手を送ったオーケストラに
最後もう一度拍手を送りたかった方も少なからずいたと思う。
この演奏会で自分がもしひとつ?をあげるとしたら、
この一点につきると思うし、
白石さんたちの司会も印象も
また違ったものになっていたような気がする。

どこかで、再度
「本日の演奏は東京フィルハーモニーのみなさんでした。
 最後盛大な拍手をお願いいたします。」
と白石さんか松元さんがアナウンスしたらどれだけ綺麗に〆られたことか。
これだけはほんと残念だったし、
このあたりをもう少しちゃんと打ち合わせしてほしかった。

さて今回の演奏がCD化されるについて、
ちょっと心配なのはその音質。
これは自分の考えなのですが、
音をイージーリスニングのような綺麗な音優先にせず、
音の厚みや大きさ、それに奥行きを優先したような、
いわゆる一般クラシックと同質の音質のようなものに、
できればしてほしいと強く希望したい。

というのもアレンジの人も
このフルオーケストラ用にアレンジしているのですし、
じっさい約80人のフルオケで演奏されたのですから、
そのよさというものを最大限に活かしてほしいし、
特に打楽器の低音の響きなども
曲によってはCD用のバランスよりも、
当日のそれらしく「ズトーン」と鳴るようにしてほしいところ。

初めてフルオケを聴いた人の多くは、
この打楽器の低音の響きの大きさと豊かさにかなり驚き、
そして新鮮に感じる人が意外に多いと聞いたことがあります。
そのときの印象を再現するためにも、
バランスをあまり綺麗にとろうとするのではなく、
ここというときは、きもち大きく音を収録してほしいです。
奥行きと大きさのある音質を期待します。
ジョン・ウィリアムズ指揮ボストン・ポップス級の音質でしたら
文句なしなのですが…。無理ですかねえ。

というところで以上です。
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阿伊沢萬

この演奏会についてはもう少し話したいことがあるのですが、来月CDが発売されますのでそのあたりはまたそのときお話したいと思います。
nice!ありがとうございました。

by 阿伊沢萬 (2009-05-14 23:52) 

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