2007年最後のアニメ雑感

ちょっと前の
http://blog.so-net.ne.jp/ORCH/2007-12-28
と少し重複しますがご容赦を。

まず最終回の続き。
その後「D.C.II」をみたがこれまた随分積み残した作品となった。
結局ヒロインがどんどん変わっていって
最後は天枷美夏で〆というのはなんかいまいちよくわからなかったが、
これで終わりというわけでなく、四月から新シリーズもあるようなので、
今回はそこまでということなのかもしれない。

あと「BLUE DROP ～天使達の戯曲～」ももうひとつ言いたいことが出てきた。
上記した頁で
「ただ欲をいえば「BLUE」が刺し違えて爆発した直後の地上でのシーンで
主人公の若竹を含む地球人側のキャラがじつは勢ぞろいしていたのが
やや遠いシーンだったため若竹以外が不明瞭だったのが惜しまれたというところでしょうか。」
と書いたのですが
よくよく考えれば、このとき若竹が走り出して萩乃を追いかけたとき
一拍おくれてでもいいから、このとき若竹と一緒に立っていた地球人側のキャラ
つまり船津丸ひろ子率いる舞台に居た寮の面々が一緒に駆け出し
桟橋で走りながら思い思いの丈を皆がぶつけていくという演出だったら、
最後全キャラクターが一層映えたのではなかろうかという気がしたし、
その最後に若竹のあの台詞がきたらさらに説得力があったのではなかろうか。
まあこのへんは個人的主観丸出しの意見なのであれなのですが…。

「みなみけ」
とんでもない終わり方だった。最後もひどいし（笑
最初はなんか空回りだったげと
人数が増え回を重ねるにつれ
空回りがしっかりとした大回りになった。
それにしてもテレ東の来週からこの時間は「みなみけ～おかわり～ 」
そしてその24時間後が「ARIA」と、テレ東容赦ないですね。
ただ「ARIA」→「みなみけ」という流れで60分枠ができなかったのは救いでした。
もうここまできたらどこまでも馬鹿やって弾けてほしい作品です。

ところで最近のアニメの１クール放送の隆盛の件。
これについては先の頁にもコメントとしてありましたが
やはりこれは問題山積という気がします。
たしかに最初は２クールやってダレるよりは遥かにマシと思っていたのですが、
これだけ尻切れトンボ状態のものが増えると
やはりいかがなものかという気がします、
力技で強引な〆ばかりだとかえって作品の価値を下げてしまっているような
そんな気がしてしかたありません。

またこれはＤＶＤの売り上げにも影を落としているようです。
これはＤＶＤの売れ行きは作品によって本放送が終わるとやや下がるものがあり、
１クールものが増えると、より発売スケジュールの関係でそういうケースが増えてくる。
しかも最終回等が無理な〆を行ってしまうと
さらにその傾向に加速がかかるということが起きてしまうようで、
いささか芳しくない状況を呈してしまうようです。

それを思うとやはりこのやり方が主流となるのは
やはりいかがなものかという気がします。
ただ主流といってもこれはＵ局でのことがメインなので
他の大手地上波にはまだこの流れは主流となっていないようなので、
ひょっとするとＵ局のこれは壮大な実験行為なのかもしれませが、
そうとはいえ、やはりなにか打開すべきものが必要な気がします。

例えば最終回もしくはそのひとつ前あたりから二話分にするとか、
邪道だけど数話どうしても足りないときはＤＶＤにＯＶＡパートとして
ＴＶ終了後に発売される巻になんらかの形で追加するとか
けっこう以前から使われていた形ではありますが
せめてこうしないとダメかもしれないと自分は思います。
（あとは無謀かもしれませんが三つの作品で４クールにするとか…。）
とにかくこのあたりはもう少しいろいろと考えてみたいと思います。

あと最後に今年のコミケ。
第二日と第三日に行ったのですが、意外なほど空いていました。
年々若い人の本離れが増加しているといいますが
同人誌だけは別かなと思っていただけに、これにはちょっと驚きました。
自分が行ったのは第一日11時から12時半、
第二日12時から13時頃までの時間でしたが、
電車もそれほど混んでいなかっただけに、とにかく意外でした。
これから次第にこういう状況になっていくのでしょうか。
それとも自分の行った時間がたまたまこうだったのか。
ちょっとこれからが気になります。

しかしあいかわらず企業スペースは華やかで賑やか。
以前は印刷所がいくつかだけという状況だったことを思うと（いつの話しだよ…）
まさに今は昔という気がしますし
企業にとっても大事なショーのひとつなんでしょう。
これもまた時代なんでしょうね。

ご退屈様でした。